シンガポール旅行記(ブログ)2 改装後のラッフルズホテル パームコートスイート 宿泊記

2020/01/02 - 2020/01/05

ティフィン・ルームでの朝食，ザ・グランド・ロビーでのアフタヌーン・ティー，ラッフルズ・スパなど，改装(restoration)後のラッフルズ・ホテルに泊まるシンガポール旅行記のうち，ホテル編です。

航空旅行＆観光編は，下記のURLからどうぞ。
https://4travel.jp/travelogue/11585508

宿泊したのは，ラッフルズ・ホテル全115室のうちの35室を占める「パーム・コート・スイート」の110号室。広さは70㎡あるそうです。

まずは，パームコートスイート(110号室)の室内の様子を動画でどうぞ。
https://youtu.be/muORIjVlDcA

パームコートスイートの宿泊料金は，片道空港送迎の付いた Daily Rate （食事なし，7日前の14時までキャンセル料なし） で，1泊 S$1,129++（10%のサービス料と7%のGSTを含め総額 S$ 1,328.83, 約109,400円）でした。
追加の片道空港送迎は，nettで S$ 210 です。

エリア シンガポール(シンガポール)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 航空会社: キャセイパシフィック航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

【 Palm Court Suite no.110 】

CX635便で，香港からチャンギ空港に到着したのが2020年1月2日19時ジャスト。 ホテルの送迎車で19:43には，ラッフルズホテルに到着しました。
https://www.raffles.com/singapore/

チェックインは客室で行われます。ジョゼフ・コンラッド（英国の小説家）とアンドレ・マルロー（フランスの作家，冒険家，政治家）のカードキーが渡されました。

ラッフルズ ホテル シンガポール ホテル

ウェルカム・フルーツとスイーツ

バトラーさんにフルーツのカットをお願いしたら，部屋のフルーツはそのままにして，新しくカットしたものを持って来てくれました。

パームコートスイート110号室の入口を入ってすぐのリビング・ルーム（ラッフルズホテルでは「パーラー」と呼ばれています）。

パーラーのダイニング・テーブル。右側のチェストがミニバーです。
バトラーさんから，テレビにはリモコンがない！ので，すべてタブレットで操作す
るよう案内がありました。パーラーとベッドルームに1台ずつ，タブレットがあります。

ゆうすけが，AirPlayの機能を使って，「ももクロ」のコンサートを見ていますw
［2023年11月11日追記：私の本意ではありませんが，フォートラベル運営事務局の修正・削除要求に基づき，TV画面上のももクロの顔画像を修正しました］

ミニバーのノンアルコール飲料とスナック類はすべて無料。毎日補充されます。

ティーバッグは，EARL GREY, ENGLISH BREAKFAST, CHAMOMILE, GREEN TEA の4種類×各2包。アカシア・ハニーが用意されています。

ネスプレッソのカプセルは，INDIA, INDONESIA, COLOMBIA, VOLLUTO DECAFFEINATO の4種類。

ビールはS$ 24, ワイン(赤・白)のハーフボトルはS$ 42, ビルカールサルモンのハーフボトルはS$ 85 といったプライシング。

グラスも収納されています。
Sipsmiith Raffles 1915 Gin (700ml) は，S$ 198

こちらがタブレット。

テレビの操作，各部屋の照明の調節，パーラーのカーテンの開閉，エアコンの調節など，これ一つでできます。しかし，慣れないと却って煩わしいかも。

ルームサービスの注文まではできないみたいです。

タブレットで，各料飲施設の案内も閲覧できます。

ウェルカム・ドリンクが届きました。シンガポール・スリングです。
客室またはプール・バーでいただけます。

シンガポールスリングは，1915年に，ラッフルズのバーテンダー「嚴崇文」 (Ngiam Tong Boon) によって生み出されました。鮮やかなバラ色は，グレナデンシロップとチェリーリキュールによるものです。

パーラーと同様，天井ファンの回るベッドルーム。

あれっ，ベッドサイドに電源はないのかな？と思ったら，ナイトテーブルの引出しの中にありました。もちろんUSB電源も2つ。ナイトテーブル上にもタブレット。

オットマン（ベッド足元のベンチ）の上のセッティング

このウッドパネルをベッドの上に置いとけば，リネン交換は隔日に。

友人がこれ、パイナップル頭の人が驚いている柄にしか見えないと言うw

ベッドルームからパーラー方向。クロゼット内にセーフティボックスも収納されています。テレビ台の下にも引出しがあります。

おれも，ゆうすけも，ベッドルームでテレビを見ることは，まずないな…

パーラーのカーテン(Blackout と Sheer)を開け，パーラーとベッドルームの間のブラインドも開放すると，日中はこんな感じになります。

入口ドアの横，そしてベッドルームへのドアの横にも，「DND (Do not disturb)」などの古いタイプのスイッチが残されています。

ベッドルームからバスルーム方向。

化粧台の丸鏡は，テーブルに収納可能。中にドライヤーが入っています。

バスルームです。

バスルームとアメニティ

歯ブラシやシェイビングキットも用意されていますが、ゆうすけによると髭剃りは全然剃れないそうw

シャワーブースのアメニティ

アメニティは，ロンドンの「オーモンド・ジェーン」のイズファカンドというシリーズ。
https://us.ormondejayne.com/

シャワーブース

中で腰掛けられます。シャワーヘッドが安物なのか，変形しているのか，お湯の飛び出し方が均一でないことが少々気になりました。

ホース式のトイレ（日中に撮影）にもだいぶん慣れました。

バトラーさんが，トイレの中にも「DO NOT DISTURB」のボタンがあることをわざわざ教えてくれたけど，ウ○コしてる時に部屋の呼び鈴が鳴ったら，これを押せばいい，ってことなんやろか？

セーフティボックスの場所は教えてくれなかったのにな…

バスルームの窓ガラス

150キロ！まで量れる体重計w

以上，ラッフルズホテルのパームコートスイート，110号室の紹介でした。

パームコートスイート 110号室前の廊下

【 Writers Bar 】
https://www.raffles.com/singapore/dining/writers-bar/

到着日の21時頃から，ANDRE MALRAUX と JOSEPH CONRAD を随えて，ゆうすけと「ライターズ・バー」に繰り出しました。

メニューがとってもお洒落です。

見た目にも風情があって美しい…

おれは，サイドカー（写真）とオリンピックを。
ゆうすけは，ジン・柚子酒・アールグレイのカクテルとカリラ(caolila)を。

観光客としてではなく（あまり写真など撮らずに），ゆったりと雰囲気を楽しみたいバーです。予約が望ましいです。ドレスコードは，ラッフルズの他のレストランと同様，「カジュアル・シック」。

お勘定は，税サ込の総額で，S$ 120.05（約9,900円）でした。サービス料は10%，税金(GST)は7％です。

【 Long Bar 】
https://www.raffles.com/singapore/dining/long-bar/

メイン・ビルディングではなく，ラッフルズ・アーケードの2階にあります。ライターズバーから予約を入れてもらい，22時半頃，行列に並ばずに入店。カウンター席に案内されました。レジデンツ（宿泊客）でも，飛び込みでは待たされるようです。バトラーさんから予約を入れてもらってもよいでしょう。

ほとんどの観光客がシンガポール・スリングを注文していますが，S$ 35++と高～い。一杯3,400円ぐらいします。オリジナルのシンガポールスリング以外に，「獺祭」を使ったサクラ・スリング(S$ 29++)などもあります。

ロングバー バー

こちらは，各種のカクテル(S$ 26++)のメニュー。
ノンアルコールのカクテル(S$ 16++)もあります。

ロングバー バー

おれは，ラムベースのプランターズ・パンチ(S$ 26++)，ゆうすけは，タリスカー(talisker)のハイボール(S$ 20++)を。ピーナツの殻は床に落とすのがロングバー流。

ロングバー バー

おれだけもう1杯。ウォッカ・ベースのロゼラ・サワー(S$ 26++)を。

マネージャーもよく気を配ってくれました。

ロングバー バー

【 Tiffin Room -Semi-Buffet Breakfast- 】
https://www.raffles.com/singapore/dining/tiffin-room/

2020年1月3日，シンガポール2日目は朝9時から，メインビルディング1階の「ティフィン・ルーム」でセミ・ブッフェの朝食。

写真は，ブッフェのプレゼンテーション。奥には，スモークサーモン，生ハムなどのコールドカットが並んでいます。

ティフィン ルーム ビュッフェ

ティフィンルームの朝食ブッフェ

ティフィン ルーム ビュッフェ

フルーツとシリアルなど。

ティフィン ルーム ビュッフェ

まずは，スイカジュースとともに，コールドカットを。

ティフィン ルーム ビュッフェ

メインの料理はオーダーします。
おれは、海鮮ミーゴレン。なかなか旨かった！
ライムを絞って食べるんですかね。

ティフィン ルーム ビュッフェ

ゆうすけはパンケーキ！　味はフツーだったそうw

各種の卵料理はもちろん，フレンチトースト，ワッフル，クレープ，ナシレマッ，点心，お粥，和食弁当，ダールカレー，ワンタン麺などから選択できます。HPの朝食メニューに掲載されています。

ブッフェのプレゼンテーションも含め，素晴らしい朝食ですね。

ティフィン ルーム ビュッフェ

マンゴー、パパイヤ、ドラゴンフルーツなど、フルーツもたっぷりと。
マンゴーが甘くて最高です。

ティフィン ルーム ビュッフェ

ペイストリーって言うのかな。普段はあまり朝食にこういうものは摂らないんだけど，おいしそうだったんで食べてみました。中にカスタードが入ってます。

食事なしのプランでの宿泊でしたが，初日の朝食のみメールで予約しておきました。チェックイン前に予約しておけば，朝食代はひとり S$ 52++。飛び込みではレジデンツ（宿泊客）でも S$ 72++ になってしまいます。

ティフィン ルーム ビュッフェ

【 Main Building 】

シンガポール2日目，ティフィンルームでの朝食後，ホテル近くで足裏マッサージをしてもらい，徒歩でアラブ・ストリートへ。いったんホテルに戻り、午後からはタクシーでリトル・インディアに向かい，南インド料理のランチ。16時からは，ホテルのヒストリー・ツアー（無料，毎日10時と16時）に参加しました。

航空旅行＆観光編は，下記のURLからどうぞ。
https://4travel.jp/travelogue/11585508

以下では，ラッフルズホテルのメインビルディングを紹介していきます。ラッフルズの歴史とコロニアル建築の粋を，目の当たりにすることができます。

ラッフルズ名物のドアマン

レジデンツとメインビルディングのレストラン予約者しか入れません。

The Grandfather Clock

ラッフルズホテルのグランドロビーで，創業以来，時を刻み続けます。

メインビルディング1階の古いオルゴール（ヒストリー・ツアーにて）。

【 La Dame de Pic 】
https://www.raffles.com/singapore/dining/la-dame-de-pic-raffles-singapore/

利用しませんでしたが，メインビルディング1階のフレンチ・レストランです。高いです。

ザ・グランド・ロビー(1)

ザ・グランド・ロビー(2)

大階段の前で一枚。

階段の欄干がみごと。

大階段の下は，レジデンツ（宿泊客）しか入れないフロント・ロビー。その奥がエレベーター・ホールになっています。

チェックインは各スイート（客室）で行われます。

メインビルディング２階にあるグランド・ピアノ

グランドピアノのある空間の窓側（ホテルの正面になります）。

メインビルディング２階。正面奥がグランドピアノのある空間です。

メインビルディング２階から3階への階段より。同じく，正面奥にグランドピアノ。

メインビルディングの3階（ヒストリー・ツアーにて）。

写真の手前側には，エレベーターホールと，フィットネスセンター＆プールへの入口があります。
奥がホテルの正面で，古いアップライト・ピアノが置かれています。

メインビルディング3階，歴史のあるアップライトピアノ。

パームコートと早朝のメインビルディング(2020年1月3日06:53撮影)

パームコートと早朝のメインビルディング(2020年1月3日06:56撮影)

パームコートと夜のメインビルディング(2020年1月3日22:53撮影)

【 Room Service Breakfast 】

2020年1月4日，シンガポール最終日です。午前中はプールでうだうだ過ごす予定です。朝7時半，パーラーにルームサービスの朝食がセットされました。ゆうすけを起こしますw

JAPANESE BREAKFAST (S$ 58++) と DIM SUM BREAKFAST (S$ 58++)です。

他に，
CLASSIC ENGLISH BREAKFAST (S$ 58++),
HEALTHY BREAKFAST (S$ 48++),
CONTINENTAL BREAKFAST (S$ 48++),
AMERICAN BREAKFAST (S$ 68++)
があります。

和朝食は，弁当ボックスに緑茶だけのシンプルなもの。

点心の朝食は，5種類の点心から3種類，選択できます。それにスープと，フルーツ（スライス・マンゴー），ジュース（人参/グレープフルーツ/オレンジ/パイナップル/スイカ），ジャスミン茶が付く筈ですが，ジャスミン茶を持って来るの忘れやがったなw

写真の点心3種類は，①Siew Mai ②Vegetable Spring Roll ③Pork Char Siew Steamed Buns（バトラーさんを呼んで，Pan-seared Pork Dumpling を注文した筈なんだけどな…）です。

点心も，焼き鮭も卵焼きも，全部2切れずつあるので，スライス・マンゴーも含めて，ゆうすけとシェアして食べました。

【 Fitness Centre, Swimming Pool, Pool Bar 】

9時から，ゆうすけはフィットネス，おれはプールへ。

フィットネス・センター

ダンベルが22キロまでしかないと，ゆうすけが少し不満そうだった。

洗面台の付いた完全個室の広いシャワールームが並びます。男女共用です。

歯ブラシ，ヘアブラシ，櫛，シャワーキャップ，綿棒，シェイビングキットなどのアメニティも，各個室内に用意されています。

ジムやプールの後，それにチェックアウト後ホテル出発までの間にも利用することができるそうです。

プールバーから見るプール

プールバーで朝食を摂るのも良さげだなぁ…。

手前は階段状になっていますが，使わないで！ということみたい。
滑って転んだ人でもいたのかな？

高層ビルに囲まれてはいますが…

ちょっとしたリゾート気分。撮影時刻は，09:24です。

冷たい水を持って来てくれました。

このあと，ゆうすけと合流して，昨日も行ったホテル近くのフット・リフレクソロジーに行きました。

【 The Grand Lobby -Afternoon Tea- 】

2020年1月4日，シンガポール最終日，13時からのアフタヌーンティーを日本出発前から予約していました。チェックアウトは，14時半に延長してもらうことができました。

このアフタヌーンティー，予約した時にはひとり S$ 68++ でしたが，新年になってから S$ 78++ に値上げしたらしく，きっちり値上げ後の料金で請求されました。が，予約確認画面を見せて訂正させました。

グランドロビー (ラッフルズ ホテル シンガポール) カフェ

ハープの演奏を聴きながら…

グラスのビルカール・サルモンは S$ 23++

グランドロビー (ラッフルズ ホテル シンガポール) カフェ

フィンガー・サンドイッチ

グランドロビー (ラッフルズ ホテル シンガポール) カフェ

新年から内容も変わったようです。

グランドロビー (ラッフルズ ホテル シンガポール) カフェ

紅茶は，ゆうすけがアール・グレイ・インペリアル，おれはカサブランカ。

俺たちがせっかち過ぎるのかもしれないけど、紅茶は全部自分たちで注ぎました。雰囲気は最高。しかし，値段と90分の時間制限を考えれば，サービスは一流だとは言い難いかも。

グランドロビー (ラッフルズ ホテル シンガポール) カフェ

スコーンないの～？って思ってたら，焼きたてを持って来た。

ゆうすけが縦に切ろうとするから，横の方がいいんじゃね？って教えてあげるw

グランドロビー (ラッフルズ ホテル シンガポール) カフェ

最後にアイスクリーム。

さぁ，チェックアウトして，これまた日本出発前に予約してあったスパに向かいます。

【 Raffles Boutique 】

その前にラッフルズ・アーケード1階にあるホテル・ショップに寄ります。
宿泊客は，チェックアウト後でも15%割引で買えます。

虎がいるのは，1902年にラッフルズホテルのビリヤードルームに一頭の虎が迷い込み，射殺されたというエピソードから。

以下の写真は購入した物の一部です。

Raffles Palm Tree Logo Mug (S$ 34.90 から 15%割引)

Kaya Chocolate Bar 60g (S$ 16.00 から 15%割引)
Passion Fruits Chocolate Bar 60g (S$ 16.00 から 15%割引)

他に，Mango や Peanut もあります。

Assorted Sticky Notes (Post It Pad Raffles) (S$ 11.50 から 15%割引)
Greeting Card with Wood Cut Frangipani Design with Envelope (S$ 13.90 から 15%割引)

【 Residence Suites 366-371 】

ラッフルズ・アーケード3階には，今回の改装により，5室のレジデンス・スイート（うち1室は2ベッドルーム・スイート）が設けられました。ラッフルズ・アーケードには誰でも入って来れますが，レジデンス・スイートのあるエリアには，カードキーがないと進入できません。ここからは，マリーナベイ・サンズが少し見えます。

【 Raffles Spa 】

ラッフルズ・スパは，ラッフルズ・ブティックと同じく，アーケードの1階にあります。15時半から90分間のマッサージを予約しています。男女別の温浴施設を利用するため，14:45頃にスパに着きました。

ラッフルズスパのエントランス

男性用更衣室(1)

めっちゃ広い。きれい。

男性用更衣室(2)

個室トイレもシャワーブースも広々。
トイレなんか，布団敷いて中で寝れそうw

奥がウエット・エリア。
シャワー室とサウナ，アロマティック・スチーム・ルームもあります。

バイタリティ・プールとアイス・ファウンテンです。

トリートメントルームへの待合室

このエリアも男女別だと思います。

一人用トリートメント室

ゆうすけとは別室で，90分の Absolute Relaxation Massage (S$ 345++，約33,400円)を受けました。

ボディマッサージのメニュー(1)

ボディマッサージのメニュー(2)

気持ち良かった～，てか，半分寝てた～。夜行便に乗る前にスッキリです。
身支度をして，17:45にホテル・リムジンでチャンギ空港に向かいます。

片道空港送迎は，nettで S$ 210 でした。

了

この旅行記へのコメント （1）

• KRNさん 2020/05/21 09:06:38

  羨ましいです

  優雅なラッフルズの滞在、羨ましい限りです。
  ラッフルズには残念な思い出しか無いので、塗りなおしにとも思いますが躊躇してしまいます。
  いつかはじっくりのんびり滞在してみたいものです。