2020/07/18 - 2020/07/19
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willyさん
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たった1泊2日だけど、ひさしぶりに旅行記にしようと思えるお出かけをしてきた。
1月のコスタリカ、2月の知床以来、否応なしの九州の帰省を除いて、月山や鶴岡、さくらんぼ狩りなどちょこちょこ出歩いてはいたのだが、行ったことのないところでの新しい発見や見たものという点では本当に久しぶり。
いったい何日ぶりに見た青空か、という空の下、新緑の山と沢と温泉と神社を訪ねてきました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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-
もともと谷川岳方面に山登りにでたのだが、谷川は蛇紋岩で濡れると大変よく滑る。そして今現在、まだ雨は降っている(18日土曜日)。
どうすっべ~~と、関越高速を走りながら行く先を決めるといういつもの行き当たりばったりで、藤岡JCTを過ぎてしまっては関越沿いしかチョイスがなくなる。ふと思いついて、近いのに行ったことのない伊香保にいってみることにした。山は苗場山を未踏の東側からに転向。
伊香保で降りた最初の目的は榛名山神社。榛名山は自転車のヒルクライムでもよく知られているが、私はまだ未踏。
大昔の冬、榛名湖が天然リンクになるから滑る?といって来たことがあるようなないような・・ほぼ記憶ゼロ。
榛名山神社は榛名湖からさらに4キロほど奥に入ったところにあって、実はなかなかの古刹らしい。門前の石畳も美しく、宿坊も並んでいる。へ~~。いい雰囲気! -
しかし時間も4時近くと遅いし、コロナもあり雨もありのせいか、門前のお店もすべて閉まって静まり返っている。
上州名物焼きまんじゅうを食したかったのう~。 -
ゆるい坂道の石畳を歩いて鳥居と山門?表門?に到着。
-
入口では係の人が、群馬観光に関するアンケートをとっていた。
雨の中ご苦労様です。
群馬?しょっちゅう来てますとも。お隣ですもん。
目的?そりゃ~山登りと温泉です~。
御礼に高崎名物だるまの消しゴムをもらった。 -
門は古色蒼然として彫り物が立派。
左右の門柱にはお寺だと仁王像だが、普通のヒトが安置されていた。
なんだろな~あんまりみたことないな~と思い、調べると隋神像といい、神社を守護する門守神(かどもりのかみ)なのだそうだ。ヒトじゃなかった^^;
ということでこの門の名前は隋神門というらしい。
この神社は580年ごろ、用明天皇の時代に創建とのこと。
927年完成の延喜式に格式の高い神社として表れるそうだが、中世に一度衰微し、神仏習合を経て分離令の際に仏教色が排除されて、純粋な神社にもどったようだ。
だからこれももとは仁王門。仁王像があったんだそうだ。 -
色のない中にも華やぎがあってよい感じ。
建築物の装飾彫刻を見るのは好きだ。 -
門をくぐって参道。
おお~~。いい雰囲気ぢゃないですか。なんかすごくいいところです。
神社には畏怖感が強いところもあるけど、こちらは雨と霧という鬱蒼としたコンディションながらのびのびとした感覚に包まれる。 -
途中にもいろんな曰くありげなスポットがあり、解説板など読みながら歩くのも面白く時間を忘れる。
楽しい参道。 -
5時にも近い夕方だが、結構な数の参拝の人を見かける。
しかも若いひとが多い。賑わいがあるのはいいことだ。
どこにでもある縁結びのナントカも発見。 -
参道は渓流に沿っているのだが、あちこちに清々しい滝がかかっていて見とれる。修験道の場でもあったようだ。
-
現世利益的なものがあるのだろう。途中にテンテンと、七福神の像が。
-
神仏習合時代に建立されたらしい三重塔。幽玄~。
分離令のときに取り壊す、とお約束したもののそのまま残した、ということらしい。ここの狛犬さんは優し気な表情。 -
そして本殿に到着。重文とのこと。
この手前に双竜門というみるべき門があるのだが、修理にはいって覆いがかけられて残念。修理完了は令和3年だそうだ。その時にまた見に来なくちゃ。
この本殿の背後にはお姿岩という絶壁の岩峰がそびえている。というか本殿が岩にめり込んでいる。この岩の中にご神体が祀られているそうだ。
どうやって登るのか、かなり高いところに新し気な幣が祀ってあった。
ぐるりと奇岩に囲まれていて、岩というか地球のエネルギーが押し迫る感じ。
最近岩についてちょっと勉強したのでなおさら興味深かった。 -
神楽殿だそうです。天井絵が古びて味わい深そうですがよく見えません。
-
このなんていうんですか、欄間というので良いのでしょうか、横木を飾る彫り物にとても惹かれたのだが、全部鳥なんです。右も左も、ぜ~んぶ鳥。
正面真ん中の一番格式が高そうなところも小鳥さん。
もとは彩色があったのかもしれないが、ないほうがいいなあ。
いや、私の好みに合わせてくれというわけではないのですが。 -
本殿の三方全部、水鳥から猛禽、小鳥まで
-
網代の文様も丁寧に彫られていました。
-
龍もまきついてなんだか生命力あふれていて、頭のなかには「みなぎる」という単語がテロップで怒涛のように流れる。
あ~楽しかった。久しぶりに今まで知らなかったところにいって大満足。
この後は行ったことのない伊香保温泉を訪れてみた。
すでに夜、しかも霧雨が降っていたのでお風呂だけ、と思って行ったらこれがなんとも風情がありまして、携帯を置いてきてしまった(写真が撮れない)ことを激しく後悔。
しかし温泉も閉まる時刻が迫っており、取りに戻る時間もない。残念。
台湾の九分に似た、階段両脇に広がる店並みなのだが、伊香保は寂れたと聞いていたけれど若い人も多くてなかなかにぎわっていていた。
射的やカフェなどもあったり、いいじゃないの、なかなか。
365段の階段をあがったところに伊香保神社があった。これも九分とにた感じだけど、過度に作り込まれていない自然な感じが好ましい。
これもまたいつかちゃんと訪れてみたい。
駆け込んだ温泉は、鉄分の多いうっすら濁り湯熱め。時間に間に合わなかったが、露天がよいらしい。これもリベンジ決定。 -
さて。うまい焼き肉を食した後、登山口付近でテント泊した翌日。
目覚めるとひさっびさの青空。嬉しいではありませんか~!
さっそく支度をして意気揚々歩き始める。
雨後の割には澄んだソーダ水色。綺麗~~~! -
なんと美しい。これですよ、こうじゃなきゃ。
ああ、生き返る! -
この渓流は師匠のお気に入り。ちょいちょい来ているところ。
-
大好きなアサギマダラにも会えた。フジバカマがたくさん咲いていたから絶対見られると思っていた。
アサギマダラのとび方は本当に美しい。 -
ところが。
もともとマイナールートの上、コロナで人が入らなかったことに加えて大雨の影響か、登山道はひどく荒れており、草ぼうぼうで足元も見えない上にあちこち崩壊。それでも果敢に進んだのだがついに崩落による登山道の消失の為、行く手を阻まれてしまった。写真中央左寄りの暗い部分が崩落の穴。右端真ん中あたり少し白っぽいところがかろうじて残るルート。
どうせ山頂に達するには時間も不足だったし、敗退を決定。
それはそれでOK。なぜなら下流の温泉に浸かれるから。
しかしこの後悲劇に見舞われる。蜂かアブかあまりに突然で驚いたので確認できなかったが、私だけが強烈な虫に襲われ、たかられて刺しまくられる。
払っても食い下がって刺された後は3日たった今もまだ腫れあがって熱をもっている。5~6㎜の、まるっこい、灰色と黒の縞のある虫。いったいなんだったのだろう。アブ特有のデカ目ではなかったのだが。 -
これがそのおんせん~~。
何度か来ていてもいつも小屋運営外の時期で入ったことなかったのだが、本日は時間も余裕。初めて入ったけどこれが意外にもいいお湯だった。
のんびり独占できるうえに目の前には美しい青の清流、空は紺碧、新緑がさやさやと風にそよいで、鳥啼き魚の目は涙。
もう夏だけど。 -
登山道に途中2個みつけたタマゴタケ。
おいしいという話だが、キノコは素人は怖いから手をださない。
なんでもオムレツとかバター炒めがおいしいらしい。
これは幼菌。毒のベニテングタケとの区別は、白いいぼいぼ(雨だとなくなる)がないことと軸が黄色いことだそうだ。 -
旅の締めくくりは下山後のスイカ!
駐車場の片隅でかぶりついた。甘い汁にだらだらまみれて。
夏の山歩きではいつも頭から離れない下山後のスイカ。
これはもう、温泉のあとのビールに匹敵するマストなアイテムです。
いつもなら梅雨も明けてココロハレバレ、楽しみな海の日の連休。
今年は雨とコロナに阻まれてつつも、それでもわたしは行く。
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この旅行記へのコメント (5)
-
- れいろんさん 2020/07/28 08:49:40
- タマゴタケ、美味しいですよ~。
- willyさん、お久しぶりです。
緑あふれる山旅行記も久しぶり。
新鮮な空気も渓流も楽しめたようで良かったですね。
写真に撮られたタマゴタケ、本当に美味しいんです。
私の好みはバター炒め、誤認ない姿をしているので、安心して採取できます。
もっとも、willyさんの言うとおり、きのこは怖い!
繁殖場所によって形状も違ってくるので、私が採るのはほかにイグチ系くらいです。
次の旅行記にも期待しています。
れいろん
- willyさん からの返信 2020/07/28 09:28:50
- RE: タマゴタケ、美味しいですよ?。
- れいろんさん
こんにちは。ご訪問とコメントありがとうございました。
お久しぶりです。イタリア旅行記も溜息をつきながら拝見しています。
よその国へ旅するという現実感が薄れていくのが怖いなあとおもいながら・・。
もう飛行機の乗り方も忘れてしまいそうです。
さて。タマゴタケ。そうですか!そうなんですね。
れいろんさんのお墨付きとなれば次回はぜひ。
こいつ、なかなか群れていないので、1個とってもなぁと思って毎度スルーしてしまいます。見事な姿かたちをしているからか、つぶされもせずよく目立ちますよね。
師匠と一緒の時に限り、ナメコとブンシメジは採るのですが。
しかしそれより虫刺されが大変で、犯人はハキリバチと判明しました。
いまだに腫れも痒みも収まらず、さらに次の山旅でも虫に刺されまくって、いま手足はまるで天然痘かと思うほどです。;;
ちなみに次の山行は万太郎本谷の予定なのですが、長雨でまた流れそうです・・・
willy
- れいろんさん からの返信 2020/07/28 16:40:02
- RE: RE: タマゴタケ、美味しいですよ?。
- willyさん
万太郎本谷、良いなあ〜。好きな沢です。
でも、もう私は登れないと思います。
同じ年(たぶん)なのに、アクティブなwillyさんかっこいいなぁ。
事故に気をつけて楽しんできてください。
れいろん
- willyさん からの返信 2020/08/03 08:37:28
- RE: RE: RE: タマゴタケ、美味しいですよ?。
- れいろんさん
おはようございます。ご報告です。
行ってきました、万太郎本谷。いや〜まいりました。雨後で水量五割増しで、三の滝では叩き落されること3回。へろへろです。しかもぬめってぬめって・・・
最近膝の悪い師匠は共同装備をわたしに持たせるのですが、重荷での沢は久しぶりで、登攀も思うようにいかずさんざんでした。
でも初日夕方から晴れ始めて、2日目はどピーカン。肩の小屋に抜けるまでの眺望は素晴らしく、本谷ならではの奥深さを堪能しました〜。
willy
- れいろんさん からの返信 2020/08/04 19:23:28
- RE: RE: RE: RE: タマゴタケ、美味しいですよ?。
- willyさん
お疲れ様〜。
確かに、あの岩質は梅雨明けは滑るんでしたね。
谷川は秋が良いなあ〜。
でも、2日のお天気が良くて、青い空、緑濃い稜線、岩の灰色と綺麗な景色が見られたかと思います。
羨ましいです。
れいろん
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