2020/07/18 - 2020/07/18
58位(同エリア134件中)
ダディおさん
この旅行記スケジュールを元に
GO TO TRAVELで混雑する前に、2泊3日で奥入瀬渓流に行ってきました。
新幹線とバスの乗り継ぎで行きたかったのですが、JRバスはコロナ禍のため、青森発着が2往復、八戸発着が1往復に減便され、ホテルの送迎バスは、途中乗車や途中下車は不可とのこと。やむなく八戸でレンタカーして、青森で返却としました。
初日の18日(土)は、八戸から、十和田市現代美術館と蔦沼に寄って、星野リゾート奥入瀬渓流ホテルに入ります。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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八戸発のJRバスは1本だけです。8月に改正があり、最終便が焼山発から青森発に変わりましたが、八戸発の便に変更はなく、十和田市現代美術館の発着は10時15分のままです。開館時刻の9時に美術館に入って見学後、このバスに乗って奥入瀬渓流方面に行くことは可能です。しかし、八戸と十和田市を1時間かけて結ぶ十和田観光電鉄バスは、八戸7時発と7時20分発だけです。バスだけで十和田市現代美術館に立ち寄るには、八戸市か十和田市に前泊する必要があります。
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では、奥入瀬渓流からの帰りに寄れないか、考えてみました。十和田市現代美術館の発着は16時47分。最終入館時刻である16時30分を過ぎています。奥入瀬渓流ホテルと八戸を結ぶ送迎バスで途中降車させてもらえるか、ホテルに問い合わせましたが「途中降車も途中乗車もご遠慮頂いております」との返答でした。ということで、タクシー利用を一時考えてはみましたが、結局、八戸駅からレンタカーと決めました。
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ガラガラのはやぶさ1号で、9:22八戸に到着しました。駅前には、東北新幹線八戸開業を記念した「悠久の碑」というオブジェがありました。
八戸駅 駅
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レンタカーは、スバル・インサイト4WDになりました。アイサイト標準装備です。JRの乗車時刻変更がしずらくなる駅レンタカーを避け、検索で一番安かった「たびらいレンタカー」で「タイムズ・カーレンタル」を予約しました。2泊3日利用で16800円でした。
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時おりアイサイトの警告ボイスを聞きつつ、十和田バイパスで十和田市へ向かいました。空は曇ったままでしたが、雨は降りませんでした。
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十和田市内の官庁街通りは、通りをまるごと「美術館」に見立てて“Arts Towada”と名付けられ、オブジェが立ち並ぶ公園まであります。水玉のカボチャは、草間彌生さんの作品だとすぐわかります。「愛はとこしえ十和田でうたう」という題だそうです。
十和田市官庁街通 花見
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その隣は、ムーミンのニョロニョロの仲間かと思ったら、ドイツ人のイデーさんオリジナル作品「ゴースト」。右前の白い箱も「アンノウン・マス」という作品です。箱の上から垂れ下がる銀の塊には、中から見ると、目がついているそうです。でも、箱の中は、公衆トイレで、コロナ感染対策のため閉鎖中でした、残念。
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こちらはオーストリアのヴルムさんの「ファットカー」と「ファットハウス」で隣り合って並んでいます。ファットハウスの中では、ハウスが英語でしゃべっているCGが上映されていました。では、斜め前の美術館へ。
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館の前には、椿昇 京都造形芸術大教授の「aTTA」という大きな作品があります。ハキリアリという意味です。
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イチオシ
入口前には、Arts Towada十周年を記念して7月23日から開かれる企画展のため、鈴木康広さんの「はじまりの果実」が参考展示されています。リンゴが積み上げられているのではなく、落ちてきたリンゴが波紋を広げている様子を描いたそうです。
十和田市現代美術館 美術館・博物館
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前の写真の後方に写っていたのが、韓国のチェ・ジョンファさんが作った「フラワー・ホース」。この官庁街通りは、陸軍の軍馬補充部があったので「駒街道」と呼ばれていることを反映したようです。後ろ足と太いしっぽで巨体を支えています。
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ショップ兼カフェの壁には、英国のポール・モリソンさんの「オクリア」というリンゴの木をモチーフにした絵が描かれています。左壁の絵は、奈良美智さんの「夜露死苦ガール2012」という作品で、あとから書き足されたようです。
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カフェ内の床は、マイケル・リンさんが地元の伝統工芸をモチーフにした作品です。右の白壁のむこうにはトイレがあり、本館と通路でつながっています。
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イチオシ
館内の展示品として最初にお目にかかるのが、豪州のミュエクさんの「スタンディング・ウーマン」。
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高さ4m近くありますが、とても精巧で、服のシワや手のシワがとてもリアルでした。左手薬指には、結婚指輪が見えます。
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中庭に「念願の木」があり、リンゴの木にいろいろな人が書いた短冊が吊るされています。これ、オノ・ヨーコさんの作品。その後ろにある壁の間に入っていくと・・・
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森北伸さんの「フライングマン・アンド・ハンター」があります。
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栗林隆さんの「ザンプランド(湿地)」という作品で、行列する人のための足型があります。テーブル上の椅子にあがって、上の穴の中を覗くと、下の動画のような湿地が360度広がっています。天井に突き刺さったように見えるのはアザラシの下半身だそう。
https://youtu.be/nnohTBi5-3M -
巨大シャンデリアを思わせる「コーズ・アンド・エフェクト」は、韓国のドーホーさんの作品。
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このシャンデリアは、樹脂の人形が繋がってでできていて、一番先端の人形が立っている人で、あとは肩車に乗っている人が大勢、連なっています。
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エントランスホールの床も作品で、英国のランビーさんがビニールテープで作った「ゾポップ」です。これだけの作品を集めるには相当のお金がかかったことでしょう。現代美術館なのに、”わかりにくくない”作品が多く、楽しめました。
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昼食は近くの「和食レストランとわだ」で名物の「バラ焼き」にしました。バラ肉をプルコギ風に味付けしたもので、甘辛さがちょうどよかったです。
和風レストラン とわだ グルメ・レストラン
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まだ午後1時半で、このままホテルに行ってもチェックインできそうにないので、寄り道をすることにしました。
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奥入瀬のY字路で、焼山方面でなく八甲田方面へ行き、ヘアピンカーブをいくつか回って、蔦温泉の看板がある小道に入りました。きれいなトイレがあり、この正面に駐車場がありました。
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駐車場からは池が見え、その向こうに蔦温泉旅館が見えます。この池の手前を右に行くと、目に入るのが・・・
蔦温泉旅館 宿・ホテル
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蔦 野鳥の森 案内図。ここに書かれている一周3kmの「沼めぐりの小路」を行きます。蔦七沼といわれますが、このルートにある沼は6つだけで、残る1つ「赤沼」は少し離れたところにあるそうです。
蔦七沼 自然・景勝地
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念のため、トレッキングシューズに履き替えてから、沼めぐり入口と書かれた歩道に入ります。
蔦温泉ビジターセンター 名所・史跡
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歩道はしっかりと固められており、坂もほとんどありません。蔦沼というだけあって、ツタがたくさん茂っています。
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しばらく歩いて板の歩道を進むと・・・
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蔦沼があります。ただ、霧でほとんど見えませんでした。少し先を歩いていた親子は、ここで、来た道を引き返していきました。
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我々は、小路を奥へ進みます。ここからの道は、所々でぬかるむようになりました。ぬれ落ち葉の上は滑ります。シューズを履き替えてきて、正解でした。
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石段も登場。上りが結構続きます。周囲は霧に包まれ、十和田市美術館のザンプランドで見たような光景が続きます。流れる水は、上側の月沼から出てきて、一部が鏡沼に流れ込んでいるそうです。https://youtu.be/xaxtiNCCDZ0
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きれいに苔むした石がいくつも転がっていました(でも、国立公園内なので、持って行くのは法律違反です)。
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長沼です。霧で奥は何も見えませんでした。
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所々に表示があり、今どこいるか、わかるようになっています。ただ、足下に生えているシダや草が濡れていて、長スボンのすそは汚れてしまいました。
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アップダウンがあるからか、途中、休憩用の東屋がありました。が、トイレは見当たりませんでした。
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蔦 野鳥の森という名ですが、ウグイスの鳴き声が、たま~に聞こえるくらいの静かな森でした。
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最後の沼、ひょうたん沼です。モリアオガエルの生息場所とのことですが、霧のせいか見当たりませんでした。この近くで、はじめて人とすれ違いました。
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まもなく、このおみやげ屋さんのすぐ右側に出てきました。所要1時間5分でした。同じ方向に歩いている人がおらず、すれ違ったのは一組だけだったので、マスクを着けることなく、森林浴ができたのがよかったです。
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再びアイサイトの警告ボイスを聞きつつ、さっき上がってきたヘアピンカーブを下り、Y字路を焼山方向に右折して、「奥入瀬渓流ホテル」に向かいました。10分ほどで着きました。
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4時でしたが、ホテル建物近くの駐車スペースは既に一杯。チェックイン・カウンター前は大行列でした。ここに来るまで、大勢の観光客に遭遇することがなかったので、驚きました。本館ロビーには、岡本太郎さん作の「森の神話」という5tの煙突が吊り下げられています。
星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル 宿・ホテル
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りんごキッチンでの夕食は、チェックイン時に日時の予約を求められました。テーブルは高いついたてで仕切られ、バイキング形式の食べ物を取りに行く時は、必ずマスクとビニール手袋の着けてから立つように言われました。食べ物は、キッチンカウンターで出されるもの以外は、すべてアクリル製カバーで覆われていました。
青森りんごキッチン グルメ・レストラン
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ラウンジ河神のオブジェは岡本太郎さんの遺作です。樹木ではなく、渓流のうねるような水の流れが岩にあたったしぶきが妖精になる様子を表しているそうです。ここで8時から、ガイドさんが語る「山の学校」という渓流案内を聞きました。今夜は雨になるそうで、明日まで降り続かなければいいのですが、、、。
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