2020/01/17 - 2020/01/17
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2017年4月、夫婦での初海外旅行として選んだローマ。10日間、存分に食べ歩き・街歩き・名所巡りを楽しんだが、当時は教会や美術館に全く興味がなく、バチカン美術館さえ行かなかった。
その後ヨーロッパを旅するにつれ、教会や絵画などの素晴らしさに目覚め、今回は(2017年10月パリ旅行以来すっかりハマってしまった)アパートに滞在しゆったり教会巡りをすることにした。
アパートは交通の便が良く前回の旅行で熟知しているポポロ広場に確保(広さ80m2、エレベータ・洗濯機・食洗機・バスタブ付き、オーナーはすぐ近くに住む日本人のような気配りをする素晴らしいイタリア人)。
ほとんどの教会は午前中と夕方しか開いていないので、朝ゆったりと日本から持参した食材で朝食を取り、バスか地下鉄で教会巡りに出発。昼食は前回素敵だった所やここは行きたいなと思ったレストランでしっかりいただき、3時頃バスか地下鉄でアパートに。休憩後近くのスーパーに買い物に出かけ、夕食は野菜中心にご飯・味噌汁。
4日目の今日は、ヴェネチア広場までバスで行き、8番トラムに乗り換え、トラステヴェレ駅下車。この地区の3つの教会を回ります。
サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会:ローマ最古の教会です。
サン・フランチェスコ・ア・リーパ教会:ベルニーニの像があります。
サンタ・チェチーリア・イン・トラステヴェレ教会:教会の初期形態ティトゥルスの跡に建てられた教会。地下にその形跡が残っています。
昨日までの教会に較べて歴史のある教会みたいですね。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
(1)サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会
トラム「トラステヴェレ」駅から商店街を400mほど歩いた所に有ります。
この教会はローマで最古の教会と言われています。
紀元前38年、現在教会内陣の所から突然液体が噴出し燃え始めました。当時この地区にはユダヤ人が多く住んでおり、これを見て救世主メシア出現の前触れだと喜び、ここに簡単な礼拝堂を建てました。
後年ここに住んだキリスト教徒も、この現象を見て、神の恩恵が実現する前兆と考え、法王カリストゥス1世(217~222)の時代に同じ場所に礼拝用の建物を建てました。教会の始まりです。この法王は奴隷出身。教会組織の強化に努めたが、その為に撲殺され遺体はこの教会の井戸に重りをつけて投げ捨てられた。
その後、313年コンスタンティヌス大帝がキリスト教を認めたので、法王ユリウス1世(337~352)がこの場所にローマで最初にサンタ・マリアに捧げる教会を建てました。 -
ファサードの壁には、色褪せていますが、椰子の木やキリスト・四福音書記者などが描かれたフレスコ画があります。
中央部の金色のモザイク画には、授乳をしている聖母マリアとランプを持った10人の聖女が描かれています。 -
内部は三廊式
身廊と側廊を分ける柱はカラカラ浴場から持ってきました。時代とは言え、この動き残念ですね。
左側に天蓋のついた台がありますが、これは聖書朗読台(アンボ)。通常は右側にもあり、左側からは福音書、右側からは旧約聖書や福音書以外の使徒書が朗読されます。
金箔に彩られた美しい格天井は17世紀にドメニコ・ザンピエーリが作りました。
勝利の門には天使を従えた輝かしい聖母子像が中央に、その両側にノア及びモーゼが描かれています。 -
天井にも聖母マリアが。
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中央に19世紀に修復された天蓋付き祭壇。
右側にヴァッサレット作と言われる彩色大理石をねじった様にして作った復活祭用燭台。
一番手前の柵の右側の仕切りの上部に「FONS OLEI」の字が彫られている。油の出た場所だそうです。 -
天蓋の奥に半円形のきれいなモザイク画。
後陣のモザイク画は13世紀カヴァッリーニ作。 -
中心には「聖母の戴冠」
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後陣一番奥にはコスマーティ様式で彩色された大理石の司教座、その周りには栗の木でできた半円形の聖歌隊席。
壁面のモザイク画はピエトロ・カヴァリーニが1290年から1291年に製作した「聖母マリアの生涯」。
下から2段目左から「受胎告知」「キリスト降誕」「東方三博士の礼拝」。
下段真中は中央に聖母マリア、両端に聖パウロと聖ピエロ。 -
ボケた写真ですが上の続き・
2段目は左から「東方三博士の礼拝」「神殿奉納」
下のフレスコ画は16世紀後半アゴスティーニ・チャンベッリの作品。 -
後陣から入口方面
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19世紀に作られたステンドグラスがきれい。
左から法王ユリウス1世(337-352)、法王カリストゥス1世(この教会の創建者)、法王コルネリウス(251-253) -
アルテンプスの礼拝堂の天井は豪華だった。
1587年マルティーノ・ロンギ製作。 -
トレント会議におけるピウス4世のフレスコ画。
ピウス4世はアルテンプスの叔父です。 -
トレント会議におけるピウス4世のフレスコ画(その2)
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次の教会に向かうため商店街を駅に向かって歩いていると、素敵なチーズ屋さんが。
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お客と談笑する店主。地元密着でいい感じ。
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種類も豊富で陳列もわかりやすい。
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良さげなリコッタ
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英語表記。と言うことは観光客も来る。
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客が一段落ついたところで、この店主の息子さんと思われる人に説明していただき、
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下段のオリーブとその横のチーズを買いました。
店の奥は加工場になっていました。
この地区は生活の匂いがするので、次回はこの辺りのアパートも候補かな。 -
(2)サン・フランチェスコ・ア・リーパ教会
駅を超えて少し歩くと、この教会に着きました。
この教会は、聖フランチェスコも宿泊したことのある巡礼者宿泊施設の跡に、13世紀前半、フランチェスコ派の教会として建てられ、17世紀後半マッティア・デ・ロッシにより再建されました。 -
この教会を有名にしているのは、
ベルニーニ「福者ルドヴィーカ・アルベルトーニの像」
ところが、この像のある礼拝堂は、写真撮影の為か光が煌々としており一人の人が動き回っている。
見るのには差しさわりがないが写真が........。 -
祭壇画は、ジョヴァンニ・バッティスタ・ガウッリ「聖母マリアとキリストと聖アンナ」
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ベルニーニの素晴らしさを再認識させられた像でした。
ルドヴィーカ・アルベルトーニ(1473-1533)は貧しい人々の救済に献身し、1671年に福者に列せられました。それを記念して福者の同族のアルベニトーニ枢機卿が、この教会の同家のこの礼拝堂に像を置くためベルニーニに依頼しました。 -
主祭壇
1746年製作のバロック様式。 -
正面は聖フランチェスコの像。
聖フランチェスコに関するエピソードを現わしているとか。1550年頃の製作。 -
サン・ピエトロ礼拝堂
ここもファサードからは想像できないバロック様式の華美な祭壇が多いですね。素人受けします。 -
(3)サンタ・チェチリア・イン・トラステヴェレ教会
サン・フランチェスコ・ア・リーパ教会を出て、来た時の道と90度方向に戻る感覚で(グーグルマップを頼りに)裏道を歩いていくとこの建物が。
この門を潜ると -
教会が現れます。ちょうど葬式が終わった所でした。
チェチリアは3世紀ローマの貴族の娘でキリスト教徒でしたが、親の勧めで異教徒のヴァレリアヌスと結婚します。結婚式直後に起きた奇跡によりヴァレリアヌスはキリスト教に改宗、同じく改宗した弟のティブルティウスと共に布教に努めましたが、3人は投獄され処刑されてしまいます。
その後法王パスカリウス1世(817-824)が3人の遺体を探し当て、トラステヴェレのチェチリアの家の跡に建てられていた礼拝所を改修し教会としました。
この教会も、外観は12世紀頃の簡素な雰囲気ですが、16世紀以降改修された結果、内部はバロック様式になっています。
ファサードは1725年にフェルディンナンド・フーガにより作られました。正面にはラテン語で堂々とこの改修を依頼したフランチェスコ・アクアヴィヴァの名前が。 -
この壺はローマ時代のものです。
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内部は三廊式。
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天井画は、セバスティアーノ・コンカ「戴冠する聖チェチリア」(1727年)
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天蓋は1293年にアルノルフォ・ディ・カンビオが設計したもの。彼はサン・パオロ・フォリ・レ・ムーラ大聖堂の天蓋も作成しています。
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ステファノ・マデルノが製作した聖女チェチリアの像。
1599年教会の改修の際に墓を開けると、チェチリアは770年前に埋葬された時と同じように眠っており、その姿を像にしたものです。 -
後陣のビザンチン様式モザイク画は、改修されずに残っていた9世紀のもので、この教会で最も注目すべき作品です。
中央にキリスト。
キリストの左は聖パウロ、その隣は聖アガタ、その隣は法王パスカリウス1世(このモザイク画が作成された時まだ生存していたので、後輪は青色の角形をしているそうです)。
キリストの右は聖ペテロ、その隣は聖ヴァレリアヌス、その隣は聖チェチリア -
右側側廊の礼拝堂にあった祭壇画
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ミーノ・ダ・フィエーゾレ(1429-1484)作「枢機卿ニッコロ・フォルテゲッリの墓」
この教会の地下にはティトゥルスとして用いられた形跡が残っています。また、隣接する修道院にはピエトロ・カヴァリーニのフレスコ画「最後の晩餐」がありますが、今回は諸般の事情から割愛しました。次回のお楽しみになります。
なお、聖チェチリアは音楽との所縁が深く、聖女の祝日である11月22日には毎年音楽祭がこの教会で開かれるそうです。機会に恵まれたら是非行きたいですね。 -
教会の前の路を真っ直ぐ行くとテベレ川に出ました。ケスティウス橋を渡りティベリナ島へ。
写真の店「Tiberino Ristorante Bar」でエスプレッソ1Euroを戴きトイレを拝借。きれかったです。
周りを見学した後ファブリキウス橋を渡り63番バス(始発)に乗り、予約しているレストランに向かいました。
明日から3日間でサン・ピエトロ大聖堂以外の大聖堂とテルミニ駅周辺の教会をゆるりと巡ります。
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