2020/02/01 - 2020/02/02
69位(同エリア542件中)
ぬいぬいさん
令和2年最初のどこかにマイルの旅は、2月1日、2日で初めて宮古島が出てきた組み合わせでチャレンジ
4つの候補地は宮古島・熊本・松山・高松
さてどこになるのか・・・・・・
気分はすっかり宮古島でしたが決まった先は熊本
熊本といえば4年たった今も熊本地震の傷跡が深く残ったままのよう
それなら被害の大きかった熊本城のある熊本市内をあえて避けて、お隣の宮崎県の高千穂と肥後の國の一宮阿蘇神社へ参拝
そして世界遺産のある天草、同じく近代化産業遺産の世界遺産の三池炭鉱の万田坑へ行こう。
大まかにそんな計画を立てて熊本に入りました。
こちらでは2日目の世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼・造船・石炭産業」の構成遺産のである三角西港と三池炭鉱の万田坑を紹介します。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 2.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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天草の教会を後にして次に向かった先は昨日泊まった三角西港へ
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昨日の夕方すでに閉まってしまい中に入れなかった三角西港を散策しました。
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昨日の夕方来た時に一番気になっていたこちらの建物は洋式ホテルの浦島屋。
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三角西港の築港の際に、当時熊本には様式のホテルがなかったため当時の県令の呼びかけにより建てられた迎賓館を兼ねたホテル。
施工したのは長崎のグラバー邸やオルト邸を手掛けた小山秀。
明治38年に解体され大連に移築されれてしまったそうで、今の建物は復元したものだそうです。
当時は熊本市内にこんなホテルがなかったので皇室や三井家の人々も泊まり、あの小泉八雲も宿泊してく執筆した紀行文の「夏の日の夢」の舞台にもなったとか。
外観がいかにも古そうだったので期待して中に入ったら何もないがらんどうの空間でした。 -
その隣にあるのは龍驤館
もともと明治天皇即位50周年記念事業として計画されたものですが、明治天皇の崩御により計画を変更され、天応頌徳記念館として宇土郡の公会堂、産物に陳列、教育勧業の振興する建物としてとして大正7年に建設され、国の登録有形文化財にも指定されています。 -
有料(200円)の見学施設ですが有料の割には見ごたえのある展示物はありませんでした
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石積み埠頭の目の前にはレストランになっている土蔵があります。
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こちらの旧三角海運倉庫は桁行25m梁間7m規模の土蔵造の2階建倉庫は、築港当初に建てられた倉庫としては唯一の遺構。
海に面してテラス席があるので散策のあと海を眺めながら食事をするのもいいかも。 -
こちらの石積みの排水路は、 満潮時に海水を引き込み、干潮時に排水するよう造られ、そこに道路側溝を流す天然の下水道の役割を果たしています.
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全長756mにも及ぶ石積み埠頭。
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イチオシ
オランダ人水理工師ムルドルの設計と天草の石工たちの技術が見事に融合し、整然とした切石積みの埠頭が保存され国の重要文化財にも指定されています。
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現在港としての機能は三角東港に移っているので、地元の釣人の釣場になっています。
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イチオシ
三角西港にある旧高田屋回漕店は三角西港の開港と同時に、熊本市に本店のあった回船問屋の高田儀丸がこの場所に出したお店。
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4隻の汽船を持って、沿岸航路で旅客、貨物輸送の取り次ぎの商売をして、大正時代に三角東港ができるまですごい羽振りの良かった問屋だったそう。
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建物は明治20年代に建てられたもので1,2階に6部屋ずつあり後ろに水屋があるかなり立派な建物でした。
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無料で見学でき、有料施設の龍驤館よりも全然見応えありました。
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上天草島に渡る橋が2本重なって見えています。
先ほど渡って来た橋です。 -
こちらは昨日夕方三角港に向かう途中気になっていた長部田海床路
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イチオシ
日本の渚百選、夕日百選にも選ばれた有明海の干潟、おこしき海岸の近くにある満潮になると海に沈んでしまう不思議な道です。
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沖にある海苔の養殖場に続く道は電柱と電線が結ばれていて、満潮時には海の中に電柱が続いている姿に変わります。
千葉の内房にも同じような場所がありましたが、こちらは道が沈むのでもっと不思議な光景が見られました。
夕方見て見たかったなあ。 -
2日目のお昼は天草で新鮮な魚料理を食べたかったのですが全然食事処がなくて、唯一見つけたお店は1時間以上かかるとのことで、2時を過ぎて万田坑行は諦めて熊本市内観光に切り替えるつもりで市内に向かっていたのですが、市内でもファミレスのようなお店しかなく、食事をあきらめ当初の予定通り、荒尾の万田坑へ向かいました。
万田抗に到着したのは3時40分。 -
「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」を構成する資産として世界文化遺産の構成遺産の一つとして登録されている、三池炭鉱の万田坑
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日本の産業革命を支え、近代日本の礎を築く源となったのが石炭でした。
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別名「黒いダイヤ」とも呼ばれた石炭は、戦前まで日本のエネルギーを支え続けてきました。
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その石炭の一大産地が熊本県の荒尾市と、隣接する福岡県大牟田市にまたがってある三井三池炭鉱でした。
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その三池炭鉱の中核をなしたのが、明治の技術の粋を集めて建造された日本最大規模の2つの竪坑を持つここ「万田坑」でした。
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1800年代の終わりから1900年代初めにかけて2つの竪坑が建造され、設備や機械も充実して、採炭量も最盛期を迎え大いに賑わったそうです。
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でも、1900年代後半に入ると採炭効率が低下したこと、世界のエネルギーの主役が石炭から石油に変わったこともあって、1951年に採炭を終了。
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しばらく放置されえたまま1997年、ついに万田坑は閉山となってしまいました。
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イチオシ
櫓に繋がるトンネルに入ってみましょう。
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前に見える長方形の箱はゲージと呼ばれるエレベーター。、この中に25人ずつ乗り、地下の坑底まで降りていきました。坑底までの深さは約264m あり、1分ほどで一気に降りることができたそうです。
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煉瓦の壁はツタや雑草に覆われ廃墟の雰囲気を醸し出しています。
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竪坑の穴は埋められていますが、当時はここからケージに乗って降りていきました。
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上から光が差し込んでいてここの部分は自然光が入って明るくなっています。
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映画のシーンで登場する廃工場の雰囲気
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奥に明かりのついた緑色に塗られた小さな小屋があります。
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壁には手書きの文字が書き込まれため板が
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この小屋は信号所で、巻揚機室の運転手や坑底と鐘・ベル・電話などで連絡を取りあっていたそうです。
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つい最近まで稼働していたようなリアルな状態で保存されています。
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今回は時間がなかったのでガイドさんが案内してくれるガイドツアーで見学できなかったため、勝手がわかりませんが、時間に余裕があれば、説明を受けながら見学したほうがいいのでしょうね。
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イチオシ
鋼板で囲われている内側には浴場跡などもあり、以前は入ってみることができたようですが、老朽化が進んだためか今は囲われて中に入ることができません。
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こちらの小さな祠は山ノ神祭祀施設
炭鉱マンが入坑する前に必ず拝礼していた山ノ神祭祀施設は、大山祗神から分祀されたもの。 -
18.8mの高さの櫓は存在感があってなかなかの迫力!
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万田坑のシンボルとも言える、高い鉄製の「第二竪坑 櫓」
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人や資材を運ぶためワイヤを吊るし、隣のレンガ造りの建物にある巻揚機で上げ下げしていました。
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この第二竪坑巻揚機室に入ります。
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イチオシ
この煉瓦の建物は大きな櫓にあるケージを上げ下げするために、巻揚機を使ってワイヤーを動かしてた部屋。
巨大なウインチの歯車は優に2mを超える大きさ。 -
この太いワイヤーでゲージを上げ下げしていたんですね。
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今見るとすごいレトロな工場の感じがしますが、当時としてはこれでも最新の機器だったのでしょうね。
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坑内にはレールが伸びていて石炭を運ぶ貨物が走っていたのでしょうね。
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こちらは発電室の建物
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第二竪坑櫓の2倍の高さがあったという第一竪坑櫓の巨大なコンクリート基礎
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深さ273メートルもあった第一竪坑入って、今はふさがれてこの櫓の基礎だけが残っています。
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本当は車で10分ほどのもう一つの宮原抗へ行きたかったのですが、すでに時間は5時10分前
ここでタイムアップ。 -
順序が後先になってしまいましたがチケット売り場のある「万田坑ステーション」では、当時の万田坑を再現したミニチュアのジオラマがありました。
ここから熊本空港へは1時間ちょっとかかるので2日間の熊本観光はこれで終了です。 -
今回は観光優先でグルメに関しては全く無視
ひたすら2日間食べる時間も惜しんで走り回った距離は550キロ。
燃費の良いプリウスだったのでリッター当たりの走行距離は、なんと30キロ。
次に車を買うときは絶対ハイブリットだなあ。 -
熊本らしいご当地グルメを全く食べていなかったため、最後に空港で熊本ラーメンを!
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19:55発の羽田行きはディレーで10分遅れ
まだ時間があるのでラウンジASOで軽く一杯 -
ここのラウンジは缶ビール1本と3種類の芋焼酎の無料サービスがあって快適に過ごせました。
2日間の熊本 市内を外したこともあり、ご当地グルメを楽しむこともなく555キロも走り回って、当初の計画通りの観光もでき、予想以上に楽しめました。
4月の初めは身近なヨーロッパ、ウラジオストクの旅を今度はANAのマイルを使って予定しているのですが、3月から直行便が就航のため人気なのか、帰りの便がキャンセル待ち
次のどこかにマイルは、その旅が実現できなかった場合は4月になるのかなあ・・・
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