2019年冬～モロッコ９日間⑧AM／アルガンツリーに登るヤギ

2019/12/28 - 2020/01/05

今年の年末は、暦どおりでも９連休！
こんな年って珍しい！
とはいえ、＋１日でも休暇が欲しいっ！
だって暦どおりだと、すっごい高いんだもん～
夏休み明けから上司と交渉したけど、「年末年始は暦どおりで」とのこと…
そんなぁ～｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡

10月頃から必死で航空券やツアーを探し回るけど、バカ高いのしかなく、決められないまま…
もうあり得ないくらい高いケド、２本乗り継いでバンコク往復80,000円とか、３本乗り継いでヘルシンキ180,000円とかの航空券で妥協するしかないのかな？と思っていたところ、阪急交通社の「航空券・ホテル・都市間の移動」がセットになったモロッコのプランが、超お値打ち価格で登場！
キャンセルが出たのかな？
それにしても不安になるくらいのスペシャル価格！
即、迷う間も無く予約をし、上司からも「粘り勝ちだな」とお褒めの言葉(?)をいただき、いざモロッコへ！

７日目の今日は、昨日、WEBで申し込んだ現地発着ツアー「サンセットキャメルライドのエッサウィラ1日旅行」コースに参加。
何と二人で6,000円！

このコースでの一番の目的は、ツアーのタイトルには入っていませんが「アルガンツリーに登るヤギ」の見学です(^○^)

【ツアー行程】
アルガンツリーのヤギ
　　　↓
アルガンオイル工房　
～　今回の旅行記はここまで
　　　↓
エッサウィラ散策
　　　↓
キャメルライド


【参考】2019年12月現在
１ディルハム(DH)=約12円

エリア エッサウィラ(モロッコ)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

７時に起床～
ホテルイスレーンのレストランへ。
まだ真っ暗★

クトゥビーヤ・モスクが望めるいつもの席へ。
何て贅沢なロケーション！って思うけど、レストランはテラス席オンリー。
外なんです(･_･;
寒いの何のって…
ダウンを着てお食事です。

Hotel Islane ホテル

今日は、「アルガンオイル工房見学・エッサウィラ散策・ラクダ乗り体験」の現地ツアーに参加。

昨日ネットで予約して、ピックアップ場所欄がホテル名ではなく住所しか入力できないフォームだったので少し不安でしたが、予定の８時にドライバーさんが迎えに来てくれました！

ツアーの参加者は、日本人女子2人組とフランス人母娘2人組と私たちの６人。

マラケシュは天気が良かったのに、郊外に出た途端、深い霧が…

霧の中、赤土で造られた家が薄っすらと…

途中、ドライブインでトイレ休憩。

でも、ドライバーさんに「何時に出発？」って聞いても「トイレに行って、お茶飲んだら」と言うのみ。

ドライバーさん、英語は「ほんの少し」しか話せないって。

うわぁ～
美味しそうなお菓子やフルーツがズラリ！

トイレに行って、じっくり店内を見ても、まだ車には鍵がかかっている。

店内のあちこちに喫茶スペースが。
ドライバーさん、どこにいるんだろ？

こんなに待つなら、お茶飲みたいし、美味しそうなお菓子も食べたくなってきた…

でも、何時に出発なのかわからないとのんびりなんてできないので、売店や車を行ったり来たり。

その内６人とも集まって…あとはドライバーさんを待つのみ。

寒かったので、せめて車開けておいて欲しかった(T_T)

車を停めて30分。
ようやくドライバーさんが戻って出発…

えっえっ(゜_゜>)？？？？？

急に現れた、アルガンツリーに登るヤギ！
わ～見れたっっっ！！

あれ？
停まるはずなんだけど、このまま素通り？

と、数分走って違うポイントで停車。

この辺りにはたくさんアルガンツリーが生えていて、所々にヤギが登っています。
どうやら、観光客用に登らされている模様…

アルガンツリーは、モロッコにしか自生しない希少な木です。

アルガンの実は希少なため、アルガンの実を人の手で採ることは、法律で禁止されています。
そこでベルベル人が頼りにしたのが「ヤギ」。

ヤギは、アルガンの実が大好物！
鋭いトゲなど気にしないで、木に登って実を食べます。
そしてヤギが地面に落としたアルガンのタネが、アルガンオイルの原料となります。

あんな高いところまで！

定位置なのか、誰も動かない。

ムシャムシャ…

あ～食べてる！

でも、トゲも口に入っちゃうのでヤギさんの口の中は血だらけらしく…

ヤギと目が合った…

こんなに乗って折れないのかなぁ？？

優しそうな顔してるっ！

ヤギの赤ちゃんを抱っこさせてもらいました！

可愛い～( *´艸｀)

パーカーのヒモをモグモグ。。。

帰っちゃうのかい～？

このアルガンツリーは、30年ほど前までは伐採によって数が激減していました。

でも、地中深くに根を張る生命力の強いアルガンツリーは、砂漠化を防ぐ効果があることがわかり、現在では国を挙げてアルガンの森を拡げる取り組みが行われています。

次に行ったのはアガディールという村にある、アルガン工房へ。

この村には、女性の雇用を促進する目的で作られた、アルガンオイルを製造する協同組合がいくつかあって、その工房のひとつを見学しました。

今は機械で精製されるのが主流ですが、ここでは、昔ながらの方法でアルガンオイルを作られています。

まずは、天日干ししたアルガンの実の皮を剥きます。

そして、アルガンの実を石でたたいて殻を割って、中の白い部分(仁)を取り出します。

食用のアルガンオイルは、この仁をローストします。

石臼で引いてペースト状にし、精製してアルガンオイルを抽出。

100kgのアルガンの実から1Lのアルガンオイルしか作られないそうです。
とっても貴重なオイル！

裏口の床に無造作に置かれたズタ袋。

何だろう？
ニワトリのエサ？

それにしても可愛い袋！

オイルを絞ったあとのアルガンのカスは、石鹸になります。

食用のアルガンオイルもありました！
わ～い！
試食コーナーだ( *´艸｀)

写真右から、「アルガンオイル」、「アムルー(アルガンオイル＋ハチミツ＋アーモンド)」、「アルガンオイル＋ハチミツ」。

アルガンオイルはなんだか香ばしい香り！

食用のアルガンオイルは、一度ローストしたアルガンの仁から作られるため香りが強く、料理に使うと風味とコクが増します。
そのため、炒め物や煮込みなど様々なシーンで活躍します。
何でも、フランス料理のソースの仕上げにも使われるんだそう。

アルガンオイルは、悪玉コレステロールを減らすオレイン酸や、老化を防ぐビタミンEが豊富で生活習慣病の予防にも良いのでオススメとのことです。

パンにつけて試食(*ﾟ∀ﾟ*)
美味しくて、フランス人のオジサンと何個も食べちゃいました。

ダンナさんも私もアムルーがお気に入り！
ピーナッツバターみたい。

アムルーはモロッコ伝統のペーストで、パンに浸して食べるのがポピュラーなんだそう。

アルガンオイル製品がたくさん！

アルガンオイルは用途によって色々な種類がありました(顔用、髪用、ボディ用などなど)。

ここでは、ディルハムのほかユーロも使えましたが、クレジットカードは使用不可でした。

アルガン工房を後にし、エッサウィラへ向かいます。
バイクに乗った、「ジェラバ」を着た人。

モロッコでは、北アフリカ地域独特の民族衣装「ジェラバ」という、フードのついた長い衣装を着た人を多く見掛けました。
この服の形はユニセックスなので女性が着ているのもしばしば見かけますが、圧倒的に男性が身につけている場合が多かったです。