三日目：八甲田と青森

2020/07/20 - 2020/07/20

三日目の20日（月）は、城ヶ倉大橋、八甲田山、青森県立美術館、三内丸山遺跡を回りました。前半はあいにくの霧と雲で景色は良く見えませんでした。が、青森市内の２施設は、気温がさほどは高くならなかったので、楽しく見ることができました。いずれも場所も、観光客は多くはありませんでしたが、市内ではマスク着用が必須でした。

エリア 青森

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: レンタカー 新幹線 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

奥入瀬渓流ホテルを出て、国道103号を青森方面へ向かいました。

八甲田 十和田ゴールドライン 名所・史跡

城ヶ倉大橋です。秋は紅葉が綺麗だそうです。

城ケ倉大橋 名所・史跡

下を流れる「荒川」は、かなり下の方にありますが、細い川です。アーチ型の橋の土台の間隔が225mあって、国内最長だそうです。それだけ、V字が広がった谷ということですね。

次は八甲田ロープウェイです。切符を買う前に、係りの方に「上は霧が出てますが」と言われましたが、折角来たので、乗ることにしました。乗客は合計4人でした。

八甲田ロープウェ- 乗り物

まさに霧の中を進み、ロープウェイの他は真っ白でした。

山頂駅も、少し離れると、かすんで見えなくなってしまいました。

八甲田山 自然・景勝地

山頂の松には、紺色のまつぼっくりが沢山のっていました。

じきに霧が晴れると期待して、「ゴードライン」と呼ばれる８の字型の遊歩道を歩いてみました。道が細く、多少アップダウンはあるものの、砂利が敷いてあって、歩きやすかったです。写真が８の字の交点です。

八甲田ゴードライン 名所・史跡

交点を左に少し行くと「たもやち」という湿原が出てきます。看板の写真だと、雄大な光景が広がっているはずなのですが・・・

やはり真っ白。諦めて下山します。唯一楽しめたのは、ウグイスの鳴き声でした。ただ、近くで鳴いているのに、姿は見えませんでした。https://youtu.be/wtU59m-1UQs

青森への途中、岩木山展望所に寄りました。雲で岩木山は見えませんでした。

岩木山展望所 名所・史跡

市内に入り、青森県立美術館に到着しました。駐車場が広く、美術館の敷地も広いので、入口にたどりつくまで、少し歩きます。

青森県立美術館 美術館・博物館

ここは、一部の絵は写真撮影が可能です。棟方志功さんの作品はすべてOKでした。

近くの棟方志功美術館の所蔵品も含まれているそうです。そちらは、本日月曜は休館なので、こちらで一度に見られてよかったです。

シャガールが、第二次大戦中、亡命先のアメリカで書いたバレエ「アレコ」の舞台背景です。縦9m横15mの大きな絵です。

この黄色い第3幕だけは、米フィラデルフィア美術館の所有なのですが、日本に長期貸し出しされているので、4幕分すべてを、ここ青森で見ることができました。

奈良美智（よしとも）さんの「あおもり犬」は、足元に行くこともできるようですが、階段を上下して数分かかるらしいので、正面のガラス越しでよしとしました。

こちらの「森の子」という作品は一旦外に出ないと見られませんでした。八角堂という屋根のない小さな建物の中に置かれています。

次は、隣にある三内丸山遺跡に行きました。今から5900年前の縄文時代の人々の集落跡です。世界遺産として申請するつもりだそうです。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

遺跡を50分で黄色いベストのガイドさんが案内してくれるツアーに参加しました。下の写真の真ん中がこの遺跡で一番広い建物。その左に見える丸いドームの中にあるのは・・・

この遺跡で一番高い六本柱のやぐらの土台跡です。この６つの穴の中に栗の木の柱の一部が残っていたそうです。ただ、最近、乾燥して穴が崩れてきているため、白いホースで水を流すという原始的な方法で対策をしていました。

その穴の底の土の圧力を測り、高い柱の建物があったと推定したそうです。穴はそのまま保存することにし、その横の土地に同じような穴を掘り、木の棒を建てて建物を再現したそうです。ただ、今の日本には、まっすぐに高くなった栗の木がなく、輸入したそうです。また、階層は、あくまで想像の産物だそうです。

新青森駅前でレンタカーを返却。5時22分発のはやぶさで帰宅します。上りも、ガラガラでした。

新青森駅 駅