2019/04/27 - 2019/05/05
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はんけんさん
新型コロナウィルス禍により、しばらく海外旅行はできないので、旅行記の新ネタは当面ありません。
で、昨年のイタリア旅行の番外編として、今回はオベリスクネタです。
オベリスクにすごく魅力を感じます。なぜだろう。あの形状、設置されている場所の雰囲気、古代エジプトで造られた、それが醸し出す古代への郷愁感、、、、など色々な理由があると思いますが、オベリスクがあると「おっ」と見入ってしまいます。
今回、2度目のローマでは、その20年前の初訪問と同様に、多くの広場に建てられているオベリスクを鑑賞することも楽しみの一つでした。数えてみると合計11本!!
で、ふと思ったのは、全世界で現存するオベリスクって何本なのだろう?ローマにこれだけあるのだから、全体で100本ぐらい?と思ったが、Wikipediaによると、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%99%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF
現存する古代オベリスクは、何とわずか30本!!(諸説あると思います)
しかも、そのうちの13本がローマにあるという!!!!(恐るべし!!ローマ帝国の強奪力!!!!)
旅行前に知っていれば、残りの2本も訪れたのに、、、、と大後悔。
で、世界全体の30本のうち、何本訪れたか?を数えてみたら、20本!!
これは、コンプリート(全制覇)も夢ではない?などと思い、にわかにマイブームです。
この機会に、今まで訪れた全ての古代オベリスクや、それに模した記念碑などを整理してみました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
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ローマで訪れたオベリスクを紹介します。
まずは、ディオクレティアヌス浴場近くのオベリスク、ドガリのオベリスク。
旅行初日、ローマに到着しテルミニ駅からホテルに行く途中で遭遇しました。
高さ約6mと小ぶりだし、特に観光名所でも無い目立たぬ場所にひっそりとあるので、バッタモンだと思いましたが、調べてみたらホンモノでした。びっくり。 -
イチオシ
次は、サンピエトロ広場のオベリスク。
これは、バチカン市国なので、厳密に言うとローマ(イタリア)ではないのだな。 -
サンピエトロ広場のオベリスク、バチカンオベリスク。高さ25.3メートル。台座と上部の十字架を入れると40mの高さです。
1世紀にエジプトから運ばれました。 -
サンピエトロ広場のオベリスクとサンピエトロ大聖堂。
古代オベリスクとは、「古代エジプト期に造られた一枚岩の四角柱で先端部が四角推になっている」 てな定義でしょうか。
一枚岩で造られている(つまり継ぎ目などは無い) というのがポイントですね! -
ポポロ広場のオベリスク、フラミニオオベリスク。高さ25.90メートルで、台座と十字架を入れると36.5mの高さです。
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イチオシ
元々エジプトに建てられていたオベリスクを、ローマ時代にローマに持ってきた というのが、ローマにオベリスクの多い経緯なのですね。
そしてポポロ広場と言えば、やはりこの双子教会ですね。 -
スペイン広場の東側、スペイン階段。
映画『ローマの休日』でオードリー・ヘプバーン扮するアン王女がジェラートを食べるシーンは余りにも有名ですが、ここにもオベリスクがあります。 -
スペイン階段の上のオベリスクとリニタ デイ モンティ教会。
サルスティアーノオベリスク、高さ13.9m。台座を入れると30.4m -
サンタマリアマッジョーレ大聖堂の北側、エスクイリーノ広場にあるオベリスク。
エスクイリーノのオベリスク、高さ14.75m、台座と十字架を入れると25.53m。 -
エスクイリーノのオベリスク。
テルミニ駅から空港へのバスの車窓からも見ることができました。
降雨で車窓についた雨粒のため、オベリスクが歪んでみえます。 -
クイリナーレ広場とオベリスク、クイリナーレのオベリスク。
高さ14.75m、台座と十字架を入れると25.53m -
クイリナーレ広場とオベリスク。
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モンテチトーリオ広場とオベリスク、モンテチトーリオのオベリスク。
高さ21.79m、台座と頂上の球体を含めた高さは33.97m -
モンテチトーリオ宮とモンテチトーリオのオベリスク。
このオベリスクは、アウグストゥス帝が巨大な日時計の針としてエジプトから運ばせたとのこと。 -
イチオシ
ロトンダ広場、パンテオンとオベリスク。
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ロトンダ広場のオベリスク。
オベリスクの高さは6.34m、台座を含めた高さは14.52m -
パンテオンのすぐ裏のミネルヴァ広場、ここにもオベリスクがあります。
ここのオベリスクは象の像の上に乗っています。
オベリスクは小さくて約5.5m。 -
ナヴォーナ広場とオベリスク、アゴナリスオベリスク。高さは16.38m、台座を入れると30mを超えます。
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ナヴォーナ広場とオベリスク。
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ラテラーノ広場、ラテラーノ宮とオベリスク。
高さ32.18m、台座と十字架を入れた高さは45.70m。
Wikipediaによると世界で2番目に高いオベリスク。他のサイトでは、世界一高いオベリスクとの記述も見受けられます。 -
ラテラーノ広場、ラテラーノ宮とオベリスク。
今回の旅行で訪れたローマのオベリスクは以上の11本。
諸説あるとは思いますが、Wikipediaによると現存する古代オベリスクは30本でうち13本はローマ(含むバチカン)にあるそうです。
ってことは、あと2本でした。調べてみるとどちらもローマ市内の徒歩圏内、、、、
事前に調べておけばよかった と超後悔!! -
次に、過去に訪問した世界のオベリスク。
まずは、2009年のエジプト。本国エジプトには7本が存在しています。ローマに13本もあるのに、本国には7本しかないのか?というのは驚きです。でも逆にローマ人に持ち出されず7本も残ったのはスゴイ という考え方もありますね。
ここは、カルナックのアメン大神殿。何と3本のオベリスクがあります。
写真には写っていませんが、この右に小さなオベリスクがあります。それは、セティ2世のオベリスクで、高さ3.3mとかなり小ぶりなものです。なので、旅行当時は、写真のスフィンクス参道は撮ったが、小さなオベリスクはあまり気にせず写真に収まっていないのだと思います。 -
そして、あと2本のオベリスク。
29.56mのハトシェプスト女王のオベリスクと、19.5mのトトメス一世のオベリスクです。 -
アメン大神殿、トトメス一世のオベリスク。
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アメン大神殿、ハトシェプスト女王のオベリスク。
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これは、倒壊し割れてしまったオベリスクです。上のハトシェプスト女王のオベリスクと対でつくられたものだそうで、倒壊前は約30mの高さだったそうです。
この類はWikipediaの30本には含まれてはいませんが、カルナック神殿内だけで、この類を数本みかけました。 -
ルクソール神殿のオベリスク。
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ルクソール神殿のオベリスク、高さ25.0m。
エジプトには7本現存するうちの、4本を訪れていました。 -
ルクソール神殿のオベリスク。
左右対称で2本建っていたそうですが、その相方は今、パリに居ます。 -
イチオシ
2008年のフランス旅行。
パリ、コンコルド広場のオベリスク。
かつては、ルクソール神殿にありました。 -
パリ、コンコルド広場のオベリスク。
世界に3本ある「クレオパトラの針」と呼ばれるオベリスクです。 -
フランスのアルル、レプブリック広場のオベリスク。
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アルル、レプブリック広場のオベリスク。
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夜景、アルルのレプブリック広場のオベリスク。
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ニューヨークのセントラルパークにあるオベリスク。
世界に3本ある「クレオパトラの針」と呼ばれるオベリスクです。
ロンドンにある「クレオパトラの針」と対になっていました。 -
イタリア、カターニアの大聖堂広場にあるオベリスク。
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カターニアのオベリスク。象の噴水と呼ばれ象の像の上に乗っています。
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トルコ、イスタンブールのオベリスク。
トトメス三世のオベリスクです。
なお奥にあるのは、10世紀にコンスタンティノス7世が造らせたもので、古代オベリスクではありません。 -
トルコ、イスタンブールのオベリスク。
以上、20本が過去に訪れた世界のオベリスクです。
諸説あるでしょうが、Wikipediaによると、現存する古代オベリスクは30本とのこと。
既に三分の二も訪れているとは驚きでした。で、残り10本ってことは、コンプリート(全制覇)できるかも!とにわかに、オベリスクがマイブームでございます。 -
続いて、オベリスクがあることに気づいておらず、ニアミスしたケース。
ロンドンアイが見えるここはロンドンのテムズ川。
この左岸の少し先にオベリスクがあるそうです。
それは、世界に3本の「クレオパトラの針」、ニューヨークの「クレオパトラの針」と対をなしていたものです。
旅行当時は全くノーマークだったので見逃してしまいました。 -
エジプト旅行、最後の晩のホテルから見える夜景。
聳えているのはカイロタワー。この右側の方角にオベリスクが存在するらしいです。 -
カイロ国際空港。
この空港内にもオベリスクがあるらしいです。
(そもそもオベリスクの存在を認識していませんでしたが、)エジプト旅行はツアーで行ったので、知っていても立ち寄ることはできなかったと思います。 -
最後に番外編です。
エジプト、アスワンの石切り場にある「切りかけのオベリスク」
製造中にひび割れたため、完成できませんでしたが、40mを超えるこのサイズは実現していたら世界最大のオベリスクとなったそうです。
ここは、どのようにオベリスクを造ったのか?の雰囲気が伝わり、古代に思いを馳せる印象深い訪問でした。 -
エジプト、カイロの国立博物館。
オベリスクの先端です。この様な「パーツ」が国立博物館の内外に多く展示されていました。
博物館内は残念なことに撮影禁止だったため、外にあったこの「パーツ」を撮影しています。 -
そして、オベリスク状の建造物。
良くご存知のアメリカ、ワシントンにあるワシントン記念塔です。
リンカーン記念館の階段から撮った写真です。このアングルは映画『フォレストガンプ』の名シーンを思い出しますねぇ。 -
ワシントン記念塔、高さ169m。
中をエレベーターで昇ることもできます。 -
ワシントン記念塔、エレベーターで昇った上部展望台からの眺め。
東方向、正面には国会議事堂が見えます。 -
ドイツ、ミュンヘンのカロリーネン広場にあるオベリスク形状の記念碑。
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1812年ロシア戦役で亡くなったバイエルン兵士の陸軍記念碑で、塔の高さは29mです。
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ドイツ、ポツダムのアルターマルクト広場にあるオベリスク形状の建造物。
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トルコ、イスタンブールのコンスタンティノス7世のオベリスク。これは10世紀にコンスタンティノス7世が造らせたもので、古代オベリスクではありません。一枚岩ではなく、ブロックを積み上げて作製したものです。
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スウェーデン、ストックホルム。
大聖堂の北側の広場に台座らしきものがあります。 -
説明板を見ると、以前はオベリスクがあったのですね。
現在は修復中だそうです。
ただし、古代オベリスクでは無いようです。
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