2020/06/08 - 2020/06/08
470位(同エリア4631件中)
yokoさん
梅雨入り前のこの日、友人と2人で京都の寺社巡りをしてきました。
まず「梅宮大社」で初夏の色鮮やかな花々(皐月・紫陽花・花菖蒲)を楽しみ、「祇王寺」「常寂光寺」「鹿王院」を訪れ、初夏の光を浴びて輝く若緑のもみじや苔に感動しました。
人の少ない鳥居本の街並みや、竹林の小径も歩きました。
感染に気をつけながらではありますが、インバウンドの少ないこの時期に、日本の良さを再確認することが出来たらと思っています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩
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友人のおすすめで、京都・嵐山1dayパス(1300円)を最寄駅で購入しました。
結果的に1830円分使用したので、随分お得なチケットでした。 -
チケットは乗り降り自由なので、松尾大社駅で下車して「梅宮大社(うめのみやたいしゃ)」に行ってみます。
駅から徒歩10分ほどでしょうか。
まず石の鳥居です。 -
朱の鳥居をくぐります。
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梅宮大社(うめのみやたいしゃ)は、ご祭神が「大山祇神(オオヤマズミノカミ)」で山の神様ですが、酒の神様でもあるそうです。
そこで、酒造安全と子孫繁栄の神様として信心されているそうです。 -
絵馬も梅の花でした。
安産祈願でしょうか? -
神苑(600円)に入ります。
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東神苑
咲耶池の周りには、花菖蒲が咲いています。
奥の方には睡蓮も浮かんでいましたが、そちらには行かずに、、、。 -
色鮮やかな方に、足が向いてしまいました。
赤い皐月が綺麗です。 -
こちらの花菖蒲の方が、見頃のようです。
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池を渡る橋の上から近づいてパシャリ。
うん、綺麗♪ -
島の中の茶席「池中亭」は、「芦のまろ屋」とも呼ばれています。
平安時代の梅津の里の風景を歌った百人一首の歌の古里として、今に残る唯一の茅葺き屋根の建物だそうです。 -
歌に詠みたくなる景色ですね。
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若葉も美しいです。
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北神苑
紫陽花が咲いています。
先ずは、カシワバアジサイ。 -
左手にはピンクの紫陽花。
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ヤマアジサイも咲いています。
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美しい色合いの、手まり咲きの紫陽花。
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濃いピンクのガクアジサイ。
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何とも言えない色合いです。
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薄いピンクも素敵です,゚.:。+゚★
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こちらは、白に濃いピンクの縁取りが珍しい紫陽花です。
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西神苑
奥には梅の木がたくさんあり、実が落ちていました。
春には水仙も咲くそうです。 -
梅宮大社を出て、阪急電車で嵐山駅まで出たら、京都バスに乗って「鳥居本」で下車。
街道を歩いていると、「化野町念仏寺」入口が見えています。
約8000体の石仏や石塔が並ぶお寺です。一度行ったことがありますが、暗い雰囲気でちょっと怖かったので、今日は行きません。 -
少し歩くと、町屋風の民家が並ぶ通りに出ました。
「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。
実は「愛宕寺前」で下りていたら、赤い鳥居のある所から「平野屋」などの藁葺き民家が並ぶ風情のある街並みも通れたようなのですが、下調べをしていなかったので、途中から入り込んでしまいました。 -
でも、ここだけでも雰囲気のある街並みです。
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人が少ないので、昔にタイムスリップしたようです。
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繭を使った人形を売っている日本でたった1つ、いえ世界で1つ(?)のお店だそうです。
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ちょっとした路地が、気になるタイプなんです。
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歩いてるだけで、気持ちが良いです。
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良い雰囲気~♪
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人力車が1台、絵になります。
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すぐ近くのお地蔵様の所を曲がって、「祇王寺」に向かいます。
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嵯峨天皇の皇后 橘智嘉子(たちばなのちかこ)が橘氏の学校として設けた「蓮華精舎」です。
こちらも、青もみじや紅葉が美しいそうですよ。 -
今日は「祇王寺」(300円)にお邪魔します。
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中に入ります。
草庵のミニチュアがありました。 -
見上げると、青空に新緑が映えます!
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ため息が出る美しさです。
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足元には若緑(苔),゚.:。+゚★
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見上げても若緑(青もみじ),゚.:。+゚★
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茅葺き屋根の山門が、良い雰囲気です。
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2年前の台風の時に裏の杉林の木が倒れたり、祇王寺の木も枝が折れたりして苔にとって大事な木陰が減り、直射日光が当たるところが出てきたのだそう。そうすると日光に弱い苔は、茶色く変色してしまうんだとか。
今は少し回復してきたのかな?
梅雨の時期は、苔には良い季節なんだそうですよ。 -
このハートの葉っぱは・・。
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「この紋所が目に入らぬか~。」の徳川家の紋所は、双葉葵を組み合わせたデザインなんだそうです。
って、水戸黄門はもう知らない人が多いのかな??
葵祭りは知っている人が多いかも? -
細長いハートはイカリソウです。
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祇王寺は、苔が有名なお寺というか草庵です。
30種類くらいの苔があるそうですが、多く見られるのは・・。 -
スギゴケ・・・こちらはよく見かける苔ですね。
シノブゴケ -
コツボゴケ
ヒノキゴケ
ハイゴケ -
私が注目したのが、こちらのもふもふの “ヒノキゴケ”です。
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アマチャ・・アジサイの変種でガクアジサイによく似ている。若い葉を蒸して揉み乾燥させたもの、およびそれを煎じて作った飲料のこと。
・・だそうです。 -
都忘れに似ていますが、こちらはそれより花の色が少し薄くて “ミヤマヨメナ” というそうです。
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もとの祇王寺は廃寺となり、墓と仏像は大覚寺によって保管されていました。元京都府知事が別荘一棟を寄付して造られたのが、この現在の祇王寺です。
草庵の仏間には、平家物語で悲恋物語の主人公として登場した祇王や祇女の木像も安置されています。
靴を脱ぐのが面倒で中には入らなかったので、画像はありません(^^;) -
よーく見ると、足元にお気に入りの “ヒノキゴケ” が、もふもふしてました。
木洩れ日が当たり、若緑が光って見えます♪ -
青空が見えて、若緑のもみじを引き立てます。
大満足で、祇王寺を後にします。 -
次は、「常寂光寺(じょうじゃっこうじ)」を目指して歩きます。
皐月だと思うのですが、花びらの形が少し違うような、、、。
花も大きくて、華やかです。 -
こちらはカラフル♪
サツキレインボーとう種類でしょうか? -
友人がお気に入りの1枚です。
緑の葉っぱの中に赤いのが入ると、目を引きますよね。 -
二尊院の前を通ります。
こちらも有名なお寺です。 -
道沿いにある大きな木に、クリーム色の花が咲いています。
別の友人から教えてもらった、google レンズを使って名前を調べてみました。
「菩提樹」の花でした。すぐに答えてくれて、優秀なアプリです。 -
落柿舎の前を通ります。
実は4トラメンバーの方がブログにあげておられた、マーガレットの畑を探しているのです。
こちらではないようです。 -
近くでお土産物屋さんをされている、ダンディなご主人に聞いてみます。
「この近くにマーガッレトの花畑があると思うのですが、、、。」
「あ~、あの畑ね。この間刈ってしまわはったよ。」
ガーーン。5月の終わりでまだ県外移動が出来ない時期だったので、待っていたらそんなことになっていましたか、、、。
とりあえず場所を教えて頂き、行ってみます。 -
でもその前に、近くの常寂光寺の方に先にお邪魔します。
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拝観料500円を払って入ろうとすると、受付嬢(実は男の子)のネコちゃんが居ました。
すっかり、くつろぎモードですが。 -
入るとすぐにこの景色,゚.:。+゚★
思わず「わーー!」と声が出てしまう美しさです。 -
青もみじのトンネルになっています。
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やっぱり、ここが一番のフォトスポットですね,゚.:。+゚★
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茅葺き屋根の仁王門は珍しく、境内で一番古い建物だそうです。
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でも、仁王門の向こうには階段が見えています。
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裏から見るとこんな感じ。
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辺りは青もみじの世界が広がっています。
中に1本だけ赤い葉の木が混じり、ポイントになっています。 -
灯篭を入れて♪
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仁王門を超えると、階段が続いています。
青もみじのトンネルになっているので、爽やかな空気に包まれています。
でも、結構な数の階段でした。 -
綺麗だけどしんどいわ~。。。膝が笑います。
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梅雨入り前の貴重な青空に感謝!
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ご本堂の横には、池のあるお庭もありました。
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やっと、多宝塔(重要文化財)の所まで上がってきました。
青空に映えます! -
写真にはうまく写っていませんが、下には京都の街まで見渡せます。
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上には展望台もあるようですが、「もう、ええか~。」と下りました。
日本のお寺って、高齢者には厳しい立地の所が多いので、足腰鍛えないとお寺巡りも出来ませんね。 -
末吉坂の斜面には苔がビッシリ、こちらも若緑の世界です。
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山号が小倉山で、小倉山の中腹にあるとのこと。
かなりの斜面ですね。 -
歌仙祠がありました。
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私が旅行記で見て行きたかったマーガレットの畑は、完全に刈り取られ、その残骸がこちら、、、。
5月の終わりなら、とっても綺麗だったのです。 -
小さな小川が流れ、睡蓮も浮かんでいるので場所は間違いありません。
時間の経過だけは、どうすることもできませんものね。 -
気を取り直して、竹林の小径にやって来ました。
テレビで見た誰も居ない景色に感激して、早速パシャリ。
すると後ろから、「そこじゃないわ。」の声。
「そこからやったら手前の木が映り込むから、もっと前!」
ちょっと偉そうな言い方ではあるけれど、、、。 -
やってみたら。。。
あら、不思議。
素敵な写真が撮れました。
お客さんを降ろして、待ち時間のタクシードライバーさんだったようです。 -
お礼を言って先に進みます。
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写真撮影中、、、こんなに人が少ないと、良い写真が撮れたでしょうね。
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見上げると若緑と青空,゚.:。+゚★
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景色は堪能したけれど、お腹はぺこぺこ。
まだ開いているお店が少ないので、嵐電(らんでん)嵐山駅近くで適当に入ります。
夏の暑さだったので、天ぷら蕎麦と菜めしのランチにしてみました。 -
嵐電の嵐山駅から電車に乗ります。
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四条大宮行きは、ノスタルジック仕様の電車でした。
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車内も良い感じ♪
電車なのにバスのように降りる時は、ボタンを押して知らせなければなりません。
初めて乗ったので、楽しかったです。 -
まだ時間も早いので、「鹿王院(ろくおういん)」に行ってみます。
駅から5分ほどでした。 -
綺麗なお庭が見えています。
この時は無料でしたが、受付があり300円との表示がありました。
紅葉の頃は、有料なのかもしれません。 -
小さなお庭です。
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ここも、木々の重なりが美しいです。
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手入れが行き届いていますね。
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皐月を入れると、鮮やかになりました(^^)♪
十分満足して帰宅します。
19日までは、施設などでは都道府県民のみの所もあるようですが、それ以降は解禁になります。
行きたい所は一杯あるけれど、密になるのは嫌だし、、、リサーチしながら少しずつ楽しみます。
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この旅行記へのコメント (6)
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- はんなりさん 2020/06/19 22:12:16
- 気持ちの良い新緑の季節
- yokoさん
こんばんは(^^♪
嵐山方面に行かれたんですね。
梅宮大社には花菖蒲と紫陽花が同時に観られたときに
行きましたので懐かしく思い出しています。
実は先日の北野天満宮に参った日に
久々に祇王寺、二尊院等を散策にしようかと迷ったのでした。
二尊院は4月限定で花手水が観られるはずだったのに
コロナの為拝観休止で諦めたのでした。
祇王寺はしっとりとした雰囲気がとても素敵ですよね。
竹林も良い時にいかれましたねぇ。
で撮影場所の教示があったのね。
何処も大好きな場所を居ながらにして拝見出来ました。
有難うございます。
- yokoさん からの返信 2020/06/20 17:24:46
- Re: 気持ちの良い新緑の季節
- はんなりさん こんにちは!
19日に全国的に県外移動が可能になり、招客もOKとなったので、あちらこちらで日常が戻りつつありますね。
嵯峨・嵐山へは、京都在住の4トラベラーさんに教えて頂いて伺ったのですが。別の友人に「県外移動は可能だけれど、観光は19日からなのよ。」とお叱りを受けました。京都府民の方は不愉快に思われたのではないかと、案じております。お寺巡りくらいは良いんじゃないのかな、、、と、ブツブツ言いながらですが(^-^;
関西圏に住む私達にとって、最近のインバウンドで溢れる状況は、風情がなくなっていましたものね。
はんなりさん同様にお花好きの私は花手水にもはまり、あちこちに出掛けています。北野天満宮も考えていたのですが、はんなりさんのお陰で見せて頂きました♪
まだインバウンドは戻っていない状況なので、感染に気をつけながら紫陽花の季節を楽しもうと思っています。
これからもお花の情報をお待ちしています(^-^)♪
よろしくお願いいたします!
yoko
-
- akikoさん 2020/06/14 17:11:30
- 新緑の嵐山方面♪
- yokoさん、こんにちは~~
京都にも行かれたのですね!
まず訪ねられた梅宮大社は、私の大好きなアジサイの名所です。
今の時期は、花菖蒲やサツキも楽しめていいですよね~
そして池を過ぎると、散策路を沿いに様々な種類の紫陽花があって、
次々と違う品種が楽しめますよね!
嵐山方面では、奥嵯峨野から祇王寺まで足を伸ばされたとのこと。
祇王寺は秋もいいですが、新緑の頃も素敵ですね!
青々とした苔も風情がありますし、青もみじも綺麗ですね。
常寂光寺も今の時期は緑が深くて、そのなかでも濃淡があって…
普段このような緑あふれる環境にいないので、ちょっと感動し
癒されたことでしょう。
近くにマーガレット畑があって、5月なら見られたんですね。
刈り取られてしまっていたそうで残念でした (>_<)
観光客がほとんどいない竹林の道も含めて、新緑の嵐山方面を
堪能できましたね(^_-)-☆
akiko
- yokoさん からの返信 2020/06/14 17:59:55
- Re: 新緑の嵐山方面♪
- akikoさん こんにちは!
そうなんです。4トラメンバーの方の旅行記で、今の嵐山・嵯峨野がとっても静かで本来の京都の美しい景色が見られるとの情報を知り、友人を誘って行ってきました。私はakikoさんのようには京都に行っていなかったので、初めての青もみじの世界に感動しました。しかも青空に恵まれ人の少ない景色だったので、感動も倍増しました。
マーガレットの畑の情報は詳しく聞いて行ったのですが、時間の経過だけはどうすることも出来ませんでした。竹林の小径は、情報通りでした(^^)♪
梅宮大社はとっても良い風情で、お花もたくさん楽しめますものね。
幸せな時間ではありましたが、やはり不安は拭えず早く安心して旅行できる時が待ち遠しいです。
梅雨から猛暑と厳しい夏になりそうですが、体調に気をつけて過ごしましょうね。
yoko
-
- morino296さん 2020/06/14 11:54:46
- 静かな嵐山・嵯峨野
- yokoさま
はじめまして。
関西では皆さんの努力もあって、新型コロナの感染が随分落ち着きましたね。
緊急事態宣言が解除され、そろそろお出掛けしたくなってきましたが、
この日は、静かな嵐山・嵯峨野の若緑を満喫され、良かったですね。
コロナ前まで、京都はインバウンド大狂騒でしたが、
この時期、静かな京都をじっくりお楽しみになれましたね。
私も、たびたび京都へ行きましたが、これほど静かな嵐山・嵯峨野は経験がありません。
テレビで、今年の夏休みのお薦めは「インバウンドのいない京都」と言っていました。
京都の宿泊施設も値下げしており、狙い目だとか。
緑輝く静かな京都を楽しませていただき有難うございました。
また、京都へ出掛けたくなりました。
morino296
- yokoさん からの返信 2020/06/14 12:58:30
- Re: 静かな嵐山・嵯峨野
- morino296さま 初めまして♪
コメントを戴きありがとうございます!
お陰様で私の住んでいる地域では、この1ヶ月はコロナの感染者が出ていません。それだけに気が抜けませんが、、、。
仕事をほぼリタイアした私は、混雑を避けて京都にも出かけられるようになった矢先のコロナ騒動にガッカリしながら、2カ月間の巣ごもり生活をしておりました。
そして県外移動の自粛が解かれた途端に飛び出した次第です。それにしてもこんな京都は見たことないですし、今後もないだろうな・・という静けさでした。
地域の皆さんでも怖さの方が先に立ち、出かけられないのかな、、、と想像します。
秋以降の本格的な第2波襲来を思うと、今のうちに・・とせっせと出かけています。
インバウンドのいない京都にはおいで頂きたい所ですが、夏の京都はとっても暑いです。盆地という地形がそうさせているのですが、大阪も暑くてあまりお勧めできません。私は以前、夏の沖縄に行き大阪に帰ってきたとき、「沖縄より暑いわ」とげんなりした覚えがあります。コロナの状況と気候とを見ながら、関西にも是非おいで下さいね。お待ちしております♪
yoko
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