1986/08/29 - 1996/08/19
847位(同エリア3449件中)
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ころたさん
思い出が止まらない!
前々回のUSA編( https://4travel.jp/travelogue/11619590 )、前回の Live Under The Sky( https://4travel.jp/travelogue/11620430 )に続いて、今回は各地での屋外Jaz Fesを思い返してみよう。
1980年代、90年代は大規模Jazz Festivalが多く、どこも大盛況だった。特に夏のリゾートでのJazz Fesは海外の著名Jazz Manが大挙出演する一大イベントになった。今思えばあれもバブルのあだ花だったのだ。
河口湖、斑尾高原、富士見高原、別府城島 etc...。そのうちのいくつかをツラツラと書いていこうかな。
- 旅行の満足度
- 5.0
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まずは1986年から2004年まで開催された Mt. Fuji Jazz Festival。
場所は1996年までは河口湖畔の特設ステージ。その後、富士スピードウェーや富士急ハイランドに移って2004年まで続いた。河口湖から移った後は参戦していない。
河口湖畔はよかったなぁ。ステージのバックには河口湖超しの富士山。広大な客席の周りを囲むように多くの出店。食べて飲んで騒げる。アーティストにも大好評だったようで、プレーのテンションも高かった。当然、観客の盛り上がりも凄い!河口湖 自然・景勝地
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俺の初参戦は1987年。3日目に参戦。出演順にStanley Jordan, Tony Williams, George Adams & Don Pullen, Huredy Hubberd & Bobby Huchurson, Bennie Wallaceと来て、最後はArt Blakey。昼から夜まで1日Jazz漬け!
https://www.youtube.com/watch?v=OE_Xtc6S61Q
この年は GEORGE ADAMS & DON PULLEN にやられたわ。Adams & Pullenの疾走プレーは最初の一音で観客を引っ張り込んだ。Adams & Pullenはその後も何度もMt. Fujiに出演してくれた。
動画は全体のまとめ。Adams & Pullenは9分過ぎくらい。注目!河口湖 自然・景勝地
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1991年のJam Sessionは、超豪華メンバー。それもそのはず。前年に亡くなった御大 Art Blakey へのトリビュートなのだ。
https://www.youtube.com/watch?v=v9dbNvY9cjo
George Adams(Ts), Terrence Blanchard(Tp), Benny Green(p), Ralph Peterson(Ds),そして日野照正(Tp), 向井滋春(Tb) etc..どうだ!
そしてそして、2年前のNYのAugie's Jazz Barで出会った Terrence Blanchardと、ここで再会できたのだ。( https://4travel.jp/travelogue/11619590 )いやあ、ご立派になられて・・・河口湖 自然・景勝地
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1993年は2日目に参戦。Ron Carter & Benny Golson, Caka Khan (よくぞ出てきた!), Al DiMeora & 渡辺香津美と来て、トリが Chick Corea Electric Band。
https://www.youtube.com/watch?v=XfOQVZ_b3C8&list=RD3A2V4Mxy-PU&index=13
ここは DiMeoraと香津美によるスペインのギターバトルでしょ。二人とも楽しそうにプレーしていたし、袖でChickが見守っているのも微笑ましい。 -
その他にも1994年のHorace Silver, Lee Ritenour、95年のJimmy Smith, HerbieとGonzalo Rubalcabaのデュオ、96年のJackie McLean, Pat Metheny。。。どれも脳裏に残る素晴らしい演奏が目白押しだったのだ。
しかしその間に常連だったArt Blakey, George Adams, Michel petruccianiがなくなり、Milus Davis, Gil Evans, Dizzy Gillespieもこの世を去った。
諸行無常・・・ -
Mt. Fujiと並んでお気に入りだったのが、斑尾高原で行われたNewport Jazz Festival in Madaraqo。ここは何より気持ちがいい。席は一応あるのだが、広大なスキー場のどこにでも陣取る事ができて、寝っ転がりながら聞くのも自由だ。
1983年から2003年まではスポンサーが付いて海外Jazz manがプレーしていた。ストレートアヘッドなJazzからFusion、Latin, Bluesと出演者は多彩。だから観客はお気に入りのプレーヤーの時は盛り上がり、興味がないとウダウダしている。そのウダウダ感も楽しかった。
初参戦は1983年の第2回。御大 Dizzy Gillespie, Tania Maria, Spiro Gaila, 日本からはネイティブサン(懐かしい!)etc.。
そしてここのもうひとつの売りが、夜の部にペンション村の各地で繰り広げられるワークショップ。出演したJazz Manがアマチュアバンドを指導する形でセッションを繰り広げる。
https://www.youtube.com/watch?v=3LSDQ62cxwA
Tania Mariaのノリを見てくれ。観客の抜けっぷりを見てくれ。これが斑尾だぁ。斑尾高原 自然・景勝地
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次の参戦は84年。B.B.King, Texas Tenors, Gary Burton。
まずはBluesの王様 B.B.King様だ。
https://www.youtube.com/watch?v=rhsAlo73O1Q
映像は1991年のもの。84年に見たと時は黒いスーツをピシッと着て、何と専属の司会者を連れて来た。司会と言ってもKingのソロが終わると出てきて「B~B~Ki~ng!」と叫ぶだけ。その度に観客は立ち上がってヤンヤの喝采。彼のおかげで盛り上がりはしたけどね。
Kingは斑尾に4回も来てくれた。斑尾高原スキー場 スキー場
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その後のステージは Texas Tenors。
Illinois Jacquet, Arnett Cobb, Eddie Lockgio Davis という3本のテナーで南部のJazzをゴリゴリにやっていた。これが楽しい!B.B.Kingのステージで燃え尽きかけていた観客が、3本テナーの最初の1音で飛び起きた。
https://www.youtube.com/watch?v=i1NZfNVI6BU
動画は斑尾じゃないしメンバーも多少違うけど、テナーのバトル感は同じだ。
その後、斑尾Jazz Fesは2016年からはアマチュアバンドのフェスとして同じ場所で開催されている。こちらはまだ行っていない。斑尾高原スキー場 スキー場
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都会の屋外Jazz Fesとしては東芝がスポンサードした Aurex Jazz Festival。
Aurexって知ってる?今はなき東芝のオーディオブランド。その頃は家電メーカーがこぞってオーディオブランドを持っていた。パナソニックはテクニクス、三菱はダイヤトーン、日立はLo-D、シャープはオプトニカ。
https://www.youtube.com/watch?v=bffqr9zOSsk&list=RDbffqr9zOSsk&index=1
1980年のBenny Goodman Orchestraはもはや歴史的音楽遺産だ。動画は横浜スタジアムではなく日本武道館での公演。ちと長いが33分からの Sing Sing Singを聞いてくれ!
今も多くのアーティストに歌い継がれる名曲はGoodmanと盟友Gene Krupa から始まった。曲を通じて響くGeneのドラムソロがJazzの、そしてDrumsの歴史を変えたと言われる。
https://www.youtube.com/watch?v=hO_LgQ1EMnc
こちらはFreddie & Brecker Brothers を中心にしたユニット。
Freddie Hubbard(Tp)
Randy Brecker(Tp)
Michaek Brecher(Ts)
Joe Farrell(Ts)
Joe Henderson(Ts)
George Duke(Key)
Peter Erskin(Ds)横浜スタジアム 名所・史跡
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1980
Benny Carter(As)
Sherry Manne(Ds)
Teddy Wilson(P)
Harry Edison(Tp)
Milt Hinton(B)
https://www.youtube.com/watch?v=a6Nj9vKRbGM
Fusion Fanにはこっち
https://www.youtube.com/watch?v=x88It39PrKk&list=RDhO_LgQ1EMnc&index=5横浜スタジアム 名所・史跡
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1981年はこれまたレジェンド、Lionel Hampton Jazz Orchestraがトリだ。この時Hamptonは73歳。まだまだ!
バンドには日本人プレーヤーの顔も見られ、なんと若き日のMALTAがソロを吹いていた。(当時は知らなかったが)
https://www.youtube.com/watch?v=jtvrpaxLegs
このHamptonオジサンがノリノリで、アンコールに応える応える。何曲やったか分からないくらいやってくれて、予定時間を30分は過ぎたと思う。最後の方は観客の方が「大丈夫なのか?」的な雰囲気になった珍しいコンサートだった。 -
そしてこれが1982年の大問題作、Jaco Pastorius Big Band: Word of Mouth だぁ。俺はWeather Reportの大ファンだったので、脱退直後のこのライブを見て「ジャコパスは何がしたいんだ?」と訝った口。会場にもそんなファンが多くいた雰囲気だった。
要は冷めていた。
でもね、今聞くとやっぱ凄いのよ。メンバーは総勢20人を超える大編成で、Randy BreckerやJon Faddis, Peter Erskineなどのビッグネームも多く含まれていた。中にはスチールドラムとかフレンチホルン、チューバ、ハーモニカのToots Thielemansもいるという凝った編成だ。15分過ぎからのチューバとのバトル(?)を見ればジャコパスの凄さが分かる。(録音はひどい・・・)
https://www.youtube.com/watch?v=kpLbFFAd84g&feature=emb_logo
天才の名を欲しいままにしたJaco Pastoriusはその後、酒とドラッグに溺れていく。1987年に亡くなる直前には精神病院と路上生活を往復する生活を続け、遂にはクラブのガードマンに殴られて死亡するという悲惨な最期を遂げる。
なんてこった! -
80年代90年代の熱狂は、21世紀を迎える頃にはすっかり冷えてしまった。Jazz Fanが見捨てた訳ではない、決して。スポンサーが手を引いたのだ。
分かりやすいのがAurex。いや全ての日本電機メーカーの衰退だろう。オーディオブランドなんて全滅。ほんの少し前にパナソニックがテクニクスを復活させたが、それはごく限られたケース。
厳しいなぁ。GAFAとか楽天とか、浮かれているIT企業が乗り出してくれないかな。
やはり日本ではもう二度と大規模な Jazz Festivalは見られないのかも知れない・・・
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