
2020/03/20 - 2020/03/21
300位(同エリア933件中)
タブラオさん
春分の日の3連休に相方と1泊2日で乳頭温泉郷の鶴の湯温泉に泊まってきました。
冬の鶴の湯温泉に泊まるのは3回目ですが、相方は初めてでしたので、前回宿泊してとても気に入った「離れ本陣」にまた泊まりました。今回も「地温泉」のパックで行きましたが、予約したのは昨年8月だったにも拘わらず、土日は3月のこの時期しか空いていませんでした。改めて鶴の湯温泉の人気を思い知らされました。
で、どうだったかというと、実は今年の1月にも鶴の湯温泉に行ったのですが、その時は日帰り入浴だったこともあり、印象はイマイチで、正直、鶴の湯温泉は暫くいいかなと思ったくらいでした。そのため、逆に余り期待せずに行ったのが良かったのか、今回は大満足の鶴の湯温泉となりました。これまでその存在すら知らなかった宿泊者専用の内風呂に入れたり、「鶴の茶舎」に初めて行ったりというのもありますが、ゆっくり一泊して初めて感じられるあの風情は、他の温泉宿では感じられない素晴らしいものでした。ここ1、2年で多くの温泉を巡ってきましたが、良いところを沢山見てきたからこそ逆に、鶴の湯温泉の素晴らしさが改めてわかったのだと思います。
旅館、お湯、食事の全てがハイレベルであるにも拘わらずお値段は超お手頃。3回泊まって飽きるどころか、また今年も泊まろうと決めました。次は是非紅葉の季節に行ってみたいと思います。
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11時20分発のこまち21号でしたので、出発前にまた神田のうな正でうなぎを食べようと思い、神田に向かいましたが、途中でうな正は祝日が休業日であることに気付き、仕方なく東京駅で食べるところを探しました。結局、タイ料理を食べましたが、とても幸先の悪い1日の始まりでした。
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東京駅に着いたら、強風のため東北新幹線遅延のアナウンスが流れていました。まあ、そんなに遅れることもないだろうと思いつつ、10時40分頃に改札に行ったところ、11時20分発のこまち21号は発車の見通しが立っていないとのこと。聞くと、10時04分発の新幹線なら12時30分過ぎに発車予定で、まだ空きがあるからすぐに切符切り替えの列に並べとのことで、この列に並びました。
結局、かなりの時間並びましたが、何とか10時04分発の新幹線に切り替えることができました。 -
東京駅を出たのは12時30分過ぎでした。当初予定の11時20分より1時間ちょっとの遅れですが、切り替えた便の出発時間からは2時間以上の遅れであったため、特急券は払戻しとなりました。特に急いでいたわけではありませんでしたので、ラッキーでした。
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東京駅を出発したのはいいものの、強風により低速走行区間があったため、結局、田沢湖駅に着いたのは16時00分でした。30分程待って、16時35分のバスに乗りましたが、同じ新幹線で来た人が多かったせいか、バスはこれまでにない位、混んでいました。
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17時30分に鶴の湯温泉に着きました。何度も見た光景ですが、何回見てもこの景色にはワクワクします。雪がほとんど残っていないのでと思っていましたが、予想以上に残っていてラッキーでした。
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早速チェックインを済ませ、ついでに翌朝のバスの予約をしました。当初の予定では、朝早くに鶴の湯温泉を出て、角館に向かう予定でしたが、翌日が雨予報であったため、角館は止めて、11時40分のバスに乗ることにしました。結果的にこれが大正解でした。
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今回も前回と同じ「離れ本陣」にしました。離れの一軒家でトイレ付き。囲炉裏もある贅沢な部屋であるにも拘わらず、お値段はなぜかお手頃です。おまけに鶴の湯温泉のHPにも載っていない秘密の部屋です。一軒家と言っても実際に2部屋に分かれていて、前回は手前の部屋でしたので、今回は奥側の部屋がいいなと思っていましたが、今回も同じ手前の部屋でした。
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2部屋とも同じ作りの部屋だと思っていましたが、よく見ると左側の部屋の方が大きく見えます。前回、お隣さんは、子供連れの家族であったため、夜はとても賑やかだったんですが、今回は老夫婦であったため、物音一つ聞こえませんでした。
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入り口の扉を開けたところから部屋を撮ったものです。8畳くらいの部屋ですので決して広くはありませんが、2人には充分の広さでした。
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部屋の奥側から入口側を撮ったものです。2回目ですが、なぜかワクワクしながら部屋中を撮りまくりました。
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狭いですが、専用のトイレと洗面台があります。これだけで相方のポイントが大幅にアップします。右側は洗面台からの景色です。近くに喫煙所があるため、洗面台で歯を磨いていると、タバコを吸いに来た人と目が合って気まずい思いをしました。
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本陣と同じように、室内に囲炉裏があり、とてもポイントが高いです。灯油ランプは、雰囲気はいいんですが、室内が灯油臭くてちょっと嫌かも。右下のガムテープですが、何のために使うんだろと思っていましたが、翌日の朝食会場でカメムシが出現した時にガムテープに貼り付けて駆除しているのを見てしまいました。木造ですし、暖かいですので、カメムシには居心地が良いみたいです。
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外に出たら、おじさんがちょうど夕食を運んでいるところでした。
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そのままお隣さんに運んでいきました。
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暫くしたら同じおじさんが夕食を運んできてくれました。2号館・3号館は本陣に食べに行きますし、1号館も集まって食べるようです。本陣と離れ本陣はおじさんが外を運んでいました。昔ながらのスタイルなのでしょう。とても風情があっていいのですが、重くて大変そうでしたし、見ているだけで腰が痛くなりそうでした。ちなみに東本陣と新本陣も部屋食のようです。
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こんな感じで囲炉裏を囲んで食べました。実際にはこの倍の量の料理でしたので、お盆には乗り切らずに畳に置いて食べました。とても静かな中で食べましたが、風情があって良かったです。
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囲炉裏に火が入っていい感じでした。
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高価な食材を使っているわけではなく、山菜やらキノコ類といった地元の食材が中心ですが、品数も多く食べ切れないほど出て来ます。どれもとても美味しくいただけました。
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川魚の刺身も美味しかったです。
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名物の山芋鍋。全部は食べ切れませんでしたが、美味しかったです。山芋鍋とご飯以外は全て残さずに食べました。
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満腹状態でしたので、少し横になって、7時半頃から外に出ました。
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この景色は何回見ても見飽きることはありません。真冬には本陣の前に小さなかまくらが並び、中にキャンドルが灯っていて綺麗ですが、流石にそこまで雪は残っていませんでした。
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そんなに遅い時間帯ではありませんが、人の通りも少なくしっとりとした雰囲気でした。
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橋を渡ったところに、内湯(白湯・黒湯)の入っている小屋があります。日帰りの方でもここの内湯には入ることができます。右側に行くと混浴露天風呂です。
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内湯の小屋から橋の向こうの事務所棟、右側の1号館を撮ったものです。
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左側が1号館の入口です。右側の低い建物は小川を渡る渡り廊下です。渡った先には宿泊者専用の内湯があります。今回3回目の宿泊であるにも拘わらず、宿泊者専用の内風呂があることを知りませんでした(^_^;) おまけに貸切風呂まであることを知りショックを受けました。チェックイン時に受付の方に案内して貰い、初めて知りました。そのため、混浴露天風呂に入る前にまずは宿泊者専用の内風呂か貸切風呂に行くことにしました。
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1号館に入ったら、この通り、靴、靴、靴でした。
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1号館の建物に入って、すぐ左手の景色です。事務所棟にそのまま繋がっています。
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こちらは入って右側です。真っ直ぐ行くと東本陣です。左手の襖の中はお食事処です。東本陣に向かって歩いて行くと途中に右側に曲がるところがありますが、右に曲がると内風呂に通じる渡り廊下があります。
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東本陣です。何だか高級旅館のようです。
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東本陣のお部屋の入口です。一度泊まってみたい気もしますが、HPを見る限り、普通の旅館のようなお部屋でした。やはり本陣または離れ本陣の方が風情があって好きです。
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渡り廊下です。渡り廊下を渡ると宿泊者専用の内風呂があります。
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チェックイン時に、受付の方から宿泊者専用の内風呂にはシャワーがあると聞いてショックを受けました。そうとは知らずに過去2回の宿泊では、着替え小屋の中の小さな内風呂で、自前のシャンプーを使いながら、頭から硫黄泉をかぶって洗髪していたんです。ここはそういう不便なところだと納得して洗っていましたが、シャワーどころかドライヤーはあるは、挙げ句の果てには秘湯シャンプーくまざさまで置いてありました。ちなみに、今回初めて秘湯シャンプーを使いましたが、普通でした。
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貸切りの内風呂が埋まっていたら、こちらに戻ってきて入ろうと思い、取り敢えず写真だけ撮りました。2、3人サイズの小さめの湯船でした。
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1号館の入口を入って真っ直ぐ前を見ると階段があります。階段を上がって奥まで行くと新本陣ですが、その途中に貸切りの内風呂がありました。
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1号館の宿泊者用の洗面所だと思われます。こういったご時世ですので、アルコール食毒液も置いてありました。
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新本陣です。新本陣も東本陣と同じく旅館のような作りのお部屋のようです。
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階段を上がって少し行ったところに貸切りの内風呂がありました。この仕切りの奥に貸切り風呂が2つありますが、鶴の湯温泉のお風呂は、快適とか清潔とかとは無縁だと勝手に思っていましたので、この綺麗な表示を見て違和感を覚えてしまいました。
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貸切風呂の入口です。札で「空」か「使用中」かを表示しますが、もちろん内側から施錠できます。行った時には、たまたま1つ空いていましたので、早速入ってみることにしました。
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洗面台がおしゃれで綺麗でした。鶴の湯温泉のイメージとは全く違うんだけどなあ…
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1人から2人サイズの小さな湯船でした。お湯は普通の硫黄泉で、まあ特筆すべきところはありませんが、浴室内に充満していた檜の香りは素晴らしいの一言でした。
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HPを見ても宿泊者専用の内風呂のことは書いてありませんでした。知らずに帰る人も多いと思います。
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貸切りの内風呂を出たのはちょうど8時頃。そのまま混浴露天風呂に行ったら、運良く誰も入っていなかったため、ここぞとばかり激写しました。
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着替え用の小屋への入口。
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左の写真は着替え用の小屋に入ってすぐの景色。小屋の外に有料の貴重品入れがありますので、日帰り入浴の人はここを使います。着替え用のカゴはそんなに多くなく、大勢入ると足りないと思います。
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着替え小屋に小さな内風呂があります。混浴露天風呂はぬるめですし、お湯に入る前に極寒の中を少し歩きますので、まずはここで温まります。このお湯は熱めのため身体を温めるにはちょうど良いです。
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ここのお湯は日帰りも含めると4回目でしたが、なんだかんだ言いながらも素晴らしいお湯だと思いました。硫黄の香りはまあ普通ですし、そんなに濃いお湯とも思えませんが、露天風呂からの景色や雰囲気は最高でした。全体的にお湯はぬるめですが、下からお湯が湧いている辺りは温かく、どこか適温の場所を見つけられます。奥の方には岩場があって、足や半身をお湯から出すことが出来るため、逆上せることもなく、のんびり入っていられました。結局10時まで2時間近く入っていましたが、その間、雪が降ったり、止んだり、時に吹雪いたりしましたが、パウダースノーのため、それほど濡れることもありませんでした。
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少人数の時がほとんどでしたが、グループや家族連れが入ってきて、20~30人位の時もありました。広いですから人が入っていても、それほど圧迫感は感じませんでした。
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翌朝ですが、夜間に雪が降り続いたため、外はかなり積もっていました。サラサラな粉雪ですので、踏みつけるとコキコキと音がして気持ち良かったです。
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朝食を食べに本陣に向かうときに撮ったものですが、人気がなくてひっそりとしていました。
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体感的にもそんなに寒くないとは思いましたが、温度計を見ると2℃でした。この後、天気予報通り、雨となりました。
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朝食は「本陣」でいただきました。いつか「本陣」に泊まってみたいと思っています。
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「2号館」「3号館」と「本陣」「離れ本陣」の人が「本陣」に集まって朝食を取ります。最近、一人で来ている女性の方を良く見かけます。それから、このおじさん、昨年も一昨年もいました。今回は外国人の方はほとんど見かけませんでしたが、一昨年は外国人だらけで、このおじさん、ブロークンな英語を駆使してコミュニケーションを取っていました。
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運良く、囲炉裏の横の席で食べることができました。
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朝食は、夕食に比べると質素ですが、美味しくいただけました。
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この日は天気が良ければ角館に行こうと思っていましたが、雨予報のため、角館は止めて、11時00分のチェックアウトまでゆっくりすることにしました。
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朝食後、少し休んでからまたお風呂に行きました。貸切りの内風呂に入った後に、混浴露天風呂に行きました。混浴露天風呂には、8時10分から1時間位入っていましたが、結論から言えば、その間はとても人が少なく、30分間位は一人だったような気がします。鶴の湯温泉からアルパこまくさまで行くバスが、8時30分と9時30分にあるのと、湯めぐり号が9時00分にありますが、これらのバスで鶴の湯温泉を離れる人が多いためだと思われます。ゆっくり入りたい人はこの時間帯が狙い目だと思いました。ちなみに10時からは日帰り入浴の方が押し寄せますので、大変な芋洗い状態になります。
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余りに人が入ってこなかったため、ここまでスマホを持って行って激写しました。この角度からの写真は余りないと思います。混浴露天風呂に入っていた間、ずっとこの景色を見ていました。サクッと撮ってサクッと着替えのカゴにスマホを戻してきましたが、その後もずっと一人でした。一時、雪が舞っていましたが、大雪になったらまた違った雰囲気の写真が撮れると思い、その時にはまたスマホを取ってこようと思っていましたが、結局、雪は雨に変わってしまいました。
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源泉は基本的に下から湧き出ていますが、上からも注ぎ込まれています。近くまで行って触れてみましたが、当たり前ですが熱かったです。
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岩場がある辺りがお湯が浅くて、涼みながら入るにはちょうど良いため、ずっとこの辺りにいました。壁側にもたれ掛かることも出来て、とても居心地良かったです。この岩場のクレーター状のところからも源泉が湧き出ていました。
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この岩は、足を乗せて冷やすのにちょうどいいです。ずっとお湯に入っているとぬる湯でも逆上せてしまいます。
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「姫」の「通り道」!
女性はここから出入りします。更衣室を出るとすぐにお湯に入れますので、全く見られずにお湯に入ることができます。お湯に入ってしまえば全く見えませんので、女性の方が入っていても全く違和感ありませんでしたし、普通に若い女性も入っていました。 -
11時がチェックアウト時間でしたが、かなりギリギリまで部屋にいました。写真は、部屋を出たところですが、クロネコヤマトの車が走っているのが見えました。秘湯と言いながらも車でのアクセスはそれほど悪くありません。
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お土産は受付に少し置いてあるだけです。人の出入りも多いため、広いところで売ればもっと売れる気がするんですが…。余り商売っ気がないのかな?
ちなみに、鶴の湯温泉は、本陣と1・2・3号館は食事もあの内容ですが、2食付きで1泊1万円以下です。超が付くほどリーズナブルですが、今年の10月から大幅な値上げをするようです。それでもまだお値打ちな内容ですから、是非また行きたいと思っています。 -
その他のお土産。小さなサイズのお土産が多いです。
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「秘湯」シリーズのシャンプー、ボディソープも置いてありました。
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雪は途中から雨に変わり、チェックアウト後に歩いたら、足下はびちゃびちゃで、風情どころではありませんでした。
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「鶴の茶舎」
存在は知っていましたが、これまで一度も入ったことがなかったため、今回入ってみようと思っていました。 -
「鶴の茶舎」の入口。外から見ると茶屋風で「和」な感じなんですが…
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茅葺き屋根の電話ボックス。夜入るのは怖いかも。
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外観は和菓子とお茶でも出てきそうなイメージでしたが、中は別荘地のコテージような作りで、普通の喫茶店と同じようなメニューでした。
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その後バスを乗り継ぎ、田沢湖駅には定刻の12時43分に着きました。新幹線が13時10分でしたので、ほとんど時間はありませんでしたが、田沢湖駅に着いてすぐに、以前に入ったことのある、駅前のお土産屋兼お食事処に入りました。事情を話し、すぐに準備できるなら食べたいと言うと、気持ち良く引き受けてくれて、5分もしない内にこれが出てきました。
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結局、新幹線には余裕で間に合いましたが、帰りの新幹線もまた遅れが出ていて、寒い中で待つはめに。その後、遅れを取り戻し、東京には定刻に着きました。
鶴の湯温泉宿泊も3回目でしたし、雪の季節からも外れていましたので、正直余り期待せずに行きましたが、期待してなかったのが良かったのか、大満足の鶴の湯温泉となりました。
来年の冬もまた来たいと思いましたし、今度は是非紅葉の季節にも行きたいと思いました。なにげに雪のない鶴の湯温泉には泊まったことがないですし…
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