2020/03/06 - 2020/03/09
4位(同エリア25件中)
さとうさん
昨年からハマっているアルゼンチンのLCC、Flybondiでの旅。予約をしたのは、年末年始の一時帰国+台湾滞在と同時で、昨年の8月でした。当時の旅程は往路が3月7日、復路が3月10日だったのですが、直前にスケジュール変更があって、一日ずつ早くなって3月6日から3月9日に。この一日の差が、今思うとけっこうクリティカル。
アルゼンチンでコロナウイルスの感染者が最初に発見されたのが3月3日。この時点では、中国の一部及び韓国の一部からの入国者に14日間の検疫が課せられていました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 観光バス タクシー 徒歩 飛行機
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例によってエル・パロマル空港から出発。国際線の発着するエセイサやアエロパルケだったらこの旅行はキャンセルしたでしょう。
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搭乗待合室。マスクしているのは空港スタッフだけでした。自分は台湾での大気汚染対策のために十分な量のマスクを買ってあったのですが、今回機内でのマスクはむしろ、乾燥と寒さから喉を守るのに役立ちました。
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2時間でトレレウ空港に到着。今回の旅のベースとなるプエルト・マドリンにも空港があるのですが、規模が小さく、就航路線もごくごく限られているので、旅行客のほとんどはこの空港を利用します。
アルミランテ・マルコ・アンドレス・サル空港 (REL) 空港
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トレレウ空港は、恐竜がモチーフの展示がいくつかある面白い空港です。これはバゲージクレームにあった化石のレリーフ。
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このパネルにあるサン・ロレンツォは、世界自然遺産に登録されているバルデス半島北部にあり、ペンギンのコロニーが見られるのですが、私有地のため有料で、バルデス半島への入場料の他に入場料が必要なため、自分が参加したツアーでは行程に含まれていませんでした。
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トレレウ空港は、トレレウ市街のすぐそば。タクシーでトレレウのバスターミナルに移動して、バスでプエルト・マドリンまで行って安くあげようと思いましたが、夜に1便しかないバスはすでに満席。トレレウに泊まろうかとも思いましたが、どのホテルもあまり豪華ではなかったので、タクシーでプエルト・マドリンへ。事前に調べたところ、タクシーは3000-4000ペソということで結構な出費を覚悟していましたが、乗車の際にドライバーに訪ねたら、2300ペソ。得した気分になりました。
夕暮れ時でしたが、車窓からの景色があまりにまったいらなので、感動して何度も写真を撮っていたら、ドライバーに「なんにもないだろ」と笑われました。北海道の、自転車を20分も走らせれば釧路湿原の端にたどり着くところで生まれ育ったので、世界の雄大系の景色にはあまり感動しないんですが、この旅行の4日間での、トレレウからプエルト・マドリンにかけてのまったいらさには、生まれてはじめて心の底から感動しました。 -
プエルト・マドリンまでは、45分ほどのドライブ。アルゼンチンの東側を南北に縦断する国道3号線から、プエルト・マドリンへの支道へ折れると、ささやかな夜景が見えてきました。
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ホテルはビーチ沿いに建つDazzler by Wyhndham。ブエノスアイレスのに宿泊したことがありますが、部屋がやたらと広い。
Dazzler by Wyndham Puerto Madryn ホテル
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今日は夕食のみ。旅に出るとたいていピザが食べたくなります。ホテル近くのLa Caseraで、アンチョビのピザとコーラ。ハーフピザはほんとにハーフでした。
Ta’ Comible 地元の料理
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このピザレストランの半屋外テラス部分は、このようにCueva de las Manosを模した壁の模様が。プエルト・マドリンのあるチュブ州の一つ南、サンタクルス州にある世界文化遺産の洞窟です。交通が不便なのですが、いつか実際に訪れてみたいです。
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海岸を散歩しながらホテルに戻ります。月が出ていました。
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2日目。今回の旅行を決行したのは、週末のブエノスアイレスの天気予報が34℃だったからでした。例年、2月の中旬に一時帰国から帰ってくると、ブエノスアイレスも盛夏を過ぎていて涼しくなっているのですが、今年は3月に入っても蒸し暑い日が続いていてかなりバテていました。プエルト・マドリンの夜は寒いくらいだったので、久しぶりに熟睡できました。
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日の出前に目が覚めたので、目の前のビーチを散歩。夜明け前の空の色がきれい。
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反対側の街のほうはまだ暗いまま。
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ちょっと海岸沿いをそれて車道の方へ。ドン・キホーテの像が。
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半袖のポロシャツとショートパンツで出てきてしまったんですが、ここまで20分ほど歩いてきて、死ぬほど寒かった(体感温度12-13℃くらい)。ですが、顔を出した太陽の力強さ。日の出を見たのは本当に久しぶりだったので、あまりの爽やかさに涙が出てきた。
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海岸沿いの民家も次第に朝焼けてきました。
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足長ーーい。
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砂浜にうまった貝殻の影も長く伸びています。
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ホテルの前まで戻ってきました。さて朝食です。
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午前中は、明日明後日と参加するツアーの予約をしてから、朝歩いた方とは反対方向へビーチを歩きます。靴を脱いで波につかりながら歩いてきました。
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目指したのはこの桟橋。大西洋を渡ってきた国際線のフェリーが着く埠頭です。
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カーフェリーが着岸するので、かなり大きな埠頭です。
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ゴミ箱の案内板のひとつひとつに、バルデス半島で見られる動物たちが。
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浜辺と平行に延々とクロールで泳いでいる人が。
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海に落ちてしまった人用のアラームが。
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プエルト・マドリンの街並み。右端の船は海上警備隊の巡視船。
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先に来ていたいくつかの観光客のグループのうちの一人のブラジル人から、すれ違いざまに「コロナウイルス」とつぶやかれたのですが、半月後にはおまえらの大統領のせいでおまえらの国が無茶苦茶なことになるんやで、とはこのときは知る由もありませんでした。
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昨日からやたらと喉が渇くなと思って天気をチェックしたら、湿度が20%。明日からのツアーはしっかり水を持っていこう。
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お昼になりましたが、手の消毒用のアルコールジェルを取りにいったんホテルへ。とても日当たりが良いのですが、宿泊客は昼間は野生動物観察のツアーに出かけて部屋にいない前提なので、全館一斉空調の冷房が効いていなく、暑い。カーテンを閉めて出かけます。
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ホテルへ帰る道すがらに通りがかった良さげなレストランへ。
マチルデ 地元の料理
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無難にラビオリをボロネーゼソースで。たっぷりはいっているネギのおかげで味わい深いソースに。今度まねしてみよう。
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ウェールズ人入植の記念碑。トレレウやプエルト・マドリンあたりは、最初ウェールズ人によって開拓されたのでした。
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午前中は、ぎりぎり風の冷たさと太陽の暑さがせめぎ合ってバランスをとっていたのですが、午後になったらさすがに暑くなってきました。まだまだ海水浴日和。
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アルゼンチンの夏にはいつも台湾にいるので、こんなふうに夏を楽しむのは新鮮です。ブエノスアイレスから飛行機で2時間。だいぶ南に来たのでもう涼しくなっていると思っていました。
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午後は岬の方にある公園へ行ってみようと思っていたのですが、あまりの暑さに断念。明日からのツアーに体力を温存します。ちょっと暑いけどホテルに帰ってひと眠りして、涼しくなった夕方から再び街歩き。
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街の中央広場を目指して歩きます。市役所。
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市役所のとなりの教会。デザインがおそろいです。
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中央公園の不思議なモニュメント。
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勇敢な消防士の像。たぶん。
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みなさんベンチでのんびりモード。
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公園の角にあるこのジェラート屋が大人気。
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デモ行進が。離島の医療の改善を求めています。
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夕食は、野菜を食べねばと思ってホテルの近くのレストランでサラダを注文。ブエノスアイレスでいつも食べているかんじだと、サラダひとつでもお腹いっぱいになるんですが、ここのは正味トマトとレタスしかなくてがっかり。エンパナダスをひとつ追加。
外のテラス席に着いたんですが、ここでも通りすがりに「コロナウイルス」とつぶやかれた。これが最後でした。問題が欧州と米国に移ってしまったので、アジア人かどうかはもうどうでもいいのでしょう。リザードカフェ ピザ
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3日目。バルデス半島一日ツアーに参加します。きれいな朝焼け。天気がいいことを願います。
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3日目のバルデス半島一日ツアーについては別の旅行記で。
https://4travel.jp/travelogue/11608826 -
ツアーを終えて夕食。なんだかよくわからないまま、野菜がたくさんとれそうなので注文しましたが、鶏肉のシチューのようなメニューでした。
マチルデ 地元の料理
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きれいな月夜でした。ストロベリームーンの前日です。
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4日目最終日。ブエノスアイレスに戻るフライトは夜なので、まる一日時間があります。プンタ・トンボへペンギンを見に行く日ツアーに参加します。朝食会場から日の出が見られました。
Dazzler by Wyndham Puerto Madryn ホテル
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プンタ・トンボヘ向かう途中、トレレウ空港の直ぐそばにある恐竜のモニュメントへ。
世界最大の恐竜の像 (パタゴティタン レプリカ) モニュメント・記念碑
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4日目のプンタ・トンボへのツアーについては別の旅行記で。
https://4travel.jp/travelogue/11608627プンタ トンボ サファリ・動物観察
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ガイマンでアフタヌーンティーを楽しんでツアーを終えて、プエルト・マドリンへ戻る途中トレレウ空港に寄って下ろしてもらいました。
アルミランテ・マルコ・アンドレス・サル空港 (REL) 空港
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恐竜がモチーフのトレレウ空港。到着ロビーとの間には、化石の展示がならんでいました。
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出発ロビー側にある恐竜のジオラマ。気合の入ったリアルな作りです。
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チュブト州にあるプエルト・マドリン。帰ってきてからいろいろ調べたら、12月あたりだとプンタ・トンボのペンギンの密度がかなりすごいようです。ペンギンまみれになりたいので、もう一度訪れてみたいです。
さて、これで貯まっていた旅行記を全部書き終わりました。このあとの旅行の予定もありません。3月27日昼時点で、アルゼンチンの新型コロナウイルス感染者数は589。連日100人近い増加です。今のところ、チュブ州の感染者はゼロです。ブラジルやチリに比べると増加はやや穏やかですが、感染者数のピークは5月初旬ころと予想されています。3月31日までの予定だった全国的なロックダウンは8日目に入りましたが、おそらく延長されるでしょう。近所のカルフールの品揃えに問題はありませんが。地味に困るのは散髪に行けないことですね。
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この旅行記へのコメント (2)
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- polodaddyさん 2022/10/23 10:47:02
- バルデス半島、ヤッパリ面白そうですね!
- バルデス半島はパタゴニアへの移動で飛行機が途中立ち寄った際に直陸しただけの場所でしたが、確かに恐竜模型が見えたりして面白そうでした。
シーズンには色んな動物も見れそうで興味深い場所でしたが、「まあ、次回」と思っていたらコロナ下でメンドーサも含めいつアルゼンチンに再訪問出来るか判らない状況になってしましました。
この半島、今まで2回上空の機窓から見下ろしていますが未だ歩いていないんですよ。4回目のアルゼンチン訪問はあるのか??!
そう云えば現在インフレが大変な状況だそうで(75%!)、又デフォルトしたら取引先からの支払いが止まるので戦々恐々としています。左派政権なので直ぐに平気で対外外貨支払いを止めるでしょうしね。
我々の様な旅行者は概ねドル建てで現地の旅行期間をカバーしていますが、現地に居ると何かとご不便な事も多いのではないかと思います。
大変だとは思いますが精々為替に多少鈍感な地方への旅行を楽しんで下さい。
昨今の円安ドル高ですが、MXNは大体今はドルにリンクしていますのでインフレが酷い米国さえ避けて他国へ出かければ何とかなると思い、今冬はカナダへ出かけようかと思っています。MXNはCADに対しては少し強含みなので米国への旅行よりも少しはましかと・・・。日本からではかなり海外に出かけ難い状況が続きそうです。
- さとうさん からの返信 2022/10/23 23:56:05
- RE: バルデス半島、ヤッパリ面白そうですね!
- polodaddyさんこんにちは。お元気ですか。
バルデス半島、動物好きなら楽しめるところです。動物たちが見られるベストシーズンは夏ですが、それ以外でもホエールウォッチングが楽しめます。とにかく広いので2,3時間移動して動物を見て、また2,3時間移動して動物を見て.. 、とあまり効率的ではないのがたまにきずですが。
アルゼンチンのインフレはすごいことになっていますが、収入もインフレしているのでなんかいろいろとマヒしています。コロナの景気対策で昨年から所得税(20%)も免除なのと、定期預金の金利も現在75%なので、どちらかというとボーナスステージに感じています。
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