2018GWオランダ・ベルギー美術ざんまいの旅（11）ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館

2018/05/01 - 2018/05/01

２０１８年のＧＷはオランダ、ベルギーのベネルクス２か国を周遊してきました。キューケンホフ公園からキンデルダイクへの移動途中でボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館に立寄り、前年に訪日したブリューゲルのバベルの塔を鑑賞しました。
～旅程～　
４月２７日（金）　成田→デュッセルドルフ→アムステルダム（アムステルダム泊）
４月２８日（土）　アムステルダム（アムステルダム泊）
４月２９日（日）　クレラーミュラー→ユトレヒト→アムステルダム（アムステルダム泊）
４月３０日（月）　アムステルダム→デルフト→ハーグ（ロッテルダム泊）
５月　１日（火）　キューケンホフ→ロッテルダム→キンデルダイク（ロッテルダム泊）
５月　２日（水）　ロッテルダム→アントワープ→ブリュッセル（ブリュッセル泊）
５月　３日（木）　ゲント→ブルージュ→ブリュッセル（ブリュッセル泊）
５月　４日（金）　ブリュッセル→ケルン（ケルン泊）
５月　５日（土）　ケルン→デュッセルドルフ→成田
５月　６日（日）　日本帰国

エリア ロッテルダム(オランダ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: KLMオランダ航空 ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

キューケンホフ公園を出発後は別ルートでロッテルダムへ戻ります。

キューケンホフ公園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

風車と広大な畑の中を進みます

キューケンホフ公園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

帰路はスキポール空港経由でロッテルダムへ向かうことにしました

キューケンホフ公園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

２０分ほどでスキポール空港到着。

スキポール空港 (AMS) 空港

空港からインターシティでロッテルダムへ移動しました

スキポール空港 (AMS) 空港

ロッテルダム中央駅からトラム乗車。

トラム 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

車窓からはモダンな建物が見えます

トラム 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

二駅ほどで降車しました

ボイマンス ファン ベーニンゲン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

やってきたのはボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館です。

ボイマンス ファン ベーニンゲン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

工場チックな建物です

ボイマンス ファン ベーニンゲン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

この美術館もミュージアム・カールトで入場しました。

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２階にお目当ての絵画があります

ボイマンス ファン ベーニンゲン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

次の予定がありましたので、目的の絵だけを鑑賞するために立ち寄りました

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上がると特別展ののぼりが見えました。しかも見覚えのある・・・。

ボイマンス ファン ベーニンゲン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

日本で前年に開催されたバベルの塔展からの帰還を記念した展示会でした。

ボイマンス ファン ベーニンゲン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

日本で使用されたポスターといったものから

ボイマンス ファン ベーニンゲン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

展示品までそのまま再現展示されてます

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このパネルも観た記憶があります

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表示にも日本語が使用されてます

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この模型も日本で観ました

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アルント・ファン・ズヴォレ「四大ラテン教夫の像」。日本での展示会でも展示されていた像です。四大ラテン教夫とは聖アウグスティヌス、聖アンブロジウス、聖ヒエロニムス、聖グレゴリウス1世のことです。

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日本と大きく違うところとしては写真撮影ができることです。しかも人が少ない。

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この絵も美術展のメインで展示されていた作品、ヒエロニムス・ボスの「聖クリストフォロス」（1500年頃）。ボスはあのダヴィンチと同時代に活躍した初期ネーデルランド絵画を代表する画家です。

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ボスという名前も街の名で通称であり、謎の多い画家です。ボスの真作は３０点ほどと非常に少なく、日本では観られません。人間の根源的な醜さや人間の罪と罰をテーマに独特な絵画を世に送り出しました。

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ヒエロニムス・ボス「放浪者（行商人）」（1500年頃）この作品も一見普通の人物・風景画に見えますが、男の視線の先には怪しい男女や立ち小便する人、屋根の上の棒にはジョッキが掛かり、娼館とされる建物といった謎めいた絵画です。

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ボスの独創性がわかる作品であり、ピーテル・ブリューゲル等のネーデルランドの画家を始めとする後世の画家や芸術家、文化人に多大な影響を与えた画家です。

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ブリューゲルの版画も展示されてます

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ヒエロニムス・ボスの複写「マギの崇拝」（1540年頃）

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目的の絵が見えてきました

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ピーテル・ブリューゲル1世作「バベルの塔」（1568年頃）。農民たちの生活を多く題材にしたことから農民画家とも呼ばれたブリューゲルが描いた数少ない宗教画の１枚。

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バベルの塔はもともと３点製作され、現存する作品はこことウィーンの２点のみ。サイズの大きな作品がウィーンの美術史美術館に、サイズの小さな作品がここにそれぞれ所蔵されてます。両作品の構成は酷似してますが、塔、上空、塔周囲の背景など、細部の描写からこちらのほうが建設が進んだ後の作品になってます。

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ブリューゲルの作品はどの作品も驚くほど細かい細部まで丹念に描き込まれてます。

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特にこの絵は巨大建造物なので人も含め細かく描写されてます。

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隅々までのディティールが凄いです。日本ではこんなにじっくり見ることはできませんでしたので、来てよかったです。

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ロッテルダムに来たらぜひ寄って頂きたい美術館です。

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この旅行記へのコメント （1）

• norio2boさん 2021/02/15 10:11:57

  旅行記拝見！

  インディさん
  
  ボイマンスヴァンベーニンゲン美術館へのご旅行拝見拝読させて頂きました。
  
  ブリューゲル作品をたずねる旅行を計画中でしたが、作品の来日が決まって旅行をやめてしまった思い出があります。
  
  行かずに済んだという気持ちがありましたが、インディさんの旅行記拝見して、「行っておけば良かった」と反省の気持ちになっています。
  
  当分は海外旅行は出来ません。
  毎日1万歩を目標に体力維持、肥満防止に努めています。