サント・ドミンゴ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2020年2月14日(金)の夕方5時15分頃、ラスダマス通り(Calle Las Damas)を抜けて、さらに北に進む。まずは鉄製の動物のオブジェがいくつか飾られている広場の端に日時計(Reloj de Sol)がある。1753年に作られたという新大陸で最も古い日時計。かつてはここには裁判所があり、裁判官や聴衆に正確な時間を知らせるために造られたという。なお。この広場になぜ牛や馬のオブジェが飾られているのかは調べたけれど分からなかった。現代芸術のようだが、なかなか良くできてるし、広場の雰囲気にもマッチしてるように感じた。<br /><br />この広場の西側は王宮博物館(Museo de Las Casas Reales)。1511年から1821年まで、歴代の総督の官邸として使われていた建物で、1976年から博物館として公開されている。コロンブス新大陸発見と開拓の軌跡についての資料が展示されており、コロンブスの直筆の手紙や17世紀の有名なスペイン人画家ムリーリョ(Murillo)の絵画もある。安土桃山時代から江戸時代にかけての日本の甲冑や刀も展示されているが、トルヒーヨ大統領がメキシコ人のコレクションを買い集めたものらしい。開場時間を過ぎていたので、中は入ってない。<br /><br />日時計のある広場を北に抜けるとスペイン広場(Plaza de la Hispanitad)。広場の真ん中には1502年から09年まで第3代総督であったにニコラス・デ・オバンド(Fray Nicolas de Ovando y Caceres)の像が建つ。オバンドは貴族出身のスペイン軍人でレコンキスタ(Reconquista)でも活躍したスペインのアルカンタラ騎士団(Orden de Alcantara)の司令官を務め、スペイン国王に認められて西インド諸島の統治者となった。彼はイスパニョーラ島(La Espanola)に多くの町を建設し、鉱業を発展させ、サトウキビやカナリア諸島から輸入した作物の栽培を行い発展させたが、先住民を奴隷化し、残酷に扱い、コロンブス来訪以前には50万人いた先住民は1507年には1/10近くの6万人まで減ったそうだ。<br /><br />スペイン広場の北東の角、オサマ川を背にした高台にはアルカサル宮殿(Alcazar de Colon)が建つ。1510年から約4年をかけて建てられた由緒ある建物で、コロンブスの子孫が3代にわたって住んでいた。第4代総督としてこの地に来たコロンブスの息子ディエゴ・コロン(Diego Colon y Moniz Perestrello)が私邸として造らせたもの。1577年まで新大陸におけるスペイン人の王の居城として使用された。<br /><br />南スペインで見られるようなイスラム文化の影響を受けながら、ゴシック様式の粋が随所にちりばめられた贅沢な造りとなっている。また、ゴシック様式でありながら、ルネサンス芸術の流れを汲んでおり、当時には礼拝堂、音楽室など55室の客室と72のドアと窓があった。ディエゴのこうした贅沢な好みは、当時のスペイン王の不興を買ったと云う。1586年にイギリス人海賊のフランシス・ドレーク(Sir Francis Drake)の略奪に遭い、多くの宝物が失われた。その後サントドミンゴ衰退と共に放置されていたが1870年に史跡に指定され、20世紀に入って長期的な修復工事が行われた。<br /><br />現在は22室となり、博物館として一般に公開されており、植民地時代のヨーロッパ人たちの暮らしぶりが再現され、各部屋の内装や調度品から豪華な暮らしぶりを窺い知ることができる。また、カリブ地方におけるヨーロッパ美術品の最重コレクションを収める美術館(Museo Alcazar de Diego Colo)もあり、中世後半やルネサンスの絵画、15世紀のタペストリーなどが鑑賞できるそうだが、5時で閉まっていたので、入ってない。<br /><br />アルカサル宮殿からスペイン広場を挟んで西側にあるのがアタラサナ通り(Calle La Atarazana)。広場を回り込むように続く狭い小路で、ラスダマス通りの重々しい雰囲気ではなく、15~16世紀のスペイン建築の小さな建物が並んでいる。白い壁にレンガ造りの素朴な家々はきれいに修復され、骨董品店やギャラリー、みやげ物屋などになっている他、オープンエアのカフェが続いておりいい感じ。一休みしたいところだが、日没まであと1時間ほどあり、それまでにまだ行きたいところがあるので、先を急ぐ。<br /><br />スペイン広場の1ブロック西にはコルドンの家(Casa del Cordon)が建っている。1503年に後にジャマイカ総督を務めたフランシスコ・デ・ガライ(Francisco de Garay)が建てたもので、新大陸で最初の石造りの家でかつ初めての2階建ての建物と云われる。ディエゴ・コロンはアルカサル宮殿完成前にはここに住んでいた。建物の名前は玄関の上の三方を囲むムーア様式(Moorish)風の石造りの紐(Cord)から来ている。現在は銀行(Banco Popular Dominicano)の支店となっている。<br />https://www.facebook.com/chifuyu.kuribayashi/media_set?set=a.3729093823827281&amp;type=1&amp;l=223fe1adec<br /><br /><br />ソナコロニアル観光、まだまだ続く。

ドミ共サントドミンゴスペイン広場(Plaza de la Hispanitad, Santo Domingo,Rep Dominicana)

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2020/02/14 - 2020/02/14

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ちふゆ

ちふゆさん

2020年2月14日(金)の夕方5時15分頃、ラスダマス通り(Calle Las Damas)を抜けて、さらに北に進む。まずは鉄製の動物のオブジェがいくつか飾られている広場の端に日時計(Reloj de Sol)がある。1753年に作られたという新大陸で最も古い日時計。かつてはここには裁判所があり、裁判官や聴衆に正確な時間を知らせるために造られたという。なお。この広場になぜ牛や馬のオブジェが飾られているのかは調べたけれど分からなかった。現代芸術のようだが、なかなか良くできてるし、広場の雰囲気にもマッチしてるように感じた。

この広場の西側は王宮博物館(Museo de Las Casas Reales)。1511年から1821年まで、歴代の総督の官邸として使われていた建物で、1976年から博物館として公開されている。コロンブス新大陸発見と開拓の軌跡についての資料が展示されており、コロンブスの直筆の手紙や17世紀の有名なスペイン人画家ムリーリョ(Murillo)の絵画もある。安土桃山時代から江戸時代にかけての日本の甲冑や刀も展示されているが、トルヒーヨ大統領がメキシコ人のコレクションを買い集めたものらしい。開場時間を過ぎていたので、中は入ってない。

日時計のある広場を北に抜けるとスペイン広場(Plaza de la Hispanitad)。広場の真ん中には1502年から09年まで第3代総督であったにニコラス・デ・オバンド(Fray Nicolas de Ovando y Caceres)の像が建つ。オバンドは貴族出身のスペイン軍人でレコンキスタ(Reconquista)でも活躍したスペインのアルカンタラ騎士団(Orden de Alcantara)の司令官を務め、スペイン国王に認められて西インド諸島の統治者となった。彼はイスパニョーラ島(La Espanola)に多くの町を建設し、鉱業を発展させ、サトウキビやカナリア諸島から輸入した作物の栽培を行い発展させたが、先住民を奴隷化し、残酷に扱い、コロンブス来訪以前には50万人いた先住民は1507年には1/10近くの6万人まで減ったそうだ。

スペイン広場の北東の角、オサマ川を背にした高台にはアルカサル宮殿(Alcazar de Colon)が建つ。1510年から約4年をかけて建てられた由緒ある建物で、コロンブスの子孫が3代にわたって住んでいた。第4代総督としてこの地に来たコロンブスの息子ディエゴ・コロン(Diego Colon y Moniz Perestrello)が私邸として造らせたもの。1577年まで新大陸におけるスペイン人の王の居城として使用された。

南スペインで見られるようなイスラム文化の影響を受けながら、ゴシック様式の粋が随所にちりばめられた贅沢な造りとなっている。また、ゴシック様式でありながら、ルネサンス芸術の流れを汲んでおり、当時には礼拝堂、音楽室など55室の客室と72のドアと窓があった。ディエゴのこうした贅沢な好みは、当時のスペイン王の不興を買ったと云う。1586年にイギリス人海賊のフランシス・ドレーク(Sir Francis Drake)の略奪に遭い、多くの宝物が失われた。その後サントドミンゴ衰退と共に放置されていたが1870年に史跡に指定され、20世紀に入って長期的な修復工事が行われた。

現在は22室となり、博物館として一般に公開されており、植民地時代のヨーロッパ人たちの暮らしぶりが再現され、各部屋の内装や調度品から豪華な暮らしぶりを窺い知ることができる。また、カリブ地方におけるヨーロッパ美術品の最重コレクションを収める美術館(Museo Alcazar de Diego Colo)もあり、中世後半やルネサンスの絵画、15世紀のタペストリーなどが鑑賞できるそうだが、5時で閉まっていたので、入ってない。

アルカサル宮殿からスペイン広場を挟んで西側にあるのがアタラサナ通り(Calle La Atarazana)。広場を回り込むように続く狭い小路で、ラスダマス通りの重々しい雰囲気ではなく、15~16世紀のスペイン建築の小さな建物が並んでいる。白い壁にレンガ造りの素朴な家々はきれいに修復され、骨董品店やギャラリー、みやげ物屋などになっている他、オープンエアのカフェが続いておりいい感じ。一休みしたいところだが、日没まであと1時間ほどあり、それまでにまだ行きたいところがあるので、先を急ぐ。

スペイン広場の1ブロック西にはコルドンの家(Casa del Cordon)が建っている。1503年に後にジャマイカ総督を務めたフランシスコ・デ・ガライ(Francisco de Garay)が建てたもので、新大陸で最初の石造りの家でかつ初めての2階建ての建物と云われる。ディエゴ・コロンはアルカサル宮殿完成前にはここに住んでいた。建物の名前は玄関の上の三方を囲むムーア様式(Moorish)風の石造りの紐(Cord)から来ている。現在は銀行(Banco Popular Dominicano)の支店となっている。
https://www.facebook.com/chifuyu.kuribayashi/media_set?set=a.3729093823827281&type=1&l=223fe1adec


ソナコロニアル観光、まだまだ続く。

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