思い出の中南米（1983～1988）　 第七章 「私の出張 episodeⅡ」編

1987/06/01 - 1988/08/01

思い出の中南米（1983～1988）　 第七章 「私の出張 episodeⅡ」編

駐在時の担当製品の一部は、輸出規制の該当製品（高技術製品）であり、且つ、カリブ圏には、輸出規制の対象国であるキューバが存在し、細心の注意が必要でした、ですから、出張先・ビジネスパートナーは限定されていました。

ある時、他部門のメンバーから「キューバ国内の産業フェアの紹介冊子」が届けられ、ビックリしました、なんと冊子の表紙を飾っているのは「担当製品とキューバの最高指導者・カストロ議長」の2ショット写真でした。入手ルートは、電源（UL）の仕様で容易に推定できましたが、さすがに冷や汗ものでした、ただ、この時の「産業フェアの案内冊子」が残っていればレア物だったと、なつかしく思い返しています。（笑）
自宅には、何故か貰い物の極上品のロン（キューバ産）がありました。

★★駐在員のお仕事　一口メモ★★
駐在員の大事な仕事の一つに、日本からの出張者のアテンドがありました。（笑）
出張者の好みもありますが、パナマでの過ごし方として、観光・ゴルフ・マリンスポーツ（釣り含む）などがあり、ランチを含め、過ごし方のプランは定着していたと思います。
夕食＆懇親会は、パナマ政府公認の安価（飲む）・安全（打つ）・安心（買う）の三拍子そろった街でしたので、出張者は、有意義な懇親会を過ごすことができたと思います、でも、仕事と称して案内役の我々が楽しんでいたかもしれません。（笑）

表紙写真：
グアテマラの首都グアテマラシティ市内の様子

（当時の写真を、直接デジカメで写してデータ化しました、画像は見づらいですが雰囲気はわかると思います、一番楽な方法で費用も発生せず、良しとしています）

エリア グアテマラシティ(グアテマラ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: その他
• 交通手段: タクシー 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

グアテマラの首都グアテマラシティ　滞在ホテルからの眺め

グアテマラ空港で見かけた「TACA航空」　
当時は、エルサルバドルの航空会社、2009年にコロンビアのアビアンカ航空と経営統合されました。

+++　グアテマラの古都　アンティグア　+++

古都・アンティグアは、1773年のサンタ・マルタ大地震により、街の大部分が廃墟となりましたが、残った教会・街並みが世界遺産に登録されました。グアテマラシティからアンティグアまでは、車で約1時間半、静かでユッタリとした時が流れていました。

古都・アンティグア　おすすめの街です。

古都・アンティグアを、案内してくれたのは代理店オーナーのお婿さん（右）、夕食は代理店の二代目オーナー（奥さん）も加わり、美味しい食事と素敵な音楽のあるディナーをいただきました。
出張の際、記憶に残っている食事には、フォルクローレや素敵なBGMが流れていました。

コスタリカの首都サンホセ　代理店オフィスにて

★★3Ｃ　一口メモ★★
中南米三大美人国の頭文字（コスタリカ、コロンビア、チリ）

代理店のメンバーから「是非、紹介したいスタッフがいる」と紹介された女性が、自分の名前を日本語で話すのでした。驚いていましたら「昨年、大阪で開催されたミス・インターナショナルにコスタリカ代表として出場し、日本語での自己紹介を覚えた」とのことでした。

コスタリカの首都サンホセの代理店オフィスにて

コスタリカの首都サンホセの代理店オフィスにて

どの方も素敵な女性ばかりで、私の印象は、だれがコスタリカ代表になっても不思議はないと感じました、他の部門で挨拶した際、「あなたも日本・大阪に行けますね」と女性スタッフにコメントしましたら、皆さんに大うけでした、もちろん本人も。

ペルー・リマからボリビア・ラパスへむかう際、CAさんが「チチカカ湖」を教えてくれました。

+++　エル・アルト国際空港（AEROPUERTO EL ALTO）　+++

ボリビアの首都ラパスの世界最高の標高4,000メートル超のエル・アルト国際空港（AEROPUERTO EL ALTO）

+++　世界で一番標高が高い首都　ラパス（3640m　La Paz）　+++

4000ｍ超の空港と市街地の高低差は約400ｍです、高山病防止のため、到着日は「マテ茶（コカの葉のお茶　mate de coca）」を飲みながら（笑）、ホテルで休憩が望ましいです、冗談ではなく、寒さ対策・休憩、そして、ユッタリとした動作が必須でした。

私見ですが、『コンドルは飛んで行く』の曲調から、アンデスの民は、マテ茶を飲みながら（または、コカの葉を噛みながら）、コンドルを眺めていたのではと、勝手に解釈・納得しています。

ラパス市内

ラパス市内

ボリビア三番目の規模の都市といいながら、ローカル色満載のコチャバンバ空港（標高2,548 m）

ペルーの首都リマ & コロンビアの首都ボコタの黄金博物館に訪れています、写真はどちらの博物館だったか？
記憶にあるのは、ボコタの黄金博物館の展示内容・展示方法等が、素晴らしかったこと、リマの博物館がいまいちだったことです。リマで覚えているのは「天野博物館」でした、施設は大きくありませんが、展示品・展示方法などが秀逸だったことです、展示品の「織物」類は、ファッション関係者に人気があったと伺いました。

黄金博物館　コロンビア or ペルー どちらの博物館だったか、忘れました。

チリの首都サンティアゴ

サンティアゴ市内の様子

チリの首都サンティアゴでお店を経営されていた日本人の方に、出張の度に博物館・食事等を案内していただきました、日本人に人気のあった市場で食する「ウニ」はパスしました。

サンティアゴの街並み　背景はアンデスの山々

+++++++++++++++++++++

亜熱帯気候（平均気温27℃）のパナマに駐在していましたが、出張先によっては、コート、防寒着が必要でした。出張で訪れた中南米の街は、多くが高地だったかもしれません、考えてみれば、中南米の主要な文明（アステカ、マヤ、アンデス）の関連都市は、1500m前後だったと思います。

この旅行記へのコメント （2）

• senseさん 2020/10/12 13:28:10

  こんにちは、senseです

  ichiroさんは、
  日本の経済発展を担う
  最前線のビジネスマンでらしたのですね。
  あちこちに赴任され、世界中を飛び回る、、
  素晴らしいご活躍をされていたのですね。
  
  いま、こうして旅仲間にさせていただき、
  光栄です。
  又、宜しくお願いします^_^

  ichiroさん からの返信 2020/10/12 18:36:38

  こんばんは、senseさん

  『思い出の中南米（1983～1988）』をご覧いただき、また、
  書き込み下さり有難うございます。
  
  ４トラを開始した際、いつかは中南米の出来事、思い出を残して
  おきたいと思い、このコロナ禍の自粛時に「旅行記アップ」へ
  トライしました。
  銀塩写真の時代でしたから、画像（写真）のデータ化にスキャナー購入を
  検討したのですが、皆さん考えることが同じようで、どこのお店も
  入荷未定、且つ、値段も強気の設定でした。
  結局、デジカメで写真を直接撮影しても悪くない出来でしたので、
  これで良しとしました。（笑）
  
  記憶が風化する前に、画像＆文字に残すことができたので、とても
  満足しています。
  駐在期間中は、苦労もありましたが、素敵な出会いや楽しい出来事も
  沢山あり、旅行記をながめることで、その時のシーン、状況を
  思い出すことができるので気に入っています。
  
  寒暖の差がはげしいです　どうぞ体調管理にはご留意ください
  明日は、畑作業に励みたいと思います。
  
  ichiro