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2019年GWのジャワ島旅行3日目後半。<br /><br />午前中にジョグジャカルタの王宮などを見学した後、午後から世界遺産のヒンドゥー教寺院のあるプランバナンへ。<br /><br />訪れてみると、9世紀の東南アジア島嶼部にこんなものがあったのかと思うほどの壮大な石造りの寺院群に驚き。<br /><br />童心に帰って写真を撮りまくり、遺跡鑑賞を純粋に楽しむことのできた世界遺産訪問となりました。<br /><br /><旅程表><br /> 2019年 <br /> 5月2日(木) 成田→デンパサール→ジョグジャカルタ<br />         →ボロブドゥール<br /> 5月3日(金) ボロブドゥール→ジョグジャカルタ<br />〇5月4日(土) ジョグジャカルタ→プランバナン<br />         →ジョグジャカルタ<br /> 5月5日(日) ジョグジャカルタ→スラカルタ(ソロ)<br />         →ジョグジャカルタ<br /> 5月6日(月) ジョグジャカルタ→ジョンブラン洞窟<br />         →ジョグジャカルタ<br /> 5月7日(火) ジョグジャカルタ→ジャカルタ→<br /> 5月8日(水) →羽田

ジャワの休日(4) プランバナンのロロ・ジョングランとセウ寺院

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2019/05/04 - 2019/05/04

5位(同エリア111件中)

4

61

エンリケ

エンリケさん

この旅行記のスケジュール

2019/05/04

この旅行記スケジュールを元に

2019年GWのジャワ島旅行3日目後半。

午前中にジョグジャカルタの王宮などを見学した後、午後から世界遺産のヒンドゥー教寺院のあるプランバナンへ。

訪れてみると、9世紀の東南アジア島嶼部にこんなものがあったのかと思うほどの壮大な石造りの寺院群に驚き。

童心に帰って写真を撮りまくり、遺跡鑑賞を純粋に楽しむことのできた世界遺産訪問となりました。

<旅程表>
 2019年 
 5月2日(木) 成田→デンパサール→ジョグジャカルタ
         →ボロブドゥール
 5月3日(金) ボロブドゥール→ジョグジャカルタ
〇5月4日(土) ジョグジャカルタ→プランバナン
         →ジョグジャカルタ
 5月5日(日) ジョグジャカルタ→スラカルタ(ソロ)
         →ジョグジャカルタ
 5月6日(月) ジョグジャカルタ→ジョンブラン洞窟
         →ジョグジャカルタ
 5月7日(火) ジョグジャカルタ→ジャカルタ→
 5月8日(水) →羽田

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
交通
3.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
高速・路線バス 徒歩
航空会社
ガルーダインドネシア航空
旅行の手配内容
個別手配
  • 5月4日(土)<br />11時30分、現在もジョグジャカルタに君臨するスルタンのかつての離宮、“タマン・サリ”の見学を終え、王宮(クラトン)前に戻ってきました。<br /><br />王宮のうち先ほど見学したのは北側のみで、別に南側もあるのですが、そちらの見学は後日行うことにし、この日の午後は、世界遺産のヒンドゥー教寺院群のあるプランバナンを目指すことにします。

    5月4日(土)
    11時30分、現在もジョグジャカルタに君臨するスルタンのかつての離宮、“タマン・サリ”の見学を終え、王宮(クラトン)前に戻ってきました。

    王宮のうち先ほど見学したのは北側のみで、別に南側もあるのですが、そちらの見学は後日行うことにし、この日の午後は、世界遺産のヒンドゥー教寺院群のあるプランバナンを目指すことにします。

    クラトン (王宮) 城・宮殿

  • 王宮からはフレデブルグ要塞博物館を横目に見ながら、トランスジョグジャ(ジョグジャカルタ市内路線バス)の停留所目指して北上。<br /><br />フレデブルグ要塞博物館内に見えたこちらは独立記念碑。<br /><br />5人の勇ましい兵士の像がオランダからの独立を象徴するものとなっています。<br /><br />兵士の後ろに見える“1949年3月1日”とは、独立戦争(1945-1949年)の終盤、インドネシア臨時政府軍が、オランダに占領されていたジョグジャカルタの奪還作戦を敢行した日だそうです。

    王宮からはフレデブルグ要塞博物館を横目に見ながら、トランスジョグジャ(ジョグジャカルタ市内路線バス)の停留所目指して北上。

    フレデブルグ要塞博物館内に見えたこちらは独立記念碑。

    5人の勇ましい兵士の像がオランダからの独立を象徴するものとなっています。

    兵士の後ろに見える“1949年3月1日”とは、独立戦争(1945-1949年)の終盤、インドネシア臨時政府軍が、オランダに占領されていたジョグジャカルタの奪還作戦を敢行した日だそうです。

    フレデルグ要塞博物館 博物館・美術館・ギャラリー

  • 11時50分、マリオボロ通りのトランスジョグジャ停留所付近に戻ってきましたが、手持ちのインドネシアルピアが少なくなっていることに気付き、両替所を探します。

    11時50分、マリオボロ通りのトランスジョグジャ停留所付近に戻ってきましたが、手持ちのインドネシアルピアが少なくなっていることに気付き、両替所を探します。

    マリオボロ通り 市場

  • ネットで検索し、両替レートが良いとオススメに出てきたのが、マリオボロ通り沿いにある高級ホテル、“グランド・インナ・マリオボロ”の敷地内の・・・。

    ネットで検索し、両替レートが良いとオススメに出てきたのが、マリオボロ通り沿いにある高級ホテル、“グランド・インナ・マリオボロ”の敷地内の・・・。

    グランド インナ マリオボロ ホテル

  • ホテルに向かって右にある、“Mulia Bumi Arta”という両替所。<br /><br />こちらで3,000円を両替(空港のATMよりもレート良し)し、大量のインドネシアルピアをGET。

    ホテルに向かって右にある、“Mulia Bumi Arta”という両替所。

    こちらで3,000円を両替(空港のATMよりもレート良し)し、大量のインドネシアルピアをGET。

  • そして近くの停留所からトランスジョグジャに乗ってプランバナンへ。<br /><br />マリオボロ通りからは1Aの路線で片道3,500ルピア(約30円)、約45分の道のりです。

    そして近くの停留所からトランスジョグジャに乗ってプランバナンへ。

    マリオボロ通りからは1Aの路線で片道3,500ルピア(約30円)、約45分の道のりです。

  • 13時20分、終点となるプランバナンの停留所に到着。<br /><br />ここから世界遺産のプランバナン寺院群へ行くには幹線道路を渡らなければなりませんが、4車線で交通量が多い上、付近に横断歩道が見当たらず・・・。<br /><br />信号付きの横断歩道を探すため、元来た道を歩いて戻り、大回りで寺院に行くハメに。<br /><br />せめて停留所の近くに歩道橋でも造ってくれればよいのになあ・・・。

    13時20分、終点となるプランバナンの停留所に到着。

    ここから世界遺産のプランバナン寺院群へ行くには幹線道路を渡らなければなりませんが、4車線で交通量が多い上、付近に横断歩道が見当たらず・・・。

    信号付きの横断歩道を探すため、元来た道を歩いて戻り、大回りで寺院に行くハメに。

    せめて停留所の近くに歩道橋でも造ってくれればよいのになあ・・・。

  • 13時30分、プランバナン寺院群の入口に到着。<br /><br />“PRAMBANAN”という文字が掲げられ、記念撮影をする人も多いです。<br /><br />そしてチケットセンターで入場券を購入(350,000ルピア=約2,800円、クレジットカード払い可)。<br /><br />ちなみに、“ボコの丘”とのセットの入場券もあるのですが、3km離れていて交通手段はないと言われました・・・。<br /><br />“地球の歩き方”には、寺院入口から無料シャトルバスが15分間隔で発車している旨の表記があるのですが、廃止されてしまったのでしょうか?

    13時30分、プランバナン寺院群の入口に到着。

    “PRAMBANAN”という文字が掲げられ、記念撮影をする人も多いです。

    そしてチケットセンターで入場券を購入(350,000ルピア=約2,800円、クレジットカード払い可)。

    ちなみに、“ボコの丘”とのセットの入場券もあるのですが、3km離れていて交通手段はないと言われました・・・。

    “地球の歩き方”には、寺院入口から無料シャトルバスが15分間隔で発車している旨の表記があるのですが、廃止されてしまったのでしょうか?

  • 別の建物でウェルカムドリンクをいただき(コーヒー、ジャスミン茶、ペットボトルの水から選べます)、観光開始。<br /><br />園内を少し歩いたところにいきなり見えてきたのは・・・プランバナンの象徴、ロロ・ジョングラン寺院(Candi Lolo Jonggrang)!

    別の建物でウェルカムドリンクをいただき(コーヒー、ジャスミン茶、ペットボトルの水から選べます)、観光開始。

    園内を少し歩いたところにいきなり見えてきたのは・・・プランバナンの象徴、ロロ・ジョングラン寺院(Candi Lolo Jonggrang)!

    ブランバナン寺院史跡公園 広場・公園

  • 空に向かって燃え上がるようにそびえるこのシルエット。<br /><br />このロロ・ジョングラン寺院が造られたのは、ヒンドゥー王朝である古マタラム王国(717-929年)時代の9世紀とのことですが、身近にボロブドゥール寺院(8世紀末頃)という先例があったにせよ、こんなアート性をもった巨大建造物がこの時代にこの地に出現したことは、やはり驚きですね。

    空に向かって燃え上がるようにそびえるこのシルエット。

    このロロ・ジョングラン寺院が造られたのは、ヒンドゥー王朝である古マタラム王国(717-929年)時代の9世紀とのことですが、身近にボロブドゥール寺院(8世紀末頃)という先例があったにせよ、こんなアート性をもった巨大建造物がこの時代にこの地に出現したことは、やはり驚きですね。

  • そのロロ・ジョングラン寺院への道を進んでいきます。<br /><br />早くも漂ってくる廃墟感が何とも言えません。

    そのロロ・ジョングラン寺院への道を進んでいきます。

    早くも漂ってくる廃墟感が何とも言えません。

    プランバナン寺院遺跡群 史跡・遺跡

  • そしてロロ・ジョングラン寺院の敷地内へ。<br /><br />天に向かってそびえたつ寺院の影に圧倒されます。<br /><br />主堂であるシヴァ神殿は、高さ47mにもなるとのこと。

    そしてロロ・ジョングラン寺院の敷地内へ。

    天に向かってそびえたつ寺院の影に圧倒されます。

    主堂であるシヴァ神殿は、高さ47mにもなるとのこと。

  • 寺院の表面の至るところには、様々な人物群のレリーフが。<br /><br />古代インドの叙事詩、ラーマーヤナをモチーフとしているとのこと。

    寺院の表面の至るところには、様々な人物群のレリーフが。

    古代インドの叙事詩、ラーマーヤナをモチーフとしているとのこと。

  • まさにボロブドゥール寺院にも匹敵するレリーフの数々。<br /><br />素晴らしいの一言です。

    まさにボロブドゥール寺院にも匹敵するレリーフの数々。

    素晴らしいの一言です。

  • その寺院から周囲を眺めると、こんな風景。<br /><br />崩れ落ちて未修復の寺院が多々あり、廃墟感が広がります。

    その寺院から周囲を眺めると、こんな風景。

    崩れ落ちて未修復の寺院が多々あり、廃墟感が広がります。

  • ロロ・ジョングランの寺院群には、それぞれ、シヴァ神やヴィシュヌ神、ブラフマン神などのヒンドゥー教の神々が祀られています。<br /><br />ちなみに“ロロ・ジョングラン”という名前は“痩身の処女”という意味。<br /><br />この寺院のたおやかな外見から名付けられたのでしょうか?

    ロロ・ジョングランの寺院群には、それぞれ、シヴァ神やヴィシュヌ神、ブラフマン神などのヒンドゥー教の神々が祀られています。

    ちなみに“ロロ・ジョングラン”という名前は“痩身の処女”という意味。

    この寺院のたおやかな外見から名付けられたのでしょうか?

  • こちらの寺院の内部にはシヴァ神の息子でゾウの頭を持つガネーシャ神の像。<br /><br />寺院内部への入口は東西南北四方にあり、それぞれ別の神々が祀られています。

    こちらの寺院の内部にはシヴァ神の息子でゾウの頭を持つガネーシャ神の像。

    寺院内部への入口は東西南北四方にあり、それぞれ別の神々が祀られています。

  • 回廊をぐるりと回りますが、相変わらず素晴らしいレリーフに惹き付けられます。

    回廊をぐるりと回りますが、相変わらず素晴らしいレリーフに惹き付けられます。

  • このロロ・ジョングラン寺院、あまりにも大きすぎて、近くでは全景が収まり切らないですね(笑)。

    このロロ・ジョングラン寺院、あまりにも大きすぎて、近くでは全景が収まり切らないですね(笑)。

  • ・・・と、そんなこんなで写真を撮りまくり、プランバナン第一の寺院、ロロ・ジョングランを後に。

    ・・・と、そんなこんなで写真を撮りまくり、プランバナン第一の寺院、ロロ・ジョングランを後に。

  • ロロ・ジョングラン寺院の周囲はこんなふうに芝生の広場になっていて、ゆったりのんびり感が漂ってきます。

    ロロ・ジョングラン寺院の周囲はこんなふうに芝生の広場になっていて、ゆったりのんびり感が漂ってきます。

  • さて、時計を見ると14時30分、入場から1時間が経過。<br /><br />あまりの暑さに喉がカラカラになり、あずまや風の売店で水を購入(5,000ルピア=約40円)。<br /><br />しばし休憩です。

    さて、時計を見ると14時30分、入場から1時間が経過。

    あまりの暑さに喉がカラカラになり、あずまや風の売店で水を購入(5,000ルピア=約40円)。

    しばし休憩です。

  • あずまやの椅子に座って、ロロ・ジョングラン寺院をぼーっと眺めます。<br /><br />手前の芝生ではインドネシア人の観光客が寝そべったりしていていい雰囲気。

    あずまやの椅子に座って、ロロ・ジョングラン寺院をぼーっと眺めます。

    手前の芝生ではインドネシア人の観光客が寝そべったりしていていい雰囲気。

  • さて、プランバナン寺院群は、ロロ・ジョングラン寺院の北側にもいくつか寺院がある模様。<br /><br />歩くとちょっと遠いな~と思っていると・・・。

    さて、プランバナン寺院群は、ロロ・ジョングラン寺院の北側にもいくつか寺院がある模様。

    歩くとちょっと遠いな~と思っていると・・・。

  • 近くで待機していた園内バス(無料)がちょうど出発するようだったので、あわてて飛び乗り。<br /><br />14時50分、プランバナン寺院群の見学、再始動です。

    近くで待機していた園内バス(無料)がちょうど出発するようだったので、あわてて飛び乗り。

    14時50分、プランバナン寺院群の見学、再始動です。

  • 北に向かって走る園内バスの右側には、樹木の陰から寺院の姿が。<br /><br />こちらはブブラ寺院(Candi Bubrah)。

    北に向かって走る園内バスの右側には、樹木の陰から寺院の姿が。

    こちらはブブラ寺院(Candi Bubrah)。

  • そして最北にあるセウ寺院(Candi Sewu)が見えてきました。

    そして最北にあるセウ寺院(Candi Sewu)が見えてきました。

  • 15時、セウ寺院の入口で下車。<br /><br />園路を挟んでその北側には、博物館のような建物があるので、ついでに入ってみることにします。

    15時、セウ寺院の入口で下車。

    園路を挟んでその北側には、博物館のような建物があるので、ついでに入ってみることにします。

  • 建物の中に入ってみると(無料)、寺院の造り方についてと思われる展示が。<br /><br />英語表記がなくインドネシア語のみなので、さっぱり分かりませんでしたが(笑)。

    建物の中に入ってみると(無料)、寺院の造り方についてと思われる展示が。

    英語表記がなくインドネシア語のみなので、さっぱり分かりませんでしたが(笑)。

  • 博物館はさらっと流して、セウ寺院に向かいます。<br /><br />この“セウ寺院”とは、“千の寺院”という意味ですが、敷地内にはあちこち石が積まれており、かつてはたくさんの寺院(240基に及ぶとか・・・)が林立していたものと思われます。

    博物館はさらっと流して、セウ寺院に向かいます。

    この“セウ寺院”とは、“千の寺院”という意味ですが、敷地内にはあちこち石が積まれており、かつてはたくさんの寺院(240基に及ぶとか・・・)が林立していたものと思われます。

    セウ寺院 寺院・教会

  • 角度を変えて、こちらは山のように積み上げられた石たち。<br /><br />修復も半ばということなのか、それとも、修復自体、あきらめてしまったということなのか・・・。

    角度を変えて、こちらは山のように積み上げられた石たち。

    修復も半ばということなのか、それとも、修復自体、あきらめてしまったということなのか・・・。

  • そんな中でも、復元された寺院は素晴らしいの一言。<br /><br />このセウ寺院、先ほど見たロロ・ジョングラン寺院よりも少し前の8世紀末に造られたもので、ヒンドゥー教寺院ではなく、仏教寺院であったと言われています。<br /><br />そう言われて見ると、ボロブドゥールで見たパウォン寺院によく似ています。<br /><br />【ジャワの休日(2) ボロブドゥール遺跡近郊のパウォン寺院】<br />https://4travel.jp/travelogue/11625077#photo_link_66334017<br /><br />この寺院を造った古マタラム王国は、ボロブドゥール寺院を造ったシャイレーンドラ朝と、大きな関係があったことが分かりますね。

    そんな中でも、復元された寺院は素晴らしいの一言。

    このセウ寺院、先ほど見たロロ・ジョングラン寺院よりも少し前の8世紀末に造られたもので、ヒンドゥー教寺院ではなく、仏教寺院であったと言われています。

    そう言われて見ると、ボロブドゥールで見たパウォン寺院によく似ています。

    【ジャワの休日(2) ボロブドゥール遺跡近郊のパウォン寺院】
    https://4travel.jp/travelogue/11625077#photo_link_66334017

    この寺院を造った古マタラム王国は、ボロブドゥール寺院を造ったシャイレーンドラ朝と、大きな関係があったことが分かりますね。

  • 本堂の中は、今はがらんどう・・・。<br /><br />外に見える景色も廃墟感たっぷりで、“兵どもが夢の跡”といった感じですね。

    本堂の中は、今はがらんどう・・・。

    外に見える景色も廃墟感たっぷりで、“兵どもが夢の跡”といった感じですね。

  • 本堂の外に出て周囲を眺めると、まさに空爆の跡のような廃墟感が。

    本堂の外に出て周囲を眺めると、まさに空爆の跡のような廃墟感が。

  • 日も傾いてくると、より廃墟感が増しますね。

    日も傾いてくると、より廃墟感が増しますね。

  • 一面廃墟に囲まれるも、本堂だけは立派な姿・・・。

    一面廃墟に囲まれるも、本堂だけは立派な姿・・・。

  • 本堂を東側の入口からパチリ。<br /><br />左右には、日本の寺院でいう金剛力士像みたいな人物の像がありますね。

    本堂を東側の入口からパチリ。

    左右には、日本の寺院でいう金剛力士像みたいな人物の像がありますね。

  • こちらが金剛力士像こと守護神クベラの像<br /><br />金剛力士像に比べたらちょっとメタボ体質かな(笑)。<br /><br />15時30分、以上でセウ寺院の見学を終了・・・。

    こちらが金剛力士像こと守護神クベラの像

    金剛力士像に比べたらちょっとメタボ体質かな(笑)。

    15時30分、以上でセウ寺院の見学を終了・・・。

  • セウ寺院からの帰り道は、往路と異なり歩いて南下。<br /><br />途中、行きにも見えたブブラ寺院(Candi Bubrah)が。<br /><br />セウ寺院と同じく大乗仏教の寺院で、“ブブラ”とは当時の呼び名でなく、“壊れた”という意味のジャワ語から来ているそうです。

    セウ寺院からの帰り道は、往路と異なり歩いて南下。

    途中、行きにも見えたブブラ寺院(Candi Bubrah)が。

    セウ寺院と同じく大乗仏教の寺院で、“ブブラ”とは当時の呼び名でなく、“壊れた”という意味のジャワ語から来ているそうです。

    ブブラ寺院 史跡・遺跡

  • さらに南下してこちらはルンブン寺院(Candi Lumbung)。<br /><br />セウ寺院、ブブラ寺院と同じく大乗仏教の寺院で、“ルンブン”とは、“米蔵”という意味のジャワ語から来ているそうです。

    さらに南下してこちらはルンブン寺院(Candi Lumbung)。

    セウ寺院、ブブラ寺院と同じく大乗仏教の寺院で、“ルンブン”とは、“米蔵”という意味のジャワ語から来ているそうです。

    Candi Lumbung 史跡・遺跡

  • このルンブン寺院、修復が遅れているのか、それともわざと修復しないで廃墟感を醸し出そうとしているのか、本堂は半壊状態の無残な姿をさらしています。

    このルンブン寺院、修復が遅れているのか、それともわざと修復しないで廃墟感を醸し出そうとしているのか、本堂は半壊状態の無残な姿をさらしています。

  • 本堂の入口から中に入ってみると、上は天井が抜け落ちて寂しい限りですが、壁際には仏像が置かれていたのか、壁龕の跡がくっきりと残り、どこか風情を感じます。

    本堂の入口から中に入ってみると、上は天井が抜け落ちて寂しい限りですが、壁際には仏像が置かれていたのか、壁龕の跡がくっきりと残り、どこか風情を感じます。

  • 注ぎ込む西日とともに浮かび上がる廃墟のルンブン寺院をパチリ。<br /><br />15時50分、だんだんと日が傾いてきました。

    注ぎ込む西日とともに浮かび上がる廃墟のルンブン寺院をパチリ。

    15時50分、だんだんと日が傾いてきました。

  • ルンブン寺院を去り、南下を続けると、今度は緑の庭に囲まれた博物館が見えてきました。

    ルンブン寺院を去り、南下を続けると、今度は緑の庭に囲まれた博物館が見えてきました。

  • 博物館の庭には、こんな碑がたくさん。<br /><br />もとからここにあったものなのか、それとも、移植されたものなのか。

    博物館の庭には、こんな碑がたくさん。

    もとからここにあったものなのか、それとも、移植されたものなのか。

  • 博物館の内部はこんな展示。<br /><br />ヒンドゥー教遺跡にはお決まりの、リンガの碑ですね。

    博物館の内部はこんな展示。

    ヒンドゥー教遺跡にはお決まりの、リンガの碑ですね。

  • 館内には仏像も安置されていました。<br /><br />ロロ・ジョングラン寺院より北の、ルンブン、ブブラ、セウの3つの寺院はいずれも大乗仏教の遺跡であることから、その辺りにあったものでしょうか。

    館内には仏像も安置されていました。

    ロロ・ジョングラン寺院より北の、ルンブン、ブブラ、セウの3つの寺院はいずれも大乗仏教の遺跡であることから、その辺りにあったものでしょうか。

  • 館内には仏像だけでなく、ヒンドゥー教関係の神々の像もたくさん。<br /><br />このプランバナン寺院群、在りし日には、ヒンドゥー教と仏教が仲良く共存していたのでしょうかね。

    館内には仏像だけでなく、ヒンドゥー教関係の神々の像もたくさん。

    このプランバナン寺院群、在りし日には、ヒンドゥー教と仏教が仲良く共存していたのでしょうかね。

  • 16時10分、日がだいぶ陰ってきたので、博物館はあっさりと流して帰途に就きます。<br /><br />こんな園内バスに乗車していたみなさんも帰り支度。

    16時10分、日がだいぶ陰ってきたので、博物館はあっさりと流して帰途に就きます。

    こんな園内バスに乗車していたみなさんも帰り支度。

  • あと少しで出口というところで、最後に、天に向かってそびえるロロ・ジョングラン寺院の勇姿をパチリ。<br /><br />陰っていても美しいシルエットです。

    あと少しで出口というところで、最後に、天に向かってそびえるロロ・ジョングラン寺院の勇姿をパチリ。

    陰っていても美しいシルエットです。

  • ロロ・ジョングラン寺院に別れを告げ出口に、と思ったら、出口を過ぎてからでも見えますね(笑)。<br /><br />さて、ゲートを出たところには、園内ではまったく見られなかった土産物屋がズラリ。<br /><br />園内で抑制されていた分、急に商売っ気が高くなってきた感です(笑)。

    ロロ・ジョングラン寺院に別れを告げ出口に、と思ったら、出口を過ぎてからでも見えますね(笑)。

    さて、ゲートを出たところには、園内ではまったく見られなかった土産物屋がズラリ。

    園内で抑制されていた分、急に商売っ気が高くなってきた感です(笑)。

  • さらに外に向かうには、こんな土産物屋の中を通っていかなければなりません。

    さらに外に向かうには、こんな土産物屋の中を通っていかなければなりません。

  • ただ、地元の観光客はほとんどスルーといった感ですね(笑)。

    ただ、地元の観光客はほとんどスルーといった感ですね(笑)。

  • 16時30分、こんな土産物屋街を通り抜け・・・。

    16時30分、こんな土産物屋街を通り抜け・・・。

  • 相変わらず交通量の多い幹線道路を大回りで渡って、16時40分、トランスジョグジャの停留所へ。<br /><br />ちょうど停まっていた車両に飛び乗って、ジョグジャカルタに帰ります。

    相変わらず交通量の多い幹線道路を大回りで渡って、16時40分、トランスジョグジャの停留所へ。

    ちょうど停まっていた車両に飛び乗って、ジョグジャカルタに帰ります。

    プランバナン バスターミナル バス系

  • 帰り道は地元の方々の帰宅時間だけあって、道路はこんなふうに大渋滞。<br /><br />往路よりも時間がかかります。

    帰り道は地元の方々の帰宅時間だけあって、道路はこんなふうに大渋滞。

    往路よりも時間がかかります。

  • そして17時50分、プランバナンから1時間ほどかかって、ジョグジャカルタの目抜き通りであるマリオボロ通りに到着。<br /><br />さて、夕食でも行こうかなと辺りを見渡しますが、近くには座敷型のディープな感じのする屋台ばかりで、外国人観光客には敷居が高そう・・・。

    そして17時50分、プランバナンから1時間ほどかかって、ジョグジャカルタの目抜き通りであるマリオボロ通りに到着。

    さて、夕食でも行こうかなと辺りを見渡しますが、近くには座敷型のディープな感じのする屋台ばかりで、外国人観光客には敷居が高そう・・・。

    マリオボロ通り 市場

  • 日中も訪れたグランド・インナ・マリオボロではディナーメニューが掲げられるも、ビュッフェではなあ・・・。

    日中も訪れたグランド・インナ・マリオボロではディナーメニューが掲げられるも、ビュッフェではなあ・・・。

    グランド インナ マリオボロ ホテル

  • 18時を回り、夕食を求めてさまよいますが、目に入ってくるのは地元の方々しかいないディープな屋台ばかり。<br /><br />一体この街では外国人観光客はどこに行っているのか・・・。

    18時を回り、夕食を求めてさまよいますが、目に入ってくるのは地元の方々しかいないディープな屋台ばかり。

    一体この街では外国人観光客はどこに行っているのか・・・。

  • いい加減歩き疲れてしまって、ホテル近くのコンビニ(日本では既に無き“サークルK”)でパンと飲み物を購入。<br /><br />パッケージには日本語も書かれていて、台湾やタイなどと同様、品質が良いことの象徴として使われているようです。<br /><br />お代は4点で28,500ルピア(約230円)。<br /><br />日本の半分くらいの値段ですね。

    いい加減歩き疲れてしまって、ホテル近くのコンビニ(日本では既に無き“サークルK”)でパンと飲み物を購入。

    パッケージには日本語も書かれていて、台湾やタイなどと同様、品質が良いことの象徴として使われているようです。

    お代は4点で28,500ルピア(約230円)。

    日本の半分くらいの値段ですね。

  • 以上で旅行3日目が終了。<br /><br />うーむ、ジョグジャカルタは夜の楽しみが今一つといったところか・・・。<br /><br />さて、翌日はジョグジャカルタとともにかつて王朝の都があった街、スラカルタ(ソロ)を観光します!<br /><br />(ジャワの休日4日目~スラカルタ(ソロ)観光に続く。)

    以上で旅行3日目が終了。

    うーむ、ジョグジャカルタは夜の楽しみが今一つといったところか・・・。

    さて、翌日はジョグジャカルタとともにかつて王朝の都があった街、スラカルタ(ソロ)を観光します!

    (ジャワの休日4日目~スラカルタ(ソロ)観光に続く。)

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  • 犬のしぇりーさん 2021/09/20 08:07:41
    懐かしく拝見させていただきました。
    エンリケさん

    いいねありがとうございます。
    6年前にプランバナンへ行きましたが、園内バスやウエルカムドリンク頂けるのを知りませんでした。
    横断歩道作ってほしいですね、帰りにジョグジャ乗り場へ命がけで道を渡りました。(笑)
    私も同じホテルで両替しましたが、当時はインナ・ガールーダホテルでガルーダ航空のシティーチェックインも出来ましたが、エンリケさんが利用された両替店はお休みで、ホテルで教えて頂いた左側の両替店を利用しました。
    帰りのタクシーも呼んでくれる親切なホテルでした。

    またジョグジャ、行きたいですね。

    エンリケ

    エンリケさん からの返信 2021/09/28 00:01:45
    懐かしのプランバナン
    犬のしぇりーさん

    こんばんは。
    プランバナン旅行記にご訪問ありがとうございます。

    犬のしぇりーさんもプランバナンに行かれたことがあるのですね。

    確かにあそこはトランスジョグジャで行くと、通りを渡るのが一苦労です(笑)。

    歩道橋でも造ればいいのにと、今でも思いますね。

    ジョグジャカルタは物価も安く、ついつい沈没してみたくなってしまう場所ですね。

    もうちょっと料理にバリエーションがあると、もっといい場所になると思うのですが、この数年で飲食店のレベルはどうなったでしょうかね・・・。

    > またジョグジャ、行きたいですね。

    インドネシアもこのコロナ禍でかなりの被害を受けているようですが、外国人観光客を安全に受け入れられるのはいつになるでしょうか。

    早くまた、昔のように自由な旅ができる世界に戻ってほしいものですね。
  • 川岸 町子さん 2020/07/16 18:56:59
    プランバナン
    エンリケさん、こんにちは(^-^)

    プランバナン近くに到着したのに、道路を渡るのが大変でしたね。
    海外の町のあるあるですね!
    私はエジプトでイヤというほど体験しました(*_*)
    観光客のみでなく、地元の皆さんが普通に横断出来るように願います。

    プランバナン寺院群はさすがです!
    彫刻を施し、堂々と、それでいて清々しい姿です。
    青空に映えますね~。
    ヒンドゥー教寺院と仏教寺院、廃墟感漂う寺院、修復を諦めたような所、様々なタイプの寺院が集められているのですね。
    感染者がどんどん増えていく東京を離れ、飛んで行きたいです。

    私はインドネシアは4月以降が乾季になり良さそうと思いましたが、拝見すると乾季でも相当暑そうだと思いました。
    覚悟して訪れます(笑)
    夕御飯も考えておかねば、ですね。
    色々参考になる情報をありがとうございます(^-^)
    町子

    エンリケ

    エンリケさん からの返信 2020/07/18 00:10:55
    5月は多少は過ごしやすくなっている・・・はず。
    川岸 町子さん

    こんばんは。プランバナン旅行記にご訪問ありがとうございます。

    > プランバナン近くに到着したのに、道路を渡るのが大変でしたね。
    > 海外の町のあるあるですね!
    > 私はエジプトでイヤというほど体験しました(*_*)
    > 観光客のみでなく、地元の皆さんが普通に横断出来るように願います。

    途上国はまだまだ車優先のところが多いですよね。

    これが北欧に行くと、横断歩道の手前でピタッと停まってくれて、人々の心のゆとりと、社会の優しさを感じますね。

    > 感染者がどんどん増えていく東京を離れ、飛んで行きたいです。

    夏だというのに、新型コロナウイルスは収まる気配がありませんね。

    わたしも、昨年のポーランド旅行からちょうど1年。

    海外に1年以上行っていないのは十数年ぶりで、海外旅行の仕方を忘れてしまいそうです(笑)。

    > 私はインドネシアは4月以降が乾季になり良さそうと思いましたが、拝見すると乾季でも相当暑そうだと思いました。

    ジャワ島は南半球になるので、日の短くなる5月以降は、多少は過ごしやすくなっているのではないかと思います。

    日中は確かに暑くて喉が渇きましたが、飲み物を常時がぶがぶ飲むというようなことはなく過ごせましたし。

    これが年末年始の時期だったら、もっと湿度が高くてまいっていたのではないかと。

    > 夕御飯も考えておかねば、ですね。

    イスラム教の影響もあるのか、ジョグジャカルタは、普通に歩いているだけではお酒が飲める店も見つけられず、苦労しました。

    > 色々参考になる情報をありがとうございます(^-^)

    町子さんをはじめ、今後インドネシアを訪れる方々の役に立つ情報を書いて行ければと思います。

    ぜひまた覗きにいらしてください!

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