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新型コロナウィルス感染症の影響で外国人の入国が制限されて、観光客が少なくなり、京都もガラガラだということで、2020年3月10日から2泊3日で行って来ました。<br />東京からの往復は夜行バスです(バス代は往復で3500円でした)。行きのバスは、2台運行するはずだったところ1台になり、しかも乗ったのは約10名。全員ちゃんとマスクをしていました。バスにはトイレがついているため、途中でSAに一切寄らなかったので、しっかりと眠れました。<br />6時に京都に着くと、天気予報通りの雨。しかもかなりの降り方。小雨程度なら早朝から開いている清水寺に行こうかと思っていたのですが断念。四条大宮の漫画喫茶で時間潰しをしました。降り方は、一向に弱くならなかったので10時過ぎまで、満喫にいました。<br />今回の旅の目的が、「第54回京の冬の旅非公開文化財特別公開」にあるので、1つでも多く周りたいと思い、大雨の中バスで大徳寺に向かいました。ここが一番行きたい場所でしたし、四条大宮からバス一本で行けるので重い腰も上がりました。<br />大徳寺では法堂(はっとう)、方丈、唐門の公開を見学に行きました。「京の旅」での特別公開は、史上初だそうです。2月までは、観光客が殺到していたそうですが、3月になってからは、休日でも100人位で、雨の日は50名も行かないとのことでした。お陰でとてものんびり出来ました。方丈では雨の降る石庭を飽きるまで眺めていました。そして法堂では、狩野探幽筆の雲龍図がとても見事でした。堂の下のある地点で手を叩くと、龍が鳴いている様に聞こえるのです。ぼくも叩いて見ました。そして唐門へ。ここは日暮門とも呼ばれ精巧な彫刻が刻まれています。特に大きな孔雀の彫刻は圧巻でした。鳴き龍にしても、日暮門(陽明門のこと)にしても、今は日光東照宮の方が有名になってしまっていますが、本家はこちらです。しかし、どこも撮影禁止でした。<br />大徳寺はまた、江戸時代の朝鮮通信使の宿所にも使われていたそうです。<br /><br />大徳寺のあとは、遠く離れていますが、泉涌寺へと向かいました。こちらへもバスを1度乗り換えるだけで行くことが出来ました。泉涌寺では、写真を沢山撮れました。今回の特別公開がなければ、知らなかったお寺です。<br /><br />泉涌寺内の新善光寺は、寛永元年(1243年)、後嵯峨天皇の勅願により創立。本尊は信州善光寺の阿弥陀如来と同仏同体に鋳造された鎌倉時代のものです。<br />当時は、長野に浄土宗の善光寺、身延に日蓮宗の久遠寺があり、2大巡礼地だったとのことです。道中で、浄土僧と日蓮僧が鉢合わせになり、同宿したりして、法論する姿を滑稽に描いた狂言「宗論」が残っており、よく公演されます。

2020年京の冬の旅 1(非公開文化財特別公開)

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2020/03/10 - 2020/03/12

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悠太郎

悠太郎さん

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2020/03/10

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新型コロナウィルス感染症の影響で外国人の入国が制限されて、観光客が少なくなり、京都もガラガラだということで、2020年3月10日から2泊3日で行って来ました。
東京からの往復は夜行バスです(バス代は往復で3500円でした)。行きのバスは、2台運行するはずだったところ1台になり、しかも乗ったのは約10名。全員ちゃんとマスクをしていました。バスにはトイレがついているため、途中でSAに一切寄らなかったので、しっかりと眠れました。
6時に京都に着くと、天気予報通りの雨。しかもかなりの降り方。小雨程度なら早朝から開いている清水寺に行こうかと思っていたのですが断念。四条大宮の漫画喫茶で時間潰しをしました。降り方は、一向に弱くならなかったので10時過ぎまで、満喫にいました。
今回の旅の目的が、「第54回京の冬の旅非公開文化財特別公開」にあるので、1つでも多く周りたいと思い、大雨の中バスで大徳寺に向かいました。ここが一番行きたい場所でしたし、四条大宮からバス一本で行けるので重い腰も上がりました。
大徳寺では法堂(はっとう)、方丈、唐門の公開を見学に行きました。「京の旅」での特別公開は、史上初だそうです。2月までは、観光客が殺到していたそうですが、3月になってからは、休日でも100人位で、雨の日は50名も行かないとのことでした。お陰でとてものんびり出来ました。方丈では雨の降る石庭を飽きるまで眺めていました。そして法堂では、狩野探幽筆の雲龍図がとても見事でした。堂の下のある地点で手を叩くと、龍が鳴いている様に聞こえるのです。ぼくも叩いて見ました。そして唐門へ。ここは日暮門とも呼ばれ精巧な彫刻が刻まれています。特に大きな孔雀の彫刻は圧巻でした。鳴き龍にしても、日暮門(陽明門のこと)にしても、今は日光東照宮の方が有名になってしまっていますが、本家はこちらです。しかし、どこも撮影禁止でした。
大徳寺はまた、江戸時代の朝鮮通信使の宿所にも使われていたそうです。

大徳寺のあとは、遠く離れていますが、泉涌寺へと向かいました。こちらへもバスを1度乗り換えるだけで行くことが出来ました。泉涌寺では、写真を沢山撮れました。今回の特別公開がなければ、知らなかったお寺です。

泉涌寺内の新善光寺は、寛永元年(1243年)、後嵯峨天皇の勅願により創立。本尊は信州善光寺の阿弥陀如来と同仏同体に鋳造された鎌倉時代のものです。
当時は、長野に浄土宗の善光寺、身延に日蓮宗の久遠寺があり、2大巡礼地だったとのことです。道中で、浄土僧と日蓮僧が鉢合わせになり、同宿したりして、法論する姿を滑稽に描いた狂言「宗論」が残っており、よく公演されます。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
ホテル
3.5
交通
4.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
高速・路線バス
旅行の手配内容
個別手配
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