2015/09/07 - 2015/09/07
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Yoheiさん
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北海道旧212市町村を自転車で巡る旅。今回のルートは十勝帯広空港からスタートし、狩勝峠を超えて富良野へ。富良野から旭川へ北上しそこから空知平野を南下する。帯広市・芽室町・清水町・新得町・南富良野町・富良野市・中富良野町・上富良野町・美瑛町・旭川市・深川市・滝川市・砂川市・奈井江町の14市町を走破しました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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□2日目は狩勝峠を越えて、富良野へ。
朝からモール温泉に浸かりたっぷり飯を食った。北海道らしい朝食に大満足だった。
宿泊した十勝川温泉の最寄り駅である札内駅から帯広行きの電車に乗るべく、宿を出た。宿の人の説明では駅までは徒歩十分とのことだったが、確かに直線距離では徒歩十分ほどに見えるが、実際に駅にたどり着く為には、大きく川を迂回する必要があり、結果的に帯広行きの電車をすんでの所で逃してしまった。幕別温泉パークホテル 悠湯館 宿・ホテル
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落胆しても仕方が無い。次の電車まで45分駅舎で待つことにした。札内駅は有人駅だった。帯広、池田方面に通学する学生が沢山いるお陰で、朝は割と電車の運行間隔が短いみたいだ。
今日は帯広駅で自転車をピックアップしてから、富良野市を目標に約120km走る。途中狩勝峠を越えるが、日勝峠に比べれば標高も低くはるかに走りやすいと聞く。札内駅 駅
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ようやく電車がやってきて帯広駅まで戻った。駐輪場で自転車に再会、サイクルメーターをゼロセットして今日の走行を開始する。まずは国道38号、通称"狩勝国道"へ。帯広市街は札幌同様で碁盤の目状の街づくりで、それだけ交差点も多く信号も多い。
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十勝川に架かる十勝大橋をカメラに収める。富良野までは約120kmある。天気予報によれば富良野方面は快晴と言うことだが、芽室方面はどんよりとした雲が覆っていた。
十勝大橋 名所・史跡
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帯広広尾自動車道と国道38号の交差の手前で芽室町に入った。芽室町はゲートボールの発祥の地という事で、カントリーサインにも描かれている。
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だんだんと空に占める青空の量が増えて来て、肌寒く感じていた気温もじわっと汗をかくくらいになる。
まわりの景色からは住宅が消え、トウモロコシやイモなどの畑作風景に変わった。芽室町までひたすら一直線の国道で、風もなく快調な走りが続く。 -
清水町に入った。カントリーサインは町の鳥であるうぐいすのうっちゃん。
国道38号は清水町に入った所で十勝川に沿って北西向きの進路を取る。富良野市までの距離も100kmを切った。十勝らしく道路線形が平坦で、風も無くとても走りやすい道が続く。 -
進路は完全に北向きになり目の前には清水町の街が開けてくる。イエローグローブで峠越えに備えて雨具を買った。狩勝峠方面は依然として雲をかぶっているようだけど、果たして使うかな?
清水町を超えて、富良野市までの残りの距離も85kmとなる。ほとんどアップダウンも無く快走が続く。 -
新得町に入った。カントリーサインはスキーをする人。サホロリゾートという大きなスキーリゾートがある故か。新得そばも有名である。新得町は狩勝峠の十勝側の出発地になる。
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しばらく走って新得町の街中に入った。ここで食料と水分を調達しようと思ったが、どうせならコンビニエンスストアでは無く、狩勝峠の峠の茶屋か、もしくは名物の新得そば屋で腹を膨らませようと思い市街地をスルーした。これが大きな間違いだった。
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市街地をあとにして暫くそば屋が数件あったが、ここじゃない感がしてスルー。そうこうしている間新得町SL広場に到着した。ここまで来てしまうと補給ポイントはこの先もう無いかもしれない。
SL広場には立派なD51が保管されていた。かつてこの路線を走っていたものらしい。新得町SL広場 公園・植物園
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SL広場からは廃線跡を利用して約10kmの遊歩道が作られており、ホーストレッキングで散歩することも出来るとの事。
新得町SL広場 公園・植物園
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SL広場を後にし狩勝峠に向けて暫く走ると、旧狩勝線の小笹川橋梁が見えた。この煉瓦造りのアーチ橋は近代化産業遺産に指定されている。
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道路線形は次第に登り傾向になり、ついに"狩勝峠1合目"と書かれた看板が見えた。いよいよここから狩勝峠越えが始まるが、辛い上り坂もこの標高看板を目標に登れば楽しみができる。
狩勝峠 自然・景勝地
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1合目の看板から数百メートルも走らない内に、すぐに2合目の看板に到達した。看板によれば40mも登ったことになっている。
狩勝峠 自然・景勝地
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さらに暫く走って3合目。先ほどまで空を覆っていた雲も何処かへ消え、太陽が直接照りつける様になり暑い。
狩勝峠 自然・景勝地
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5合目までは勾配もなだらかでスムーズな走行だったが、次第に辛くなってくる。食事が出来るレストランはおろか、沿道には自動販売機も無く、段々とドリンクホルダーに残っているお茶も少なくなってくる。先ほど新得町の市街地で補給に失敗した事が悔やまれる。
狩勝峠 自然・景勝地
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更に上って8合目までやってきた。このあたりは非常に眺望がよく、遠くにだだっぴろい新得町の田園風景が広がった。今日は天気が良くて眺めも良い。ただしペットボトルのお茶は確実に少なくなって来ている。
狩勝峠 自然・景勝地
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頂上まではもう少し。ちびちび残りのお茶を飲みながら確実に頂上を目指す。勾配が厳しくなり、息も切れてくる。
狩勝峠 自然・景勝地
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長い隧道をくぐり、大きく右にカーブをした先が狩勝峠の頂上になっていた。やっと登りきった!山頂には展望台とドライブインの建物があり、観光客が写真を撮っていた。ドライブインで何か温かいものを食べよう!
狩勝峠 自然・景勝地
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しかし、無情なことに頂上のドライブインはシャッターが降ろされていた。なぜ?辛うじて自動販売機とトイレだけは営業中だったが、疲れきった腹ペコの自分にこの仕打ちは痛い。
狩勝峠展望台 名所・史跡
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仕方なくホット缶コーヒーで体を温め、新しい飲み物も調達した。通りすがりのおじさんに話しかけられ、この先の道についての情報を貰った。どうやら富良野市へ行くにはもう一つ峠を越える必要があるらしい。
狩勝峠展望台 名所・史跡
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狩勝峠の頂上にて今日の行程も丁度半分を消化した。狩勝峠の頂上が新得町と南富良野町の境界にもなっており、ここからは南富良野町の市街地に向けて一気に坂を下る。風対策としてもう一枚重ね着した。
狩勝峠 自然・景勝地
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勾配に任せて約10kmを一気に下った。一生懸命上ってきた峠道を一気に下るのは爽快だ。
狩勝山を挟んで南側を走っていた根室本線が再び国道沿いに出現し、落合という集落に入った。久々に見る人の住む集落に何と無く心が明るくなった。郵便局でお金を下ろした。 -
南富良野町は広い。落合の集落からひたすら西に向かって走る。時計は14時をまわった。
ふと気づいたが今日は不思議とチャリダー(自転車で旅をする人)と出会わない。9月上旬ともなると、もう北海道ツーリングの時期じゃないのだろうか。 -
根室本線と並行して走ること十数キロ、南富良野町の中心部が見えてきた。南富良野町の道の駅があったので、ここで遅いランチタイム。やっと腹を満たすことが出来る!
道の駅 南ふらの 道の駅
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南富良野はポテトチップス用のジャガイモの一大産地。湖池屋の専属農家が多いらしい。道の駅のレストランで焼きトウモロコシと温かいそばを食べ、再び自転車にまたがり今日の目的地である富良野市を目指す。
道の駅 南ふらの 道の駅
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道の駅を出て暫く走ると、先ほど聞いた”もうひとつの峠"がやってきた。樹海峠と言うらしい。距離こそ短いが勾配はなかなかきつく、やっと登りきった所で富良野市に入った。
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樹海峠という名前だけあり、眼下には広く深い緑の樹海が広がっていた。なんとなく不気味な感じ。
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16時前、今日の長かった行程も残り30kmを切った。富良野市街に続く田園風景の一本道を、ひたすら北に向けて自転車を進めて行く。
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途中で38号は国道237号と合流した。国道237号は日高・占冠方面から南北に旭川市までを結ぶ北海道物流の重要な動脈である。
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空知川に沿って、富良野市中心部を目指して北上する。残りの距離は20kmを切った。日がだんだん傾き夕暮れが迫っている。
道の脇にはメロンやとうきびの直売所が立ち並んでいる。明日ゆっくり味わうことにしよう。空知川 自然・景勝地
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やっと本日の目的地である富良野市のホテルへ到着した。スマホで調べた美味しいと評判のレストランへ直行し、地場の野菜が入ったカレーを食べた。
総走行距離128.79km
平均時速20.4km/h
最高時速51.7km/h
総走行時間6時間18分25秒
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北海道旧212市町村完全走破
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