2019/04/01 - 2019/04/09
69位(同エリア1516件中)
mac610さん
- mac610さんTOP
- 旅行記26冊
- クチコミ25件
- Q&A回答15件
- 106,791アクセス
- フォロワー10人
大学卒業以来 定年のあとも雇用延長で続けていた会社もついに退社し
仕事辞めたら行くぞ!!と思っていた加計呂麻島に行くことにした
奄美大島は30年前 子供3人がまだ幼稚園にも行ってない時に
神戸からデリカをフェリーに乗せてやってきたことがある
その時は、下の二人が滞在中に風疹になり
県立大島病院で見てもらったりして てんやわんやで
ついに加計呂麻島には渡れなかった
その念願の加計呂麻島に是非行ってみたい
奄美大島もいまはpeachですっと安く飛んでいけるが
どうせ行くなら自由気ままに行動できるベスパで行きたい
と思って調べたが 昔乗った神戸から奄美までのフェリーがなくなり
今 フェリーは鹿児島からしか出ていない
ええっ? ということは、鹿児島までスクーターで走って行かなきゃならんの? (T_T)
まあ 時間はいくらでもあるし
それだったら往復の道すじもしっかり楽しもうってことで
出発したのでした
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 船 バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
3月いっぱいで仕事をやめ 神戸を飛び出したのが4月1日早朝
明石海峡大橋を渡って、ここからは淡路島の下路を走る
4月になったとはいえ朝晩は寒い
その上しばらくは冬型の気圧配置
太平洋側は天気はいいが気温は低い (T_T)
愛車はベスパのGT200L
2004年から乗っている長年の相棒
もうかれこれ30000km近く走っており
今回の長丁場に耐えられるのか?
このベスパはフロントキャリアとテールボックスを装着してあるので
シート下のスペースと合わせけっこうな積載量を誇るが
今回のこの旅行に合わせリアの振り分けのバックも購入したので
テントで野宿するためのいっぱいの荷物も余裕で呑み込んだ -
往復の道すじを楽しもうってことで考え出したのがこの道程
どうせなら行きは下道をそれも四国を経由して九州に渡ろう
淡路島に渡るのと四国に渡るのは高速を使わざるを得ないが
それ以外はできるだけ一般国道を走ることにした
宿泊は行けるところまで行ってテント泊
この気温じゃ寒くて眠れないんじゃないかなあ -
ときは4月 ちょうど桜の季節で
どこへ行っても桜が満開だった
天気も比較的良かったが・・・
徳島を過ぎて吉野川沿いの山間に入ると突如雨が降り出した
気温もどんどん下がっていく
阿波池田を過ぎたあたりの峠で気温は2度の表示
道端には2,3日前に降ったらしい雪も残っている -
新居浜 西条 松山と過ぎていき
今日は行けるところまで行くつもりだが
明るいうちにテントを張りたいので
三崎のフェリーに乗る手前のどこかで宿営の予定
伊予の海岸沿いを走るも晴れ間も見えるが
雲は厚い -
グーグルマップで探してみると三崎港の5kmほど手前に町営須賀公園&キャンプ場というのがあり夏にはキャンプ場がオープンしているみたいだけど今は人気もない
こいつはテントサイトに丁度いい
ちょっと離れたところには温泉もあるようだ -
これがその亀ヶ池温泉
ほとんど人家もないようなところにいきなりドドンと出現する
これは立地からみても伊方原発の現地対策として作られたに違いない
入浴料も500円と高くはないが受付で見ていると、地元の人にはパスが配られているようだ伊方町健康交流施設 亀ヶ池温泉 温泉
-
1日中寒風の中を走って温かい湯に浸かると、縮こまってしまった体が溶けていくようだ
やっぱり温泉はいい!
じっくり浸かって 早朝から長時間走ってきた疲れを癒やす伊方町健康交流施設 亀ヶ池温泉 温泉
-
併設のレストランで夕食を摂る
ありふれたメニューだが、かなり腹が減っていたこともあり
食が進む
空腹は最高のシェフなり伊方町健康交流施設 亀ヶ池温泉 温泉
-
お腹もいっぱいになったし、公園に戻りユーレイカの1人用テントを張る
このテント デイユースは何回かあるが泊まるのは初めて
コンパクトだしあっという間に張れるが、やはり狭いのでくつろげない
まあこの値段じゃこの辺が妥協点だろう
温泉に長い時間浸かっていたこともあり
それほど寒くない
でも朝方にかけて更に冷え込むことも考え
ありったけの衣類とレインスーツに身を包んで横になる
結構風も吹いていて テントはバタバタ音を立てるが
疲れた体はすぐに眠りに落ちた -
昨日早く寝てしまったので早い時間に目が覚めたけど、明るくなるまではシュラフの中
耐寒温度10度の中華製の安物コンパクトシュラフだが意外と寒くなかった
中華恐るべし
今日も天気は良さそうだ
さあ九州へは三崎港から九四国道フェリーで1時間10分の船旅
750cc以下の自動二輪は1970円 人は1090円と意外に高い三崎港 乗り物
-
フェリーはほぼ1時間おきぐらいに出てるが
朝早いので乗客も少なく バイク・スクーターも3台だけ三崎港 乗り物
-
穏やかな海をゆったりと進む
ウトウトしているうちに佐賀関に入港佐賀関港 乗り物
-
今日も快晴
九州もどこへ行っても桜が満開
走っていても楽しい -
鹿児島から奄美までのフェリーは3~4日に1便しかないと、このときは思っていました(ほんとは違う会社が交互に運行)
次のフェリーは明日の18時
急いでも走っても仕方ないので、海沿いの景色の良いところで昼寝
ぽかぽかと春を満喫中・・・
ブーツ代わりにアマゾンで買った このバードウォッチング協会推薦のゴム長
すこぶる快適
防寒にもなるし軽いしコンパクトだし 足入れもよく言うことなし
結局 この日は宮崎市の南の公園でテント泊 -
霧島をのぞむ
宮崎側から鹿児島へ行くには霧島を越えていくと距離が近い
でも高いところは寒いだろうなあ
でも行っちゃえということで霧島縦断 -
鹿児島でも桜が満開だがどうせなら桜の名所ということで探し出した丸岡公園
広い園内桜が咲き乱れてた丸岡公園 公園・植物園
-
次に行った鹿児島市内の仙厳園
昔は磯庭園と呼ばれれた島津殿様の別邸
観光客は多かったが1000円は高すぎんじゃない?仙巌園(磯庭園) 公園・植物園
-
桜島にも渡り国民宿舎で温泉に入って帰ってきた
桜島マグマ温泉 温泉
-
さあいよいよフェリーの時間
奄美大島に送る様々の物資を、でかいフォークリフトが延々と積み込みを続ける
そのあとやっと乗船
バイクは3台だった
18時に出向して奄美の名瀬に到着するのは翌日の5時マルエフェリー (A"Line) 乗り物
-
久しぶりのフェリー
福岡に住んでいた頃、大阪への往復にたびたびフェリーを使ったことを思い出す
あのころのフェリーの2等といえば大部屋に雑魚寝だったが
今はひとりひとり区切られていて座席?指定
自分の番号を探す
荷物置き場やハンガーも用意されていている
スクーターが4330円 2等旅客が9330円
LCCで安く飛んでいける今の時代
フェリーを使うのは好き者だけか -
4月初めということもあり、鹿児島から奄美に転勤で赴任して行く人の見送りが何組もあった
-
鹿児島を出港しても1時間ぐらいは錦江湾の中
-
奄美大島全図
奄美大島はけっこうでかい
海岸線は複雑で、メインの58号線以外の道は細くて曲がりくねっている
加計呂麻島は奄美大島の南 -
予定通り5時に名瀬に入港
どこも開いてないのでコンビニで食料を買って大浜海浜公園で朝食休憩
ここは30年ほど前に、子どもたちも連れて神戸からデリカで来たときに最初にキャンプしたところ
ずいぶんリゾートっぽい感じに変身していた大浜海浜公園 公園・植物園
-
お約束のヘリノックスのチェアーを組み立て
コーヒーを淹れる
急ぐ旅でもないしゆっくりしよう大浜海浜公園 公園・植物園
-
やっぱり珊瑚礁の海はいいわ
心が洗われる気がする大浜海浜公園 公園・植物園
-
加計呂麻に渡る瀬戸内町まで約1時間半
昔は峠越えのカーブ道をひたすら走った記憶があるが
すごく長いトンネルがいくつもできて、快適な道に変わっていた
加計呂麻島では食べるところもほとんどなく、食料調達もままならないようなので
積める限りの食材とアルコールを買い込むせとうち海の駅 道の駅
-
フェリーの乗客はいるが、車やバイクは少ない
-
さあ いよいよ念願の加計呂麻島へ渡れる
古仁屋からは瀬相と生間へ交互にフェリーがあり
行き先を確認しないとえらく回り道に
運行時間は20分ほどだが、どちらも1日に3~4便しかなく最終便も早いので
加計呂麻から晩飯を古仁屋に食べに来るなんてことは できない・・・
(スクーターは乗れないが、海上タクシーという手もあるということを後で知る) -
瀬相の港に到着
お土産物屋さんとちっちゃな食料品店、ガソリンスタンドがある
ここにはビール調達に何度か来ることに -
加計呂麻にいる間、3泊滞在したカケロマ ロマエ
素泊まり台所風呂付き 1泊3500円
二口のガスコンロや電子レンジもありお鍋やフライパンもひと通り揃っている
おばちゃんも親切で言うことなし
この時期 加計呂麻では営業している飲食店が皆無に近いので
古仁屋で買ってきた食材が活躍
先人が残していてくれた調味料もありがたい
前の浜ではイモガイがいくらでも採れ、甘辛く煮付けて酒の肴に
滞在中 島の人が浜遊びをする日があり みんな海に入っていろいろ採っていた -
島の北端 実久までやってきた
距離はたいしてないが、道が狭いし曲がりくねっているので
意外と時間がかかる
ちっちゃなお店が1軒開いていたので休憩
このビーチも夏には人が繰り出すんだろうけど
今は誰もいない
気温は20度ぐらい 水温が温かいので海に入れないことはないが
泳ぐには少しさむい実久海岸 ビーチ
-
ゆったりとした島の時間が流れていく
あ~ やってきてよかった実久海岸 ビーチ
-
命の洗濯をした3日間の加計呂麻滞在も
あっという間に終わり
今日は再びフェリーで古仁屋へ -
古仁屋から奄美大島の最南端に近いホノホシ海岸にやってきた
大きな丸い石がゴロゴロ
ここも30年前にもやってきたが、なんにもないところだった
いまは遊歩道もでき ずいぶん整備されているホノホシ海岸 自然・景勝地
-
ホノホシ海岸の先のヤドリ浜
30年前は、風疹にかかった息子共を古仁屋の民宿で看病した後
少し回復したのでこのヤドリ浜でキャンプ
ヤモリ以外は誰もいない 地の果てみたいなところだったがヤドリ浜 自然・景勝地
-
今はおしゃれなリゾートホテルができて、見違えるような立地に
THE SCENE amami spa & resort 宿・ホテル
-
シーフードパスタを頼んでお昼ごはん
なかなか美味しかった
ホテル滞在中の有閑夫人が
海辺のチェアでゆったりと文庫本を読みふけっていたTHE SCENE amami spa & resort 宿・ホテル
-
ヤドリ浜でゆっくり休憩後 来た道を途中 住用では温泉にも入って
名瀬港まで帰ってきた
フェリーの出港は遅いので
乗船待合にスクーターを置いて、名瀬の繁華街まで歩いて戻る -
名瀬出港は21時30分
それまでの間奄美の魚介を堪能しようと 食べログで高得点だった脇田丸に入る
早い時間から家族連れや地元の人で込み合っている
おっ これは期待できそう・・・のはずだったが
なぜかそれほど美味しく感じない
甘い醤油がいかんのかと思い
持参した湯浅の醤油を使ってみるが、やっぱりいまいち
なぜなんだろう居酒屋脇田丸 グルメ・レストラン
-
翌朝8時に鹿児島港に到着
今日は鹿児島の南を観光
知覧の武家屋敷群にやってきた
予想していた以上に整然としていて広い
落ち着いた町並みで欧米人も多く訪れていた
関西にこんな素敵なところがあったらずいぶんな人出だろう知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園
-
この知覧ではNHKの西郷ドンのロケも行われたらしい
知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園
-
次いで まさに絶景のたまて箱温泉
湯に浸かったままで 開聞岳と向かいの大隅半島が雄大に迫る
ぜひ露天風呂の写真を撮りたかったが
写真を撮った人は警察に通報しますとの警告が
いっぱい貼ってあって
流石に撮れなかったヘルシーランド 温泉
-
逮捕されるのは嫌なのでホームページから一枚
僕が全国でイチオシの温泉
入湯客は少なかった
海外の人もわりといたヘルシーランド 温泉
-
最後に 鹿児島中央駅駅前の屋台村で晩ごはん
ここの魚は美味しかった(安くはないけど)
名瀬とは大違い
でもこの屋台村も最初の計画通り20年いっぱいで終了とのこと
こんなに流行ってるのにすごく惜しいことだ
このあと九州自動車道に入り吉松パーキングでテントを張って一泊した後
神戸まで700kmを8時間でぶっ飛ばして帰った
念願の加計呂麻行きも無事に終わり めでたし めでたし!!
頑張ってくれたベスパ ありがとう
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- MechaGodzillaⅢ&703さん 2020/03/04 10:42:55
- 長距離走、ご苦労様でした。
- mac610さん はじめまして。
長い間お勤めご苦労様でした。スタイルは少し異なりますが、わたくしも定年後、似たような旅をしたもんでつい見入ってしまいました。
わたくしは車旅で車中泊・テント泊・ビジネスホテル泊混合でmac610さんのスクーター移動ほどハードではなかったですが、いろんな思いを胸に旅をしました。
時間を考えずにのんびりと命の洗濯をした3日間の加計呂麻滞在、まことにめでたしめでたし・・・。それではまたよろしくお願いいたします。
- mac610さん からの返信 2020/03/04 11:23:46
- Re: 長距離走、ご苦労様でした。
- MechaGodzillaさん
コメントありがとうございます
年甲斐もなく無茶な旅ばっかりしています
こちらこそよろしくおねがいします
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
奄美大島(鹿児島) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
45