コロナウイルス流行 東南アジアの主要空港の様子　クアラルンプール・スカルノハッタ・ドンムアン・プノンペン

2020/03/10 - 2020/03/19

長期旅行中にコロナウイルスが流行してしまいました。
慌てて帰国する途中にいくつかの空港によったのでその様子をレポートします。
2/21クアラルンプール空港
2/21プノンペン空港
3/3ドンムアン空港(バンコク)
3/15スカルノハッタ空港(ジャカルタ)
3/19クアラルンプール空港

エリア ジャカルタ(インドネシア)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

コロナウイルスが徐々に猛威を振るい始めた2020年2月20日、私はコタキナバルに滞在しておりました。
旅行の中止も検討しましたが、せっかく取得したカンボジア観光ビザを使いたかったのでクアラルンプール空港を経由してプノンペンへ向かいます。

コタキナバル国際空港 (BKI) 空港

クルーズ船がカンボジアに上陸し、世界に感染者が放たれた！なんて言われていた時期です。
この時点ではマレーシア(サラワク州を除く全域)・カンボジア・タイは特に規制なし

このように空港鉄道は混雑とはいかないまでも、旅行を自粛しているような雰囲気は感じられません。

エアロトレイン (クアラルンプール国際空港) 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

マスクをしている人が9割。
町中に入ると6割程度にまで減少しますが、過半数はマスクをしているといった印象です。

エアロトレイン (クアラルンプール国際空港) 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

翌朝のプノンペン行きに乗るため、クアラルンプール空港に戻ってきました。

制限エリア内のショップは消毒液を設置して、店員はマスクをして営業しております。

クアラルンプール国際空港 (KUL) 空港

機内へ乗り込みます。
プノンペン行はマスクをしている人が7割程度。市内より少し多い程度です。
座席は9割程度埋まっています。

クルーズ船一隻がカンボジアに入った程度で渡航を取りやめようという考える人は少ないようです。

クアラルンプール国際空港 (KUL) 空港

プノンペン空港は写真を撮っていいエリアがよくわからなかったので写真少なめです。

マスク着用率はかなり低下します。半数以下になります。

プノンペン国際空港 (PNH) 空港

空港の外は空いています。これが通常時とどれくらい変化しているかはわかりません。

消毒液を設置している店舗もほとんどありません。

プノンペン国際空港 (PNH) 空港

閑散としているように見えます。

プノンペン国際空港 (PNH) 空港

駐車場には100台以上の車が止まっているため、それなりの人数はいるようです。

プノンペン国際空港 (PNH) 空港

市内行きのバス停です。
観光客のほとんどはタクシーを使うため、観光客が写っていないからと言ってプノンペンが空いていると考えるのは早計です。

ここからプノンペンーバッタンバンーポイペトーバンコクとバスで移動しました。

プノンペン国際空港 (PNH) 空港

バンコクからラオスまで陸路、ラオスからウドンターニーまでもどり、ウドンターニーから飛行機でドンムアン空港を目指します。

写真はウドンターニー空港です。早朝であることと地方空港であることを考慮すれば、閑散としているのが必ずしもコロナウイルスのせいでないことがわかるはずです。

ウドーンターニー国際空港 (UTH) 空港

一応国際空港らしいですが、にわかには信じられません。

やはり車も数十台止まっていますから、ある程度の人はいます。

ウドーンターニー国際空港 (UTH) 空港

ご覧のようにある程度は
タイ・ライオンエアです。
搭乗率は8割程度でした。満席とはいかないまでも大勢の人が乗っていました。
マスク着用率はプノンペン程度。

蒸し暑い東南アジアでマスクは苦しく、私もカンボジアに入ってからは着用していませんでした。

ウドーンターニー国際空港 (UTH) 空港

ドンムアン空港には3月3日8時過ぎに到着しました。
特にフライトキャンセルもなく、空港には続々と人が下りてくる印象でしたが

ドンムアン空港 (DMK) 空港

到着エリアにはほとんど人が見られませんでした。
感覚とはあてにならないものです。
タクシーカウンターやリムジンバスカウンターも閑散としており、着々と自粛の波が迫ってきていることを感じさせます。

ドンムアン空港 (DMK) 空港

最寄り駅のドンムアン駅には数十人の乗客がいました。

ドンムアン駅 駅

車内は結構人がいます。
マスクをしている人はほとんどいません。

このときにわかったのが、マスクをしていない人は富裕層ではない人・公共機関ではない人・無頓着な人の三種類の人がいるということです。

タイのこういった列車に富裕層が乗ることはまずありえません。そしてこの列車のマスク着用率がほとんど０％。しかし都市部(とくに東京でいう丸の内的なところ)ではマスク着用率が格段に上がります。

ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅

マレー半島を南下し続けて、シンガポールから海路でジャカルタまでやってきました。
空港鉄道でスカルノハッタ空港まで向かいます。
朝一番の車内は一両に2,3人というガラガラぶりです。

日本でいうと始発のラピートも空いていますからこれもコロナウイルスの影響とは断定できません。

レッドドアーズ ニア ゴンダンディア ステーション ホテル

空港の駐車場には相当な数の車が止まっています。

ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港

というわけで3月15日、スカルノハッタ空港の様子です。

一部店舗に消毒液がありました。ベンチは選びたい放題です。

ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港

保安検査場では職員が暇そうにしていました。この時午前9時過ぎ。
さすがに異常ではないでしょうか？

スカルノハッタ空港ではマスク着用率がグンと上がります。7割程度です。
ちなみに数日後にジャカルタで外出自粛要請が発令されます。

わたしはカリマンタンのポンティアックへ向かいました。

ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港

3月18日、マレーシア全土に外出禁止令が出されました。
というわけで旅行は中止です。飛行機があるうちに日本へ帰ります。

その日のうちにボルネオ島からクアラルンプールまで戻ってきました。
エアアジアのボルネオ(東マレーシア)とクアラルンプールを結ぶ便は19日以降ほぼすべてが欠航です。なんとか間に合いました。

これが18日深夜のクアラルンプール空港です。

KLIA2 (クアラルンプール 格安航空会社専用空港) 飛行機・セスナ

翌朝、電光掲示板でフライトキャンセル祭りが開かれておりました。

国内線、ASEANへの便は全欠航です。

スターバックスは休業

オールドタウンコーヒーはテイクアウトのみ

マクドナルドも休業

フードコートは閉鎖

数店舗だけテイクアウトオンリーで営業しておりました。

待合室はほぼ無人です。
日本へ向かう便はこの大阪経由ホノルル行きとマレーシア航空が数便という壊滅的状態です。

機内に乗り込みました。

1人あたり3席を自由に使えます。
機内後部は無人でした。車内販売は機内前半部を往復するのみです。

マスク着用率はまさかの100％です。

こうして残念ながら私の旅行はあわただしく終わってしまいました。

関西国際空港 空港