2020/04/02 - 2020/04/02
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ドクターキムルさん
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南足柄市怒田にある善福寺(https://4travel.jp/travelogue/11609876)には春の始めには春めき桜が咲くが、やはり染井吉野が何本も植えられている。満開を過ぎ、花吹雪となった後には、門前の道路の歩道や石碑の階段には薄ピンクの花弁で絨毯を敷いたかのようになっている。
善福寺の境内脇には紅枝垂れ桜が植えられた風見鶏が上がる洋館(https://4travel.jp/travelogue/11614274)があるが、善福寺の境内には枝垂れ桜は植えられてはいないようだ。
善福寺の横から坂道を上ると県立足柄高校があるが、この校庭にも染井吉野が咲いているのが見える。おそらくは、こうした県立高校は昭和50年(1975年)代に故長洲知事によって開校した高校であろう。40年以上前なら小中高の校庭に桜、それも染井吉野を植えたのであろう。しかし、大雄山線の電車に乗って小田原駅ー大雄山駅間を何度か往復すると、塚原駅と和田河原駅との間にある校庭のグランドの真ん中に楠の大木が茂り、奥のグランド端にも大木が植えられている小学校が見える。岡本小学校の楠だ。
おそらくは、学校創設時にはこうした楠や松などを校庭に植えることが多かったのであろう。しかし、戦後になると花が咲く木として桜が植えられたのであろう。それも手ごろな染井吉野が全国の学校に植えられた。
お寺でも昔、江戸時代頃から枝垂れ桜を1本植えることがあった。しかし、ここ善福寺のように染井吉野を植えたお寺もあったのだ。ただし、それは戦後のことで、江戸時代以前からという訳ではない。戦後になると学校、川の堤防(堤)、公園などに染井吉野を植えることがブームになったが、その染井吉野の樹命は終わりとなり、枯れた染井吉野の代わりに早咲きの桜などを植えることが多くはなってきている。しかし、クローン桜ではなく、昔からの実生(みしょう)の苗木を植えて、桜の長い寿命を楽しむのであれば、京都のように、枝垂れ桜でも良いように思われる。
(表紙写真は階段に積もった染井吉野の散った花弁)
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