1泊2日 栃木 (3-1) 世界遺産 日光の社寺巡り 日光東照宮・二荒山神社・滝尾神社・輪王寺

2020/02/22 - 2020/02/23

先月の出雲大社でようやく御朱印デビューを果たした妻と僕。御朱印だけが目的の旅にならないようにしようと注意したいところですが、

妻「次は日光東照宮の御朱印だー！」

だめだこりゃ。まあ確かに日光の社寺も巡りたいし、前回旅行から1ヶ月しか経ってないけど、日光・湯西川温泉行きに決定！

新型ウィルスが拡大する中、そもそも旅行に行くかどうかも悩みましたが、趣味：旅行、特技：旅行、好きな言葉：旅行 な僕たちに旅行はかかせない。

と言うことで、高性能マスクに空間除菌カード、除菌スプレーに除菌ハンドクリームなど、万全の防菌体制で旅行に臨みました。

長い旅行記ですが、どうぞ最後までお付き合いください。


《総走行距離:456.0km》

[こちらは 3-1 です]

エリア 日光(栃木)

【1日目】

自宅を早朝5時半に出発。東北道を北上し、2時間半で日光に到着。

西参道第一駐車場に駐車し、表参道へ向かいます。

表参道へはこの階段から。

朝8時とはいえ土曜日なので混んでるかと思いきや、新型ウィルスの影響でしょうか、ご覧の通りガラガラ。

まずは《日光山 輪王寺》へ。

黒門から中へ入ります。

日光山輪王寺 寺・神社・教会

2016年の正月に来た時は工事用の建物で覆われていた《輪王寺 三仏堂》。今は全容を眺めることが出来ます。

妻「もう4年も経ったんだねー」
僕「いくつの時だっけ？」
妻「えーと25かな？」

なんと大胆なサバ読み。仏様の前で嘘はいけません。

日光山輪王寺 寺・神社・教会

輪王寺は周囲に分散しているため、どの順番で巡るかを考えるのも楽しいです。

日光山輪王寺 寺・神社・教会

もうひとつ奥の《輪王寺 護摩堂》。

日光山輪王寺 寺・神社・教会

静かな堂内で心も静かに参拝。

こちらの護摩堂でお寺用の御朱印帳を購入。

期間限定の御朱印帳で、表紙に描かれてるのは護摩堂の天井画『大昇竜』。

あれこれ迷うかと思いましたが、妻も僕も一目で即決。

ありがたいことに1ページ目にはすでに御朱印が。

お寺用の御朱印帳は、ここ輪王寺 護摩堂から！

葵の御紋が輝く石碑に一礼し、いよいよ妻お目当ての日光東照宮へ。

日光東照宮 寺・神社・教会

と見せかけて、一の鳥居をくぐったらすぐに左折。

妻「えーなんで？？」
僕「東照宮は9時からでごわす」

日光東照宮 寺・神社・教会

高い杉並木と燈籠の続く《上新道》。歩を進めるたびに心が清らかになっていく気がします。

妻「じゃあ何往復もしなきゃ」

うっさい。てか前も聞いたような。

歩いて数分で《日光二荒山神社》の楼門に到着。

こちらも4年ぶりの参拝です。

日光二荒山神社 寺・神社・教会

御祭神の大黒様。

みんな撫でるのでテッカテカ。

銅で造られた唐銅鳥居をくぐります。

日光二荒山神社の全景。

日光二荒山神社 寺・神社・教会

拝殿の前に来ると

妻「なんかいる！」

日光二荒山神社 寺・神社・教会

大国主命を助けたねずみにちなんだ、黄金の開運ねずみ像が。

妻「ねずみだったら、ミッキ○とかにすればいいのに」

あちらのねずみを使うのはいろいろ大変なんだよ。

参道にはほとんど人がいませんでしたが、ここにはそこそこの人がいます。

祈祷受付所がまだ閉まっていたため、御朱印はまた後でいただくことに。

今度は正面大鳥居まで下り、下新道の奥へ。

つきあたりにある輪王寺の一角《家光廟 大猷院(たいゆういん)》。

日光山輪王寺 寺・神社・教会

入口から堂々とした威厳を放っています。

日光山輪王寺 寺・神社・教会

僕「入る？」
妻「んー、次に来た時かな」

日光二荒神社から再び上新道を通ります。

妻「心がちょっと綺麗になった？」

ほっとけ。

《日光東照宮》の前まで戻ってきました。

表門の前にある五重塔。緑に映える朱が美しい。

日光東照宮 寺・神社・教会

9時の開門とともに《表門》をくぐり中へ。

迫力ある仁王像が睨みをきかし、邪を追い払います。

妻「パパ入れる？」

邪ちゃうわ。

日光東照宮 寺・神社・教会

表門を入ると、目の前に《三神庫》。

「上神庫」「中神庫」「下神庫」の3つで成り立っています。

日光東照宮 寺・神社・教会

その向かいには超有名な《神厩舎》。

8面の猿の彫刻は人間の一生を風刺しています。

日光東照宮 寺・神社・教会

中でも超々有名な「三猿」。

妻「そう言えば長野のお寺に、言う猿・聞く猿・見る猿があったね」

日光東照宮 寺・神社・教会

よく覚えてたね。長野県渋温泉の温泉寺に、これと対極の猿の石像がありました。

横湯山温泉寺 寺・神社・教会

僕「なにやってんの？」
妻「奥まで行けない(泣)」

右側の《上神庫》の屋根下には、「想像の象」と呼ばれる大きな彫刻が施されています。

僕「想像の象ってどう言う意味だろ？」
妻「当時はまだ象が日本にいなかったから、想像で下絵を描いたからだよ」

えー！またもやマニアックな知識をぶっこんできた。

日光東照宮 寺・神社・教会

銅で造られた立派な二の鳥居。

その鳥居をくぐり、金色の豪奢な《陽明門》へ。

陽明門を守るのは2体の髄身像。

左側にもあります。

裏から見た陽明門。

よく拝読する旅行記ライターさんが「一日見ていても飽きない日暮門(ひぐらしもん)」と紹介していましたが、その意味がよく分かります。

彫刻があまりにも素晴らしく、しばし見上げてしまいました。

拝殿の前にある《唐門》。

宮司さんによる準備が終わったら、大きく二拍して参拝。

日光東照宮 寺・神社・教会

ここの彫刻も素晴らしくて思わず見とれてしまいました。

唐門の奥に拝殿が見えます。

妻「御朱印いこ！御朱印！」

陽明門の隣にある祈祷受付所で拝受。整列用のロープが張られていましたが、誰もいません。

祈祷殿の横を通り過ぎ、

日光東照宮 寺・神社・教会

奥社の入口に来ました。

妻「上になんかあるよ」

牡丹の花に囲まれた《眠り猫》。

日光東照宮 寺・神社・教会

裏側に回ってみました。

同じ場所に今度は《二羽の雀》。この2つの彫刻はワンセット。

猫が安眠してるので雀も安心して戯れるという、平和の世を表してるそうです。

さらにそこから奥社へ続きますが、

妻「前に行ったから今回は見送りで」

階段しんどいだけやろ。

ここで靴を脱いで《御本社(本殿・石の間・拝殿)》の中へ。

中は撮影禁止で写真はありませんが、その荘厳な雰囲気と光景はしっかりと目に焼き付きました。

陽明門を戻り右手に見えるのは《鼓楼》、そして奥には《輪王寺 本地堂》。「薬師堂」とも呼ばれ、日光東照宮の中に輪王寺の寺院があります。

が今回は参拝せず。大猷院と同じく、次に来た時の楽しみに取っておくことに。

日光東照宮 寺・神社・教会

陽明門から延びる廻廊の彫刻もすごい。

日光東照宮 寺・神社・教会

左手には《鐘楼》と立派な杉の木。

日光東照宮 寺・神社・教会

さてと、そろそろ日光二荒山神社へ戻るかな。

そして三たび上新道を歩きます。

妻「もう心ピッカピカやね」

えーいだまれ！

日光二荒山神社で御朱印を拝受した後は、大猷院の隣にある《輪王寺 常行堂》へ。

日光山輪王寺 寺・神社・教会

こちらも参拝し御朱印を拝受。

書き置きですが、梵字で「キリーク(阿弥陀如来)」と書かれています。

そして日光東照宮と日光二荒山神社の御朱印。

妻「二荒山神社、世界遺産二十周年、令和二年二月二十二日って、二がいっぱい！」

ほんとだ！言われて気がついた。この偶然はちょっと嬉しいかも。

《良い縁坂》を下って駐車場へ。

道路もガラガラでした。

西参道第一駐車場から車で10分、日光東照宮のさらに奥にある《滝尾神社》へ来ました。

滝尾神社 寺・神社・教会

こちらは駐車場。

東照宮から徒歩で来ると30分くらいかかりますが、車だと楽チン。ただし途中の道が狭く、対向車とのすれ違いが難しいので注意してください。

白糸の滝が見えます。

ドーンと続く階段。

でもすぐそこで終わりです。

遠くに人だかりが。

その先にあったのは《運試しの鳥居》。

鳥居の上部中央の穴に小石を3つ投げ入れ、1つでも入ると願いが叶うという。

妻「よしやるぞ！」

と気合い十分に小石を探す妻。

妻「小石がない！」

鳥居の向こう側にいっぱい落ちてます。みんな投げるから。

妻「えい！」
妻「とぉー！」

とがんばって投げますが、全部はずれ。

僕も投げましたが、これは難しい。思ったよりも力を入れないと届きません。

結局、僕も全部はずれ。うーん、残念。

そして無人の滝尾神社を参拝した後は、ランチへ向かうことにしました。

滝尾神社から車で20分、《つけ汁うどん あくつ》に到着。

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