帯広 富良野 旭川 狩勝峠自転車ツーリング [1/4]

2015/09/06 - 2015/09/06

　北海道旧212市町村を自転車で巡る旅。今回のルートは十勝帯広空港からスタートし、狩勝峠を超えて富良野へ。富良野から旭川へ北上しそこから空知平野を南下する。帯広市・芽室町・清水町・新得町・南富良野町・富良野市・中富良野町・上富良野町・美瑛町・旭川市・深川市・滝川市・砂川市・奈井江町の14市町を走破しました。

エリア 帯広(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

□羽田から帯広へ移動！
　約半年ぶりに寮の倉庫から自転車を引っ張り出し、輪行袋に詰め込んで羽田空港に向かった。天気は上々。輪行袋を羽田空港へ運ぶだけで汗だくになってしまった。十勝帯広空港行きのJAL577便へは、PBBを使わずターミナルバスによる移動。機材は737-800だった。1時間足らずのフライトで、予定よりも少し早く十勝帯広空港へ到着した。

帯広空港（とかち帯広空港） 空港

□寒すぎた9月の帯広…。
　飛行機から足を踏み出した途端、「寒っ」と声が出そうになった。９月頭の北海道ってこんなに寒かったっけ？

　無事に羽田空港から飛んできた自転車を受け取り、空港の玄関脇で組み立てる。半年ぶりにこの自転車に乗るとあって少し時間がかかったが無事に組み立て完了。時計は既に4時を回っている。天気はどんよりしていて少し残念だ。

帯広空港（とかち帯広空港） 空港

　鍵をかけて再び空港ターミナルに入り、3階の展望デッキから再び羽田に戻るボーイング737-800を見送った。帯広に到着して1時間もしないうちに羽田に折り返してしまうのだから寂しい。

帯広空港（とかち帯広空港） 空港

　自転車を漕ぎ出す。肌に感じる風が冷たく、半袖で来たことを少し後悔する。暖かいジャケットなどを持ってきていないので、もしもの場合は調達しなくてはならない。写真は木の雰囲気が温かいとかち帯広空港。

帯広空港（とかち帯広空港） 空港

　空港からを出発して道道109号へ。周りは何もない農村の風景。どんよりした天気もあいまって寂しい景色だ。帯広方面へ走って行くと「幸福駅」の看板を見つける。少しだけ遠回りになるが、せっかくなので寄って行く事に。幸福駅は旧国鉄広尾線の駅で、縁起のよい名前であるが故観光地化されている。

　周りの寂しさが嘘のように、幸福駅の周りだけは観光客で賑わっており、観光バスも止まっていた。「愛の国から幸福へ」というキャッチフレーズで賑わった頃の、かつてこの廃止路線を走っていたであろう車両が今でも保存されており、観光客が鐘を鳴らしたり写真を撮ったりしていた。

幸福駅(幸福鉄道公園) 名所・史跡

　幸福駅。

幸福駅(幸福鉄道公園) 名所・史跡

　寄り道終了、ということで国道236号へ戻る。水質日本一にも何度も選ばれたことがある札内川を越えて帯広までは約20km、到着は18時頃になるだろう。宿泊予定の十勝川温泉のホテルは札内と言う帯広の隣駅になるので、自転車を帯広駅の駐輪場に止めて、JRで向かう予定だ。帯広に寄り道して旅行に必要な物資を調達し、名物の豚丼を食べる事にしよう。

□帯広を目指して北上
　ほぼ一直線の道をひた走る。帯広が近づくに連れ段々と交通量が増えてきた。信号も多くなり帯広中心部が近いことを伺わせる。郊外の大型ショッピングセンターのような所でホームセンターを見つけ物資の調達を行った。潤滑油が少なくシャーシャー言っていたチェーンに注油し、ペダルも少し軽くなった気がする。

　18時を少し過ぎた頃に帯広駅に到着した。札内行きの電車の時刻表を確認すると、19時42分との事だった。1時間半以上も豚丼を食いながら潰すのは難しい。久しぶりの来道という事で、北海道の電車本数の感覚を忘れていた事を後悔した。写真は暗くなって寒々しく見える帯広駅前。

帯広駅 駅

　帯広駅内にある本店で頂いた「ぶたはげの豚丼」は美味しすぎた。帯広駅前のスーパーマーケットで寝酒を調達し、電車に乗って十勝川温泉に向かった。

総走行距離28.776km
平均時速22.0km/h
総走行時間1時間18分14秒

豚丼のぶたはげ 本店 グルメ・レストラン