2020/01/14 - 2020/01/14
448位(同エリア6975件中)
sundy2017さん
- sundy2017さんTOP
- 旅行記72冊
- クチコミ0件
- Q&A回答3件
- 88,552アクセス
- フォロワー30人
2017年4月、夫婦での初海外旅行として選んだローマ。10日間、存分に食べ歩き・街歩き・名所巡りを楽しんだが、当時は教会や美術館に全く興味がなく、バチカン美術館さえ行かなかった。
その後ヨーロッパを旅するにつれ、教会や絵画などの素晴らしさに目覚め、今回は(2017年10月パリ旅行以来すっかりハマってしまった)アパートに滞在しゆったり教会巡りをすることにした。
アパートは交通の便が良く前回の旅行で熟知しているポポロ広場に確保(広さ80m2、エレベータ・洗濯機・食洗機・バスタブ付き、オーナーはすぐ近くに住む日本人のような気配りをする素晴らしいイタリア人)。
ほとんどの教会は午前中と夕方しか開いていないので、朝ゆったりと日本から持参した食材で朝食を取り、バスか地下鉄で教会巡りに出発。昼食は前回素敵だった所やここは行きたいなと思ったレストランでしっかりいただき、3時頃バスか地下鉄でアパートに。休憩後近くのスーパーに買い物に出かけ、夕食は野菜中心にご飯・みそ汁。
2年強のヨーロッパ旅行で沢山見た絵の中で、私でも知っているような有名作品を除くと、何故か カラヴァッジョ に魅かれた。聞けばローマの教会にはカラヴァッジョの作品があるらしい。そこで手始めにそれらの教会を回ることにした。
サンタ・マリア・デル・ポポロ教会
サン・ルイージ・フランチェージ教会
サンタゴスティーノ教会
余談だが、アパートに帰ってくると、アパートのオーナーがWhatsAppで「今日はどこに行った」と聞いてきた。「教会巡り」と答えると「カラヴァッジョは見たか?」、「はい」と答えると友達をカラヴァッジョの教会に案内した時の様子を興奮した文面で伝えてきた。彼はかなりカラヴァッジョが好きそうだ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
(1)サンタ・マリア・デル・ポポロ教会
有名なポポロ広場に面しておりアクセス容易です。勿論アパートからは歩いて数分です。
この教会はローマにおける最初のルネサンス様式教会と言われています。
ローマのルネサンス化は、フィレンツェでルネサンスの洗礼を受けたトンマーゾ・パレントゥチャリがニコラウス5世として法王の座についてからです。1471年に作られたヴェネツィア宮殿が最初の本格的ルネサンス建築、この教会は1477年に再再建されました。
写真は主祭壇。 -
1227年にグレゴリウス9世により再建されたときに、ラテラーノ宮殿サンティッシモ・サルヴァトーレ礼拝堂から移設した「市民の聖母」
-
主祭壇右側。
-
教会入って右側にある「デッラ・ローヴェレ家の上の礼拝堂」
この教会をルネサンス様式で再再建したシクトゥス4世等が出た家です。 -
ピントゥリッキオ「キリスト生誕と聖ヒエロニムス」
-
上部半円部(ルネッタ)にある絵はピントゥリッキオが描いた聖ヒエロニムスの生涯。聖ヒエロニムスは聖書をラテン語に翻訳した四大ラテン教父の1人。
-
右側
-
左側
-
ラファエロが設計した「キージ家礼拝堂」
-
右側
-
左側
-
クーポラ。このモザイク絵もラファエロの下絵によるものです。
-
セバスティアーノ・デル・ピオンボ「聖母マリアの誕生」
-
ベルニーニ「ハバククと天使」
勉強不足で、対角線上にあるベルニーニのもう一つの作品には気づきませんでした。 -
ラファエロのデザインでロレンツェットが作った「クジラから出てきたヨナ」
-
いよいよカラヴァッジョがあるチェラーゼ礼拝堂。人が多いです。
照明がないと真っ暗。 -
正面はアンニーバレ・カラッチ「聖母被昇天」
-
カラヴァッジョ「聖ペテロの磔刑」
この人の絵は躍動感があり時代を超えており革新的です。
足の裏が汚れているのもリアルです。 -
カラヴァッジョ「聖パウロの回心」
解説書によると、この題材の絵はほとんど神が描かれているのに、この絵はパウロの目の表情で神を意識させているとか。 -
(2)サン・ルイージ・フランチェージ教会
パンテオンから歩いて直ぐの所にあります。
フランチェージはフランスのという意味。フランスの守護聖人ルイージの教会です。フランス国王ルイ9世が1518年に建設を開始したが資金難で完成は1589年。内装はバロック様式ですが、建物正面は2層、内部は3廊式でルネサンス様式の特徴を持っています。 -
豪華な天井です。
-
シャルル・ジョセフ・ナターリエの天井画
-
主祭壇。祭壇画はフランチェスコ・パッサーノ「聖母被昇天」
-
カラヴァッジョの絵があるコンタレッリ礼拝堂。
人だかり凄いです。明かりをつけなければ真っ暗ですが、誰かがつけていて明るい状態が多い。 -
右側
-
左側
-
カラヴァッジョ「聖マタイの召命」
光の使い方がいいですね。
右端で「従いなさい」と指さしているのがキリスト。
左端のコインを数えている人がマタイだと言われています。 -
カラヴァッジョ「聖マタイと天使」
印象に残る絵です。 -
カラヴァッジョ「聖マタイの殉教」
聖マタイはエチオピアまたはペルシャのヘリオポリスで殉教したと言われている。 -
フランス国王ルイ9世の礼拝堂。
-
クーポラも素敵です
-
フランス国王ルイ9世
-
処女マリア礼拝堂正面祭壇画「キリスト誕生」。
-
処女マリア礼拝堂左側祭壇画「東方三博士の礼拝」
-
処女マリア礼拝堂右側祭壇画「受胎告知」
-
(3)サンタゴスティーノ教会
サン・ルイージ・フランチェージ教会から歩いて直ぐの所にあります。
この教会は1483年「告白」の書で有名な司教アウグスティヌスに捧げるため法王シクトゥス4世の命により建てられました。この法王はサンタ・マリア・デル・ポポロ教会の再再建も行っていますね。
建物正面はルネサンス様式。簡素で有機的に統合されています。
内部は18.19世紀に改修されていますのでルネサンスの雰囲気は失われています。 -
カラヴァッジョの絵がある礼拝堂です。
-
カラヴァッジョ「巡礼の聖母」
えらく美人だと思ったら、聖母のモデルは、カラヴァッジョの愛人であった高級娼婦マッダレーナ・アントニェッティ(別名レナ)。新生児ではない大きなキリストが右手で巡礼者を祝福しています。 -
左側の絵。巫女?
-
右側の絵。聖人?
-
主祭壇。
-
主祭壇のクーポラ。
12使徒が描かれています。 -
聖ニコラの礼拝堂。
-
トンマーソ・サリーニが描いた聖ニコラ
-
上の礼拝堂の天井。豪華絢爛です。
ジョバンニ・バティスタ・リッチ作 -
聖モニカ礼拝堂の天井。
ジョバンニ・バティスタ・リッチ作。
この人の天井画は素人を引き付ける豪華さがあります。 -
聖モニカ礼拝堂の祭壇画。ジョバンニ・ゴッタルディ作。
この教会では
ラファエロ「預言者イザヤ」
ヤコボ・サンソヴィーノ「出産のマドンナ」
が有名だが、写真が見つからない。
電池が無くなり掛けていたので取り忘れたかなぁ? -
この教会に隣接してローマ最古のアンジェリカ図書館がある。
左がサンタゴスティーノ教会、右がアンジェリカ図書館。 -
この階段を上がり
-
曲がると
-
受付のお姉さんが。
閲覧・見学(無料)の申し込みはここで。 -
この雰囲気好きですね。みんな何を調べているのだろう?
気に入ったカフェに入ったりバーゲンを見たりしながら教会をめぐると、昔、京都東山の寺院巡りをしていた時の様なゆったりとした気分になれました。旅行だからとパンパンに詰めるより私達には合っている気がします。
この後、この地区にあるお気に入りのレストランでゆったり食べ、バスでホテルに帰りました。
明日は、ヴェネツィア広場からナヴォーナ広場まで、この地区で今回予定している残りの教会を回る予定です。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (3)
-
- kiju-jiさん 2020/03/07 11:38:08
- sundy2017さん。こんにちは。kiju-jiと云います。
- 暮らすようにローマ教会巡りの3部作を読まさせていただきました。解説付きのブログは大変参考になりました。有難う。昨年のTVで”2度目のローマ”を観て、オルヴィエートに行きたくなり、ついでにローマの教会・大聖堂などを見てきたいと計画しています。
ブログはWord文書に編集し直しPCに保管。地図などを挿入して自分なりの観光プランを作っています。Sundy2017さんは今年の1月にローマに行かれたんですね!
私は今年78歳、しかも新型コロナウィルスでイタリアも危なさそうで、計画実行は来年になりそうです。
私事で恐縮ですが、今年初めて旅行記ブログを書きました。昨年6月にスロヴェニア・クロアチアを旅行し、”喜寿記念スロヴェニア・クロアチア12日間旅行記”①~⑳を書きました。ご興味がおありでしたら読んでください。ではまた。
- sundy2017さん からの返信 2020/03/07 15:04:37
- Re: sundy2017さん。こんにちは。kiju-jiと云います。
- kiju-jiさん
旅行記を半分読ませて頂きました。
計画の緻密さとkiju-ji さんのバイタリティーに感じ入りました。すごいですね!
大病をされてもこれだけ元気な人がおられる事自体、パワーを貰えます。感謝です。
残り半分もパワーを貯めて読ませて頂きます。
sundy2017
- kiju-jiさん からの返信 2020/03/07 17:50:32
- Re: sundy2017さん。こんにちは。kiju-jiと云います。
- お読みいただき光栄です。ではまた。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ローマ(イタリア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2020年1月 暮らすようにローマ教会巡り
3
52