2020/02/26 - 2020/03/02
701位(同エリア6431件中)
りりぃさん
海外個人旅行超初心者のアラ還女子の旅行記です。出発編からの続きです。
チャイナエアラインで往路復路それぞれ1泊の機内泊を含む6日間の旅でした。実質現地3泊4日の旅となります。今回の旅の目的は、美術史美術館をじっくり堪能すること、カフェ巡り。これだけです。
午前9時台にホテルに到着しました。まだ、モーニングに間に合う時間帯です。そこで、今回の旅で最も行きたかったカフェを最初に訪ねることにしました。扉の写真にしているカイザーパビリオンというカフェです。シェーンブルン宮殿の動物園の中にあります。
とても広大な動物園でした。展示物がいちいちおしゃれでかわいらしい。結局、動物園で半日過ごすことになりました。
夕方からは美術史美術館へ。木曜日のみ21時閉館なので、夜の美術鑑賞を楽しみしていました。短い滞在ですが、年間パスポートを購入したいと思っていました。44ユーロ(25歳未満25ユーロ)なので、3回入れば元が取れます。ただ、事前に調べても購入場所がよくわかりませんでした。ところが、最初に入ろうとした入口がたまたま年間パスポート専用の窓口で、難なく購入することが出来ました。(普通の窓口がどこだったのか未だにわからないままです)
美術館からの帰り道にチェーンのカフェで小腹を満たして初日終了です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 旅行の手配内容
- その他
-
シェーンブルン動物園は1752年、マリア・テレジアの夫のフランツ1世の命によって作られた世界最古の動物園です。シェーンブルン宮殿の一角にあります。
-
最寄り駅は、シェーンブルン駅の1つ先のでヒーツィンク駅で、ヒーツィンク門から宮殿に入ります。
整備された宮殿の庭園をどんどん奥に進み・・・ -
温室(入場するとしたら別料金)の前を通ります。
-
そして、こんなところに、枯山水。日本庭園です。奥に写っているのは、先ほど通り過ぎた温室です。
動物園のチケット売り場は、このすぐ先にありました。21.5ユーロを支払って入場します。 -
どこにも寄らずに、お目当てのカフェ・カイザーパビリオンに向かいました。この建物は、フランツ1世の家族が動物を見ながら朝食を楽しむために作られた建物です。マリアテレジア一家が実際に朝食を食べていたお部屋です。息子の代に市民に開放されました。
この建物を中心して、放射線状に13枠の飼育場が広がっています。ちょうどバウムクーヘンの中央に建物があって、バウムクーヘンを切り分けた形に飼育場が広がっている感じです。飼育されている動物は変わりましたが、この配置は建設当時のままだそうです。 -
室内はこんな感じです。宮殿そのものです。2組ほど先客の方がいらっしゃいました。皆さん窓際の席でお茶を楽しんでいました。
鏡の後はすべて小部屋になっているようでした。天井にはトラなどの肉食動物が描かれています。これは、マリアテレジアが、子ども達に事故が起きることを心配し、宮殿内に肉食動物を入れることを禁止したためだそうです。肉食動物は絵で我慢してねという事です。(現在は肉食動物もたくさん飼育されています)
室内には若き日のフランツヨーゼフ2世とシシィの肖像画がかかっていました。時代が違いますので、後年に設置されたものと思われます。私たちは、シシィの肖像画の真下の席で朝食をいただきました。
レプリカではありません。空間そのものが本物です。 -
田舎風の朝食8.9ユーロとVITALな朝食9.8ユーロをオーダーしました。VITALとは、生命維持に重要なとか健康的なというような意味のようです。食後、席でお会計です。毎回1割程度のチップをプラスしてお支払いしていました。
-
特にお願いしたわけではありませんが、はじめから英語表記のメニューを持ってきてくれました。主なメニューは公式HPにアップされています。予習済みだったので、即決でオーダー出来ました。
-
コース料理のように3回に分けてサーブされました。暖かい飲み物は選択できます。VITALを注文した私はメランジェを、田舎風を注文したツレ(夫ではない某家族)は紅茶を選択しました。
VITALにはベリージュースが、田舎風にはキャロットオレンジジュースが付いていました。
ウエイターさんから、enjoy!(楽しんでね)と声をかけていただきました。なかなかのナイスガイでした。こういう対応はとてもうれしいです。 -
胚芽パン1人分(田舎風朝食)です。隣のフォークは食事用の大きなフォークです。巨大なパンでした。
VAITALには、同じパンが1つだけ付きます。 -
田舎風朝食の卵焼きです。ベーコンとハムが入っていて、半熟ではなくしっかり焼いてありました。ベーコンとハム、似たような素材ですが、どちらも半々で入っていました。自宅で再現してみたのですが、卵4つ分くらいの量のでした
-
VAITALな朝食のメインです。グラスの中は、ミューズリーにヨーグルトを和えたものにリンゴのコンポート(ソテーしたリンゴかもしれないです)が乗っていました。左に添えられている白いものは、カテッジチーズです。おしゃれですね。でも、これだけで充分かと・・・パンが無いほうが健康的だと思います。
優雅な朝食なのですが、小食なツレの分を半分ひきうけたのでお腹がパンパンになってしまいました。 -
後から、ベビーカーに乗った赤ちゃんを連れた男性が近くの席に座りました。動物園のカフェですから、勿論お子さんもOKの様です。
-
お会計を済ませて、外に出て動物たちに会いに行きました。カフェからでも見えるのですが、やはり近くて見たくなりました。檻のすぐそばには、池が配置してあり自然な形で動物との距離を保てるようになっています。
-
フラミンゴです。写真はありませんが、少し離れたところにパンダもコアラもいました。カイザーパビリオン周辺は極々一部に過ぎません。端まで歩くと小1時間かかるほど広大な動物園でした。
-
シマウマです。建物がどれもこれも素敵なデザインでした。
-
お猿さんの飼育室です。
-
各種ペンギンの大きさが比較できる展示物(絵)です。ユーモラス。
-
こちらは、本物のペンギンです。餌付けのショーを開催していました。
この動物園で、もうひとつ行ってみたいカフェがありました。動物園の端っこに位置するチロル風のカフェです。
ペンギンを見た後、チロル風のカフェを目指してハイキングコースの様な遊歩道に進んだのですが、そこは完全に山の中。ハイキングというよりはプチ登山でした。
私、飛行機に乗って何しに来たんだっけ?と思うほどの山の中でした。 -
地図で見ると平坦に見えますが、動物園の奥の方は山です。でも、ちゃんと眼下にはシェーンブルン宮殿が見えます。これは、吊り橋の上から撮影した写真です。
-
やっとチロル風のカフェに到着しました。食後2時間近く経過していましたが、おなかがパンパンで珈琲すら入りそうにありませんでした。中に入るのは断念しました。
-
チロル風のレストランは他にもありました。こちらは、この動物園で作られた生産品と軽食を提供するレストランの様でした。こちらも入ってみたかったです。
-
チロル風レストランの周辺には、馬、やぎ、鶏、牛などが暮らしていました。鶏や牛は複数の種類がいるようでした。動物園というよりはプチ牧場です。とってもメルヘンチックでした。
珍しい動物を展示するだけが、動物園の仕事ではないのですね。ハイジごっこが出来そうな、すてきなところでした。もう一度行ってみたいです。
何だかんだ言って、半日を動物園で過ごしてしまいました。これでも、全然足りません。10分の1位しか見られませんでした。
園内にカフェだけでも9軒は営業しているようでした。HPに載っているのはその一部だけです。カフェとは別に軽食を売るスタンドも何件かありました。
世界最古にして最高の動物園でした。 -
動物園からホテルに戻るとすでに夕方になっていました。美術史美術館で、年間パスポートをゲットし、夜の美術鑑賞へ。ところが、この美術館、結構ホラーな怖い絵が多いのです。
2時間ほど見ているうちにすっかりおなか一杯になってしまいました。(精神的に・・・ですよ)
ホラーな絵の数々の写真は、撮影していませんし、文章の表現も無理・無理・無理!です。宗教画なら織り込み済みなので大丈夫なのですが、神話や戦場をモチーフにした悲惨な場面の絵がたくさん展示されていました。とても怖く感じてしまったのは、夜だったからかもしれません。そもそも、美術鑑賞する素養が乏しいのでしょう。
美術に興味がなくとも怖いのがお好きな方は是非、木曜夜の美術史美術館へどうぞ。昼間に比べたら夜の美術館は人が少なめでした。勿論、ゆっくり美術鑑賞したい方にもおすすめです。
写真は有名なアルチンボルドの絵です。向かい合わせにもう2枚、同じシリーズの絵が計4枚、同じ部屋に展示されていました。
美術史美術館には3回入場しました。翌日のレポートでまた触れます。 -
美術館からの帰りにオペラ座前のカフェ・アイーダに寄りました。それほど空腹ではなかったので、スープとパンの軽食で済ませました。
それでも、そこそこの量がありました。グラーシュズッペを選択しました。ビーフシチュー風のスープです。おいしかったです。
もう一つは、ショートパスタ入りのスープでした。
お値段は、スープセットが5.5ユーロ×2人前、ブラウナー(小)2.7ユーロ、オレンジジュース3.5ユーロ、計17.2ユーロでした。チップ込みで20ユーロのお支払いだったと思います。
Aidaはリンク周辺だけでも3店舗はあるチェーンのカフェです。使い勝手が良かったので、その後も含め、計3回入店しました。
事前に公式HPを閲覧しておいたのですが、ここのHPはお勧めです。ウィーンの珈琲が図解入りで紹介されています。
店内はオペラ帰りの方と思われる正装したお客さんで満席でした。隣のテーブルでは、初老の男性が女性の手を握って何やら熱く語っていました。
ホテルの戻ると21時過ぎ。昨日の出発からエンドレスに続いた長い1日が終わりました。疲れましたが、もちろん幸せな1日でした。
追記:ホテルの朝食を付けなかった件について
今回の旅行の大きな楽しみのひとつはカフェ巡りでした。
ホテルの朝食を付けてしまうと、貧乏性なのでホテルで食べてしまいます。そこで、あえてホテルは宿泊のみの予約としました。
調べたところ3つ星ホテルの朝食は10ユーロ位でした。4つ星5つ星ホテルの場合20~30ユーロはします。
カフェのモーニングは5~20ユーロ位でした。メニューの左上にだいたい一番お手頃なモーニングが載っています。高級カフェでもパン1つと温かい飲み物のみのシンプルな朝食でなら6ユーロ位でした。12ユーロ位出すと卵料理やジュースなどが付いてきます。
ウィーンといえば、クリームがのった珈琲が有名です。朝っぱらからそれは重いぞという方は、ブラウナー(コーヒーにミルクがちょっとだけ入っている)やメランジェ(カフェオーレとほぼ同じ)がお勧めです。紅茶やホットミルクが選択できるカフェも多かったです。
ホテルとはまた違った優雅な朝食が体験出来ました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
りりぃさんの関連旅行記
ウィーン(オーストリア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ウィーン(オーストリア) の人気ホテル
オーストリアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
オーストリア最安
478円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
25