2週間のブカレスト旅行も終盤です。ヘラストラウ湖近くの春の宮殿（チャウシェスクの家）からスタートします。プリマベリー通りの像を見た後、民主革命の起点であるルーマニア国立テレビ局の建物と慰霊碑を見学し、ザンバッチャン美術館に向かいました。像をいくつか見た後、ちょっと不思議な「飛行士の記念碑」を見学、ホロコーストメモリアル、ルーマニア国立公文書館、ルーマニア国立歌劇場、川面にほとんどゴミが無いドゥンボヴィツァ川を渡り、「メディカルヒーローズの記念碑」を見学。聖エリューテリウス教会の内部を見学し、キャロルダビラ医科大学の外観と構内にあるキャロル・ダビラ像を見ました。「イオンミヌレスクとクローディアミリアン」記念館はインターフォンを押すことが出来ず、入館断念。ブカレスト植物園に入り、近くの「歩兵の記念碑」を見て終了です。

東欧のローマ人の国の首都で過ごす（その９）

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2019/10/01 - 2019/10/15

24位(同エリア420件中)

エリア

ブカレスト(ルーマニア)

旅行の満足度: 4.5

観光: 4.5

交通: 4.5

同行者: カップル・夫婦（シニア）

交通手段: 高速・路線バス徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

ヘラストラウ湖のローズアイランドから凱旋門を回ってから、かなりしっかり歩いて20分ほどで「春の宮殿」別名「チャウシェスクの家」と呼ばれているミュージアムです。見学はツアーのみだったのでパスです。
「春の宮殿」のあるプリマベリー通りの中央分離帯にあたるレーンにはいくつもの偉そうな人の像がありました。宮殿に近いところにあった一つがこの人で「ホセ・デ・サン・マルティン将軍」だそうです。18世紀から19世に活躍した人みたいでした。ちょっと格好良かったので撮ってみました。他の人も撮ったけど省略します。他の人も18世紀から19世紀の人でした。
春の宮殿から南方面に、プリマベリー通り、エルミル・パングラトティ通りを経由して歩くこと１０分強でルーマニア国立テレビ局に着きました。写真の後ろに見える建物がルーマニア国立テレビ局で、民主革命の重要な舞台となった場所です。手前に写っているのが犠牲になった人たちの慰霊碑です。
ルーマニア国立テレビ局から南に数分の所にあったのが、ザンバッチャン美術館です（ザンボクアン博物館との訳もありました）。クリコル・H・ザンバッチアンと言う人が集めた個人コレクションを国に寄贈したので、現在はルーマニア国立美術館と紹介されていました。
ザンバッチャン美術館から南に2分ほどエミールゾラ通りを進んだ先の小さなロータリーに建っていたのがエリー・ウィーゼルさんの胸像です。ルーマニア出身で、ホロコースト（ユダヤ人大虐殺）生存者の作家で、ノーベル平和賞を受賞したユダヤ系米国人でした。享年が2016年なので、最近亡くなった方でした。
エリー・ウィーゼルさんの胸像から西に2分ほど歩いた所にあったのがウラジーミル・ギカさんの立像です。外見の通り司祭さんでおひげの長いやさしそうな風貌に見えました。晩年は残念なことに、共産党政権によって逮捕された後、1954年5月に刑務所で亡くなったそうです。
ウラジーミル・ギカさんの立像から更に西に数分歩くと、南北に走っている大きな通りに出ます。そのロータリーに建っていたのが「空気のヒーロー（直訳）」と刻まれた「飛行士の記念碑」です。塔の上に建っている人物の外観を見る限り、飛行士とも違うし、あの羽ではとても空を飛べそうもない感じでした。
リプスカニ通りとミハイ・ボダ通りの間にある広場がホロコーストメモリアルでした。広場の中央にある記念館です。奥に見えている屋根は警察の建物の屋根でホロコーストメモリアルとは別の建物です。
ホロコーストメモリアルの広場にあった、ちょっと気になったモニュメントです。広場のリプスカニ通り寄りにありました。
ホロコーストメモリアルから北西に6分ほど歩いた所、チシュミジウ公園の南にあったのがルーマニア国立公文書館です。平日は16時まで開いているのですが、見学できそうな感じではなかったので、場所と建物だけチェックしました。
ルーマニア国立公文書館からレジナ・エリザベータ通りを西に５分程道なり進むと、ロータリーにミハイル・コガルニチャヌ像が建っていました。ルーマニア首相を務めたこともある人物で、通りの名前もミハイル・コガルニチャヌ広場通りとなってました。
ロータリーのミハイル・コガルニチャヌ像から１ｋｍくらい北西に歩くとルーマニア国立歌劇場（ブカレスト）があります。壁のレリーフがなかなか素敵でした。もちろん、歴史的建造物でした。
ルーマニア国立歌劇場の前の広場に、建物に向かって建っていたのがジョージ・ステファネスクさんの胸像でした。ルーマニア国立オペラの主要人物の一人と言うことで、ここに像アあるみたいでした。逆光でお顔がよく見えないのですみません。広場の北寄りに建っていました。写真を降り忘れてたのですが、広場の南寄りに、歌劇場に背を向けて座っているエネスクさんの像があります。エネスクさんの像の方が立派な像で世界的にはエネスクさんの方が有名かもしれません。
ルーマニア国立歌劇場の西隣に三角形の公園があります。その公園内に建っていた5人？の胸像です。円形の場所に皆さんが中心に向かって建っており、これから議論でも始めそうな雰囲気もありました。「建築設計の分野の人格への賛辞」と刻まれていたので、歌劇場建設にかかわっているのかもしれません。
ルーマニア国立歌劇場の南にある橋からドゥンボヴィツァ川を眺めた写真です。川面にほとんどゴミが無いのに驚きました。季節的に落ち葉がたくさんあってもおかしくないはずなのに、落ち葉も皆無でした。
橋を渡って南側にある「メディカルヒーローズの記念碑」です。台座に刻んである文字はグーグルで訳すと「衛生ヒーロー」となってました。たくさんの人が塔の上の人を支えている感じでしたが。像が建っている公園は改装中で残念ながら入れませんでした。
「メディカルヒーローズの記念碑」のすぐ南に建っていたのが、聖エリューテリウス教会です。もちろん、歴史的建造物です。
聖エリューテリウス教会の内部はこんな感じです。内部はほぼすべて宗教画で埋め尽くされていました。
ヒーローズパークの南の通りを西に進んで、英雄大通りを過ぎるとすぐのサニタリーヒーローズパークの南西の角にあったのが、この記念碑で「砲兵の英雄へ」と刻まれていました。更に西にはニコラエ・パウレスクと言う人物の座像もありました。
ニコラエ・パウレスク像から更に１分ほど西に進むと、キャロル・ダビラ像が柵の内側に建っていました。貫禄ある立派な像でした。
キャロル・ダビラ像が建っていた場所は、キャロルダビラ医科大学の構内の南寄りにあたる場所でした。
キャロルダビラ医科大学のキャロル・ダビラ像から西に数分でゲオルゲマリネスク大通り沿いの「イオンミヌレスクとクローディアミリアン」記念館に着きました。通常の建物の一部を記念館に利用しているみたいで、「インターフォンで5番か6番を押して呼んでください」と書いてありました。
「イオンミヌレスクとクローディアミリアン」記念館のインターフォンのボタンですが、左側のボタンの番号と右の表示番号があっていないような気がして、結局どれを押すのかわからなくて押しませんでした。目的の部屋でなければルーマニア語で返事されてれも対応に困るので。
「イオンミヌレスクとクローディアミリアン」記念館から西に10分ほど歩くと（一度コトロセニ通りまで北上してから西に進みます）、ブカレスト植物園があります。
ブカレスト植物園は有料ですが安いので入ってみました。中に入ってびっくりしたのが、「錦鯉」の派手な看板と説明がありました。
ブカレスト植物園の北東にあたる場所にあった「歩兵の記念碑」です。コンスタンティン・ノイカ通りとスプライウ・インディペンデンツェイ通りの角にある小さな広場に建っていました。ドゥンボヴィツァ川のすぐそばです。