2019→2020クリスマス・年末年始ヨーロッパひとり旅⑦～海外での元日そして帰国～

2019/12/29 - 2020/01/02

有休消化で少し早めに仕事を納めてベルリンへ。そしてベルギーはブリュッセルに移動して年末年始を迎えました。こんなに長い休みをとったのは、社会人になって初めてでした。

初日の概要にダラダラ書きましたが、主たる目的はドイツで働く親戚に会うためで、残りはあてもなくぼんやり過ごすつもりで飛行機だけ予約。

私自身がクリスマスから年末年始をヨーロッパで過ごすのがどんな感じか出発前は不安（お店の開き具合や治安など）もあったので、偶然ここにたどり着いた方に少しでもお役に立てば幸いです。
…と思っていたのですが、有意義な情報は全然書けませんでした（泣）

これが長々続いた今回の旅行記の最後です。
初めての海外年越し・元日を経験し、後ろ髪を引かれつつ帰国の途につくのでした…。嗚呼ワッフル…。

Day1　羽田→フランクフルト→ベルリン
Day2　ベルリン
Day3　省略
Day4　ベルリン
Day5　ベルリン
Day6　ベルリン→ブリュッセル
Day7　ブリュッセル
Day8　ブルージュ
Day9　ブリュッセル
Day10 ブリュッセル→フランクフルト→羽田（★ここの日記）

エリア ブリュッセル(ベルギー)

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

っせーの！
「あけましておめでとうございます！！」笑

こちらはブリュッセル、寒い寒い（とはいえそこまで寒くないw）11時くらいです。私たぶん元日の午前中から起きて外出したのなんて思い出せないくらい…、○年ぶりだと思うw

いつ来てもたくさんの人で溢れてるグランプラスも今日は静か。なんか妙に安心しました 笑
こんな静かで人の少ないグランプラスに来るのは人生最初で最後だろうね。

本当はゆっくり寝てたかったんですがw、今日チェックアウトだったので致し方なく。明日早朝の飛行機なので、今日だけ空港隣接ホテルに宿泊なのです。
チェックインできるまで時間をどう潰すか…すごく微妙 笑

まぁとりあえず散歩でしょ。
スタバ（これよく見ると分かるけどスタバなんです！）は人がたくさんいた！ 私もホテルでたくさん食べないでここでコーヒー飲めばよかったかな？ いやいや、最終日だしちゃんと食べましたよ。ホテルのビュッフェ美味しかったもん！

グランプラスすぐ近くのカルフールに入ってみました。1月1日から空いてるなんて！ 何か買おうかなと思ったんだけど買わなくてごめんね～。
でもパンとかインスタント食品とか買えるし安心ですね！

カルフールのある道をまっすぐ歩く。昨日まではいろんなお店が出てたけどさすがに今日はお昼前でもこんな感じ。いいことです、日本人もみんなもっと休もう 笑
ブリュッセルで日中こんなに静かな道を歩けるの、今日くらいかもしれませんね。天気が良いのでこんなところを歩いていても楽しいです（最終日だから寂しいけど…）。

こういうカフェ的なお店は開いてるとこと閉まってるところ両方ありました。でも午前中だし、人はそんなにいなかったかな？ グランプラス内のスタバは結構いたけどあそこは特別な気が。
こういう景色、なんかちょっと好き。

歩いて歩いて、昨日まで何回もご飯や買い物でお世話になったcity2というショッピングモールを通過して（もちろんお休み）、初めて見る道に出ました。
なんかすごいオフィス街…と思ったら、ヒルトンとクラウンプラザがあって、この奥はブリュッセル北駅でした。

ちなみにこのお皿の下はスタバw エッジ効きまくりじゃないですか？ 今頃になって入ればよかったな～などと。

上の写真のT字路を適当に右にまっすぐ歩いていたら人通りがなくなって、少し不安になったので中央駅にぶつかるくらいの位置で右に曲がりました。イメージとしてはこれでほぼホテルから小さく1周する感じ。

よくわからないまま、サン・ミッシェル大聖堂の裏手に。少し疲れたし、また入ることにしました。

1月1日にこうして聖堂に入るのもまた厳かな気分になりました。
これは聖ギュデュル。ブリュッセル？ ベルギー？ の守護聖人。むかしむかし、ここに小さな聖堂があって悪魔が毎晩ろうそくの火を吹き消しにきたのですが、少女ギュデュルはそんな悪魔に負けずに祈りを続けたという伝説から、ここはギュデュル大聖堂とも呼ばれているそうです。

こういう言い方をしていいのかわからないけど…この少女像が思っていたより可愛らしく、伝説の健気さとあいまってすごくよかったです。

ギュデュル大聖堂を後にして、もう一度グランプラスへ。おそらくこれがこの旅最後のグランプラスだと思うと…、そこまで特別好きな場所ではなかったのにすごく名残惜しくなる。。なんせ毎日来てたからなぁ 笑

元旦を過ぎてもクリスマスの雰囲気が続いてる。世界は広くて、むしろここから見たら、デートの雰囲気ｶﾞｯﾂﾘなクリスマスや、26日になった瞬間に全部を一斉に片付けて正月モードに切り替わる国のほうが珍しく不思議に感じるんだろうね、きっと。

もうヨーロッパにいるとは思えないくらい天気が良くて、もちろん寒いことは寒いけど、陽がさしてるところだとポカポカな感じすらする。芸術の丘に向かいます。

いい天気でいい眺め！！ 旅行が終わる寂しさもあって、なんか妙に感動しちゃった。

大道芸的なものがやってました。元日からお疲れ様です 笑

もちろん美術館はお休みです。ここはマグリット美術館。窓がかわいいんだ～。
お天気が本当によかったおかげで、空の青がマグリットの描く青空とかぶって見えました。

美術館を右手に歩いたらまた大きな教会が。ノートルダム・デュ・サブロン教会。
ここにも入りました。すごくよかった！

ヨーロッパに来るたびに毎回その土地その土地の教会に入って毎回感動して、でも後で写真見返したり4トラに載せたりすると「どこも同じに見えるなぁ…」となってしまうんだけど。
それでも毎回感動してるんです！（もちろん宗教的に大事な祈りの場であり、そういう意味でちゃんと理解しているかと訊かれると…だけども、中に入った瞬間の厳かな気持ちは私も感じる）

行った日が元日ということもあってか、とにかく静かで、しかも晴れていたので色使い鮮やかなステンドグラスが本当に美しくて。本当に一見の価値があると思います。パイプオルガンも聴いてみたいな。

ノートル ダム デュ サブロン教会 寺院・教会

ここはすごく丁寧な日本語の案内リーフレットがあって、教会の歴史や建造物の意味などを読むことができました。やっぱり説明を読んで周ると全然違いますね。そこまで華美すぎず、大きくなく、でも外観も中も素敵でした。

そしてここにもまた伝説が残っています。アントワープ聖母大聖堂に祀られていたマリア彫像をブリュッセルに運んできたところ街に幸福が多く訪れ、ここは巡礼の場所になったそうです。

特別背が高いわけではないし、少し外れたところにあるので少し迷う方がいるかな？ ブリュッセル公園を左手、王立美術館を右手にまっすぐ歩くと美術館を越えてわりとすぐ到着します。入口は反対側だけど。
外観が素晴らしいから、もう少しちゃんと見ればよかったかな～。

そろそろホテルに戻って荷物を受け取ろうと思います。なんかこういう街並みも良いですよねー。

ホテルはチェックアウトの時に「タクシー呼ぶ？」と訊かれて「大丈夫」と答えたら、荷物預ける？ と聞いてくれました。係の人がテキパキとして引換券をつくってくれたので安心でした。

荷物を受け取って、とりあえず電車で空港を目指します。バイバイ！

今日のお宿です～。シェラトンエアポート。
ブリュッセル空港周辺のホテルはわりとあるけど、空港隣接はここだけです。わざわざ空港の近くに泊まったのに朝からバスやタクシーはアホらしいので、少し高くてもここにしました（そこまでバカ高いわけではなかった）。口コミしてまーす。

Sheraton Brussels Airport Hotel ホテル

無事にチェックインしてこれからどうしようかと思案。とりあえず空港内に行って昼というか夕ご飯でハンバーガーを食べました。でもまだ17時くらいで、いくら明日が早いからと言ってもこのままホテルの部屋に引きこもるのはもったいない。
今日は旅の最終日だもん！

ということで来たのは…ブリュッセル南駅です！ 駅の中を少しぶらっとしてお茶しようと思います（駅の外には出なかった 笑）。
かわいいね！

駅構内にあるスーパーで今晩のお茶とかお菓子を買いました。お土産的なお菓子、スープの素とか買おうかなぁとも思ったんだけどピンとこず。まぁいっか。
空港内にもコンビニ的なのはあるけど少し高いし、ここで買っておいてよかった。

かっこいいお客さんがいるよ！ 私は素でちょっとびっくりしたww

南駅は国際路線がたくさん通ってる、わりとイメージ通りのヨーロッパのターミナル駅です。
前の日の旅行記にも書いたけど、昔パリからタリスに乗ってここに来たときのこと思い出した。あのときは列車で国を越えるのが初めてで、しかもパリ北駅とブリュッセル南駅という治安の悪さでは当時も有名な場所で、独りですごく緊張してた想い出。

元日でも駅ナカのカフェやファストフード、お土産屋さんは普通に営業してましたよ、ありがたやありがたや。

お腹いっぱいなんだけどこのままホテルに帰るのも味気なく…、最後にお茶でもしながら旅の思い出に浸るか…と思案。
ハーゲンダッツ屋さんがいい感じに美味しそうなワッフルを焼いていたので、「これが最後だ！泣」と思いながら買いました。フードコート的にいろいろなお店があったけど、わりと座席は混んでました。みんな元日から動いてるね。

しかしほんと何回食べたんやww　もうこれから3年くらいは食べなくていいなw
とはいえ最後のワッフルもコーヒーも美味しかったです！！（あたたかければアイス食べたかったけど寒い）

完全に後ろ髪を引かれながら、ホテルへ帰ってきました。いや～、空港隣接めっちゃ便利 笑
「シェラトンに泊まるんだ～！」というテンションで来たらあまりかもしれませんが、どうせここを拠点に観光する人なんていないと思うので、ちょっと高級なビジネスホテルって感じでちょうどいいのではないでしょうか。

私はフライトが朝だったので利用しましたが、夜遅く到着する人とかもおすすめ。タクシーならいいかもだけど、夜ついてスーツケース押しながら電車で中心地行くのは少ししんどい（怖い）と思うので。

しかしながら、とにかくこのホテル乾燥してて…エレベーター下りた瞬間からびっくりするくらい乾燥。部屋もすごい。
弱ったなぁ…と思いながらお風呂つかって蒸気を部屋に送り込もうとはしたんだけど、全然無理。。翌朝はカラッカラ。飛行機の乾燥とあいまって、帰国後喉がやられました…泣

朝が早いから空港ホテルに宿泊と言いましたが、実は7時発というそこまでは早くないフライトw もっと早い時間に乗ったことわりとあるよね。でもとにかく面倒だったから、このプランは正解だったわ～。
チェックアウトしてスーツケース転がして2～3分でカウンターにつくというww

手荷物検査に時間かかるかなぁと危惧して早めに行ったんですが、かなり稼働してくれてるしまだ利用者もそんなに多くなく、で相当スムーズに入れました。

ここで今回の旅行は終わりです。。帰りの空港はいつも切ない。寂しい。でもきっとまたどこかの空港に行って、旅を楽しめる。健康と意志さえあればきっと。

あと少し、この旅の夜の写真でも載せつつ語るか…（旅行のことじゃないからここで読み終えるのも手ですよ 笑）

年末年始に1人海外で過ごすとか寂しくない？ とか、実家に帰らないの？ とか普通は思われるかもしれないのですが（4トラ読者はあんま思わないか 笑）、今回はそういうことではなかったんですよね。

この旅自体は親戚に会いに行くという目的ではあったのですが、昨年親が亡くなって、独りで自分の狭い家で紅白見たり永遠と続くお笑い番組見たりすることが少し不安だったんですよね。家族で揃った時間をふと思い出しそうで、そのときに自分がどういうメンタルになるかわからなくて。

なので、海外旅行というすごくイレギュラーな状態に身をおいてしまえば、わりと余計なことを考えず、しかも年越しの実感もあまりなく過ごせるんじゃないかと思って、仕事始めのギリギリまで向こうにいました 笑

そりゃいつだってどこにいたって、寂寥感に襲われる瞬間はあります。そういう気持ちはおそらくずっと残るし、そういうものと日々の自分の生活とのはざまで戦っていかないといけないのかもしれない。
もちろんそんなのは私だけじゃなくて、世の中の大多数の人が遅かれ早かれ経験していることです。

でも、今回こうして「年越し」という時間をとりあえずクリアできたのは私にとっては大きかったです。なんだかんだ結局「あー、紅白見たいな」と思うんだなぁ、とかね 笑

アホみたいな旅行記の締めくくりがこんな感じになっちゃってすみません。
旅行記を書き始めるときは「有益な情報を書こう！」と思ってたのに全然書けなかったしw でもこれが私の旅で、時間の使い方なんだなぁ。

長々と続いたベルリン→ブリュッセル（ブルージュ）の旅行記も終わりです。旅好きの皆さん、とにかく健康第一で、いろいろな場所に行って楽しみましょう。「楽しい」だけじゃないだろうけど、それをまるごと楽しみましょう。
そしてそれを見て参考にしますので、口コミ書いてね 笑

そして「もう当分いい」と書いたのに、写真見てたらワッフル食べたくなってきたw

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ここからは本当にチラシの裏。

私、朝ドラと深夜ラジオ（録音して昼夜問わず聴くくらい）が好きなｦﾀｸで、旅行中それらが無いなんて！って感じで。朝ドラのネタバレもいやだし、面白そうなバラエティ番組も年末なので多いし…ということで事前に色々と調べたら、旅行・出張者用の国内IPアドレスを使うことで（違法じゃない普通の有料サービスよ）、日本の国内配信サービスを利用できると知ったんです。世の中すげえ…。

セッティングは少しややこしいところもあったものの概ね簡単に完了して、無事に海外でTverやNHKオンデマンド、アマプラ、radikoを利用することができました。本当に問題なくできたので有り難すぎました。

これのおかげで、移動中にラジオを聴いたり、夜はホテルでドラマやバラエティの配信を見ることができて感動。。サービス名は一応控えますが、検索したらすぐに出てきますので、Tverで海外でも日本のTVを見たい方にはおすすめです。

おわり（笑）

今日の歩数：16,850歩＋5,613歩（時差で少し歪む）

◆前の旅行記
https://4travel.jp/travelogue/11595429