帯広 富良野 旭川 狩勝峠自転車ツーリング [3/4]

2015/09/08 - 2015/09/08

　北海道旧212市町村を自転車で巡る旅。今回のルートは十勝帯広空港からスタートし、狩勝峠を超えて富良野へ。富良野から旭川へ北上しそこから空知平野を南下する。帯広市・芽室町・清水町・新得町・南富良野町・富良野市・中富良野町・上富良野町・美瑛町・旭川市・深川市・滝川市・砂川市・奈井江町の14市町を走破しました。

エリア 旭川(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

□3日目は、花人街道を北へ向かう。
　午前8時に宿泊したホテルを後にした。いつものように自転車の荷台に荷物を固定していると、隣で同じく出発準備中のビッグスクーターの老夫婦が、あーでもないこーでもないと言いながらナビに目的地の住所を入力していた。年を重ねても外に出ること、新しい体験をすることに貪欲でいたいと思う。

ニュー富良野ホテル 宿・ホテル

　朝の外気温は15度、結構肌寒い。ホテルのある小高い丘の上からは雲に裾野を隠されながらも富良野岳と十勝岳が見えた。

　朝飯が付いていないプランを選んで宿泊した為、朝食が食べられる食堂をスマホで検索。その中の一軒、ぐるなびの評価が高く、旨いものが食べられると評判の「市場食堂」と言う食堂へ。

　早速食堂に入り、600円の"朝定食"を注文。時間は早朝だが店内は中々の混雑ぶりで、みんな朝定食を食べている様だった。

　朝定食とは端的に言うとオールセルフ。カウンターに並べられた数多のおかずや焼き魚、ご飯、味噌汁を好きなだけ取り放題＆食べ放題と言う大変お得なメニューだった。朝から白米を3杯も食べてしまった。

市場食堂 グルメ・レストラン

　大満足で再び自転車に跨る。本日の目的地である旭川市までは丘陵地帯を57km、普通に走ればあっという間に到着してしまうので、今日は色々寄り道しながら走ることに。

富良野駅 駅

　左手には芦別岳と富良野西岳が見える。

　9時丁度に中富良野町入り。実は北海道には"○○富良野"と言う地名の付く自治体が多い。南富良野町、富良野市、中富良野町、上富良野町と4つも"富良野"と付く自治体があるのだ。埼玉県の○○浦和といい勝負だ。

　丘陵に沿って観光農園の花畑が広がる。もう少し時期が早ければ、きっと美しい花畑が拝めたに違いないが、9月となると既にピークは終わっている。

　30分程走ると富良野シリーズ最後の自治体である上富良野町に入った。富良野から美瑛を経由して旭川に続く国道237号には"花人街道"という愛称がつけられており、北海道を代表する大観光道路である。

　左側に未だカラフルな花が咲いている丘が見えたので寄り道してみる事に。"フラワーランドかみふらの"と看板に書かれている。

フラワーランドかみふらの テーマパーク

　フラワーランドかみふらのは観光客向けの観光花畑で、施設への入場料は無料だった（オフシーズンだから？）。メロンやラベンダーグッズを売るお土産ショップに、丘陵に咲き誇る花々を見ながら食事ができるレストランなど、かなり大規模な観光施設だった。

フラワーランドかみふらの テーマパーク

　丘の上から眺める富良野盆地の景色は雄大で穏やかだった。ついでに食べた冷え冷えのメロンも最高だった。

フラワーランドかみふらの テーマパーク

　綺麗なラベンダー畑。

フラワーランドかみふらの テーマパーク

　目のリフレッシュが完了したところで、旭川までは残り35km。美瑛方面に近づくに連れ登り勾配になり、深山峠に差し掛かっていることに気づく。

　とりわけきつい峠ではないが、気づくか気づかないかくらいの登り傾向の直線道路を走るのは、それはそれで精神的にきつい。

　深山峠の頂上で美瑛町入り。丘の街として国内外でも有名な北海道屈指の観光都市だ。観光道路だけあって道路整備が行き届いており、道路のコンディションも良いのが嬉しい。

　30分程走って美瑛町の市街地に入った。市街地は行政から景観誘導がなされているのか、建物の意匠が統一され整然とした印象だった。旧美瑛駅舎をカメラに収め、近くにある美栄町の道の駅へ向かった。

　道の駅もまた蔵造りのデザイン。有名な"美瑛のおいも"を使ったカレーを食べた。

道の駅 びえい 丘のくら 道の駅

　"美瑛のおいも"を使ったカレー。美味しい！

道の駅 びえい 丘のくら 道の駅

　美瑛市街からしばらく走ると旭川市へ突入した。まだ正午を回ったところだというのに、今日の目的地に到着だ。カントリーサインは旭橋。

　ふと空を見上げると、旭川空港への着陸体制に入るJAL機が見えた。広い空を優雅に飛ぶなぁ～。

　旭川市は南北に広く、市に入ってから中心市街地に到着するまで20kmも走った。平坦な一直線の国道をひたすら走って少し疲れた。

　中心市街地にあるっ未知の駅あさひかわには1時半過ぎに到着した。

道の駅 あさひかわ 道の駅

　北海道人である私がこんなことを言うのはアレだが、旭川は想像以上に都会だ。北の国からの田舎的・牧歌的な印象を持ちがちだが、駅前には高層ビル・ショッピングセンターが並び、札幌に告ぐ北海道第2の経済規模を誇る都市だ。少し前まではパルコもあった。

旭川駅 駅

　到着時間が予想よりかなり早かったので、目的も無く市内をぐるぐる散策して回った。石狩川の河川敷をゆっくり走り旭橋と自転車を撮った。

旭橋 名所・史跡

　旭橋はお洒落なデザイン。

総走行距離71.080km
最高時速51.7km/h
平均時速18.6km/h
走行時間3時間48分06秒

旭橋 名所・史跡