年末年始ニュージーランド(3) マウントクック国立公園＆クライストチャーチ

2019/12/30 - 2020/01/01

年末年始の9連休でニュージーランドに行ってきました。
ニュージーランドは2回目ですが、前回は乗継時間でオークランドを訪れただけだったので、今回は国立公園でのトレッキングをメインに南島と北島をめぐってみました。
南島では、マウントクック国立公園の拠点となるマウントクック・ビレッジに2泊3日で滞在して周辺をトレッキング。幸いにも天候に恵まれ、マウントクックなどの景色を楽しめました。

＜旅程＞
【1日目(12/28土)】
　中部9:50→台北桃園12:20（CI151）
　台北桃園23:55→
【2日目(12/29日)】
　→シドニー12:15（CI51）
　シドニー19:25→クライストチャーチ0:30（QF139）
　クライストチャーチ泊
【3日目(12/30月)】
　クライストチャーチ7:30→マウントクック12:50（バス）
　マウントクック泊
【4日目(12/31火)】
　マウントクック泊
【5日目(1/1水)】
　マウントクック14:25→クライストチャーチ19:20（バス）
　クライストチャーチ泊
【6日目(1/2木)】
　クライストチャーチ8:50→ロトルア10:35（NZ5780）
　ロトルア13:00→タウポ14:00（バス）
　タウポ泊
【7日目(1/3金)】
　タウポ泊
【8日目(1/4土)】
　タウポ10:20→13:05ハミルトン14:30→オークランド空港16:19（バス）
　オークランド20:50→21:25ブリスベン23:05→
【9日目(1/5日)】
　→台北桃園5:50（CI54）
　台北桃園17:15→中部20:50（CI150）

エリア アオラキ/マウントクック国立公園周辺(ニュージーランド)

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

遅延して深夜1:10頃にクライストチャーチに到着。外に出られたのは1時半頃でした。

クライストチャーチ国際空港 (CHC) 空港

徒歩10分ほどで今夜の宿「JUCY Snooze Christchurch」。ドミトリー1泊39ドル（＝3008円）。
カプセルホテルのような感じでした。

ライロ クライストチャーチ ホテル

翌朝、宿の近くのバス停からパープルラインのバスで市内中心部へ。
Memorial Ave near Spitfire Square 6:08→Bus Interchange 6:35、4.2ドル。

空港から市内中心部へはパープルラインと29番のバスが運行していますが、年末年始は土曜ダイヤで運行していました。空港から乗ると8.5ドルですが、敷地外から乗ると安くなります。

http://www.metroinfo.co.nz/Pages/default.aspx

Bus Interchangeに到着し、朝食やマウントクックに持っていく水を調達したり、クライストチャーチの街を少し散策したり。水はスーパーでは1.5リットルで0.9ドルでしたが、小さな商店や観光地だと500mlで2-4ドルしたりします（ニュージーランドでは水道水も飲めました）。

Bus Interchangeから7:30発のGreatSights社のバスでマウントクックへ。
車内ではwifiが使えました。
バスは区間ごとに購入するととても高いですが、一定の走行時間内のバスを自由に選択できるインターシティ社のフレキシーパスを利用するとかなりお得になりました。
今回は20時間分を購入して172ドル（＝13,267円）。これでニュージーランドで利用した5区間すべての長距離バスに乗れました（通常運賃はクライストチャーチ→マウントクックの片道だけでも219ドルでした）。

https://www.intercity.co.nz/

9:25頃、Geraldineで30分ほどの休憩。
あいにく雨が降っていたので、カフェや土産物屋のある建物内で過ごしました。

11:10頃、テカポ湖畔で休憩。
幸いにも晴れてきて湖の向こうには雪山が見えました。

テカポ湖 滝・河川・湖

湖畔にある「善き羊飼いの教会」

善き羊飼いの教会 寺院・教会

湖に流れ込む川の色が綺麗

あちらの山に登ることもできるようです。

車窓から雪山が見えました。

12:10頃、プカキ湖畔で休憩。

プカキ湖の向こうにマウントクックが見えました♪

13時頃、マウントクック・ビレッジに到着。
宿泊する「YHA Aoraki Mt. Cook」で降りられました。ドミトリー2泊で90ドル（＝6942円）。ロッカーの中にコンセントとUSBが設置されていました。

ハカ ハウス ホステル - アオラキ マウントクック ホテル

宿のチェックイン開始が14時だったので、ハーミテージ・ホテルの売店でトレッキングに持って行く食料を調達。この村にはスーパーや商店がなく、この程度しかありませんでした。クライストチャーチで調達できれば良かったのですが、時間が足りなかった。

チェックインを済ませたら早速トレッキングへ。正面には冠雪したMt.Sefton（3151m）。

村の高台にあるハーミテージ・ホテル

ザ ハーミテイジ ホテル マウント クック ホテル

まずはトレイルの起点となるWhite Horse Hillへ。右奥にマウントクックが見えました♪

ハーミテージ・ホテルから20分ほどでWhite Horse Hillの駐車場に到着。ここまでは車で来ている人が多い。

まずは最も人気だという「フッカー・バレー・トラック」（Hooker Valley Track）を歩いてみました。コースタイムは往復3時間とのこと。

アオラキ マウントクック国立公園のウォーキングトラック 体験・アクティビティ

なだらかな道を15分ほど歩くと第1の吊橋

ミューラー湖とMt.Seftonが見えました。

第2の吊橋

第2吊橋からミューラー湖

マウントクックを正面に眺めながら木道を歩く。全体を通じてなだらかな歩きやすいコースでした。

第3の吊橋

駐車場から1時間ほどでフッカー湖に到着！

湖畔からフッカー湖とマウントクック（標高3724m）

一応、更に先に進むこともできるようですが、道なき道のガレ場でした（一般のハイカーが歩くのは推奨されていません）。

フッカー湖に浮かぶ氷河の破片

湖の奥には氷河の末端

帰りはコースから少し外れたAlpine tarnという池に寄り道。逆さマウントクックが見えました♪

帰りは1時間10分ほどで駐車場に戻り、次はケア・ポイント・トラック（Kea Point Track）へ。コースタイムは駐車場から片道30分とのこと。こちらも高低差の少ない歩きやすい道でした。

駐車場から20分ほどでケア・ポイントに到着！
Mt.Seftonが目の前に。時々、氷河が崩落する音が聞こえてきました。

マウントクックとミューラー湖が見えました♪

ケア・ポイントから35分ほど歩いてハーミテージ・ホテルに戻り、まだ明るいのでホテルの裏手のグレンコー・ウオーク（Glencoe Walk）を歩いてみることに。

ウサギがいました♪

コースタイムは往復40分とのことでしたが、山道を5分ほど登ると、、、

マウントクックが見える展望スポットに着きました♪

マウントクック・ビレッジには飲食店の選択肢が乏しく、ハーミテージ・ホテルのレストランは夕食ビュッフェが70ドル（朝食でも33ドル）もするので、現実的な唯一の選択肢と思われる「Chamois bar & grill」で夕食。
Beer Battered Fish（フィッシュ＆チップス）で25.5ドル。

シャモア バー＆グリル バー

ビレッジの南東に岩がゴツゴツして険しそうな山が見えました。たぶんMt. Blackburn。

マウントクック2日目は快晴！
途中まで前日と同じ道でセアリー・ターンズ（Sealy Tarns）に向かいました。

セアリー・ターンズ・トラックはひたすら階段が続く。
コースタイムはWhite Horse Hill駐車場から往復3.5時間とのこと。

ハーミテージ・ホテルから1時間10分ほどでセアリー・ターンズに到着！
標高1300mくらい。
マウントクックと氷河が見えて氷河が池に映る良い景色♪

セアリー・ターンズから更に上のMueller Hutまでトレイルが続いているので、登ってみました。それまでと違って石がゴロゴロした登山道。所々にポールが設置されていてルートは明瞭です。

40分ほど登ったところで雪渓が出現（標高1650mくらい）。滑り止めなしでも登れそうでしたが、今回はローカットのトレッキングシューズのため靴の中が雪だらけになるので、ここで撤退しました。

雪上からマウントクック♪

セアリー・ターンズに戻ると、日が昇ってマウント・クックとフッカー湖とミューラー湖の良い眺め♪

セアリー・ターンズに映る雪山♪
この後、池で泳いでいる人たちがいました。

マウントクック・ビレッジを見下ろしながら下山。

セアリー・ターンズから1時間10分ほどでハーミテージ・ホテルに戻りました。

ハーミテージ・ホテルのカフェで昼食。豚肉とリンゴ入りのパイ（8ドル）とフルーツサラダ（6.5ドル）を頂きました。
このカフェは営業時間が9:30-16:30とのこと。

サー エドモンド ヒラリー カフェ & バー カフェ

午後はタスマン・バレー・ウオークへ。駐車場まで車で行くのが普通ですが、約8kmの道程を歩きました。

沿道はなかなか良い景色ですが、舗装路を長く歩くのは辛い。

更に進むと雪山が見えてきました。

宿から1時間40分ほど歩いてようやく駐車場に到着。

一般的なコースは展望台まで15分程度ですが、Maps.meによると他にも展望スポットがありそうだったので、タスマン湖の南端付近に行ってみました。

遊覧ボート乗り場がありました。ボートクルーズで氷河で間近に見ることもできるようです。湖に氷河の破片が浮かんでいました。

タスマン湖と雪山。左奥にはマウントクックも見えました。

Maps.meに載っていたコースで展望台に向かいましたが、道なき道という感じのガレ場でした。

Tasman Glacier Viewに到着！

展望台からタスマン湖

湖の奥には氷河の末端

氷河♪

マウントクックも見えました♪

タスマン湖の南側方面

少し下ってブルー湖へ

ブルー湖

帰りも同じ道を歩いていたところ、途中で通りがかった車に乗せて頂けました。

マウントクック・ビレッジに戻り、前日と同じお店で夕食。ビーフバーガー（24.5ドル）を頂きました。

シャモア バー＆グリル バー

鳥さんたち。

この日は大晦日ですが、この村には一般住民が少なく年越しイベント等は特になさそうだったので、早めに就寝して年越ししました。中南米orアフリカ以外での年越しは13年ぶり、日本より早く新年を迎えるのは初めて。

マウントクック3日目の元日は曇り。
あちらの山の中腹辺りにあるレッド・ターンズに向かいました。

橋を渡ってレッド・ターンズ・トラック（Red Tarns Track）へ

階段が続きました。

階段を登り切ると、展望台からマウントクック・ビレッジとマウントクックなどを一望できました。晴れた日にこの景色を眺めたかった。

展望台から少し先に進むと、、、

レッド・ターンズに到着！宿から所要40分ほど。
池に赤い水草が茂っているのでレッド・ターンズと呼ばれているそうです。

レッド・ターンズに映る雪山

下山して、最後にガバナーズ・ブッシュ・ウオーク（Governors Bush Walk）を歩いてみました。基本的にジャングルのようなトレイル。

唯一の展望スポットからマウントクック

昼頃には更に曇ってマウントクックは見えなくなってしまいました。
そんなに晴天率が高いわけでもないようなので、今回は最初の2日間が晴れてラッキーでした。景色が見えないような悪天候だと、やることがなくて超暇になりそう。

前日と同じくハーミテージ・ホテルのカフェで昼食。
サーモン入りのパイ（8ドル）とキャロットケーキ（5ドル）を頂きました。

サー エドモンド ヒラリー カフェ & バー カフェ

ハーミテージ・ホテルの裏手の駐車場から14:25発のバスでクライストチャーチへ。2台体制で、臨時のようなバスに振り分けられたので、wifiがありませんでした。

行きと同じくプカキ湖とテカポ湖の湖畔で休憩がありましたが、天気が悪く景色はイマイチ。途中で車窓から綺麗なお花畑が見えました。

行きと同じくGeraldineで長めの休憩。周辺を散策してみましたが、特に見所は見当たりませんでした。

予定より遅れて20時頃にクライストチャーチに到着。

宿に向かう前にクライストチャーチの街をしばし散策。近代的な建物が多い感じでした。

追憶の橋。戦死者を追悼して1923年に架けられたものだそうです。

追憶の橋 建造物

エイボン川

ハグレー公園

ハグレー公園 広場・公園

アートセンター。1877年に建てられた元大学の校舎で、現在はシアターや映画館として使われているそうです。2011年の地震で被害を被り、未だ一部が復旧工事中。

アート・センター 建造物

クライストチャーチ・アートギャラリー

クライストチャーチ・アートギャラリー 博物館・美術館・ギャラリー

2011年2月の地震で半壊した大聖堂

カセドラル スクエア 広場・公園

かつては63mの尖塔があったそうですが、跡形もありません。

カラフルな建物のお店が並ぶ「ニュー・リージェント・ストリート」

ニュー リージェント ストリート 散歩・街歩き

壁や扉もあるアーケード内をトラムの線路が走っていました。トラムは観光用のようで昼間しか走っていなかったので、目にする機会はありませんでした。

カードボード・カセドラル。地震で大聖堂が崩壊したため、仮設の大聖堂として建てられたそうです。

カードボード カセドラル (仮設大聖堂) 寺院・教会

その近くに、地震で崩壊して多くの日本人留学生も亡くなった語学学校が入居していたビルの跡地があり、祭壇も設けられていました。

その近くの空き地には「185 Empty Chairs」。
2011年2月の地震で亡くなった185人を追悼するメモリアルだそうです。

1月1日のためか閉まっているお店が多く、食いはぐれるかと思いましたが、Bus Interchange前のお店が開いていたのでケバブを頂きました。10.9ドル。

Bus Interchangeから29番のバスで空港方面へ。4.2ドル。

3日前と同じ空港近くの「JUCY Snooze Christchurch」で宿泊。ドミトリー1泊39ドル（＝3008円）。

ライロ クライストチャーチ ホテル

翌朝は歩いて空港へ。
この空港の国内線（の一部？）は保安検査がなく、いきなり搭乗ゲートでびっくり。離島に行く小型機などでは経験がありますが、先進国では珍しい気がします。

クライストチャーチ国際空港 (CHC) 空港

搭乗ゲート付近にニュージーランド航空のラウンジがありました。受付にスタッフはおらず自動ゲートに搭乗券をかざして入場する方式。

ラウンジで朝食を頂きました。

ニュージーランド航空のロトルア行きに歩いて搭乗。
当初はバスとフェリーで北島に渡ろうと思っていましたが、予想外に時間がかかってしまうので空路にしました。

機内ではスナックが提供されました。

（ニュージーランド北島編に続く）