
2020/07/11 - 2020/07/11
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beachさん
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4ヶ月ぶりに電車に乗りボッパルトに日帰りで行ってきました。「ライン川の大蛇行」が一望出来る絶景スポットです。
<ドイツ国内状況>
ドイツでは6月中旬以降、国境管理の緩和及びEU諸国からの観光客受け入れが開始となり、徐々に観光地も再開し始めました。町中はほぼ日常が戻ってきましたが、公共交通機関や商店でのマスク着用、ソーシャルディスタンスは徹底されています。
7月以降徐々に、隣国スイスやフランス、オランダは日本からの入国制限の解除を発表していますが、ドイツは現時点では解除に至っていません。
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※ライン川(ラインラント=プファルツ州周辺)に関しては、下記旅行記にても取り上げています
◆リューデスハイム・ライン川クルーズ
https://4travel.jp/travelogue/11357635
◆エルツ城 - コブレンツ
https://4travel.jp/travelogue/11412419
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
■Samstag, 11. Juli 2020
デュッセルドルフから日帰りでボッパルトに行ってきました。電車に乗るのは実に4ヶ月ぶりです。 -
ボッパルトは、ドイツ中西部のラインラント=プファルツ州にある河畔の町です。
デュッセルドルフからボッパルトまでは電車で約2時間半、フランクフルトからは約1時間半です。 -
■Quer-durchs-Land-Ticket(ドイツ国内乗り放題切符)
今回使ったチケットは、42EURのドイツ国内1日乗り放題チケット。2人目以降は1人当たり+6.5EURで、最大5人まで使えるお得チケットです。
ただしICE、ICは乗れません。平日は9時から、週末は0時から翌日3時まで有効です。 -
Boppard Hbf(ボッパルト中央駅)
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ライン川と言えば、リューデスハイムから観光船での「ライン下り」が有名ですが、ボッパルトから眺める「ライン川の大蛇行」はライン川有数の絶景として知られています。
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Engelbert Humperdinck mit Hänsel und Gretel.(エンゲルベルト・フンパーディンクとヘンゼルとグレーテル)
ドイツの作曲家、エンゲルベルト・フンパーディンクはグリム童話『ヘンゼルとグレーテル』をオペラにしました。ドイツではクリスマス時期に上演される人気オペラのひとつです。
フンパーディンクは、1897年から1911年までボッパルトに居住していました。 -
ラインラント=プファルツ州といえば、ビールはBitburger Pils(ビットブルガー)発祥の地。そして、ボッパルトはワインの産地としても有名!
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ボッパルト中央駅からチェアリフト乗場までは徒歩15分程度です。少し歩き進めると遠目にチェアリフトが見えてきます。
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案内板もあるので迷うことはありません。
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素敵な水車小屋が見えたら、リフト乗場は目と鼻の先です。久しぶりのドイツらしい風景に序盤にもかかわらず感慨深くなる。
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●Sesselbahn Boppard(チェアリフト乗場)
往復:9.00 EUR(大人)
※運行4~10月(営業時間は時期によって異なります)
<HP(ドイツ語)>
https://sesselbahn-boppard.deボッパルトのチェアリフト その他の交通機関
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チェアリフトは二人乗りです。ハイキングコースとクライミングコースもあります。眼下一面に広がるブドウ畑。
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Bopparder Hamm(ボッパルダー・ハム)
この辺一帯はワイン畑が並ぶというワイン栽培地域であり、ボッパルトは高品質なワインの産地としても有名です。
ラインの川面からの太陽の強い照り返しは、絶品の白ワインを生み出します。 -
ハイキングコースを歩く人たち。
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ハイキングコースとクライミングコースは途中までは一緒です。クライミングは言うまでもなく装備が必要ですが、ハイキングコースも結構な傾斜のため覚悟が必要です。
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楽ちんチェアリフトコースですが、こちらも高所恐怖症の人にとっては一難かもしれません。全長915m、約20分をかけて232mの高さまで上ります。
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チェアリフトの高度感をお届け!固定バーはあるのでご安心下さい。
新鮮な空気を吸いながら、鳥になった気分で眼下に広がる景色を堪能できます。(ちなみに景色は下りの方が良いです) -
高度が上がるに連れて見えてくる景色は絶景そのものです。
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Rhein(ライン川)
雄大な景色に色々な想いが込み上げます。 -
父なる「der Rhein(ライン)」母なる「die Mosel(モーゼル)」。
全長1230kmのライン川は、スイスの山中に発し、フランスとドイツの国境を流れオランダで北海へと注ぎます。その半分以上はドイツを流れています。 -
余りの美しさに興奮して身を乗り出しすぎると危険なのでご注意下さい(笑)。
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ちなみにチェアリフトは途中で止まったりします。というのも、このリフトはマウンテンバイクも運ぶことが出来るため、積み下ろしをしている間は止まります。
レトロなリフトだけに…故障と勘違いしてパニックにならないように。 -
乗り降りの際は、係員の人がサポートしてくれます!
午前中なら「Morgen(モルゲン)」午後なら「Hallo(ハロー)」と挨拶をすれば快く対応してくれるはず^^ -
チェアリフトを降りると案内板があります。
・GedeonsEck(ゲデオンスエック展望)まで5分
・Vierseenblick(フィアゼーンブリック展望)まで10分
ちょっとした山道ですが、整備されているので足元は普通のスニーカーで問題ないです。 -
マウンテンバイクで出発する人たちもいます。
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GedeonsEck(ゲデオンスエック ▲269m)
そして…この大パノラマ!!!久しぶりに鳥肌が立つほどの感動!これぞドイツの絶景! -
あまりにも美しく雄大な景色を目の前にして時が止まったような感覚。
…やっぱり私はドイツが好きだ! -
Restaurant GedeonsEck.(レストラン・ゲデオンスエック)
ここに来たら是非立ち寄りたいのがこの展望レストランです。今の時期は、入口に消毒液、テラスでも入店の際はマスクをする必要があります。 -
運よく真ん中の展望テラス席に座れました。食事を終えたドイツ人ご夫婦が、席を探している私に気が付き譲って下さいました。
やっててよかった公文式ならぬドイツ語。
このご時世、世界各国で人種差別が問題になり、異国で生活する私にとっても他人事ではないのですが、幸いなことにドイツでは人の温かさに触れることが多いです。 -
現在ドイツでは、コロナ対策としてレストランなどでは連絡先を記入する義務があります。
・Name(Vorname): 氏名(名)
・Straße / Hausnummer: 通り / 番地
・PLZ / Ort: 郵便番号 / 市町村
・Telefonnummer : 電話番号 -
テラス席の様子。ゆったりとした時間が流れています。
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至福のひと時♪
Eiskaffee(アイスコーヒー)とPflaumenkuchen(プラムケーキ・季節限定のケーキ)。
ドイツと言えば、このクリームがたっぷり乗った飲み物がアイスコーヒー、そしてお決まりのフォークがぶっ刺さったケーキ。 -
イチオシ
GedeonsEck @Boppard, Deutschland(ゲデオンスエックから見たライン川)
最高!のひと言。
久しぶりの休暇だったので息抜きに来たのですが、息抜きどころかパワーチャージ! -
まるでジオラマの世界を見ているよう。
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レストランを後にし、少しハイキングをすることにします。
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Vierseenblick(フィアゼーンブリック ▲322m)
『Vierseenblick=直訳:4つの湖の眺め』は、山の傾斜が重なりライン川が4つの湖に見えることから名づけられたそうです。 -
Sie sind Weinliebhaber ?(あなたはワイン愛好家ですか)
という名のフォトスポット。フレームの中に広がるワイン畑。 -
更に先に進むと、ハイキングコースの案内板があります。
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Bikepark Boppard(バイクパーク)
どこからともなく歓声が聞こえてきたので行ってみると、山中でMTBダートジャンプをやっていました。なかなかの迫力に思わず足が止まります…。 -
大技を決めて誇らしげな彼と歓声を送る観客(ハイカー)たち。
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Mahonia(ヒイラギナンテン)
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Bopparder Stadtwald(ボッパルトの森)
そしてこの見晴らし。ここ最近は森の中を歩くことが多かったので、上から見る景色もやはり良い! -
再びチェアリフトで下ります。
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マウンテンバイクを運んでいる様子。
高いところと言えば、いつかテーゲルベルクからパラグライダーで飛び立ち、ノイシュヴァンシュタイン城を空から見たいと思っています(只今諸々調査中)。 -
下りは足元から高度感をお届け!ハイカーたちが見えます!
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Rheinalle(ラインアレー)
ライン川沿いを旧市街に向かって散策することに。
いつの間にかヨーロッパもすっかり夏空。しかし、今年は7月に入ってからは気温が低く、この日も20度前後で日陰は肌寒いくらいでした。 -
ライン河畔にはロマンチックな建物が建ち並んでいます。
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雄大でゆるやかな水の流れにどこか包容力さえ感じます。
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ライン川は古くから沿岸地域の交通の大動脈であり、現代においてもその役割は非常に大きいと言われています。
" Vater Rhein(父なるライン)"とは単なる呼び名ではなく、歴史的にも生活の軸としても、ドイツの人々にとって大事な河川ゆえの名称でもあるのです。 -
ライン川を行き交う船の旗。ベルギー、フランス、スイス、そしてドイツの国旗。
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ライン河畔の町リューデスハイムと同様に、ボッパルトの美しい家並みとライン川沿いの景観は「ラインの真珠」と呼ばれています。
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正面に見える小高い丘陵が、先ほどまでいたゲデオンスエックです。
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特に春から夏にかけては色鮮やかな花が町並みに彩りを添えます。
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日本の国旗も発見。ボッパルトと東京都青梅市は姉妹都市です。
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Marktplatz(マルクト広場)
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ライン河畔のみならず旧市街もドイツらしい町並みを味合うことができます。
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St. Severus(聖セウェルス教会)
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町の様子。一見すると普段と変わらぬ光景。
しかし、毎年この時期になると観光客で賑わうはずのホテルやお土産屋さんは開いていないところもありました。 -
ドイツでは、新型コロナウイルス感染拡大の第2波を警戒しながらも、商業施設、文化施設の営業再開や出入国制限などの緩和措置が次々と打ち出されています。
同時に、今まで通り店内でのマスクの着用、ソーシャルディスタンスは徹底されており、ドイツ人にとって"日常ではなかった"マスクの常備はかなり浸透してきました。
町中の像も注意喚起のツールとして大活躍。 -
お土産にはワイナリーでワインはいかがでしょうか。
ボッパルトでは、毎年9月下旬~10月上旬の約1週間ワイン祭りが開催されます。 -
Kastell Bodobrica(考古学公園)
ボッパルトは、ドイツ有数のローマ遺跡が残る町としても知られています。約1600年前のローマ時代にすでに都市としての形が整っていたと言われています。 -
紀元前4世紀のローマ城の要塞の遺跡。
雄大なライン川の景色に始まり、可愛らしい町並みそして歴史を物語る遺跡、ドイツを改めて満喫した1日になりました。 -
---街角の様子 01.07.2020---
ドイツではコロナ禍による経済への打撃を緩和するために7月1日から12月末まで消費税が減税になりました。
・標準税率:19% → 16%
・軽減税率(食料品や生活必需品):7% → 5%
一方で「1EURO SHOP」は「1.10EURO SHOP」になりました。たかが10セント、されど10セント。HPには、将来の経営のためにはこの "10セント" が重要だとしっかりと説明があるあたりに好感。 -
---街角の様子 18.07.2020---
コロナ禍によりドイツの老舗百貨店カールシュタット、ガレリア・ カウフホーフの50店舗が閉店に。(当初は172店舗中62店舗の閉店が決まっていましたが、従業員や市民の署名活動により今現在は50店舗が閉店予定になりました)
残念ながらデュッセルドルフも3店舗のうち2店舗が閉店対象です。 -
---インフォメーション 15.07.2020---
今年のクリスマスマーケットの開催可否の協議が始まりました…。州によっては2週間後に発表、最終決定は9月あたりの予定とのこと。オクトーバーフェストに続きクリスマスマーケットも中止ともなれば…祈りましょう。
写真:Augsburg im Dezember 2018 -
Alles hat ein Ende, nur die Wurst hat zwei.
全てに終りは一つある。だがソーセージには終りが二つある。
ドイツらしいソーセージを使ったことわざで締め括ります。
再び安全に旅行が出来る日を夢見て。
#Germany Awaits You
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