金沢シーサイドライン～神奈川の歴史探訪

2019/10/22 - 2019/10/22

金沢文庫にて開催中の「聖徳太子信仰」展訪問と併せて、金沢という神奈川県の古い土地の歴史跡を歩きました。

エリア 八景島(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

東横線なのに指定券を必要とする（珍しい）S-TRAINに乗り渋谷駅を出発しました。

途中、武蔵小杉を通過しましたが、先の台風で水害に遭った高層マンション群が見えます。

横浜駅で乗り換え。

金沢文庫駅で下車、

住宅街の中を歩き「金沢文庫」に到着しました。
こちらでは聖徳太子1400年遠忌特別展として「聖徳太子信仰」展を観ました。日本における「仏教確立者」とされる太子に対する信仰の全国展開の歴史が充実した資料で展示されていました。

神奈川県立金沢文庫 美術館・博物館

金沢は鎌倉幕府の北条氏の一族、金沢北条氏の本拠地で、その北条実時が造った文庫が金沢文庫です。鎌倉幕府滅亡後も文庫は隣接する称名寺により管理され、比較的に兵火に遭うこと少なく、多数の国宝・重要文化財と共に今に引き継がれてきました。

いかにもこの地域らしいトンネルで「称名寺」さんと繋がっています。

称名寺は「金沢八景」のひとつ

称名寺は真言律宗の寺院で広大な敷地に伽藍が点在しています。

称名寺 寺・神社・教会

さすが南都六宗の流れを汲む真言律宗さんだけあって、この浄土式庭園にどことなく奈良風、大陸風な大らかさを感じるのは私だけでしょうか？

称名寺の仁王門

称名寺の赤門

赤門には北条家のミツウロコが。

称名寺さんを出て、金沢八景駅へ向かって進みます。
金沢八幡さま

安立寺さん

龍華寺さん

洲崎神社さま

京急バスが走る街

ようやく着きました！明治憲法起草の地。
近くに「憲法草創之碑」のある広場もありますが、この場所こそが伊藤博文らが明治憲法の草案を練った料亭「東屋」の跡地です。

今ではこのとおりポツネンと…

金沢八景はちょっとした港湾になっています。

平潟湾に釣船が中心に停泊しています。

その港に浮かぶ島に鎮座まします琵琶島神社さま。北条政子が近江の竹生島の弁財天を勧進したものだそうです。

その弁天様を前にした地上に、瀬戸神社が鎮座まします。

こちらは源頼朝が三島明神を勧進したもの。

いかにもこの地域らしく、お社背後の岩山を穿った祠がいくつかありました。

金沢八景駅は京急線と金沢シーサイドラインの二つの駅が接合しています。これは金沢シーサイドラインの架橋。

遅めのお昼ですが駅前のお店ですませます。

中華 八景堂さん

食後は金沢八景駅から新杉田駅と金沢シーサイドライン全線を通しで乗車します。

いかにも海沿いを走る感じ！

高架鉄道は八景島などの公園地帯、そして湾岸沿の工業・倉庫地帯を駆け抜けて進みます。

終点新杉田駅にはJRが接続しており、こちらから帰宅しました。