2020年1月頑張ろうアジア！海南省広東省マカオ縦断横断３・西江の真珠・肇慶で花鳥風月を満喫す

2020/01/13 - 2020/01/14

　2020年1月の13日間中国海南省・広東省縦断横断旅行記の第３回です。

　タイトルを、新型コロナウイルス肺炎克服のため、アジア一丸で力を合わせよう、という目的で変更しました。

　写真は1956年、中国で初めて指定された鼎湖山（ていこざん）自然保護区の飛水滝です。仏教や道教の有名な修行の地の滝だそうです。

　塩対応と日本の共通性のギャップに四苦八苦・満喫しながら鉄分補給で観光ミッション・コンプリートを目指します。

エリア 中国

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: 四川航空 海南航空 大韓航空

　今日はいったん飛行機で広州に飛んでから、肇慶にバスで戻ります。10時40分発ですが、空港へ行くバスの渋滞や四川空港で搭乗券発行2時間前でぎりぎりだったことを踏まえて、朝7時前に海口東駅近くのホテルを出発しました。

HAIKOU TIANYI DONGHUAN HOTEL ホテル

　海口の空港は南東の美蘭(Meilan）にあり、川の近くや美蘭中心部での渋滞があり、1時間以上バスの旅を楽しみました。

　アップルマップでは3元でしたが女性車掌からは二人で8元要求されました。10元だしたらお釣りは無い、と言われました。
　車掌がいて1元を持っているのにお釣りをくれないのが摩訶不思議ですが、これが、融通の利かない、ザ・チャイナ！だと、あきらめました。

　空いている時のバス車内を後ろから撮りました。中国の路線バスは進行方向の座席にこだわらないため、前輪のスペースで進行方向と反対向きの座席があります。

　南渡江（地図上では広い川）を渡ります。

　空港に着きました。搭乗券は少し並んだだけですぐ発行してもらいました。英語も通じました。この空港は海南航空のハブ空港で、日本行きの国際線もここから飛んでいるそうです。地元航空会社路線網の充実は、シチリアよりもハワイに近いです。

海口美蘭国際空港 (HAK) 空港

　中国ではほとんど英語が通じませんが、この空港ではたまたま通じる職員にあたったようです。

　待合室でオーストラリアに留学中の日本人女性が、私たちの日本語をきいてアドバイスを求めてきました。心細くなって愚痴を言いたくなったようです。

　全く英語が通じないのよこの国は、と嘆いてましたが、それはアメリカで中国語が全く通じないのよ、と嘆いているのと同じだとアドバイスしたら、わかってくれたようです。（米・中・ロシアの旅は同じ状況のようですね）

　1時間半のフライトで正午過ぎに広州国際空港に無事着陸しました。

　巨大な空港内を、英語の通じない＆塩対応のインフォメーションに何カ所で確認して、肇慶行きのバスにたどりつきました。

　その前に地下鉄の駅で羊城通カード（日本のスイカやパスモにあたるＩＣカード）を購入しました。バス用の小銭調達の苦労から解放されました。

　ただし肇慶行きバスのチケット売り場ではこのカードで支払えませんでした。

広州白雲国際空港 (CAN) 空港

　バス停近くのマックでお昼を食べ、1時半の肇慶行きのバスに乗車しました。

　鉄道の場合、宿から10時間かかって肇慶に着きます。一方、飛行機とバスの場合は8時間かかって値段は約8倍です。ただし鉄道は本数が少なく車内が退屈かもしれないので、経済力がある旅行者は飛行機とバスの移動を選ぶと思いました。

　これから旅行する広東省とマカオの地図です。肇慶市は広州市から東に約１００ｋｍ離れています。珠江の支流、西江の北岸にあり気候は温暖で緑豊かなところから、西江の真珠という愛称で呼ばれています。行ってみたら広州市内よりも文化や自然が優れた素晴らしいところでした。

肇慶市博愛医院 (中医養生館) エステ・スパ・マッサージ

　羊城通カードを使って、キャッシュレスでバスに乗り、宿に着きました。コスパ抜群のサービスの良いホテルでした。

端州古城壁 史跡・遺跡

　町の中心部に位置する七星岩風景区を散策しました。湖に北斗七星があるような美しさで、桂林の奇岩と杭州の西湖を合わせた美しさが称えられています。

七星岩風景区 山・渓谷

　日が暮れました。七星岩はライトアップされて煌びやかです。

　夕食は中心街の繁盛店を探します。

　いろいろ探し回って、鍋物料理の繁盛店に入りました。

　鍋のスープ、具材を記入して店員に渡す、好きな組み合わせが頼みやすいシステムとスープの味の良さが繁盛の秘訣でした。２００元でお腹いっぱい、大満足でした。

　翌朝の朝食は、ホテル近くのローカルフード繁盛店を見つけていただきました。

　鉄板の上で器用に小麦粉の皮を形にします。クレープの様に折りたたんで、味はワンタン皮という粉もんです。ネギや卵が入っており、シンプルですが飽きの来ない、美味しい味付けでした。

　食後に、禅宗寺院の梅庵を参拝しました。

城西清真寺 寺院・教会

　落ち着いた配色の境内なのに、禅宗を発展させた恵能というお坊さんの功績を派手に展示しています。ギャップを感じました。

　肇慶のもう一つの景勝地、鼎湖山（ていこざん）自然保護区にバスで向かいます。羊城通カードは便利ですが、２回タッチすると二人分料金をチャ－ジ金額から引かれてしまいます。このときはまだ慣れなくて何度も二重に払ってしまいました。

　１時間走ってようやく鼎湖山（ていこざん）が見えてきました。

　バスを降り、鼎湖山入口の門をくぐります。

　ツーリストセンターで入場券（一人70元）を買い、地図を入手しました。

　ゲートから入山します。あの山の頂上に湖があるので、中国語で頂上の湖というのが鼎湖の名の由来だそうです。

　雨季が始まる前なので、遊歩道沿いの川の水は少なく川底が見えていました。

　右下の飛水池から出発して山頂の湖とお寺を散策しました。

　硯瀑滝は、硯の材料になる岩から滝の水が飛水池に流れ落ち、中国一のマイナスイオンのある滝だそうです。登山客のリフレッシュ効果、抜群です。

　鼎湖は広く、遊覧船が運行されていました。箱根の芦ノ湖のような湖でした。

　慶運寺の牌坊は旧正月を祝う赤い提灯が飾られていました。

　肇慶は中国の高級硯の産地として有名です。宝鼎園には巨大な硯（端渓硯）があります。

　ツーリストセンターに七星岩の北門への直通バスが停まっていました。帰りに乗ってみましたが、北門は宿や町の中心からは外れていました。中心地に戻る方は行きに乗ったバスで戻ることをおすすめします。