2020/01/15 - 2020/01/15
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sundy2017さん
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2017年4月、夫婦での初海外旅行として選んだローマ。10日間、存分に食べ歩き・街歩き・名所巡りを楽しんだが、当時は教会や美術館に全く興味がなく、バチカン美術館さえ行かなかった。
その後ヨーロッパを旅するにつれ、教会や絵画などの素晴らしさに目覚め、今回は(2017年10月パリ旅行以来すっかりハマってしまった)アパートに滞在しゆったり教会巡りをすることにした。
アパートは交通の便が良く前回の旅行で熟知しているポポロ広場に確保(広さ80m2、エレベータ・洗濯機・食洗機・バスタブ付き、オーナーはすぐ近くに住む日本人のような気配りをする素晴らしいイタリア人)。
ほとんどの教会は午前中と夕方しか開いていないので、朝ゆったりと日本から持参した食材で朝食を取り、バスか地下鉄で教会巡りに出発。昼食は前回素敵だった所やここは行きたいなと思ったレストランでしっかりいただき、3時頃バスか地下鉄でアパートに。休憩後近くのスーパーに買い物に出かけ、夕食は野菜中心にご飯・味噌汁。
2日目の今日は、ヴェネツィア広場までバスで行き、街歩きを楽しみながら教会巡り。訪れた教会は
ジェズ教会:豪華な天井画・ザビエルの祭壇・ロヨラの祭壇
サンタンドレア・デッラ・ヴァッレ教会:ランフランコのフレスコ画・ドメニキーノの「四福音書記者」などの天井画
サンティニャーツィオ教会:だまし絵と遠近法を駆使した天井画
サンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会:ラファエロ「巫女たち」
楽しみにしていた小美術館とも呼ばれるサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会が、工事中か何かの理由で閉まっていたのが残念でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
(1)ジェズ教会
ヴェネツィア広場から直ぐの所にあります。
1568年から1575年にかけて枢機卿アレクサンドロ・ファルネーゼの財政支援の下、イエズス会の母教会として建設されました。
建物正面は最初ヴィニョーラが設計しましたが、死去したため、ジャコモ・デッラ・ポルタが完成させました。華美でなく洗練されたファサードです。 -
奥から入口方向を見た写真です。天井が凄い。
1679年にベルニーニの弟子であったジョバンニ・ヴァティスタ・ガヴァッリが描いたフレスコ画「キリストの御名の勝利」です。
絵を囲むように配置されている天使などのスタッコ像が、まるで飛び交っているような錯覚に陥ります。 -
床に鏡が置かれ鑑賞の助けになっています。
しかし、写真では中央が光りうまく取れません。 -
残念ながら、鏡を使わなくても同じ。
写真では伝えられませんが見ごたえ充分でした。 -
ピエトロ・ダ・コルトにより設計された「聖フランチェスコ・ザビエル礼拝堂」
中央のガラス容器には、1614年イエズス会総長の命令で切り落とされ持ち帰られたミイラ化したザビエルの右腕が聖遺物として納められている。 -
祭壇画はカルロ・マラッタ作「ザビエルの死」
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聖イグナチオ・ロヨラの祭壇。祭壇上部には三位一体を表す装飾が。
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アンドレア・ポッツォの祭壇。ブロンズの筋が入ったラピスラズリで飾られている。祭壇の左右には「異端に対する宗教の勝利」と題した像が。カトリックを表す女性がプロテスタントの男性をやっつけている。
祭壇画もボッツォ作。 -
19世紀のアントニオ・サルティによる新しい祭壇
後陣天井のフレスコ画「神秘の子羊の栄光」はイル・バッチョ(本名ジョバンニ・ヴァティスタ・ガヴァッリ)作。 -
十字架上のイエスが奥にひっそり安置されていました。
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(2)サンタンドレア・デッラ・ヴァッレ教会
ジェズ教会から歩いて直ぐの距離です。
1591年に建設が始まり75年後に完成しました。建物正面の構成・内部平面・空間処理はジェズ教会の概念を継承していますが、カルロ・マデルノが設計しカルロ・ライナルディが1665年に完成させた正面のインパクトはさらに強いように感じました。奇妙なことに、2階部分にある像は左しかありません。普通は対象なんだがなぁ。 -
この教会のクーポラは、ローマではサン・ピエトロ大聖堂に次ぐ大きさで、カルロ・マデルノの作品です。
ここに、ランフランコが1621年から4年をかけて「天国の栄光」を描きました。
渦巻き状に連なる人々が上へ上へと昇っていく構図には圧倒されます。 -
凄い構図ですね。
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「ローマより愛をこめて」というブログによれば、このようなだまし絵的遠景は、イタリア史上初の作品だそうです。
この方によれば、ランフランコとこれから出てくるドメニキーノは、同門なのにライバル意識が強く仲が悪かったそうです。同じ職場で喧嘩が絶えず嫌がらせも。面白いですね。
この方の判定では今回の作品の出来は圧倒的にランフランコの勝ちだそうです。 -
ランフランコに敬意を表してもう1枚。
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クーポラのペンデンティブには、ドメニキーノが「四福音書記者」を描いています。これは人なので聖マタイ。
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鷲なので聖ヨハネ。
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ライオンなので聖マルコ。
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牝牛なので聖ルカ。
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後陣祭壇画は3枚一組のマッティア・プレーティ「聖アンドレアの殉教」。
これは左側 -
中央部
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右側
リアルでわかりやすい。 -
後陣上部には、ドメニキーノの「聖アンドレア伝」
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地上の鏡に映った像なので上とは左右逆になるが、天井画の連続した部分。
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これも鏡に映った像だが上に続く部分。
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聖母マリアの礼拝堂?
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プレセピオがありました
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(3)サンティニャッツィオ協会
この教会もジェズ教会から歩いて数分です。
イエズス会の創設者イグナチオ・ロヨラに捧げられた教会です。1626年からイエズス会学校教師オラジオ・グラッシが建設を開始しました。
イエズス会の教会なので、母教会であるジェズ教会の概念を引き継いでいます。 -
この教会を有名にしているのは、アンドレア・ボッツォの天井画です。
平面に描かれているのに立体的に見えます。立体的な人々が中央に向かって浮上しています。遠近法で描かれた柱や窓も立体的で、そこにドームがあるみたい。 -
中央にはロヨラとキリストがいます。
写真右下はヨーロッパを左下はアジアを表しています。
アジアとロヨラの中間にいる雲の上の黒い服を着た人はザビエルです。
左上はアフリカで右上はアメリカです。
世界に布教したイエズス会らしい題材ですね。 -
アジアの部分を拡大しましたが、残念なことにザビエルの顔が切れてしまっています。
それにしても立体的に見えるものですね。 -
サービスとして鏡が置いてありました
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主祭壇
正面3枚と上部のフレスコ画もアンドレア・ボッツォにより描かれました。 -
この絵も立体的に見えます。
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受胎告知の祭壇
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英語の説明版がありました。助かります。
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ボケた写真ですが、ルドヴィージ家の礼拝堂。
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サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会に行きましたが、内部を工事しているのか休み。イタリア語の掲示がありましたが、いつ開くのかは書いていないようで残念ながら今回は諦めました。小美術館と言われている教会なので楽しみにしていたのですが。次回のお楽しみに。
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(4)サンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会
ナヴォーナ広場から歩いて直ぐの所にありますが、この教会は周りの建物と繋がった設計なので、結構見つけにくいです。また、ネット情報によれば、この教会は月・水・土の9時から11時50分までしか開いていないので要注意です。
12世紀に建てられていた教会跡に、1480年、サンタ・マリア・デル・ポポロ教会を再再建した法王シクトゥス四世が再建、次の法王インノケンティウス8世が平和を願ってデッラ・パーチェと改名しました。
16世紀半ばに改修され、ピエトロ・ダ・コルトーナが半円形の入口を作りました。1階はドーリア式の円柱、2階にはコリント式のはめ込み円柱。 -
キージ家礼拝堂
サンタ・マリア・デル・ポポロ教会と同様ここにもラファエロの絵が。
正面は、コジモ・ファンチェッリ作「天使たちに運ばれるキリスト」
両脇の聖人は、エルコレ・フェッラータ作聖女カテリーナと聖ベルナルディーノ。 -
アーチ部分に、ラファエロ「巫女たち」
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クマエ・ペルシャ
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フリュギア・ティプル
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ボンツェッティ礼拝堂
バルダッサーレ・ペルッツィ作 -
祭壇画
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綺麗ですね
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一部を拡大してみました
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主祭壇
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イタリア語ですが主祭壇の説明版がありました
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主祭壇は1614年カルロ・マデルノ作
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聖母子像
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クーポラが完成したのは教会完成の30年後。
アントニオ・ダ・サンガッロ・イル・ジョヴァネ設計。デコレーションはピエトロ・ダ・コルトーナ。 -
クーポラのフレスコ画はフランチェスコ・コッツァ。
破損が激しく最上部の「永遠」だけが残った。 -
チェージ家礼拝堂
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ミニャネッリ家礼拝堂
この教会には、ブラマンテのローマ最初の建築作品中庭があるのですが、諸般の事情により、今回はスキップしました。
明日は、朝1番からバチカン美術館+サン・ピエトロ大聖堂です。
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