2019/04/28 - 2019/05/05
298位(同エリア6773件中)
はんけんさん
新型コロナウィルス禍により、しばらく海外旅行はできないので、海外旅行記の新ネタは当面ありません。
で、昨年のイタリア旅行の番外編として、訪れた映画ロケ地を旅行記にしなければ と思いつつ、そのまま放置していたことを思い出しましたので、この機会に旅行記作成いたしました。
ローマで映画と言えば、やはり『ローマの休日』ですよね。映画作製当時はスタジオ撮影が一般的だった時世にあって、ローマでの(ほぼ)オールロケ。ローマの観光紹介とも思える様な、数々の印象深いシーン。ローマに行ったならば、そこに行かずにはいられません。
更に、『天使と悪魔』『太陽がいっぱい』『甘い生活』などのロケ地も訪れましたので併せてどうぞ。
ローマに加え、カプリ島、ソレント、カゼルタで訪れたロケ地などもどうぞ。
以前、シチリア旅行時のロケ地訪問はこちらをどうぞ。
2016GW シチリア番外編:映画ロケ地『グランブルー』『ゴッドファーザー』『ニューシネマパラダイス』
http://4travel.jp/travelogue/11199689
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- アシアナ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
まずは、訪れた映画『ローマの休日』のロケ地をストーリー順に紹介します。
オープニング「Roman Holiday」というタイトルのバックは、サンピエトロ大聖堂の広場です。 -
トラヤヌスの記念柱。
オープニングのグレゴリー・ペックやオードリー・ヘプバーンのクレジットの背景で柱に刻まれた絵物語がアップで登場します。 -
ポポロ広場の双子教会。
Wiiliam Wyler製作兼監督クレジットの背景は、双子教会。 -
バルベリーニ宮
オードリー・ヘプバーン扮するアン王女の滞在先です
アン王女がトラックの荷台に乗り、外出するシーンなどで出てきます -
共和国広場
宿泊先の宮殿を抜けだしたアン王女が、トラックの荷台から降りるのがこの場所です -
イチオシ
フォロロマーノ
ベンチに寝ているアン王女をグレゴリー・ペック扮するジョーが気にかけた場所です
ベンチは、今はありません -
マルグッタ通り51
ジョーのアパートの外のシーンはここ、つまりジョーがアン王女にお金を渡して、おばさんに誤解されるシーンなどですね
扉が閉まっており、残念ながら、中は覗けませんでした
この旅行の期間中に何度か、通ったのですが、一度も扉が開くタイミングに居合わせることはできませんでした -
マルグッタ通り33
ここが、ジョーのアパートという設定になっており、実際のらせん階段やアパートがあるそうです。
ここも扉が閉まっており、残念ながら、中は覗けませんでした
上記と同じくこの旅行の期間中に何度か、通ったのですが、一度も扉が開くタイミングに居合わせることはできませんでした -
マルグッタ通り。
『ローマの休日』では、クルマがばんばん通っています
この日は、日曜でギャラリー開催なので、クルマは通りません -
オロロージョ広場、これは、
-
ボッロミーニ作 ヌオーヴァ教会修道院の時計塔
『ローマの休日』で、ジョーが寝過ごしてこの時計台で時刻を確認しました
が、実際はジョーのアパートがあるマルグッタ通りからは見えません -
トレビの泉
-
トレビの泉の向かって右。
アン王女は、写真の右の道からやってきて、トレビの泉には特に興味ももたず、右折して、 -
美容院に入っていきました。
-
アン王女が髪をショートにカットした美容院はこの場所です
この時は、空き店舗ですね、、、、 -
トレビの泉
ジョーが女生徒からカメラを借りようとして、先生に怪しまれたのはこの辺り
女生徒二人は、ワイラー監督の実の娘さんだそうです -
イチオシ
スペイン広場前の階段。
アン王女がジェラートを食べるシーンは余りにも有名
今は、スペイン階段での飲食は禁じられています -
別の日に来たスペイン階段。
アン王女がジェラートを食べながら腰かけたのは、この場所だと思います。 -
そこから見るスペイン広場。
オードリー・ヘプバーンもこの景色を見たのだ!? -
パンテオンとロトンダ広場
映画『ローマの休日』でアン王女がシャンペンを頼むカフェはこの真ん中の建物
ストローの袋を吹き飛ばすシーンが印象的です -
その後、アン王女とジョーはコロッセオを訪れます
-
スクーターで走る時にコロッセオの外観も映ります。
-
ヴィットリオエマヌエーレ二世記念堂とヴェネツィア広場
スクーターのシーンでは、ヴェネツィア広場を「暴走?」します -
ヴィットリオエマヌエーレ二世記念堂側からみたヴェネチア広場
アン王女がベスパで暴走?しました -
スクーターのシーンの顔出しパネルがありましたっ!
グレゴリーペックとオードリーヘップバーンになった気分が味わえます!? -
サンタ マリア イン コスメディン教会の隣のこの建物は、『ローマの休日』で警察署の設定です
-
真実の口広場
ベスパに乗って迷惑を掛けたジョーとアン王女が連れて行かれる警察署
そこからの風景がこれ -
サンタ マリア イン コスメディン教会
行列が長いです
真実の口だけが有名な印象ですが、どうしてどうして、外観も鐘楼があり立派ですね -
長蛇の列の先には、、、、
-
イチオシ
「真実の口」です
自分が入る写真を撮りたい場合や正面から撮りたい場合は、長い行列に並ぶ必要がありますが、我々は自分たちが写る必要は無いので、外からパチリ
昔のマンホールの蓋らしいですが、こんなに人気が出たのは、もちろん『ローマの休日』の名シーンです
手が食いちぎられる様に見せたのは、グレゴリー・ペックのアドリブだそうです
つまり、オードリー・ヘプバーンの驚きは演技では無く、本気で驚いたそうです -
夜のダンスパーティ会場はこの辺り。
サンタンジェロ城の見える河畔です。 -
テヴェレ川に飛び込んだ二人が、川から上がるのがおそらくこの辺りだと思います。
-
『ローマの休日』のお別れのシーン
ジョーがアン王女をクルマで送り、クルマを停めた場所 -
アン王女は、クルマを降りて、宿泊先のバルベリーニ宮に戻っていきます。
建物の間、奥にみえる建物がベルベリーニ宮です。 -
コロンナ宮
最後の記者会見の場で使われたそうです。
この旅行前に、久しぶりに『ローマの休日』を観たのですが、何度みても本当に素晴らしい映画ですね。 -
次は映画『天使と悪魔』
土、風、火、水に関する4つの場所が事件のカギを握っています。
サンタ マリア デル ポポロ教会、外装は工事中。 -
サンタ マリア デル ポポロ教会のキージ礼拝堂
かつては「土の礼拝堂」と呼ばれていました。 -
風
サンピエトロ広場のオベリスクを取り囲む、方角を示す表示。
これは、西側にあります。 -
サンタ マリア デッラ ヴィットリア教会へ。
-
これを観たかった。
『聖テレーザの法悦』
映画では、祭壇の前で枢機卿が火あぶりにされました -
ナヴォーナ広場。
-
ナヴォーナ広場の「四大河の噴水」
映画『天使と悪魔』で、殺人が起こりそうだった場所です -
サンタンジェロ城
『天使と悪魔』では、秘密結社のアジトです。 -
この塀は、サンピエトロ大聖堂からサンタンジェロ城に繋がっています
映画『天使と悪魔』でも描かれていました -
パンテオン
-
パンテオンの直径9m
『天使と悪魔』ではラングドン教授が、これを「悪魔の穴」と勘違いしました。 -
システィーナ礼拝堂
『天使と悪魔』でも出てくる、コンクラーベの会場です。 -
カゼルタ宮殿の表敬の大階段
『天使と悪魔』では、バチカンとしてロケされています。 -
次は、『太陽がいっぱい』
オープニングは、ローマの有名観光地の静止画、計5枚 です。
最初は、サンピエトロ大聖堂(写真)
次は、サンピエトロ広場
3枚目は、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂やコロッセオ
4枚目は、コロッセオ
そして5枚目は、スペイン階段と教会 です。 -
映画は、ポポロ広場に面したカフェのシーンから始まります。
これは、ポポロ広場の双子教会 -
ポポロ広場の双子教会
トム(アランドロン)とフィリップ(モーリスロネ)が視覚障がい者から杖を購入したのは、この辺りらしいです -
ってことは、映画『太陽がいっぱい』のオープニングで二人が居るバルはこの辺りかな?
-
ここは、映画『太陽がいっぱい』で、トムがフィリップを殺した後にローマに戻った時のホテル「パラディゾ」です
-
映画のシーンはこちら。
-
『太陽がいっぱい』は、約60年前の映画ですが、当時とほとんど変わっていない感じです
この奥、左の通路からフォーリインペリアーリに抜けられます -
カプリ島からソレントへ移動する船から撮った(おそらく)イスキア島。
『太陽がいっぱい』は、ローマよりもむしろこのイスキア島がメインの舞台です。
モンジベロという架空の港町など、かなり多くのシーンでロケが実施されています。 -
『ローマの休日』ジョーが住んでいたマルグッタ通り
マルグッタ通りのここは、 -
フェデリコ フェリーニ(監督)と女優ジュリエッタ マシーナの名前とイラスト
二人が住んでいた場所だそうです -
街角にあったフェリーニ監督の映画『甘い生活』の紹介
ローマを舞台にした映画がこの様な掲示で紹介されているようですが、旅行中にこの一か所しか遭遇しませんでした -
高級ホテルや高級カフェが居並ぶヴェネト通り。
ニューヨークの5番街、パリのシャンゼリゼ通り、日本の銀座 って感じですかね。
映画でヴェネト通りと言えば、フェリーニの『甘い生活』。 -
映画『甘い生活』でも有名なホテルマジェスティック。
-
映画『甘い生活』の舞台となったエクセルシオール。
-
カフェドパリ
と言えば、これもやはり映画『甘い生活』 -
有名なカフェなので有名人の写真がいっぱい。
-
フェリーニ、マストロヤンニ、エクバーグってことは『甘い生活』の撮影時だな!
間違いない!!?? -
ヘンリーフォンダも来たんだな
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ジャン=ポール ベルモンドも。
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向かいも映画『甘い生活』で有名なカフェドネイ。
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チルコマッシモ、昔の円形競技場です。
高台からだと分かり易いです、長さ620m、幅120mの競技場に15万人が収容できたとのこと
映画『ベンハー』の戦車競走のシーンがこの場所だったと思うと感慨深いです
映画『ベンハー』では、チネチッタに屋外セットを設けて、リハーサルに4カ月、撮影に3カ月かけたそうです
CGが可能となった今、この様な撮影は今後行われないのでしょうね
「映画史上最もスリリングな15分間」とも言われています(が、実際計ってみると、7分半です:苦笑) -
カプリ島にあるこの建物、これは何だろう?
「ナイキ関連の施設やろ」とすかさず嫁はん。 -
確かに、ナイキのマーク「スウッシュ」に似ているが、、、、
マラパルテ邸 だそうです
ゴダール監督の映画『軽蔑』でロケされているそうです。 -
ソレントのサン・フランチェスコ教会の中庭
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ここで、ソフィアローレンの写真展を開催していました
-
ソフィアローレンといえば、ホットパンツというイメージが強いですね。
映画『島の女』とか『にがい米』とか起因かな? -
カゼルタ宮殿。
映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』と『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』の劇中で、アミダラ女王の宮殿として撮影されています。
また映画『ミッション:インポッシブル3』や『天使と悪魔』の撮影でも使われ、上記した様に『天使と悪魔』ではバチカン市国として登場しました。 -
この日も何かの撮影をしていました。
-
表敬の大階段
映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』で、パドメ・アミダラが連行されるシーンで撮影されています
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この旅行記へのコメント (3)
-
- take_it_easyさん 2020/07/23 09:41:12
- ローマの休日 つづき
- 何処を打ったか、未完成のまま行きました。
「ローマの休日」10年に1回くらいかな、観てしまいます。
漫画を読みこの映画の創られた背景が解りました。
ポスト・コロナ、気軽に海外へは無理かな。
素敵な旅を続けてください。
take_it_easy
-
- take_it_easyさん 2020/07/23 09:32:43
- ローマの休日
- おはようございます。
連休です、家ですか?
漫画、読みますか?
「赤狩り THE RED PAT IN HOLLYWOOD 1」
山本おさむ さん 作
ビッグコミックオリジナルに連載されていました。
Wiiliam Wylerが赤狩りの嵐の中で「ローマの休日」を撮影した話しです。
「ローマの休日」10年に1回くらいかな、観てしまいます。
- はんけんさん からの返信 2020/07/23 16:54:12
- RE: ローマの休日
- take_it_easyさん、
こんにちは、メッセージありがとうございます。
漫画は読んでいませんが、赤狩りとの関わりは有名ですよね。
以前、NHKでも同様の番組をやっていましたね。
ワイラー監督もそうですが、脚本家のダルトン・トランボも大変な思いをして、この作品を作り上げたそうですね。
映画作品そのものの魅力はもちろんそうですが、それに伴うエピソードを知ると余計にその作品にのめりこみますよね。
はんけん
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