2015/09/09 - 2015/09/09
40位(同エリア64件中)
Yoheiさん
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北海道旧212市町村を自転車で巡る旅。今回のルートは十勝帯広空港からスタートし、狩勝峠を超えて富良野へ。富良野から旭川へ北上しそこから空知平野を南下する。帯広市・芽室町・清水町・新得町・南富良野町・富良野市・中富良野町・上富良野町・美瑛町・旭川市・深川市・滝川市・砂川市・奈井江町の14市町を走破しました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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□4日目は旭川から日本一の直線道路を通り美唄まで。
最終日の行程は旭川市を出発して空知地方を南下し、美唄市までの約80km。8時前にホテルを出発して、自転車にまたがった。旭川の朝もまた寒かった。空はどんよりしている。旭川グランドホテル 宿・ホテル
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台風18号が南から近づいているらしく、札幌方面も夕方から天気が崩れるらしい。雨雲のスピードが上がらないことを願いながらのツーリングになりそうだ。
旭川グランドホテル 宿・ホテル
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今日の目的地美唄市は以前行った月形ツーリングで既に走破済みであるが、美唄以北はこの北海道旧212市町村完全走破の旅では未踏である。
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国道12号を深川市方面へ走る。旭川市の郊外を走ること30分、住宅街も途切れ徐々に緑が多くなってきた。石狩川に沿って一山越えればすぐに空知平野が見えてくる。
ふと私が走っている国道12号の隣に小さな道路が並走しているのに気づいた。スマホで調べてみると"神居古潭サイクリングロード"と言うらしい。サイクリングロードの入り口には熊出没注意の注意ビラが二枚も貼ってあった。 -
廃線跡なのだろうか、それとも旧道を改造したのだろうか、線形はなだらかで非常に走りやすい。平日の朝とあって利用している人もいなかった。
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サイクリングロードは石狩川と国道12号の間を縫う様にして走っていた。思い返すと今回の旅では海を一度も見ていない。十勝川から始まり石狩川で終わるという、北海道を代表する一級河川沿いを走ってきた。
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自転車ツーリングの場合、海沿いを走るのはアップダウン代わりに風との戦いになりがちだ。反対に内陸の場合はもちろん坂が多いが、登ればその分下り坂があるという"オフセットな関係"だ。
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サイクリングロードのお陰で快適な走行をしながらあっという間に神居古潭まで走ってきた。
神居古潭 自然・景勝地
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国道やサイクリングロードのある石狩川の南岸と、石狩川を挟んで北岸の神居古潭には、周囲の景観から浮いて見えるほど真っ白い吊橋が渡されており、20m程の高さがある。
神居古潭 自然・景勝地
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自転車通行禁止の看板があったので、自転車を止めて早速吊橋を渡ってみた。橋の名前は神居大橋という。一度に100人以上渡らないでくださいと書かれた注意書きが恐怖をそそる。
石狩川 グルメ・レストラン
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恐る恐る30m程渡って対岸へ。そこにあったのは旧神居古潭駅と野ざらしに置かれた3機のSL。
旧神居古潭駅舎 名所・史跡
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北海道のあちこちの公園ではかつて活躍していたSLを見かけることが何度もあったが、こんなに野ざらしに、しかもまとめて3機も展示されているのは初めてだった。
旧神居古潭駅舎 名所・史跡
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駅舎にはホームも残っており"観光案内"の看板もそのままだった。駅舎内は誰でも自由に休憩できるようになっていた。現在はハイキングコースの中継地として利用されているとのことだ。
旧神居古潭駅舎 名所・史跡
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サイクリングロードに別れを告げ、深川市に入った。深川といえばコメ、"ライスランド深川"とも呼ばれる程、北海道内では米の一大生産地になっている。
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確かに深川市内に入った途端、国道の両脇が延々と田園風景になり、一面黄金色とまではいかないが壮観だった。米の収穫はもうすぐか。
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ちょうど午前10時、道の駅"ライスランド深川"へ到着した。ここでペットボトルを調達しこの先に備える。
道の駅 ライスランドふかがわ 道の駅
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道の駅を出て数分走ったところで後輪に違和感を感じた。明らかにパンクだと思われる。自転車を止めてタイヤを回してチェック。ホチキスの芯のようなものが突き刺さっていた。やれやれ、自転車をひっくり返してチューブ交換開始。
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10分で交換完了、この旅始めてのパンクだった。スペアチューブを使い切った途端心細くなるのは私だけだろうか(だったらもっと持ってこい)。滝川までは残り15km、最寄のホームセンターまで何事もないことを願う。
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間も無くして滝川市入り。この辺りの自治体は市域の面積が非常に小さくすぐに隣町がやってくる。北海道旧212市町村完全走破の旅としては美味しい地帯だ。滝川市のカントリーサインはグライダー。滝川スカイパークというグライダー専用の滑空場があることで有名だ。
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そして国道12号の滝川市から美唄市までの29.2kmの区間は、日本一長い直線区間を持つ国道として知られている。これから私はその道に突入する。
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沿道は相変わらず稲作風景で、自転車のペダルを漕いでいるのに景色が中々進まないという不思議な感覚に襲われる。
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滝川の道の駅に到着し、旨そうな匂いにつられて豚串で腹ごしらえ。室蘭市の焼き鳥と同様、美唄市や滝川市辺りでも焼鳥は"鳥でなく豚"が主流のよう。ただ室蘭焼き鳥とちがうところは、こちらは正直に「豚串」と表記するところだろう。
道の駅 たきかわ 道の駅
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アクロスプラザという複合商業施設のホームセンターで無事に替えチューブを購入した。これで安心して残りの旅が続けられる。
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滝川市中心部に入った頃、上空を2機のグライダーが優雅にとんでいるのがみえた。コレぞ滝川市!とばかりに写真を撮る。
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滝川市中心部の商店街はお昼だというのにシャッターが降ろされ、他の北海道の中堅自治体同様、中心市街地の空洞化が進んでいるように見えた。
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石狩川に掛かる大きな橋を渡ると間も無く砂川市に入った。相変わらず日本一の直線区間を走っているので、景色に変化はほとんどない。
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特段大きな景色の変化もなく、ひたすらに南に向かって走る。気づいたら奈井江町に入っていた。恐ろしき日本一の直線区間。
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ハウスヤルビ奈井江という道の駅で休憩、以前から名前を耳にする度「ハウスヤルビってなんじゃ?」と思っていたのだが、ハウスヤルビとはフィンランドの都市名で、奈井江町と姉妹都市だと解説されていた。
道の駅 ハウスヤルビ奈井江 道の駅
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奈井江町の道の駅を出てまた日本一の直線区間を走る。程なくして今回の旅の終着地点である美唄市に入った。カントリーサインのマガンがお疲れ様と言わんばかりに手招きしている。最終目的地である美唄駅まであと10kmも無い。
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美唄駅に到着。そそくさと輪行袋に自転車を仕舞い札幌行きのスーパーカムイを待った。今回の自転車旅は始めて「海を見ない旅」になった。山が多くて何と無く敬遠していた内陸の旅も、それはそれで多くの発見があったし、狩勝峠を難なくクリアできたことも大きな自信になった。
美唄駅 駅
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今回新しく踏破したのは14市町、帯広市・芽室町・清水町・新得町・南富良野町・富良野市・中富良野町・上富良野町・美瑛町・旭川市・深川市・滝川市・砂川市・奈井江町だ。
まだまだ先は長いこの旅だが、走破市町村が増えるに従ってルートの選択が難しくなることが予想される。今後も飛行機や電車を使った輪行で効率良く走破してゆきたい。また来年の夏、北海道を走りに来れるかな?
総走行距離85.374km
最高時速51.7km/h
平均時速21.2km/h
総走行時間4時間27秒美唄駅 駅
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89/212市町村走破 (黄色:過去走破済み市町村、ピンク:新規走破市町村)。
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