1泊2日 栃木 (3-3) 湯西川温泉のかまくら祭り 暖冬で雪が少なかったけど

2020/02/22 - 2020/02/23

先月の出雲大社でようやく御朱印デビューを果たした妻と僕。御朱印だけが目的の旅にならないようにしようと注意したいところですが、

妻「次は日光東照宮の御朱印だー！」

だめだこりゃ。まあ確かに日光の社寺も巡りたいし、前回旅行から1ヶ月しか経ってないけど、日光・湯西川温泉行きに決定！

新型ウィルスが拡大する中、そもそも旅行に行くかどうかも悩みましたが、趣味：旅行、特技：旅行、好きな言葉：旅行 な僕たちに旅行はかかせない。

と言うことで、高性能マスクに空間除菌カード、除菌スプレーに除菌ハンドクリームなど、万全の防菌体制で旅行に臨みました。

長い旅行記ですが、どうぞ最後までお付き合いください。


《総走行距離:456.0km》

[こちらは 3-3 です]

エリア 湯西川温泉(栃木)

[これより前は 3-2 へ]

夕食の後は、冬の湯西川温泉名物「かまくら祭り」へ。

ありがたいことに、沢口橋の河川敷ミニかまくら会場まで宿のバスが送迎してくれるとのこと。

ということで、沢口橋まで送っていただきましたが、

妻「少なっ！」

本当は川沿いに遠くまでミニかまくらがズラリと並ぶのですが、暖冬の影響で規模がかなり縮小されていて、ここのかまくらはこれだけ。

湯西川温泉 かまくら祭り 祭り・イベント

おまけに雨まで降ってきちゃったし。

すぐ隣のかまくらバーベキュー会場にも行ってみます。

さっきよりはずっと数が多く、なかなかの景観。

妻「綺麗だねー」

初めて見るミニかまくらのライトアップ。規模が縮小されてるとは言え、僕たちはこれでも十分。

他に「平家の里」にもミニかまくらがありますが、雨もひどくなって来たので宿へ帰るかな。

宿に戻ったら大露天風呂の「藤の花房」へ。

先ほどの大浴場の他にもう1つ露天風呂がありますが、冬季は男女入れ替え制で、殿方は夜間のみ入浴可です。

湯西川温泉 上屋敷 平の高房 宿・ホテル

大浴場の露天風呂よりも大き目の風呂。かまくら祭りで冷えた身体がポカポカに温まります。あー気持ちいいー。

さらに22時に予約していた貸切露天風呂も堪能。暗くてどこもみんな同じに見えるけど。

この後もたっぷりと温泉を楽しみながら、夜を過ごしました。

【2日目】

翌朝は6時半に起床。

そして障子を開けると、

妻と僕「昨日降ってくれよ！」

雪が積もってました。

ならば風呂へ入らねば！

露天風呂で相変わらずのヨガポーズ。

頭に雪が積もる露天風呂が気持ち良くてたまらん！

ロビーから庭を眺めますが、結構な勢いで降ってます。

外へ出てみました。

昨夜22時に入った貸切露天風呂。

石庭も雪でいい感じに。

朝食は朝8時から、昨日と同じ会場の同じ席で。

どれも美味しいですが、鮭の酒粕漬けがイイ！

蒸篭の中には蒸し野菜。

昔ながらの雰囲気を残したこちらの宿、囲炉裏料理も温泉も楽しめて、とても良かったです。

さてと、8時半過ぎたし、そろそろ出発するかな。

妻「え！ちょっと早くない？」

それには理由があるのだ。

宿から1時間ちょっと、9時40分に《東武鉄道 鬼怒川温泉駅》へ到着。

雪が降ってたのは湯西川周辺だけで、この辺りに雪はナッシング。

駅前の駐車場に車を停めて、駅前広場へ向かいます。

鬼怒川温泉駅 駅

鬼怒川温泉のキャラクター「鬼怒太の像」。

奥に見えるのは足湯の「鬼怒太の湯」。

鬼怒太の湯 温泉

駅構内。大きな提灯が目を惹きます。

《BENTO CAFE KODAMA》は店内で駅弁をいただくことができます。

BENTO CAFE KODAMA グルメ・レストラン

そしてお目当ては駅前の《転車台広場》。

東武鉄道では土日に下今市～鬼怒川温泉駅間で《SL大樹》が運行されていて、9時55分にSLがこの転車台で転車します。

9時50分を過ぎると、SLは僕の大好きな14系客車の横を通り過ぎて引込み線でスタンバイ。

そして大きな汽笛とともに転車台へ滑り込んできます。

SL大樹はタンク車のC11。炭水車を引いた巨漢のテンダー車と比べると小さいですが、ローアングルで眺めるとやっぱり大迫力！

後部には昔ながらの車掌車 ヨ8000系。ATS(自動列車停止装置)を搭載するために連結してるそう。C11じゃあ場所ないもんね。

妻「変なおっさんがいる！」

え？俺？

妻「違う！あっち！」

車掌車の後部に現れた変なおっさん。石川五右衛門らしいです。でもなんで？？

ちょうど昨日から僕の一番好きなテーマパーク「日光江戸村」とのコラボでイベントをやっていて、乗車中や走りながらの沿線で色んな活劇をやってる模様。

しまった！これは知らなかった。知ってたら絶対に乗ったのに。

デフにも日光江戸村のロゴマークが。

妻「そう言えば今回は日光江戸村へ行かないの？」

すごく悩んだけど、日光・鬼怒川に来たらいつも江戸村ばっかしなので、たまには江戸村抜きの旅にしようかと。

SLは転車しながら大きな汽笛を上げ、そのたびに周囲からどよめきが起こります。

転車を終え再び本線に戻っていくSL。

そして目の前でシリンダーの蒸気を勢いよく排水。

僕は煙突の煙よりも、このシリンダー排水の方が好きです。

鬼怒川温泉駅から車で20分、《日光おかき工房》へ立ち寄り。

日光おかき工房 グルメ・レストラン

丸彦製菓の工場が直営しているおかきのアウトレットで、種類もたくさんありどの品もお買い得。しかも試食もいっぱいあります。

こちらで大袋を5つも購入。

妻「これでしばらくは、おかきに困らないね」

おかきに困る時ってあるのか？

鬼怒川を離れ、おかき工房から1時間、栃木市にある《岩下の新生姜ミュージアム》に到着。

岩下の新生姜ミュージアム 美術館・博物館

入場無料で、とにかく一度来てみたかった場所。

中へ入るとすぐに売店で、かなり混雑しています。

栃木市に本社を構える岩下食品の「岩下の新生姜」をテーマにしたミュージアム。かねふくの「めんたいパーク」みたいなもんですね。

とりめし美味そう。

目の前のステージには、妖しいピンクに照らされた記念撮影用の巨大な新生姜パッケージ。

展示室はここから中へ。

入口からすでに危ない香りがプンプンします。

昨年、えいがのおそ松さんとコラボをやってたようです。

レシピの数々。

妻「パチモンて言われてるよ」

誰がパチモンやねん。

土の中の新生姜。

新生姜の部屋では、新生姜とラブラブなひと時を過ごせます。

．．．あかん、ツッコみたい。ツッコんでもいいですか？

僕「なんでこんなん作ったー！」
妻「うわっ！びっくりした」

心の叫びが声になってしまいました。

若干の狂気さえ感じる展示物の数々。新生姜が別の何かに見えてしまう。

ジンジャー神社って。誰がうまいこと言えと。

ご利益は、生姜の効果で夫婦や恋人の仲もポカポカアツアツに。

御朱印まであります。買わなかったけど。

新生姜でできた天使の羽根。

なつかしのイライラ棒。子供たちに大人気でした。

ひな飾り。ひな壇に並べられた新生姜が、ここにあってはいけないモノに見えてしまう。

カフェでちょっと休憩します。

カフェメニューを注文した方は、もれなく新生姜チョコタワーを楽しめます。

食事メニューも新生姜がマスト。

ここでいただくご当地ソフトは「岩下の新生姜ソフトクリーム」(ご当地なのか？)。

新生姜をセルフで自由にトッピングできます。

話のネタでチャレンジしましたが、ソフトの甘さと新生姜の辛さ、これが意外とイケる。

無料のミュージアムでしたが、ファミリー・カップルと大盛況で、なかなか楽しかったです。

新生姜から高速で40分、おなじみ《羽生パーキングエリア》に到着。

江戸情緒あふれる外観が ス・テ・キ (キモいわ)

羽生パーキングエリア (上り線) 道の駅

混雑する店内をスルー。

立ち寄った目的は外の売店《文楽焼本舗 鬼平江戸処店》。

以前は常に行列が出来ていましたが、オペレーションが改善されたのか、流れがスムーズになっていました。

文楽焼本舗 グルメ・レストラン

こちらで大好物の「お好み鯛焼き」を10個購入(買いすぎ)。

鯛焼きの中身がお好み焼きです。

隣りの《立ち食い処 屋台連》。

ここでも「江戸醤油焼きそば」をテイクアウトしました。

今回の旅行は「御朱印の貰い直し旅」として日光の社寺を選びましたが、御朱印云々に関わらず、改めて世界遺産の威厳と風格を感じることができました。

さてと、東北道が渋滞する前に帰ろうかな。早く帰って、誰かに狙われないようにしながら「お好み鯛焼き」食べたいし。明日から、って明日も休みじゃん！明後日から仕事がんばろう！

長い旅行記でしたが、最後までお付き合いいただいてありがとうございました。

P.S.
妻「やっぱりロックオンされてるじゃん」