2020/01/02 - 2020/01/05
1232位(同エリア4764件中)
にふうささん
この旅行記のスケジュール
2020/01/03
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前からマカオには行きたいと考えていました。例えば、世界遺産の聖ポール天主堂を見たいということもあるし、昔ポルトガルの植民地だったからヨーロッパ風の街並みが残る場所を見たかったということもあるし、東洋のラスベガスと称されるカジノなどを見たかったというのもあります。そして、クリスマス付近に香港へと行きましたが大丈夫だったことと、デモの影響から正月休みでも香港行きの航空券が安かったことから、不安はあるけど行ってみようと、思い切って急遽マカオ・香港行きを決定しました。
行程は3泊4日。2日に関空を出発して、香港入国した後、そのままマカオへと移動して、マカオで一泊。3日は、マカオの世界遺産散策、カジノ視察をした後、再びマカオに宿泊。4日は、マカオから香港へと移動し、香港に宿泊。5日は香港から関空へと帰るというものです。全体の感想としては、グーグルマップやネット検索を駆使して情報収集をすれば、何とかなりました。ネットの力は偉大だなあと改めて実感しました。
旅行記は期間が長いので、全体を5回に分けてご紹介したいと思います。今回は、2日目の前半の行程、マカオ半島内にある歴史的建造物を見歩いた内容をご紹介したいと思います。歴史的建造物といっても、ほとんど教会建築がメインですが、宗派によって教会の様子が違うこと言うことを感じていただければいいかと思います。
歩いての感想では、香港マカオは元旦こそ休みですが、2日から学校・仕事であったこと、そして天気が快晴で20度を超えていたこともあり、本当に今日はまだ正月三が日なのか、実は6月上旬ぐらいじゃないのかと、強く思ってしまったことが印象に残っています。
また、「香港マカオの観光地は10時開始」というのがわからなかったので、まだ開館していない施設を開館後に行きなおしたこともあり、余計に歩くことになりまして、非常に疲れました。その関係で、訪問順ではなく、一般的な順路に従って写真を紹介したいため、撮影時期が前後していることもありますが、ご容赦を。
最後に、参考のために、私の記録を紹介すると、媽祖廟からラザロ地区を経てギア要塞まで歩いた時間は、媽祖廟を9時スタート、ギア要塞は13時過ぎに到着と、ほとんど休みなしにびっちり歩き通しても4時間ほどかかりました。一般の人だと、10時近くにスタートし、昼食など休みながら、施設を見学しながら行くと、おそらく17時近くと結構ギリギリになるのではないかと思いまして、一つの観光地にあまり長居はできないと思います。ご参考までに。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 徒歩
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マカオタワーとコタイ地区のホテル街を結ぶ橋。朝はあまり天気が良くありませんでした。
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こんな感じの別荘街を抜けて、最初の目的地へ
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媽祖廟。中国南部で広く信仰されている航海の神様「アマ」を祀るもの。そもそもこの場所は、最初にポルトガル人が到着した場所で、地元民がこの寺院の事を「アマガオ」と呼んでいたのが、マカオという地名になった由来だとか。
ここから、街歩きがスタートするのですが、ここに至るまでが大変でした。道の選択を誤ってしまったので、バイパスみたいなところを歩いてしまいました。素直に尾根筋をピストンにした方がわかりやすいです。媽閣廟 寺院・教会
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媽祖廟はこんな感じの小さい祠がいくつかある場所でした。また、マカオ半島の先端にあることから巨石も多く、そのような巨石がある場所に寺院をつくったみたいでした。
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巨大な蚊取り線香は、あちこちの中華系寺院で見ました。これはデフォのようです。3ヶ月~半年ぐらい持ちそうですね。
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日本でいう絵馬がありますが、上の方には特徴的な鈴がついています。
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港務局大楼という建物。1874年に、治安維持のためにインドから派遣されたムーア人兵士の寄宿舎として作られた建物だそうです。
港務局大樓 現代・近代建築
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見学不可で中には入れないので、廊下のみで。廊下の感じを見ると、ちょっとイスラム要素が入っている感じがするのですが、気のせいでしょうか。
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鄭家屋敷。昔の中国風邸宅で、このように母屋をくっつけた豪邸です。敷地は4000平米、東西120メートルにもわたる広い屋敷でした。
鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物
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中はこんな感じです。家は二階建てで、中庭があり、奥にも部屋があるというスタイルで、19世紀あたりの中華風建築ではよくみられるスタイルだと思います。
たくさんの部屋があり、書斎風とか、執務室風とか、寝室風とか、いろいろなテーマの部屋もありました。 -
中庭はこんな感じです。結構広いです。
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1846年に再建された、聖ローレンス教会。
聖ローレンス教会 寺院・教会
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中はこんな感じ。天井のターコイズブルーがいい感じです。また、中央の祭壇にはキリストはなく、聖ローレンスが鎮座していまして、普通の教会とは違うなあと思いました。
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ドン・ペテロ5世劇場。1860年に作られた中国初のオペラハウスです。ちなみに、ドン・ペテロ5世というのは、建設当時のポルトガル国王だそうです。
ドン ペドロ5世劇場 現代・近代建築
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劇場の内部はこんな感じ。二階から見ていますが、一階と二階とでは見え方が異なり、見るなら絶対二階からだと感じました。座席は全部で276席あり、マカオ在住のポルトガル人達の重要な社交場として機能したそうです。
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聖オーガスティン教会。1591年にスペインのアウグスティノ修道会によって建てられた教会だそうです。
聖オーガスチン教会 寺院・教会
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中はこんな感じ。壁の黄色に、天井の青は圧迫感があるような感じがします。そして、祭壇には十字架を持つキリスト像があり、これも珍しいのではないかと思いました。
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聖ヨセフ教会。1728年にイエズス会がアジア布教の拠点として修道院を作り、1758年に聖堂が作られました。現在は教会のみ見学できます。
聖ヨセフ修道院および聖堂 寺院・教会
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中はこんな感じ。天井が白だと解放感がありますよね。また、内部にはフランシスコ・ザビエルの右腕の遺骨があるそうです。
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青色をしている建物が聖ヨセフ修道院なですが、立ち入りは不可なので今回は訪問しませんでした。その右隣の建物が、ロバートホートン図書館。資産家のロバートホートンが、死後に自分の所蔵図書と建物を寄贈したもので、現在は図書館として公開されています。なので、行ってみることに。
ロバート ホー トン図書館 博物館・美術館・ギャラリー
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ロバートホートン図書館の中はこんな感じ。中庭があって、奥にも違った建物があり、面白い作りをしております。
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セナド広場前の旧市政署。こちらは昨日夜景を見るのでも来ましたね。
市政署 (市政署大樓) 建造物
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中はクリスマス?のオブジェがありました。それよりも壁の青いタイルが印象的です。
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セナド広場にやってきました。こちらも昨日夜に来ましたね。
セナド広場 広場・公園
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セドナ広場の近くには、関帝廟があります。関帝廟はどこのチャイナタウンにも必ずっていいほどあります。
三街会館 (關帝廟) 寺院・教会
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中はこんな感じ。中華寺院としては非常にこじんまりとしたものでした。
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1569年にできた、アジア最古の慈善活動施設の仁慈堂。ただ、この二階から見た、セナド広場の景色が面白いということを書いてあったので、建物の左側の入口から二階に行こうとしたら、そこは博物館になっていて、入場料が5パタカでした。一気に興味が失せてしまい、諦めて先を急ぐことにしました。
仁慈堂大樓 現代・近代建築
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聖ドミンゴ教会。16世紀にドミニコ会の修道士が建てた教会です。
聖ドミニコ教会 寺院・教会
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教会の内部は、資料館として公開されており、司祭の衣装などが展示されていました。通常の教会内部は見学できませんでした。
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盧家屋敷。1889年頃に建てられた、中国人貿易商の元邸宅。
盧家屋敷 建造物
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内部は、中庭がある中華風の建物ながら、ステンドグラスなどがあるなど、オシャレです。そして、1階奥の壁の文字がすごいです。「富貴栄華」とかいてあるのか?その文字がびっちりとあります。
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カテドラル広場。左側に見切れていますが、キリストの生誕を表した人形があります。キリストの生誕と三賢者の訪問といったものです。結構、この手の人形は見ました。
マカオ聖母降誕大聖堂 (カテドラル)/大堂広場 寺院・教会
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カテドラル。司教がいるところで、カトリックにおけるマカオ布教の中心です。16世紀にたてられたものです。
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中はこんな感じ。ステンドグラスが目玉だそうですが、写真では光で飛んでしまっています。申し訳ない。内部は非常に質素な作りです。
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カテドラルの隣にも教会がありました。
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中はこんな感じで小さかったです。
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マカオのシンボル「聖ポール天主堂跡」へとやってきました。1582年にイエズス会により作られた教会です。私がマカオに来たのは、これが見たかったからでもあります。
聖ポール天主堂跡 (大三巴牌坊) 史跡・遺跡
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この「聖ポール天主堂」は、1835年に火災で焼失し、正面の壁と階段だけが残りました。写真のように、いわゆる「張りぼて」なのですが、意外としっかりとしていました。そして、張りぼてらしく、「これだけかよ」というような、がっかり感もあって、やっぱり見に来てよかったです。
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広場から天主堂跡への階段は結構あります。階段の上から広場を見下ろすとこんな感じです。観光の目玉なので、観光客は非常に多かったです。
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聖ポール天主堂前の「イエズス会記念公園」も有名です。右側は、ポルトガルとの友好を表すブロンズ像だとか。
イエズス会記念広場 広場・公園
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聖ポール天主堂の隣の公園には、中国の明朝時代においてキリスト教の布教で活躍したイエズス会宣教師のマテオ・リッチの像がありました。世界史では、マテオ・リッチが中国に世界地図「坤輿万国全図」をもたらしたことで、名前ぐらいは聞いたことあるかもしれません。
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聖ポール天主堂の隣には、モンテ砦という高台に築かれた要塞があるので、行ってみました。1622年には、ここで実際にオランダ艦隊を駆逐して、街を守ったそうです。
モンテの砦 (大炮台) 史跡・遺跡
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モンテ砦からの展望1。グランドリズボアは本当に目立ちます。
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モンテ砦からの展望2.こちらは、聖ポール天主堂方面(右下にあります)ですが、先ほどまでいた広場があんなに小さく見えることから、結構登ったことがわかりますよね。
奥の高い建物群は中国の珠海市です。 -
マカオの市街地側を見ています。マカオの市街地はホテル街とは明確に区別されています。
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あっ、遠くに今の場所と同じくらい高さの高台が見えます。あれが、最終目的地の「ギア要塞」ですか。あそこまで登り返していくんですか。大変だなあ。ちょっと凹みます。
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モンテ砦の上には歴史博物館がありました。有料(15パタカ?)ですが、中に入ってみたいと思います。
マカオ博物館 (澳門博物館) 博物館・美術館・ギャラリー
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街並みを再現したところもありました。この辺りは定番ですね。
博物館の中はというと、言葉はわかりませんので、眺めているだけでした。 -
モンテ砦から聖ポール天主堂まで再び降りてきました。聖ポール天主堂近くには、17世紀に作られた城壁跡(左側)と、ナーチャ廟(右側)という中国寺院があります。ナーチャとは、武芸の達人で、悪霊退治の神様みたいです。昔、マカオに疫病が流行った際に、夢の中で薬の作り方を教え、それにより人々が救われたことから、崇められているとのことです。
ナーチャ廟 寺院・教会
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聖アントニオ教会。マカオ最古の教会で、1930年に再建されたものです。
聖アントニオ教会 寺院・教会
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中はこんな感じ。祭壇には見事なキリスト像がありました。天井は他の教会と比べると地味ですが、歴史を感じさせます。
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カーザ庭園。1780年代にポルトガル人豪商マヌエル・ベネイラ氏の邸宅として作られたもので、現在はギャラリーとして利用されています。
カーサ庭園 (東方基金會) 現代・近代建築
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プロテスタント墓地。カトリック主体のマカオでは珍しいものです。なぜ、マカオにプロテスタント墓地があるのかについては、1821年に宣教師ロバート・モリソンの妻が病死したために、その墓地の提供を当時のマカオ政府に申し出たことから始まるそうです。モリソンは初めて聖書を中国語に翻訳するなどの功績がある人で、最初の中英辞典を作った人です。そこから、英国商人やアヘン戦争で死んだ英国人などが埋葬され、現在の規模になったとか。むろん、現在では埋葬を停止しているそうです。
プロテスタント墓地 寺院・教会
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聖ミカエル墓地へとやってきました。1875年に建てられた教会と墓地だとか。青色の教会は特徴的です。
聖ミカエル墓地 寺院・教会
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カトリック墓地ですが、墓碑には、建物だとか、人物だとか、変わったものが多いです。
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ラザロ地区にやってきました。この地区は、元々中国人カトリック教徒が住んでいた地域ですが、マカオの中でもポルトガル領時代の街並みが色濃く残っている場所だとか。
和隆街。右側は、ポルトガル時代の雰囲気を残しているものだとか。 -
こちらも、自動車とバイクがなければ、ヨーロッパ風の街並みのように見えます。
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こちらも言われれば、ヨーロッパ風にみえなくもないですか?
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聖ラザロ教会。地域の中心的な存在のようです。
聖ラザロ教会 寺院・教会
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この辺りがラザロ地区のメインストリートのようで、石畳が独特の文様をしております。
ラザロ地区の石畳 旧市街・古い町並み
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老人ホームを改装した洋館で、中にはレストランやショップがあります。
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ラザロ地区は終了し、最後の観光地の「ギア要塞」を目指し、坂を上ります。
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たどり着きました「ギア要塞」。砲台だけではなく、マカオで一番の高台にあることから、灯台の役割もあったとか。
ギアの要塞、ギアの灯台とギア教会 寺院・教会
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ギア要塞から、西側の眺め。遠くに見えるのが、港珠澳大橋の、マカオ側の入管施設。最近できたばかりのこともあり、その周りは開発中です。
これで、マカオの世界遺産を見る、歩き観光は終わりです。これでマカオ半島の街歩きは終了し、一旦ホテルに戻って休憩し、夕方からの活動に備えました。
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