2019/11/23 - 2019/11/24
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ダイスケitさん
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この旅行記のスケジュール
2019/11/23
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千葉の自宅を朝6時に出発。湾岸道路~首都高速~東北自動車道~北関東自動車道経由で桐生市へ。
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群馬県桐生市の宝徳寺に10時半到着。
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宝徳寺見物(10時半~12時)。
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高津戸峡見物(~13時半)
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軽井沢東急ハーベストにチェックイン(16時)。
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この旅行記スケジュールを元に
毎年11月下旬に、長野県小諸市にあるりんご園にりんご狩りに出掛ける。りんごの木1本を予約しておいて、実ったりんご全部をもぎ取るシステムで、もう10年以上も前から我が家では秋の恒例行事となっている。最近では、娘達の2家族全員も参加して、計10人が集まる一大行事だ。年間を通して10人が集まる行事は、不定期では何度かあるものの、必ずとなるとお正月のお祝いとこのりんご狩りの2つだけだ。
りんご狩りそのものは2~3時間で終了するが、レジャーで東京や千葉から出掛けるのだからと、ここ数年は軽井沢で1泊するようになった。軽井沢から小諸のりんご園までは、車で30分程度だ。1日目にりんご狩りを行うか、2日目になるかは天気次第だが、いずれにしろりんご狩りをしない日には、別のレジャーを楽しむことが出来るので、娘たちも軽井沢のアウトレットに行ったり、信州のお城巡りに行ったりしている。我が家も、千葉から小諸までの途中や信州で、りんご狩りの前後にもうひとつの行楽をするのが楽しみになっている。最近の実績は以下の通りだ。
2018年:長瀞の紅葉見物(埼玉県秩父市)
2017年:平林寺の紅葉見物(埼玉県新座市)
2016年:上田城見物(長野県上田市)
2015年:妻沼聖天山見物(群馬県熊谷市)、富岡製糸場見物(群馬県富岡市)
2014年:碓氷峠鉄道文化村見物(群馬県安中市)
2013年:富岡製糸場見物、軽井沢アウトレット
富岡製糸場は、世界遺産登録となった2014年の前後に2回行ったことになる。
さて、今回はどうしようかとネットや旅行情報をチェックした結果、群馬県桐生市にある床もみじが評判の宝徳寺と高津戸峡の紅葉見物に行くことになった。特に参考になったのが東京出発の日帰り紅葉見物バスツアーの旅程であり、桐生市周辺で行くことになっているいくつかの紅葉スポットのうち、車で行って数時間で効率良くしかも見応えのある見物が出来るようなところを選んだ。わたらせ渓谷鉄道では、かなり奥まで行ってみたい気もあったが、11月下旬という紅葉にとってはやや遅い時期ということや車で短時間という条件の叶う高津戸峡のみに留めておいた。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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千葉の自宅を朝6時に出発して、首都高速~東北自動車道~北関東自動車道経由、群馬県桐生市にある宝徳寺に到着したのは、10時半頃だった。軽井沢への途中に立ち寄るというイメージからすると関越自動車道経由のような気がするが、ナビが示したルートは東北自動車だった。それだけこの地域には、土地勘がないということだろう。
この日は終日小雨の予報であり、前日のうちにりんご狩りは、天気の回復しそうな翌日に決めておいた。お寺の近くには駐車場はなく、すこし離れた山の中の臨時駐車場からお寺までシャトルバスの利用となっていた。
宝徳寺は、臨済宗建長寺派の禅寺で室町時代に創建されたとのことだが、現在の建物は比較的新しく見えた。 -
もみじが名物なので紅葉祭りが開催されており、この日は最終日の予定だった。ただ、この年の秋は暖かい日が続いたので紅葉も遅れており、紅葉祭りも1週間ほど延長されていた。
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拝観料1,000円(高い!)を払い、本堂に向かう途中にも紅葉が見られた。
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6体並んでいるお地蔵さん。背後の山は、霧に霞んでいる。この日は、終日霧雨だった。
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丁度見頃の紅葉だ。
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本堂に向かう廊下から見えるもみじは、黄色に色付いていた。
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本堂に入ると、見事な床もみじに圧倒された! 床は磨かれているだけなのか、或いは漆塗りにでもなっているのだろうか。
本堂は、枯山水の庭に面して中央に木の床面があり、側面と後方の二方のみL字型に畳座敷が接している。参拝客は木の床面には立入禁止で、畳座敷にのみ入ることが出来るようなっていて、その畳座敷から枯山水の庭を正面に捉えると、紅葉が床に映えた映像を収めることが出来る。 -
正面に見える白い壁面は、枯山水の庭の向こうの漆喰塀だが、枯山水の庭園は見えない。その理由は、床もみじを面積広く映そうとすると、カメラを床近くに構える必要があるためだ。
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カメラを少し右の方に向ける。
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すべての開口部の障子は取り外されている。
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右手にも畳座敷があるが、その背後の紅葉を愛でるために立ち入り禁止になっていた。
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漆喰塀の向こうには、参拝客の傘が見える。
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まるで畳座敷が浮かんでいるように見える。
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ここで種明かしのために、床もみじを鑑賞する人達の様子を紹介(笑)。腹這いになって撮影している人もいる。もちろん、当方もそれに近い姿勢で撮影を行った。ただ、感心したのは誰も文句を言わず、腹這いの人の撮影が終了するまで暫く待ってから、同様に撮影していたことだ。
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右手の畳座敷の奥には飛竜の襖があった。
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暫く床もみじを撮影して、今度は枯山水の庭園を見る。
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枯山水の庭と方丈(本堂)が接して並ぶ禅宗方丈様式は、京都の龍安寺や南禅寺等と同様の禅寺の共通様式だ。
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龍安寺の石庭と似ていなくもない。
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ただ、龍安寺の土塀とは異なり漆喰塀で、しかも新しく見えた。
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石庭や方丈から見えるもみじが、丁度いい具合に配置されている。もみじは比較的若いようだった。
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暫く石庭を眺めていたが、もう一度床もみじを見物に本堂(方丈へ)。時々、バスツアーの団体客が一度に大勢入って来る時があり、その時は方丈の座敷は混雑していた。
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再び、方丈の座敷に腹這いになってカメラを構える。
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同じような構図になってしまうが、再びコーナー方向を撮影。
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それにしても見事に磨かれている床だ。
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座敷に目を向けると、混雑具合が酷くなってきたようだ。当方は、個人旅行なので時間制限はないが、バスツアーの人達の中には「集合時間だ」と言って途中で撮影を切り上げる方もいた。
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右側座敷の奥のもみじと庭石。
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本堂の裏は、杉林になっている。
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もみじの黄色と赤と杉の緑が対照的だ。
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右側座敷の奥の飛竜の襖。
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石庭の一部と方丈。
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石庭の向こう側では、親子が記念撮影を行っていた。
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方丈の内外に約40分程留まりあれこれ撮影をしていたが、お寺の境内の他の部分も見物するために方丈を出た。これは、漆喰塀の外から方丈の屋根付近を見上げた構図。
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必ず紅葉のもみじを画面に入れて撮影をするが、本当に見頃の紅葉になっている。りんご狩りに丁度良い時期の副産物としての紅葉見物だったが、例年ならもう終わっている見頃の紅葉が見れて、ラッキーだ。
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石庭の横が立入り可能だったので、そこへ行き、先程床もみじとして見ていたもみじと方丈を撮影。
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どこから撮っても、上手くもみじと方丈の組み合わせで撮影が出来て、配置の妙が素晴らしい。
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紅葉と方丈。
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方丈の横には小高い丘(といっても、せいぜい10~20m高さ程度)があり、方丈を見下ろせるようになっているので、行ってみる。途中には、可愛いお地蔵さんが置かれており、暖かそうな衣を纏っていた。頭の上の一枚のもみじは、誰かの演出のようだった。
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丘の上から見下ろす方丈と石庭。この角度からの構図は、まるで平安絵巻のように見える。十二単の女人を縁側に配置したくなる(笑)。
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小さな池に垂れ下がる紅葉。
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一幅の絵巻物だ。
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雨に濡れてしまっているが、衣を着けたお地蔵さんがあちこちに点在している。
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古い五百羅漢もあった。
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お地蔵さんの表情は様々だ。
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こんなお地蔵さんも。
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通路横の庭石にも、紅葉が落ちていた。
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最後に入口付近の6体並ぶお地蔵さんを見て、約1時間半の見物を終えた。まだ霧雨が煙っており、後方の山々にも霧が立ち込めていた。
この宝徳寺は最近人気になっており、バスツアーの団体客が多く詰めかけるとのこと。由緒は古いが、建物ももみじも比較的新しく、その配置も伝統様式に加えてビジュアル的な工夫が凝らされていて、当方を含めて観光客は大喜びだった。売り物の床もみじだけではなく、可愛いお地蔵さんも若い女性には人気がある。商売が上手いのだ(笑)。 -
宝徳寺から30分程走って、高津戸峡近くに到着。昼過ぎだったので、まずわたらせ渓谷鉄道の大間々駅近くのうどん屋で昼食を摂った後、県道338号線に架かる高津戸橋まで行き橋の上から渡良瀬川を眺めた。
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多少は色付いていたが、全面紅葉というほどではない。
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橋の上から見た下流側の景観。
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上流側の景観。峡谷には、橋の横から降りて行く遊歩道があるようだったが、雨が続いていることもあり、橋の上から眺めるに留めた。
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下流側の景観。こう見るとかなりの紅葉に見えるが切り取った一部分であり、期待ほどではなかった。
この後、一路軽井沢を目指し、軽井沢東急ハーベストに到着したのは16時頃だった。娘達の家族とも合流し、皆揃っての夕食となった。
翌日のりんご狩りには、天候が回復するのを期待しながら眠りに就いた。
(続く)
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