2019/09/30 - 2019/09/30
969位(同エリア2856件中)
rieさん
下の子が今年大学卒業、親はもうすぐ卒寿を迎え、自分自身もあと何年かで還暦という人生の折り返し地点。
行くなら今!という気がして、海外旅行に何の興味もないダンナを置いて、イキナリ2週間6ヶ国というひとり旅を決行しました。
今となってみれば、偶々ですがよいタイミングでした。
残念ですが今は夢の中でじっくり計画を練って、自由に旅できる世の中を待ちたいですね。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
いろいろあったドイツともいよいよ今日でお別れ。
いろいろあっていろんな人に助けてもらった……。
昨日助けてくれた男前な奥さんと婦唱夫随なダンナにもう一度お礼を言いたかったな。おかげで勇気をもらって、机の下で寝ないですみました。 -
アムステルダムまでの道中、ついでにケルンの大聖堂を見るため途中下車。
ちゃんと時間はとれず、次の電車までの25分でオマケ観光。
いや、ついでとかオマケとかで見るようなもんじゃない、すごい世界遺産だとはわかっているけど… -
でも、……この距離ですもんね! いや~ウワサには聞いていたけど、この惜し気のなさ。
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駅を出て振り向いたところ。5年前ここで、1000人規模の難民による暴行事件が起こったらしいのです。こんなところで……信じられません。
ドイツがメルケルさんの難民政策でどうなっているのか危惧しつつ旅しましたが、イスラム系の方々は確かに相当見ました。
さらに印象としてですが、どこの町も堅実そのもので……要するに景気がいいと感じるところはどこにもなかった。他の国は観光客でごったがえしていた場所も多かったのに、どこよりも美しいドイツの町々はひっそりしてた感が強かったです。本気で心配しちゃう。 -
上の写真から右向け右でこの風景。入口は向かって右側です。
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列車を下りてここまで5分かからないですね。
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中は見れないと思いましたが余裕で見れました。
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またホームへ戻りICEに乗って、
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着きました、アムステルダム。さっすがにこの行程は長かった。ザンクトゴアを8時すぎに出て、5時間ほどかかりました。
このICEで初めて食堂車を試しました。サンドイッチ的なものとシチュー的なもののセットを食べたと思う。今思えばすっごく貴重な体験だったのに、旅も一週間を過ぎると新鮮さが薄れてくるのか……写真も撮ってないし記念品も持ってきてない(;_;) -
で、忘れもしないこの改札。アムステルダムでのケチの付き始めでした。
フランス入国もそうだったけど、ユーレイルパスって、自動改札だとホントに困っちゃう。
ドキドキしながら改札の脇にあるインターフォンを押し、「ユーレイルパスなんですがどうしたらいいですか?」と訊きますと、「何番へお廻りください」みたいに言われて、リモートで改札開けてもらえました。番号とか言わされたかも? ここまでは良し。
で、まずは風車を見に行こうと思ってたのでコインロッカーを探したのですが見つかりません。そこで、白ヒゲのいかめしいオヤジがひとりで坐っていたインフォメーションへ行って「どこかにコインロッカーありますか」と聞いたのだけど、……オヤジは私を一顧だにせず「No.」の一言でした。
アッタマきました。もともと英語が得意なわけじゃないので食い下がりようもないんですが、それでも何回か食い下がって訊いた。オヤジは目を逸らして短くしか答えない。明らかに悪意があります。これでインフォメーションに座ってるって、この国どうかしてるとしか思えない。
まあ訊きだしたところどうやら、改札の中にはコインロッカーがあるよう。どうしようかと思いましたが、パスで入ればいい話だと思ってまたインターフォンを押しました。
ところがこの時、改札はさっきよりずっと混雑しており、インターフォンの向こうもザワザワしていた。同じことを言っても全く通じず、3回言い直しましたが諦めました。すごい挫折感でした。今まで英語が通じてたのはやっぱり英語圏じゃなかったからかな……オランダもオランダ語はあるけど英語がほぼ併用だって聞いたような。 -
こうなったら、小一時間かかってもホテルへ荷物を置きに行こう。そう思ってトラム・メトロの共通券を買いに外へ出たのですが、駅正面の自販機は故障中。
右へ行っても左へ行っても他には見つかりませんでした。 -
アンラッキーって、続きます。このときアムステルダム駅の正面は大規模な工事中で、駅前の地図を見てもよくわからない状態。バス停を探して運転手からチケットを買おうとするも叶わず。
もうつくづく嫌になって、最高の旅行日和の下、「この町ホントに嫌い!」心の中で叫んでました。 -
本当はザーンセスカンスへ風車を見に行って、河辺の道を自転車で滑走するというユメもあったのに……。
荷物を置けないこと、ホテルへの乗り場もわからないことで、すっかり挫けてしまいました。雨で山登りを諦めたことはあったけど、挫けて諦めたのはこの旅行で初めて。 -
そこでふと思ったのが、ここで運河巡りの船に乗っちゃおうということです。重いバックパックを下ろして座って考えるにはうってつけです。
幸い、運河めぐりの船乗り場の旗が立っているのは交差点から見える! -
行ってチケットを買い、乗り込んで席に座るととりあえずホッとしました。
ところがギリギリに窓際に座れたにも関わらず、ここでまたアンラッキーが。6人席の私以外の5人ぶんに、私を囲むようにイタリア人の家族が座ってしまったの。しかも疲れてるのか、イタリア人なのにみんな一様に暗く、すっごく居づらかったのよ私。 -
まあともあれ運河ツアーは出発。嬉しいことに日本語の音声案内があったのでイヤホンをつけたのだけど、それとは別に、英語でナマで案内してくれるおじさんもいて、どっちを聞いたらいいかわからない。
日本語案内はすっごくつまらないし、英語案内は3割くらいしか聞き取れない。
結局英語案内に集中したのだけど、「あの水上ハウスの家賃は意外と高くて〇〇ユーロ」とか「あの四つ星ホテルは素晴らしいけども泊まると〇〇ユーロ」とかそんなことも言っててちょっと面白かったです。 -
素晴らしい天気だし、後で写真見ると素晴らしいんだよね。でも気分って何より大事で、この時はこの町並みが綺麗と思えないほど私ヘコんでました。
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真ん中の3つの建物はアレ、ヤバいですよね。将棋倒しになる一秒前みたい。今みるとけっこう面白い。
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まあね~、フォトジェニックな街なんですよ。どこを撮っても水と緑と空と街が入りますからね。
インフォメーションのオヤジやその他のアンラッキーのせいですっかりこの街が嫌いになり、今写真を見てさえ、これまでの町のようにウットリしたり、ほのぼのした気分になったりできないけど。 -
観光しながらトラム路線を必死で調べた結果、乗り場などがようやく確認できてほっとしました。駅へ戻ってなんとかトラム乗車。
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でも、たしかここで乗り換えたときにも少し迷った。2路線が乗り入れてる駅で、同じ名前の駅でも4つの方向それぞれに乗り場が離れていたのです。
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結局トラムチケットは車内のこのカウンタで買ったのだと思います。しっかりカウンタがあって人がいてびっくりしました。
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あ~~~っ疲れた!!……なんとかホテル到着。こんなにベッドが魅力的に見えたことはない。
そうだった!アムステルダムは運河沿いの素敵なホテルを予約していたのに、しばらくしてなんと向こうから勝手にキャンセルされるということがあったのだった。メールで文句も言ったのに無視されたのでした。そもそも何ヶ月も前からこの街とは相性悪かったのね~私。
でもこのホテルはすっごくよかったし、フロントのお姉さんもすごく優しかった。ホテルだから当たり前か。でもアムステルダムについてから初めて安心した瞬間でした。 -
ところで安心したのと今までの不満で、私ちょっとやけくそになっており、優しいフロントのお姉さんにいきなり不躾なお願いをしました。
順番待ちの間に繰ったネットのページを見せて、
「すごく疲れたのでこのマッサージ店に行きたいんですが、ご覧の通りあまり英語がうまくないので電話で話す自信がありません。私の代わりにここへ電話して予約とってくれませんか?」
お姉さんは「Sure!」と言って電話し、「〇〇コースと□□コースがあるようですよ。どっちにしますか。」などと仲立ちをしてくれて、時間も設定してくれました。 -
De Eland Wellness House。あの赤いコカコーラのネオンのすぐ手前にありました。
行けると思ってトラムで途中まで行き、結局時間がなくて途中からタクシー乗って、それでも10分遅刻しちゃった(*_*;
でも受付のご婦人は優しくて、大丈夫と言ってくれ、それから驚いたことには彼女が自分で施術してくれました。
台湾マッサージのお店だったけど、オランダ人の綺麗な奥様でした。
やり方知らないで行っちゃったけど、パンツ以外全部脱いで!ということでちょっと恥ずかしかった。すっかり脱ぐと身体中に油を塗りたくってリンパに沿ってマッサージしてくれます。いやー、かなり良かった!!! マッサージのために台湾に行きたくなるほど良かった!
良いことなかったアムステルダムでの、2つだけ最高に良かったトコ、その第2位です。 -
やっぱり疲れていたんだなあ~!! マッサージを受けたらすごく心も身体も軽くなりました。足取りも軽くなって、夕暮れの運河沿いをひとしきり散歩した後、調べていた日本料理店に行ってみることにしました。思いがけず、ホテルから歩けるくらい近かったのです。
「博多せん八」です。ピンボケですみませんがあの赤い提灯が下がっているところです。
ここで私のアムステルダム株は一気に上がりました。ドイツでも日本料理屋に行ったけどケタが違う! めちゃめちゃ美味しかった! ていうか日本でもあまり食べたことないくらい美味しかった。
ゆず風味の唐揚げ、揚げ出し豆腐、焼き茄子、枝豆、おにぎり、あと何食べたかな……久しぶりの日本食だったから、というのもあるけど、どれをとっても美味しく、梅酒も美味く、米も海苔も枝豆もベーシックにちゃんとした味だった。
不思議なことにここでも日本人に会えず、でも席は満杯で、15人くらいのオランダ人の団体がすごく盛り上がってました。
スタッフは日本人で、カウンター席だったので少し話ができました。疲れたあとのアルコールがまた、慣れ親しんだ味とともに身体に染み入るようでした。
ここがもちろん、アムステルダムの最高だった場所、第1位です! -
翌朝もダメダメだったねえ~まさか二日酔いじゃないんどけど疲れて寝坊してしまって、行こうと思っていたおしゃれなカフェに行けなかった。
今思うと、まあ昨日の私もだいぶダメだったんですよ。
2日目になったらあんなに分かりにくいと思ったトラムにもスイスイ乗れたもの。
あと、今でもどうなんだと思っているのは、コインロッカーも和製英語らしいことですよね。だからオヤジに無視されたのかな。どちらにしろ悪意はあったと思うけど。 -
少しだけ朝の街を歩きました。たしかにね、本当に綺麗な街でした。
-
そうしてやってきたのはここ、アムステルダム国立美術館です。開館前ギリギリにやってきました。
今日は11時ちょい過ぎくらいのタリスを予約しているので、ここには1時間ちょいしかいられないことになるけど。 -
上の写真の建物の中に入ったところです。たしかこの道路を挟んだ左右、どちら側にも美術館の入口があり、どちらにも人が並んでいた。
どちらかがチケットをもう持ってる人用、どちらかは持ってない人用と聞いた気がする。
で、並んでる人のところに行って、ここはチケット持ってる方のための入口ですか?と聞いたら、そうだよ!と言ったので逆側に並んだのですが、そっち側に並んでる人もみんなチケットを持っているようだった。
??(+_+)??ウーン……悩んだのですが結局、中へ入ったら同じロビーに出てチケットカウンターに行けたと思います。チケットカウンターで長く並ぶこともなかったので、開館になってからゆっくり探していいと思います。 -
なんだかだいぶ色合いが違って見えますが、「夜警」を正面奥に見たところです。
ここでも私のアムステルダム運の悪さが。「夜警」が2ヶ月前から「公開修復」に入っていたのです。絵の右手前に大きな機械があり、さらに絵全体に大きなガラスの囲いがされていました。
それ以上に嫌だったのは、展示位置がやたら高かったことです。つくづく鑑賞に適さないことばかりで、早々に絵との対話は諦めました。 -
その代わりに、フランス・ハルスの作品とずいぶん対話してきました。「ジプシーの女」とか「陽気な酒飲み」とか3~4枚の小さな絵しか知らなかったけど、こういう大きな絵でも、彼らしさ躍如でした。
民衆や女子供の笑ったり無防備な一瞬を書く人だと思ってたけど、こんなふうに正装した男たちを描いた大きな絵でも、一人一人の表情がとっても人間的なんですよね(「やせ細った中隊」未完だったけどピーテル・コッデが仕上げたもの)。この人はきっとこういう性格、とか、顔を見るとわかる気がします。調べてなるほどと思ったけど、ものすごく早描きの人だったらしいです。だから生き生きしているのね。 -
綺麗な図書館。ずいぶん慌てて見た覚えがあります。電車の時間が迫ってたのかも。
あんまり写真撮ってません。絵だけ撮ってもどうなんだと思ってたけど、自撮りしたら両方ボケてもっと酷かったわ……。 -
これはたぶん、逆側に出て庭を眺めたところだと思います。この向こうに「I amsterdam」があるんだと思うんですが自信ない。結局時間がなくて見にいけませんでした。後ろ髪を引かれつつ、駅へ。
-
11時15分のタリスで、アントワープへ。
2週間の旅行で、アムステルダム観光が一番うまくいかなかった……まあそういうこともあるっていうことで、これも思い出です。
……アッ! でもそれじゃ済ませられない! あと一つ!
この旅行から帰って3か月ほどして、カード会社から、「あなたのクレジットカードが偽造されインドネシアで使われています。」という連絡がありました。真っ青になり、まずはその電話自体も疑っていろいろ調べたんですが、まぎれもなくカード会社からで、偽造は真実だったようです。すぐに止めてもらい、事なきを得ました。
どこかのお店でスキャンされてしまったのかもしれませんが、ATMでのキャッシングがやっぱり怪しいと思います。旅行中キャッシングしたのはヴュルツブルグの駅構内と、アムステルダムの街中だけです。ヴュルツブルグのATM機は駅構内だったし、すぐに現金が出てきたので怪しいところはありませんでしたが、アムステルダムの街中のATM機は、カードが出てくるのにすごく時間がかかり、結局お金も引き出せませんでした。
いやー、不用心にもほどがあった! 海外ATMは本当に便利で、今後も利用したいと思いますが、ちゃんと駅構内などの機械を利用すべきと思いました。ちなみにあの極楽だったマッサージ店のあった通り沿いでした。本当にご用心あれ。
どちらにしろ、私とアムステルダムの相性は相当最悪だったようです。今でもアムステルダムと聞くだけで身構えちゃう私です。油断ならない町、というイメージです。 -
この町を去る直前、ホームからふと見ると、行きそこなってしまったザーンセスカンス行きのバスが見えました。ちぇ~っ……サイクリング、したかったな~。
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