2012/08/20 - 2012/08/20
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redchilipadiさん
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インドの首都デリー、タージマハールで有名なアグラ、そして、ここピンク・シティと呼ばれるジャイプール。
この3か所をつなぐ観光ルートは、ゴールデントライアングルと呼ばれています。
ここ、ジャイプールには、「ラージャスターンの丘陵城塞群」と「風の宮殿」で知られるハワー・マハル(Hawa Mahal)、天文台史蹟「ジャンタル・マンタル」が世界遺産に登録されています。今回は、丘陵城塞群(6つの城砦)の中のアンバー・フォート(Amber Fort)と、風の宮殿の2か所を訪れました。
アンバー・フォート(Amber Fort)について
11世紀末、ヒンドゥー教を信奉するラージプート族のカチワーハー家(Kachwahas)がこの辺りを支配し、ダーンダル王国を建国しました。王国は、16世紀、ムガール帝国のアクバルと同盟を結び、ますます領土拡大を図りました。そして、16世紀末に、もともと城砦があった、ここアンベールに大規模な築城が始められたのだそうです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
-
麓から城まで、観光用に象のタクシーも利用できます。
昔は、王族しか利用できなかったそうです。
(私たちはツアーガイドさんの車で向かいました。)アンベール城 城・宮殿
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宮殿に到着。大きな広場が出迎えてくれます。
ここで、象のタクシーを降ります。 -
この広場は、ジャレブ・チャウク(Jaleb Chowk)と呼ばれています。
アラビア語で兵士が集まる場所。
戦争から凱旋した兵士がパレードを行う場所だったのだそうです。 -
広場の一角にあるライオン門(スィン・ポール)へ。
-
ライオン門は、パステルな植物模様で飾れています。
アンバー・フォート(砦)の無骨な外観とは大違い。 -
ライオン門をくぐると第二の広場。
この広場には、ディーワーネ・アーム(一般人の謁見の間)があります。
マハラジャ(王)はここで民衆からの嘆願を聞いたり裁判を行っていました。
27本の柱廊で構成された建物。
城内の建物の多くは、1600年代のラジャ・マン・シン1世の統治時代のものなのだそうです。(日本では徳川時代始まりの頃) -
ディーワーネ・アーム(謁見の間)は、アゴラの城や砦、アクバル帝のムガール帝国(イスラム)の遺構にもありました。屋根を支える柱の装飾は似ていますが、
こちらは、ヒンドゥー教の王様の都。象の装飾が目立ちます。 -
第二の広場の一角にあるガネーシャ門をくぐって、次の広場へ向かいます。
ガネーシャの門は、ジャイ・シン1世(Mirza Raja Jai Singh I.)の時代の建物。
「世界で一番美しい門」と称されるにふさわしい、細かい装飾で埋めつくされた門。 -
この門の中央に、ガネーシャが描かれています。
ガネーシャとは、象の頭を持つヒンドゥー教の神様。
お花に囲まれた、ちょっとファンシーな感じのガネーシャ。 -
ガネーシャ門をくぐると、また別世界。
ディーワーニー・カース(貴賓の謁見のエリア)
ここには、勝利の間とも呼ばれるジャイ・マンディル(Jai Mandir)。
貴賓のためのゴージャスな空間があります。
そして、その上層階は、ジャス・マンディル(Jas Mandir)
マハラジャのプライベートな居住エリアです。。 -
貴賓の謁見のエリアにあるシェーシュ・マハル(鏡の間 Sheesh Maha)は、壁と天井全体が、白い大理石に、ゴールド象嵌細工の装飾で埋めつくされています。非常にゴージャス。
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シェーシュ・マハルの天井には小さな鏡が埋め込まれています。
灯された一本のロウソクの炎が、その鏡に反射して、星空のように見えたのだそう。 -
この写真は、ジャス・マンディル(Jas Mandir)と呼ばれる、王の私邸。
だったように記憶。(鏡の間(Sheesh Mahal)の2階)
冬の居室として優れていて、ガラスや鏡で壁や天井が装飾されています。
床に差し込む太陽の光を、鏡を使って部屋のさまざまな部分に反射させる仕組みなのだそうです。明るいだけでなく、日差しを部屋の奥へ反射させて、実際に温かくなるよう工夫していたのだとか。 -
こちらは、スーク・ニワス(Sukh Niwas)と呼ばれる場所。
(シーシュ・マハルの向かえの建物だったと記憶。)
夏の居室として使われていました。
パステル色のガラスが埋め込まれた、とても涼し気な壁。
サンダルウッド(白檀)の扉があり、良い香が漂っていたようです。
さらに、この建物の周囲には池の水が配管され、空調が整備されというから驚きです。 -
貴賓の謁見のエリアを抜けると、マンシーン王の12人の妃のための後宮もあります。
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今は色あせていますが、よく見ると、壁には植物文様が描かれ、女性らしい雰囲気。
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アンバーフォートからの眺め。
大きな池と、山の上にもうひとつ砦が見えます。
アンバーフォートから向かえの砦まで、秘密の地下道が通じていたのだそうです。
砦に続く長い壁も見えます。 -
よく整備された公園も見えます。
さて、アンバーフォートの観光を終え、ジャイプールの町へ。
ジャイプールは、1727年に時のマハラジャ、ジャイ・シング2世により
遷都されました。(日本では8代徳川吉宗治世の頃) -
ジャイ・プールは、マハラジャ、ジャイ・シングの名前に由来。
1876年には英国のヴィクトリア女王の息子、アルバート王子のジャイプール訪問に際して、マハラジャが歓待のために、町の建物をピンク色に塗ったのだそうです。
今でも、ピンク色の建物が多く、ピンク・シティと呼ばれています。 -
塗りたてのきれいなピンク色の建物もあれば、
ほこりっぽいピンク?の建物もあり、生活の中に溶け込んでいます。 -
この町で一番有名な建物は、風の宮殿(Hawa Mahal)
Hawaは風、Mahalは宮殿。ハワー マハル (風の宮殿) 城・宮殿
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建物の観光は、「風の宮殿」の裏側の中庭にまわります。
ガイドさんにつれられて、まずは建物の最上階へ。 -
階段を下りながら、小さな小部屋が並ぶ、各階を見学。
各小部屋には、表の通りを眺めることができる小窓があります。
宮殿の女性たちが、床に座り、この窓から外を見ていました。 -
高貴な女性のための、ステンドグラスで飾られた小部屋もあります。
小窓の高さは、床に座って身体をもたれかからせるのに調度良い高さ。 -
私も実際に、窓の外を覗いてみました。
こんな感じ。 -
実は、先ほどの窓のある小部屋は、部屋というよりほとんど廊下なのです。
この風の宮殿の正面は、1枚の薄い壁。
通りから入ってきた風は、建物を素通りして、中庭へ通り抜けていきます。 -
最上階から、後ろを眺めると、別の宮殿が見えます。
シティ・パレス。現在もマハラジャの住まいです。
宮殿の庭(緑の木々の向こう)、大きな滑り台のような黄色の建物は、天文観測施設なのだそう。
こちらも世界遺産です。(ジャンタルマンタルと呼ばれています)
博物館があり、見学できます。 -
さあ、観光を終えホテルへ。
ジャイプールのランバーグ パレスホテル(Rambagh Palace)
風の宮殿から5kmくらいの場所。Rambagh Palace, Jaipur ホテル
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ロビーはこんな感じ
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今回は宿泊ではなく、飛行機の時間までの休息です。
この廊下の先のカフェで、アフタヌーンティもいただけます。
緑あふれる広い芝生の中庭をのぞみながら、プチ・マハラジャ気分
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