梅雨の晴れ間に富士山を望む　景信山から高尾山へ縦走

2020/07/12 - 2020/07/12

今回の豪雨災害には心が痛みます。被害を受けられた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興をお祈りしてー。

このまま夏山登山に向かうのは不安があり、梅雨の晴れ間に日帰り登山へ。当初は別の山を考えていたのですが、天気予報によると14時頃からひと雨ありそうという事で急遽変更。早く登れて下山できる山という事で選んだのが、景信山から高尾山への縦走コース。昨年3月に陣馬山から明王峠、景信山へ縦走しており、奥高尾縦走路を埋める事にしました。

今回のコース　　小仏バス停 ～ 景信山 ～ 小仏峠 ～ 城山 ～ 一丁平 ～ もみじ台 ～ 高尾山 ～ 6号路 ～ 高尾山口駅

　景信山へは急登が続き、蒸し暑さも手伝って一苦労。しかし山頂からは無理だろうと思っていた富士山を拝む事ができました。そこからの縦走路は、前夜からの雨でぬかるんでいるところもいくつか。しかし概ね整備されているので快適。もみじ台で昼食後、高尾山は相変わらずの人の多さでしたが、下山は6号路へ。予定通り13時前には高尾山口駅に着き、14時過ぎには帰宅。結果的には雨は降らなかったようですが、今の実力ではちょうどいい日帰り登山となりました。尚、相方は出張でソロでの登山です。

参考　
陣馬山から景信山への縦走　https://4travel.jp/travelogue/11467953

エリア 高尾・八王子(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

高尾駅には6時56分着。

高尾駅 (東京都) 駅

2番バス停へ。すでに10人ほどの列。京王バスの小仏行き始発7時12分に乗車。

路線バス (京王バス) 乗り物

20分ほどで小仏バス停に到着。ここで準備し、7時37分に出発。10分ほど舗装道を歩きます。

ここからが山道。まずは景信山を目指します。

急階段を暫く登ると、整備された登山道へ。

景信山 自然・景勝地

とは言え、（写真では分かりに難いですが）結構な傾斜。しかもムシムシして体力を奪われます。

景信山 自然・景勝地

今の時期は登山道にきのこがたくさん。

杉林に霧が立ち込め幻想的。いや湿度が高い証？

景信山 自然・景勝地

休憩を挟みながら登る事約30分、8時26分尾根の合流点まで来ました。いやあ～きつかったぁ。

景信山 自然・景勝地

因みに小下沢への登山道は通行止めです。

ここからは少し花も。これはまだ蕾。何が咲くんでしょう。

ウツボグサ。

急階段を登り、小屋前のベンチを過ぎると8時43分、景信山山頂到着。標高721ｍ。小仏バス停から1時間06分掛かりました。

景信山 自然・景勝地

八王子市から都心方面は雲海。これはこれで中々見れない光景。

景信山 自然・景勝地

南側にははっきりと富士山。こんな湿度の高い日に見られるとは思ってなかったので幸運。そして雪を被っていない富士山って新鮮！

山頂には花がいくつか咲いていました。
オオバギボウシ。

紫陽花。この色好きだな。

ホタルブクロ。

オカトラノオ。これは一杯咲いていました。

オカトラノオには蝶のカップル（？）が蜜を一心不乱に吸っていました。カメラを向けても全然気にしない～。

出発しようと小仏峠、高尾山方面へ。

景信山 自然・景勝地

すると頂上景信茶屋青木のベンチ。そうか、前回はすぐ小仏バス停方面に下ったので気が付かなかったですが、ここからの方が眺望が断然良かった。

景信山 自然・景勝地

富士山から大室山。

そして丹沢の山々が一望。

辛うじて大山。

いやあ、絶景でした。
ひとしきり景観を楽しんで、9時11分出発。

杉に囲まれた尾根を進むます。尾根道の方が風が通るのか、幾分ムシムシ度は軽減されます。

登山道沿いに咲いていた白い花。調べがつきませんでした。

明治天皇小仏峠御休憩所址の碑。

9時39分に小仏峠を通過。

ひと登りすれば、すぐ開けた場所に出ました。

ここからは相模湖と富士山が良く見えます。

相模湖 自然・景勝地

一端下り、再び急階段を登りきると

10時02分、城山に到着。

小仏城山 自然・景勝地

標柱を探すも見つけられず、看板で。

小仏城山 自然・景勝地

ここからは紫陽花と富士山。
5分ほど休憩し出発。

小仏城山 自然・景勝地

再び縦走路へ。ポイントでは富士山が見えますが、それ以外はあまり眺望はありません。

オオバギボウシの群落。

ひと登りすれば一丁平。雲が多くなりましたが、まだ何とか富士山も見えます。10時31分通過。

次に咲く花も準備中。

10時58分、もみじ台に到着。ここのベンチで昼食にしましょう。

昨年11月にはここから絶景が拝めましたが、この時間はほとんど雲の中。

ご飯を食べていると一瞬、富士山の山頂部が顔を出してくれました。

11時20分出発。高尾山へはきつい階段の登り。小々へばっているので休み休み登り、

高尾山 自然・景勝地

高尾山へ。さすがに人は多いですが、たぶんこれでも少ない方でしょうね。

高尾山 山頂展望台 名所・史跡

11時30分、高尾山頂に到着。

高尾山 自然・景勝地

おそうじ小僧もマスク姿で…。

登山道の状況を確認のため、ビジターセンターへ。
当初は人が一番少ないと思われる稲荷山コースで下山するつもりでしたが、昨夜の雨で相当ぬかるんでいるらしい。という事で予定変更し6号路で下山。こういったコース変更が容易なのも高尾山のいいところ。

高尾ビジターセンター 美術館・博物館

11時36分出発。まずは1号路と同じ坂道を下ります。

高尾山ハイキングコース 公園・植物園

分岐を右折。6号路方面へ。

高尾山ハイキングコース 公園・植物園

さらに3号路との分岐には6号路の解説看板も。6号路は森と水がテーマのコースです。

高尾山ハイキングコース 公園・植物園

まずは急な階段。

高尾山ハイキングコース 公園・植物園

しばらく下ると渓流沿いの登山道へ。何度か渓流を渡る場所も。

高尾山自然研究路 公園・植物園

登山道沿いに渓流が流れているだけでホント涼しい。これからの暑い日にはお勧めかもしれません。

高尾山自然研究路 公園・植物園

硯石。この辺りは海底の底の砂や泥が固まった粘板岩。これは磨くと表面がツルツルになるので碁石や硯に使われるそうです。

6号路から少し寄り道。まずはお参りして、

琵琶滝。入瀧修行者以外の立入禁止という事で、柵の外から見学。

琵琶滝 自然・景勝地

12時36分、6号路登山口を通過し、ケーブルカーの駅を横目に歩くと、

高尾山自然研究路 公園・植物園

12時47分、高尾山口駅に到着。下山は1時間11分掛かりました。
水道とワタシがあるのでシューズを洗って、

高尾山口駅 駅

13時07分発の準特急に乗車。14時過ぎには帰宅。雨は降らなかったようですが、富士山も見れたので結果オーライでしょうか。

不安を払拭するまでには至りませんが、足慣らしとしてはちょうど良かったです。このコースは手頃なので、また季節を変えて歩いてみましょう。

京王高尾線 乗り物

この旅行記へのコメント （4）

• ねもさん 2020/07/29 23:01:36

  夏の低山はゴメンなんて

  クリント東木さん　あちらにご返信ありがとうございます。
  失礼なコメントお許しください。この旅行記を拝見すると、案外楽しそう(^_^)
  この状況で私だったら、大菩薩峠周辺に行きます！

  クリント東木さん からの返信 2020/07/30 23:01:28

  とんでもないです。

  　ねもさんへ
  
  　こんにちは。ねもさんのご意見はいつも率直に仰って下さって参考になるので、失礼だなんてとんでもないです。今回は眺望と花も少し楽しめたので、蒸し暑いだけでなくて意外（？）と良かったです。富士山がこんなに見えると分かっていたら大菩薩峠もいいですね。
  
  　クリント東木

• jun1さん 2020/07/15 22:23:32

  貴重な梅雨の晴れ間(^^♪

  クリント東木さん、こんばんは。
  
  富士山見れた！　もう雪が無い夏山ですね。
  小仏城山の山頂標識、見つけられませんでしたか、眺望の良いところに有るのですが。。木彫りの天狗さんの隣です。
  日曜日、梅雨の晴れ間でしたね、ムシムシして暑かった日でした。
  私も梅雨の晴れ間に伊豆ヶ岳に登って、大汗かきました(-_-;)
  
  jun1

  クリント東木さん からの返信 2020/07/19 14:45:46

  お返事遅くなりました。

  jun1さんへ
  
  　こんにちは。コメントありがとうございます。15日から夏山登山旅行に出かけていたので、お返事が遅くなりすみません。
  
  　当初は以前jun1さんが登られた生藤山にしようと思っていたんですよ。でもあのコースだと下山するのは15時を過ぎるなあと思い変更しました。小仏城山の標識。茶屋の間を少し探したのですが、見つからず。疲れていたので小仏城山に来た事は間違いないのでいいやと思い諦め、休憩しました。写真では見て知っていたので、また次回にでも。
  
  　伊豆ヶ岳に登られたのですね。あの蒸し暑い中大変だったでしょう。伊豆ヶ岳まででも結構登り返しがあったと記憶しています。下山して正解です。
  
  　今年の夏山（ or 夏旅）のご予定はお決まりでしょうか？少しやっかいな年になりましたが、また楽しい旅行記をお待ちしております。
  
  　クリント東木