2020/05/24 - 2020/05/25
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ドクターキムルさん
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横浜市港南区港南1にある福聚院の庚申塚には2基の庚申塔と馬頭観世音像が建っている。
大型の庚申塔(元禄9年(1696年)銘)には観音さまが彫られ、船先のように三角の台座には三猿が線刻されている。大型の庚申塔より8年後に建立されたやや小振りの庚申供養塔(元禄17年(1704年)銘)にはお地蔵さまが彫られており、小型化されて平面になった台座に同じく三猿が線刻されている。三猿が線刻されている庚申塔は初めて目にした。桜道の庚申供養塔(1697年末か1698年初頭に建立)(https://4travel.jp/travelogue/11624961)には三猿は描かれていなかったし、福聚院墓地横の階段下の庚申供養塔(寛文12年(1672年)銘)(https://4travel.jp/travelogue/11624989)には三猿が彫られている。したがって比較的近い場所に17世紀に建立された3基の庚申塔が建っており、三猿についてはなしとあり、ありには線刻と立体的と三様である。なお、正覚寺の庚申塔(文政13年(1830年)銘)は時代が下がり過ぎており、比較の対象とはならない。
馬頭観世音像は天保12年(1841年)に建立されたものである。「馬頭観世音」の文字塔は多いが馬頭観世音像はそう多くはない。そのためであろうは、横に「馬頭観世音」の標石柱が建てられている。
(表紙写真は福聚院の庚申塔)
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2体の石仏と馬頭観世音。
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2基の庚申塔と石仏。
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石仏。
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馬頭観世音(天保12年(1841年)銘)。
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「天保十二丑五月吉日」。
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「馬頭観世」標柱。昭和になって建立か。
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「明和」(1764年~1772年)ではなく、「昭和」(1926年~1989年)だろう。
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五輪塔。
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庚申供養塔(元禄17年(1704年)銘)。正面に「庚申供養」と「元禄十七甲申年正月…」と刻まれている。
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線刻の三猿。
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庚申塔(元禄9年(1696年)銘)。正面に「元禄九丙子年 敬白」、「…月吉日」と刻まれている。
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線刻の三猿。船先のように三角になっている。
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石仏(寛文11年(1671年)銘)。正面に「寛文十一年十月十一日」と刻まれている。
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線刻の三猿はないようだ。
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