2019/12/31 - 2019/12/31
187位(同エリア708件中)
ゴンさん
この旅行記のスケジュール
2019/12/31
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電車での移動
ホテル シュテルネンムーリ 7:30→トラム→ベルン駅 7:50
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電車での移動
ベルン駅8:04→スイス国鉄→インターラーケン・オスト 9:06
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電車での移動
9:15 インターラーケン・オスト→ ベルナーオーバーランド鉄道→グリンデルワルト9:40
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電車での移動
グリンデルワルト9:45→ヴェンゲルンアルプ鉄道→クライネシャイデック 10:21
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電車での移動
クライネシャイデック→ユングフラウ鉄道→ユングフラウヨッホ 11:04
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この旅行記スケジュールを元に
ベルン滞在二日目は、ユングフラウヨッホへ行った。
最初は、ユングフラウへいくことを考えてはいなかった。
冬のスイス、私の目的はスキー。そしてスイスでスキーと言えば、ツェルマット。
家内と娘がパリのツアーに参加しているあいだ、念願かなってツェルマットでスキーができたなら、その後は彼女たちが望む場所の観光をしようと考えていた。
パリの後、(私のスイスの後)の行先を相談している時に、家内が、「私も、スイスに行きたい」と言い出した。日本でスキーに誘っても、いい顔をしない家内がスイスでスキーをしたいとは思えない。おそらく彼女が想像(期待)しているのは夏のスイスだろう。
夏のスイスのように、景色が堪能できる場所と考えた時、ユングフラウを思いついた。調べてみると、ベルンからユングフラウヨッホまでは3時間。湖、登山鉄道、ヨーロッパでもっとも高い展望台、知名度も申し分ない。途中にはグリンデルワルト、インターラーケンもあり、街歩きもできるだろう。
ベルン滞在の日の観光に、ユングフラウ以上の選択はないと思った。
有名だけあって鉄道チケットは予想以上に高額だった。
ベルンとユングフラウの往復チケットは、大人1名で290CHF、日本円で3万円を超える。
家族3人なら鉄道チケットだけで10万円近い。
もっとも、有名なスフィンクス展望台でも入場料などは無く、往復のチケット以外は食事とお土産、おやつ代程度しかかからない。
そこで、色々と情報をかき集め、最も安くなる方法を探した。
最終的にチケット料金を3人合計で530CHF(59360円)にできた。
行って見たら期待以上だったユングフラウ、そしてスイスの鉄道チケット事情を徒然に。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
イチオシ
7:20 ホテル前のトラム乗り場からベルン駅へ向かう。
朝もやの中のホテル。
ベルンのトラムとバスは、ベルン市内のホテルに滞在している間は無料。 -
7:50ベルン駅 外観(右側のビルが駅)明るくなってきたが、'もや'は晴れない。
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今回購入したハーフフェアカードと、無料でもらったファミリーカード。
ハーフフェアカードは、スイス国内の鉄道、バス、登山鉄道が50%OFFになる割引カード。有効期間は1ヶ月。
ファミリーカードは、スイストラベルパス、ハーフフェアカードを購入する時に申し込めば、無料でもらえる。
ファミリーカードを持っている子ども(16歳以下)は、スイストラベルパス、およびハーフフェアカードを持っている親に同行する場合はチケットがいらなくなる。
今回、検討の対象となったのは、乗り放題のスイストラベルパスと、割引カードのハーフフェアカード。
スイストラベルパスの場合、ユングフラウ観光以外の日の移動も無料になるメリットがある。また、乗り放題なので、個別のチケットを買う手間は無い。乗車予定の列車を変更せざる得なくなった場合にも便利ではないかと思えた。
それでもハーフフェアカードを選んだ理由は、適用される区間の違いだった。
スイスの路線密度は世界一で、「スイス国内では、国内のどこでも10マイル歩くと旅客鉄道の便がある」と言われている。同時に鉄道会社の数も多く、現在でも約60社もの私鉄が存在している。そして、登山鉄道は私鉄であり、有名な登山鉄道は乗り放題には含まれていないことが多い。今回、最も高額なユングフラウ鉄道も乗り放題の区間ではない。ユングフラウヨッホとクライネ・シャイデックの往復運賃は190CHF。ベルン、ユングフラウヨッホ間の料金の3分の2を占める。スイストラベルパスでも、ユングフラウ鉄道に割引を適用することはできるが割引率は25%でしかなく、割引の為に乗り放題の権利を1日分使用しなければならない。
それに対して、ハーフフェアカードは50パーセントの割引が、登山鉄道、ケーブルカーまでをカバーしている。
ちなみにユーレイルグローバルパスはスイストラベルパスより更に適用区間が狭く、インターラーケンより先は無料にならない。山岳鉄道の割引率はスイストラベルパスと同じ25%。
娘の分のファミリーカードももらえないのでより割高となる。
総額の比較は以下の通り
(スイストラベルパス使用の場合)
スイストラベルパス フレックス 3日間 大人2名 550CHF
ユングフラウ鉄道 往復 (-25%) 大人2名 285CHF
合計 835CHF
(ハーフフェアカード)
ハーフフェアカード 大人2名 240CHF
ベルン⇔ユングフラウ往復 (-50%)大人2名 290CHF
合計 530CHF
ハーフフェアカードはレイルヨーロッパで購入した(110ユーロだった。)
レイルヨーロッパは、フランス国鉄SNCFとスイス連邦鉄道SBBの合弁会社。
イタリア鉄道 トレニタリア、フランス国鉄SNCF(TGV)、ドイツ鉄道DB、スイス連邦鉄道SBB、スペイン鉄道 Renfeなどヨーロッパ各国の鉄道や、ユーロスターなど国際列車を予約できる。
日本語のサイトもあり、非常に便利な反面、各国鉄道の公式サイトで直接予約するのに比べて、手数料がかかり割高というデメリットもあると言われている。
今回は、ベルン⇔ユングフラウヨッホの他にも、家内と娘のパリ→バーゼルのチケットと家族3人分のベルン→ローマのチケットを買う必要があり、各国鉄道の公式サイトと価格を比較してみたが、必ずしもレイルヨーロッパが割高と言うわけではなかった。選択する列車によってはレイルヨーロッパの方が安い場合もあり、さらに公式サイトの発売期間以前に発売されていた。
また、5万円以上の購入で手数料、送料が無料のキャンペーンを実施しており、国際列車のチケットと合わせるとキャンペーンの対象となった為レイルヨーロッパでの購入とした。 -
チケットはスイス連邦鉄道SBBアプリで購入した。スイス連邦鉄道SBBアプリは、非常によくできたアプリでチケットの購入だけでなく、経路、時刻、料金の検索も簡単にできてわかりやすい。
購入、検索の範囲は、私鉄を含めたスイス国内はもちろん、フランス、イタリア、ドイツにもおよぶ。特にスマートフォンアプリは使いやすく、検索の入力は表示された地名を指でなぞってつなぐだけと、文字の入力は最小限で済む。
購入したチケットは、Eメールで送られてくる他、アプリで表示することもできる。検札に際は、QRコードを読み取ってもらえばよい。
乗り放題でないと、個別のチケットを買う、また乗車予定の列車を変更せざる得なくなった場合など面倒ではないかと思っていたが、そんな心配は無用だった。実際スイスに滞在中駅の窓口に一度も行くことはなかった。
チケットは、全て、事前でも当日でもアプリで買うことができた。そして、駅には改札がない、チケットには、乗車範囲と有効期間が記載されている。
指定席以外のチケットは全て、対象の区間について1日中有効。
乗車時間を変えることも、途中下車をすることも有効期間内なら何の手続きいらない。
※スイス国鉄のアプリしか買えないチケットがあった。
名前はセイバーディパス、これだけはレイルヨーロッパでも買えない。
スイストラベルパスと同じ範囲が1日乗り放題となる。
発売価格が刻々と変わる。多分、発売枚数が値段ごとに決まっているようだった。
今回、スイス到着日と、ベルンへの移動日に購入したが、1日あたり、29CHF(ハーフフェアカード適用後)。
発売日(乗車日の60日前)の翌日には最安値ではなくなっていた。
ちなみに、チューリッヒ→ツェルマットの片道運賃は125CHF。 -
ベルン駅は地下に広がっている。
列車の表示板がなければ、ショッピングモールにしか見えない。 -
ベルン駅のホーム下の通路、改札口がないので、なんとなく歩いているとホームまで行けてしまう。
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ホームに上がって、初めて駅にいることが実感できる。
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IC(インターシティ)(都市間特急列車)の車内。
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ベルンをはなれると、雲が晴れてくる。
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インターラーケン・オスト(オストは東)駅でベルナーオーバーラント鉄道に乗りかえる。インターラーケン・オスト(オストは東)駅を発車する列車は連結編成の前がラウターブルンネン駅行きに、後ろがグリンデルヴァルト駅行きになっていてツヴァイリュッチーネン駅で分かれる。グリンデルヴァルトとラウターブルンネンはそれぞれヴェンゲルンアルプ鉄道でユングフラウ鉄道の起点であるクライネ・シャイデック駅へつながっている。つまり、行きにはアイガー北壁を望むグリンデルヴァルトを経由して、帰りはU字谷の景観が美しいラウターブルンネンを通る(又はその逆)ことが可能。
ヴェンゲルンアルプ鉄道の座席の小テーブルにイラストがある。 -
ヴェンゲルンアルプ鉄道の車内、編成の後半グリンデルヴァルト行きの車両に乗った。
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アイガーが見えてきた。有名な北壁だ。
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グリンデルヴァルト駅、ヴェンゲルンアルプ鉄道のクライネ・シャイデック行きに乗りかえる。
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クライネ・シャイデック駅、ユングフラウ鉄道へ乗り換える。
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ユングフラウ鉄道の車両
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ユングフラウ鉄道の車内、アイガーグレッチャー駅からは岩山に穿ったトンネルになる。
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ユングフラウヨッホ駅も岩山の中。
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アイガー、メンヒに穿ったトンネルの終点、海抜は3454メートル。ヨーロッパでもっとも標高の高い鉄道駅である。
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駅からトップオブヨーロッパに入ったところに写真スポットがあった。
天候が悪く何も見えない時のため? -
今日は素晴らしい天気
ユングフラウヨッホの施設全景
中央と左がトップオブヨーロッパ、山頂に見えるのがスフィンクステラス、ユングフラウヨッホ駅は岩山の中、アイスパレスは氷河の中? -
スイスアルプス最大、最長のアレッチ氷河
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スフィンクステラス
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ゴルナーグラートにもいた、キバシカラスに再会
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スフィンクステラスを下り。
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トップオブヨーロッパで昼食にすることに、トップオブヨーロッパにはレストランが4件ある。
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スイスにきて、チーズフォンデューを食べていなかった。1人前40CHFと市中のレストランとかわらない値段だったので、本場のチーズフォンデューに初挑戦。
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話には聞いていたが、思いのほかワインがきつい。でも一度は食べておかなければ。
これで、スイス3大料理、ラクレット、ロシュティ、チーズフォンデュー、全て食べたことになる。 -
昼食後、ユングフラウ鉄道の観光開発史を展示するアルパイン・センセーションを進む。
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トンネルを掘ったときに使われた、測量器具や
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当時の写真
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掘削に使用した道具などがかざられている。〇ィズニーランドのアトラクションの誘導路を思い出す。
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動く歩道も整備されている。
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巨大なスノードーム、背景に散らばっているのはエーデルワイス
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ベンチの、おじいさんの禿げ頭を触って喜んでいた娘は、
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イチオシ
アルプスの牛に拉致されて、お仕置き!
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更に、トンネルを進むと、
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アイスパレスの入り口、
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入り口付近は四角い氷のブロックなので、製氷工場の倉庫のようですが。
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10メートルほど進んだ先からは自然の氷河、
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全面全て氷
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氷の彫刻が幾つもならび、
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幻想的なトンネルがつづきます。
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一休み用のベンチもあります。
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油断していると氷漬けに・・
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更に進むと・・・
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氷漬けになってしまったキャラクターが
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こちらにも
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イチオシ
そして、知っているひとなら思わず「お前、今はここで氷漬けなの!!」と声がでてしまうやつ。
アイスエイジのオープニングとエンディングに出てくる「スクラット」、氷河で氷漬けになるなら、これほどピッタリの奴は他にいない。ちゃんとどんぐりもあります。いつものように、どんぐりを見つめているし! -
遠い国で知り合いがいたようで、スクラットに癒されて、ユングフラウを下る。
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帰りは、ラウターブルンネンを通ろうと考えたいましたが、家内が街歩きがしたいと言うので、来た時と同じグリンデルヴァルト方面へ。
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グリンデルヴァルト駅で下車
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イチオシ
グリンデルヴァルトの目前に迫る、アイガー北壁。双眼鏡でみると、北壁に挑戦している登山家が見える。
昔、北壁に挑戦した登山家が遭難し、2年もの間ザイルにぶら下がったままとなり、グリンデルヴァルトから見えていた。と言う怖い話もある。 -
グリンデルヴァルトの町を歩く。
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ケーキ屋の店先、並んでいるのは、色々なブッシュドノエル。
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人が大勢集まっていたので覗いてみると、
店先でジャム入りドーナッツを揚げながら売っていた。
つられて、買った。 普通の味でした。 -
グリンデルヴァルトの裏通り、スイスに住んでいる気分の写真を一枚。
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イチオシ
夕焼けに染まるヴェターホルン。
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インターラーケンへと下ります。
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さすがに、ユングフラウ、満足できた一日でした。
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