2018/12/27 - 2018/12/31
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HOUKOUさん
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段々慣れてきた巨済島の路線バスで「巨済捕虜収容所」・知世浦「海洋文化館」などを見て回る。
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【2018/12/29 旅行3日目】
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近くの食堂で朝食。
無難にテンチャンチゲを食べる。
7000ウォンは少し高い。
久しぶりの韓国旅行であるが,宿代,食べ物など日本の物価とあまり変わらないように感じる。
少なくとも昔のような「お得感」はあまり感じる機会がない。 -
今日最初の見学先は「巨済捕虜収容所」である。
少し距離があるようだが,スケジュールが超ゆるい旅なので歩いて行くことにする。
「巨済捕虜収容所」は朝鮮戦争の際,北朝鮮兵や中国兵捕虜を収容した最大の捕虜収容所である。
ピーク時には17万人もの捕虜がいたという。
戦争が休戦に向かうにつれ,北へ帰りたいものと韓国に残りたいものの間で対立が起こった。
そして謎に満ちた「巨済島事件」が起こる。
朝鮮戦争当事国の指導者たちに出迎えられる。
手前右の人物は大韓民国初代にして朝鮮戦争時の大統領李承晩である。
あくまでも「北進統一」を目指し,朝鮮戦争休戦には反対の立場であった。
そのため朝鮮戦争休戦協定には,韓国は加わっていない。
その後ろは当時のアメリカ大統領トルーマンであり,マッカーサーが続く。
マッカーサーは,北軍にほとんどプサン周辺にまで押しこめられた窮地の韓国を救うべく,国連軍を仁川に上陸させ戦況を一変させた。しかし,その後中国義勇軍を押し戻すため中国爆撃など過激な戦略をトルーマンに進言したが,第3次世界大戦を引き起こすことを恐れた大統領に軍司令官を解任される。 -
捕虜収容所というと,今年3月に見たハノイ・ホアロー刑務所の印象が生々しい。
そこで見た足かせにつながれた囚人から見れば,ここは天国のような環境だったかもしれない。 -
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食事は前線で戦っている兵士たちより恵まれていたらしい。
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収容所内では,ある程度自主管理が許され,余暇に趣味を楽しむこともできた。
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金海空港でもらった地図に巨済市役所側に城壁のマークが描かれているのを見て少し気になっていた。
巨済博物館に展示されていた古地図にも,確かに古県の位置に円環状の城壁が描かれていた。
捕虜収容所から比較的近い場所なので歩いて行く。
この城壁も倭寇対策として造られたものであろうか。
なお韓国南部には,朝鮮出兵のとき日本軍によって築城された,いわゆる「倭城」というものが幾つかあるらしい。
巨済島にも2箇所ほどあるらしいが,交通不便な場所らしいので今回は見学を見送った。 -
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近くのバス停から古県バスターミナルまで市内バスで移動する。
昼食を近くの食堂でとる。
ドルソドビビンバップ(石焼ビビンバ)6000ウォン。
今回の旅行は,晴天の日が続き恵まれた天気といえたが,海辺の街なので風もあり,だんだん寒さがこたえてくるようになった。
そんな時,アツアツのビビンバはとてもうまかった。 -
露店のおばちゃんも怠りなく防寒対策。
おそらく無断営業であろうが,日本と較べたらおおらかで微笑ましい。 -
バス路線図
だんだんバス路線にも慣れてきた。 -
巨済島最後の観光は,知世浦というところにある「海洋文化館」である。
バスを降りてみると,付近は高級リゾート地のようだ。 -
肝心の文化館の方は,少し期待外れであった。
想像はしていたが,造船の島であるため,造船会社から寄贈された半分PRの展示が目立つ。
後は帆船模型が多い。 -
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韓船の解説コーナー。
キールを使わない平底の船である。 -
文禄慶長の役の際の和船も紹介されていた。
当時の軍用船は大きいものから「安宅船(あたけぶね)」,「関船(せきぶね)」,「小早船(こはやぶね)」と呼ばれていた。 -
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カプセル型の停留所でバスを待つ。
海風が強いこの地方では必要なものであろう。 -
古県へ戻り,ホテルで昨日の残りのケジャンをつまみに晩酌する。
さて,今回の旅行の大きな目的がグルメ(もちろんB級であるが)であることはさきに書いた。
牡蠣やケジャンもそうであるが,もう一つ楽しみにしていたのが焼肉,特に「ヤンコプチャン」と呼ばれるホルモン(ミノ・小腸)焼きである。
プサンでは専門店が並ぶ通りもあるそうであるが,周辺都市にも専門店があるようだ。
昨日の街歩きで,そういう店を探したのだが,見つからなかったり,一人では入りにくそうな店であった。
ホテルの近くに,まだ開店して間もない風なヤンコプチャン屋があり,開店セールの意味なのか「ヤンコプチャン1人分12000ウォン」と大きな看板が出ている。 -
まだ固定客もついていないらしく,店内はほとんど客がいなくて店員も手持ち無沙汰な様子である。
ここだったら「お一人様」でも嫌がることはあるまい。
メニューを確認したところ,そうではないかと思ってはいたが,2人前からの注文らしい。
2人分とビールを注文する。
味は悪くはなかったのだが,食事中ほとんど女店員がつきっきりでホルモンをひっくり返したり,ハサミで切ってくれるのが鬱陶しい。ありがた迷惑である。
「見放された男」でもいいので,一人で瞑想に耽りながら酒を飲み,食事をしたいのだ。 -
日本や中国では,この後〆にラーメンやうどんを食べるのだが,韓国ではそうした店はあまり見当たらない。
これもホテル近くに屋台があり,そこでキムパブ5000ウォンを買って帰った。 -
このキムパブのおいしさが異常。
日本式の海苔巻よりうまいのではないのかとさえ思った。
日本に帰った後「日本式海苔巻」が食べられなくなるのではないかと心配したほどである(笑)。
量もたっぷりあり,何本かは明日の朝ご飯に回す。
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