2020/01/22 - 2020/01/22
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sundy2017さん
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行動が制約されるし、得になるまで無理してしまうので「なんとかカード」は好きでないのですが、調べてみたら2020年からどこもかしこも入場料値上げ。アルテカードの価格はそのまま。ポンペイと国立考古学博物館で十分元が取れる。と言うことで、今回はアルテカードを購入しました。
1日目の今日はポンペイ遺跡に。
地下鉄最寄り駅「Universita」から「Garibaldi」まで1駅。案内に従ってヴェスヴィオ周遊鉄道の「Porta Galbaldi」駅へ。予想に反して綺麗な路。電車が出た所で少し待ちましたが、「Pompei Scabi/Villa dei Misteri」には10時半ごろに着きました。
コースは定番の秘儀荘往復コース。それでも約3時間半かかりました。
当初は余り乗り気でなかったポンペイ。当時の生活が手に取る様に類推できる遺跡に感動。今回回れなかった部分や近隣の他の遺跡を再度訪れたい!
日本人の団体が多かったです。私達は団体よりペースが遅いのですが、直ぐに次の団体が来るので、途切れることなく説明が聞けて助かりました。
アルテカード1枚で全てOK。便利ですね。見直しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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人が少なかったからか全員切符売り場で入場券をゲット。あっという間に入場。
(1)ポルタ門
「郊外の浴場 Terme Suburbane」遺跡を通過してこの「ポルタ門」へ。
この門はポンペイの西に在り、右の大きな門が荷車用、左の小さな門が歩行者用です。この時代に人車分離。凄いです。日本では江戸でも人車分離ではなかったのに。 -
手洗いに行きたかったので、門を入って直ぐの「Antiquarium」へ。
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(2)アポロ神殿
本来のルートVia Marineに戻り、ここは「アポロ神殿」。
右に見える「矢を射るアポロ」の像は勿論コピー。本物はナポリ考古学博物館にあります。 -
紀元前6世紀に建立され、紀元前2世紀に現在の姿になったと推定されている。
左手前の白っぽい像は大理石で作られており日時計の役割を持っていたのかと推定。その後の高い壇は聖像安置室と考えられている。
2本のイオニア式柱廊は建物の48本の柱廊の一部です。 -
(3)バジリカ
アポロ神殿と道を挟んだ所に有る「バジリカ」
裁判や商取引の場所でした。 -
69年の大地震で被害を受け修理中だったと言われています。
蛇足ですが、大地震の後に大噴火が起こったのですね。79年だから丁度10年目。このような例はかなり報告されており、日本も要注意です。 -
修理中のような気がする柱の基礎
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バジリカからフォロの方向を見る
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(4)フォロ
バジリカを出ると目の前に、当時の中心地「フォロ」
南側には行政機関の建物が並んでいたそうです。 -
フォロにある像。
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フォロ北側を見る
中央、半円形の3つの屋根があるのは「マルケム(市場)」 -
(5)エウマキア館
フォロの東側にある「エウマキア館」遺跡
毛織物業で財を成したエウマキアがローマ初代皇帝アウグストゥスに忠誠を誓うため献納したものです。 -
エウマキア館遺跡
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(6)ジュピター神殿
フォロの北側にある「ジュピター神殿」
この建物も大震災の修復中でした。 -
ジュピター神殿左端。
後にヴェスヴィオ火山が見えるはずなんですが。 -
ジュピター神殿右端と「凱旋門 Archi onorari」
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(7)凱旋門 Archi onorari
凱旋門と言う訳が妥当か疑問に思うが名誉門もおかしいし。 -
(8)道路
道路が立派なのに驚きです。真中は車道、両側は歩道。 -
こんな狭い道も見事。システマティックなローマ人気質かな。
ちゃんと歩道がある。 -
横断歩道です
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こんな小さな道にも横断歩道。
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(9)フォロの浴場
入口。小さいながら最も洗練された浴場とされています。 -
脱衣室の穴。脱いだ服をかける釘が打たれていたそうです。
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中庭
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脱衣室の奥にある冷水浴室
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明り取り
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ここにも釘があったのかなぁ
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装飾がわずかに残っている
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テピタリウム(微温浴室)
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アーチ型天井は漆喰で装飾されていました
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天井を支えるテラモン。この隙間には冷浴に行かなかった人が脱いだ衣類を置いたとか。
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大きな火鉢。これで部屋を微温に。
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ここに座って談笑したのかな
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この屋根の下には
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サウナ。
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高温浴室
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大理石の高温浴槽。日本の風呂のようなもの。
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天井です
ここは単純な銭湯ではなく、今の日本にもない規模のスーパー銭湯ですね。1世紀にこの様な文化を楽しんでいたなんて”すごい”の一言です。 -
(10)居酒屋
ポンペイには約90も居酒屋があったそうです。パクス・ロマーナ後の混乱を乗り越えたローマ帝国の庶民の生活が目に浮かびます。 -
店の奥から見ると
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この中には、ワインなどが入ったアンフォラと呼ばれた壺が置かれていたそうです
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(11)悲劇詩人の家
家が小さいのに壁のフレスコ画や床のモザイクが素敵で、そのアンバランスから悲劇詩人の家と呼ばれるようになったみたいですが、勿論どんな人が住んでいたかなんてわかりません。 -
この犬は有名ですね。この写真は秘儀荘からの帰りに撮ったので上の写真とは光線が違います。
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(12)ファウヌス(Fauno)の家
ポンペイ一の豪邸です。
玄関から入ってすぐの大広間の水盤に、牧羊神ファウヌス像が飾られていたことからこの名前が付きました。この像は勿論コピーで本物は国立考古学博物館にあります。 -
中庭。
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中庭の先の建物
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ここに有名な「イッソスの戦い」のモザイクがあります。本物は国立考古学博物館。
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美的センスにあふれた広い屋敷だったんですね
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(13)エルコラーノ門
この門を出ると墓地。墓地の中の中央の大きな道を歩くと普通の道に出ます。さらに歩いていくと -
(14)秘儀荘
秘儀荘が見えてきました -
ここから入っていきます
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アトリウムにはここで亡くなった人の像が展示されていました。
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ポンペイレッドの部屋です
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踊るサチュロス
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いよいよ「ディオニュソスの秘儀の間」です。
左から右へ物語が進んでいきます。
左端に立つ女性は入信者。
その前で少年(裸だが靴を履いている)が儀式作法を読んでいます。その背後に座る伝授者が巻物をもって少年を見ています。 -
お盆を持った女性は結婚のシンボルの冠をしています。妊娠しているようなお腹です。
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椅子に座るのは儀式を司る女性。その横でディオニュソスの従者シノレスが竪琴を引いています。
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女性は儀式の恐怖に慄いています。
左の縦笛を吹いているのはサテュロス。その横で小鹿に乳を飲ませるサティリスカ。 -
仮面を掲げるサテュロスの前で、太ったシノレスが酒を飲ませている
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ディオニュソスと座るアリアドネ。残念ながら肝心のディオニュソスの上半身が失われている。しかも不鮮明。
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跪く女性はベールを取ろうとしている
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黒い羽根を持つ女神が右の女性に鞭を振り上げています。
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女性は案内役の女性の膝に助けを求めています。
そして恐怖を乗り越え裸で喜びの踊り -
儀式を終えて結婚の身支度をする女性。キューピットが鏡を持っている。
素晴らしいです。
一緒にいた日本人の団体は秘儀荘からバスで次の目的地へ。私達は来た道を歩いて戻りました -
(15)サッルスティオの家
説明によれば居酒屋ではなく個人の家だそうです。だとすると立派な台所ですね。保存の良い遺跡だったのですが第2次大戦の爆撃で損害を被ったとか。 -
(16)オーブンの家
地震の後、この家の持主は1階をパン屋にしたみたいで、家の後ろで大きなオーブンが見つかった。名前の由来です。 -
(17)パンサの家
立派な家だと思うのですが、入場できませんでした。
この写真を撮ったのが13時半。お腹も空いてきました。フォロの浴場前にあるカフェでパニーニとコーヒで休憩。
それにしても昼を過ぎると人が減るものですね。ガラガラです。
明日は国立考古学博物館。ポンペイ関係の展示を見るのが楽しみです。
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2020年1月 ナポリ
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