2020/01/24 - 2020/01/25
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sundy2017さん
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(1) カポディモンテ美術館
アパートから歩いて数分のバス停Dante M1で178(168でもOK)番バスに乗車。バスはここが始発。バス停「Miano-Museo Di Capodimonte e real bosco」で下車。カポディモンテの名前の付く停留所は他にもありますが、違ったところで降りるとえらく上り坂を歩く事になります。バス停直ぐ近くにある Porta Piccola から公園に入り、少し歩くと美術館に着きます。
アルテカード割引で一人8ユーロ(full priceは14ユーロ)。
ガラガラです。2階ファルネーゼ・コレクションから見学開始。
幾つかの有名作品は見当たりませんでしたが、現代作品も含めじっくり鑑賞。
(2)ポッツォーリで昼食
翌日はポッツォーリのレストランにシーフードを食べに行きました。
ポッツォーリには
Pozzuoli Solfatara(Trenitaria),
Pozzuoli(Metro L2),
Pozzuoli(EAV L9,Cumara Line)
の3つの鉄道がありますが、EAV Cumana Lineの駅は市街地に近く、アパートから近いMontesantoが始発なので、これを利用することにしました
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最初の部屋にはティツィアーノの絵が沢山ありました。肖像画が多いのですがその中で目を引いた作品を2点。最初は
ティツィアーノ(1489/90-1576)
「懺悔するマグダラのマリア(La Maddalena penitente)(ca1550)」 -
ティツィアーノ(1489/90-1576)
「パオロ3世と孫たち(1545)」
孫は左がアレッサンドロ・ファルネーゼ。彼は息子の長男でパオロ3世の後押しで枢機卿にまでなりましたが教皇選には敗れています。右が息子の次男でオッタヴィオ・ファルネーゼ。暗殺された父の後を継ぎファルネーゼ家の当主となりました。
パオロ3世の名前は時々聞きます。清教徒との交渉・息子の為の色々な策謀(結局息子は暗殺されます)・イエズス会の承認など。面白い。 -
隣の部屋に移ると黄金がきらめく目立つ絵がありました。
マザッチョMasaccio(1401-1428)
「磔刑Crocifissione(1426)」 -
その隣に特別室のような部屋があり、この像だけが展示されていました。
これはファルネーゼ・コレクションではなく、ネット情報では、どこかから借りてきているようです。
カノーヴァ(Antonio Canova)
「 Letizia Ramolino Bonaparteの像(1807)」
ナポレオンのお母さん。意志の強さがよく表現されていますね。 -
ファルネーゼ・コレクションは2階の半分を占めるすごいコレクションですが、その中に私でも知っている作品や興味を引くものが数点ありました。
ジョバンニ・ベッリーニ(1432-1516)
「キリストの割礼(Circoncisione)(1500 ca)」 -
ブリューゲル(1528 or 30-1569)
「盲者の寓話」(Parabola dei ciechi)(1568)
聖書にある、盲人が盲人を導く事により両者とも穴に落ちるという寓話が題材 -
ブリューゲル
「人間嫌い(Il misantropo)(1568)」 -
ブリューゲルの長男ピーター・ブリューゲル(Pieter Brueghel il Giovane) (1564 ca - 1637/38)
「冬景色(Paesaggio invernale)(1620 ca)」 -
「サンタ・マリア・マッジョーレ教会の建立」
(Fondazione della Chiesa Santa Maria Maggiore a Roma 1423-8) -
マゾリーノ・ダ・バニカーレ
「聖母マリアの昇天(Assunzione della vergine)1423-28」 -
マゾリーノ・ダ・バニカーレ(1383-1440)
「サンタ・マリア・マッジョーレ教会の建立(1423-28)」
夏に降った雪に教皇が建立の鍬を入れている。 -
2階の残り半分は「mostra Napoli Napoli di lava,porcellana e musica」と題された展示がされていました。
英語のオーディオガイドが付いていました。 -
音楽の部屋なので舞踏会衣装かな
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目を引いた室内装飾
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この楽器は素敵だった。音楽の部屋で流れるオーディオガイドの曲は時代にあったもので良かった。
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この置時計も素晴らしい
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「ヴェスヴィオ火山の噴火」
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舞踏の間。一部改装中
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舞踏を見る人達が飾られている
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3階は大部分が13世紀から18世紀の絵画の展示室。その中で印象に残った作品です。
シモーネ・マルティーニ(Simone Martini(1284ca-1344))
トローサの聖ルドヴィコ(San Ludovico di Torosa(1317)) -
イングランド、ノッティンガム(Inghilterr, Nottingham)
「Trittico con Storie della Passione」
ネット情報では、15世紀にノッティンガムから運ばれた、トリプティク
「キリストの受難」 -
立体的で芸が細かい
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カラヴァッジョ(1571-1610)
「キリストの笞打ち(1607)」
ここでもカラヴァッジョを見る事が出来ました。 -
Jusepe de Ribera (1591-1652)
「Earthly Trinity with the eternal Father(1626-30)」 -
Mattla Preti(1613-1699)
1656年のナポリでのペスト大流行を描いています。ナポリの守護神サン・ジェンナーロも描かれている。 -
周りは公園になっており、情報では美術館はその日なら出入り自由。時期が良ければ公園散策と美術館で一日楽しめますね。
今日は快晴ですがそれなりに寒いので、バスで市街に戻り、予約しているサンタルチア地区のレストランでランチを楽しんだ後、サンタルチア地区をブラブラ散策しました。 -
(2)ポッツォーリ
ネットで調べたら電車は20分おきに出ており所要時間28分。
一昨日ヴォメロの丘に行くときに乗ったフニコラーレMontesanto駅と同じ場所が始発駅。駅窓口で乗車券購入。片道1人2.2ユーロ。勿論往復購入。
綺麗な電車でした。 -
予約してあるレストラン「Il Tristone」の場所を確かめてから周りを散策。港沿いに実に沢山のレストランが在り、いずれもランチメニューとして定額のコースを店先に掲げていた。飲食を目的にした観光客が多いんだ。
時間になったので予約してあるレストランに。同時にイタリア人男性4人も入店。 -
メニューは水・ワイン込み一人30ユーロのみ。
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この白ワインが付いてきます。多分安いワインでしょうが、私達にはこれで十分です。
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前菜1:この地のトマトは甘い!最初はブルスケッタがいい。
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前菜2:何もせず新鮮な素材のぶつ切りをオリーブオイル・レモンで食べるのが最高。
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前菜3:アリーチ・マリナーラ。塩と酢で締めてあり新鮮でさっぱりする。
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前菜4:いかのグリル
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前菜5:カラッと揚っていて旨い。
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前菜6:ゼッポリーネ。海藻は入っていません。
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前菜7:魚のすり身のグリル
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前菜8:白身魚のソテー
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前菜9:タコの煮つけ
全ての前菜が超満足のいくものでした。 -
海鮮パスタ。食べにくく繊細さはありません。
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食べるためと言うより味を取るためのものかな。
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海鮮リゾット。漁師料理ですね。
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デザート
食後酒をサービスで勧められましたが、ワインとサービスで頂いたお酒で許容を超えていたので残念ながらお断りしました。
凄い量でした。シニア―の私達には前菜だけで十分。
このレストランを旅行記で紹介して戴いた”めておら☆さん”ありがとうございました。あなたはこれを一人で完食されたのですね。びっくりです。
ナポリでの海鮮料理はこの地がねらい目ですね。安くて新鮮で美味しい。
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この旅行記へのコメント (2)
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- めておら☆さん 2020/08/29 13:16:49
- コメント遅くなりました汗
- sundy2017さん、こんにちは!
いつも私の旅行記にご訪問、そしていいねも、ありがとうございます(^^)
この旅行記を拝見したとき、私の名前を書いていただいてたので嬉しくて、後でコメントさせていただこうと思っていたのですが、すっかり抜けており・・・だいぶ遅くなり、ごめんなさい!!
改めてIl Tritoneのコースを見返してみたら、我ながらよくこの量を一人で平らげたなぁと感心してしまいます。でも、どの料理も本当に新鮮で美味しくて、しかも次から次へと運ばれてくるから無心で食べてた記憶があります。
旅行記拝見してると、またあのお店に行きたくなります♪でもこのコースは、さすがにもう無理かなぁ~~(^^;)
カポディモンテも、懐かしい絵画の数々。あの美術館は本当に見応えがありましたよね。カラヴァッジョの絵が目前に迫った時の心が震える感じ・・・また思い出しました。
一日も早く、再びイタリアを訪れる日が来るといいな・・・
まだまだコロナの不安は尽きませんが、また晴れて旅立てる日を心待ちに、sundy2017さんもくれぐれもご自愛くださいね。
めておら☆
- sundy2017さん からの返信 2020/08/30 19:54:06
- Re: コメント遅くなりました汗
- プーリア地方のめておら☆さんの旅行記ですっかり魅了され、今や、めておら☆さんの旅行記は私のイタリア旅行のガイドブック!!
ローマ教会巡りでもマークしていったのですが、教会内部の電波事情が悪く、読みの浅さを痛感しました。
コロナのお蔭で再びめておら☆さんの旅行記を楽しむ事が出来、一面、コロナに感謝です。
グーグルマップを片手に、ゆっくり・じっくり読ませていただいています。
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