2019/09/17 - 2019/09/18
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Islanderさん
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立山と言えば立山黒部アルペンルート。アルペンルートの脇に立山カルデラがあることを知る人は少ないのではないでしょうか。立山カルデラは過去に甚大な土砂災害が発生、今も砂防工事が続けられています。
ここには世界的にも珍しい18段のスイッチバックがある立山砂防工事専用軌道があり、一度は乗って見たいと思っていました。しかし一般の鉄道ではなく、通常は工事関係者以外乗車できません。例外として、立山カルデラ砂防博物館が主催する学習会に参加すればプログラムの中で乗車することができます。この学習会はとても人気がある一方、個人トロッコ乗車コースは週1回で定員が少なく、申込みにあたっては競争倍率3倍程度の抽選があります。
今年こそはと思い、博物館のWEBサイトhttp://www.tatecal.or.jp/tatecal/index.htmlをこまめにチェックし各回に応募。幸運にも抽選に当たり、参加することができました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JR特急 私鉄
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新大阪から特急サンダーバードに乗ってまずは金沢に向かいます。
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新大阪駅で買った串カツで一杯。
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湖西線に入り、琵琶湖に沿って走ります。
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新大阪駅から約2時間40分で金沢駅に到着。
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北陸新幹線に乗換えます。JR東日本、JR西日本両方の車内誌があります。
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金沢駅から20分少々で富山駅に到着。
富山駅 駅
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富山駅に隣接する富山地鉄ホテルにチェックイン。
富山地鉄ホテル 宿・ホテル
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富山駅から路面電車に乗って丸の内電停で下車。美乃鮨へ。
美乃鮨 グルメ・レストラン
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富山の地酒をいただきながら富山の地魚の寿司をつまみます。どれを食べても美味い。
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「富山湾の宝石」と呼ばれる白エビ。のどぐろも美味しかったのですが、しっかりした仕事がなされたしめ鯖の美味さが際立っていました。
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ライトアップされた富山城。
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路面電車で富山駅方面に戻ります。明日の朝は早めなので、おとなしく就寝。
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出発の準備を整えで朝6時30分オープンの朝食会場へ。富山ならではの巻かまぼこやますの寿司があります。
富山地鉄ホテル 宿・ホテル
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ホテルから直結の電鉄富山駅へ。元西武のレッドアローもいます。
富山地方鉄道 (鉄道線) 乗り物
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7時4分発の立山行きの電車に乗り込みます。
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しばらく大きな田が広がる平野を走ります。
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成願寺川の渓谷に入りました。
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かなりの勾配を電車は登って行きます。
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電鉄富山駅から1時間12分、8時16分に終点の立山駅に到着。
立山駅 駅
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立山駅から徒歩3分程度。立山カルデラ砂防博物館へ。今回参加する立山カルデラ砂防体験学習会はこの博物館の主催。今回参加した学習会(トロッココース2班)は8時40分に博物館前に集合、8時50分スタートです。参加費の3,000円は集合時に払います。
立山カルデラ砂防博物館 美術館・博物館
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博物館をガイドさんの案内で見学します。カルデラとはラテン語の鍋の意味に由来していること、立山カルデラは地震や豪雨で大規模な土砂崩れが発生、江戸時代には下流域まで土石流が到達し多くの人々が亡くなったこと、最近は昭和44年に大規模な崩落があったことなどを学びました。今も土砂災害を防ぐための工事が行われています。
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立山砂防工事専用軌道に乗って、カルデラ内部の水谷平に向かいます。専用軌道は砂防工事の現場で働く人々の輸送や資材の運搬を目的に建設されました。レール幅は610ミリ、車両は遊園地の乗り物のように小さいです。博物館のある千寿ヶ原から終点の水谷平までは18km、標高差は640mあります。軌道乗車時とカルデラ内部ではヘルメットの着用が義務づけられています。
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客車ではなく人員輸送車。乗り心地も遊園地のトロッコのような感じ。
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しばらくは成願寺川に沿って走ります。
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砂防軌道には8か所、38段ものスイッチバックがあります。最後尾の車には誘導係が乗車しています。
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かなりの急勾配。
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スイッチバックの先には滝。
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ポイントは遠隔操作されているようです。
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眼下に走ってきた軌道が見えます。
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何度も方向が変わります。
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途中、4か所の連絡所があり、係員が詰めています。列車が連絡所で待機しています。
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樺平スイッチバックはなんと18段もあります。現在12段目。
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方向を変えながら登ります。
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最後18段目のスイッチバックです。
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水谷平まではあと少し。
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出発から約1時間50分で終点の水谷平に到着。
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終点の水谷も駅ではなく、連絡所の扱いです。
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機関車にお疲れ様と声をかけました。
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連絡所には軌道沿線を紹介する木製の立派な看板があります。
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機関車とトロッコは休憩に入りました。
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見学者一行も立山砂防事務所の会議室で昼食をとります。持参したおにぎりなどを食べます。周辺は作業現場であり、自由に散策することはできません。
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約1時間の昼食休憩後は、徒歩で移動します。
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ガスが出てきて何も見えません。
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10分程歩くと温泉「天涯の湯」があります。工事関係者のための温泉施設です。
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僅かな時間ですが、足湯につかることはできます。
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第1班は行きはバス、帰りはトロッコ。今回参加した第2班はその逆。天涯の湯からは第1班が乗って来たバスに乗り込みます。
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国指定重要文化財でもある白岩砂防堰堤へ。立山カルデラの要にある堰堤で、カルデラ内に溜まっている土砂の流出を防ぐ重要な堰堤です。堰堤全体の高さは108メートルと日本一の大きさ。1939年(昭和14年)に完成。
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堰堤の真上に架かる管理橋より見学。ガスがかかり、巨大な堰堤はほとんど見えません。
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主堰堤の一部が見えます。
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六九谷展望台へ。六九谷は1969年(昭和44年)の豪雨で大規模な土砂崩れが起こった谷。この展望台からはカルデラを囲む山々を見渡すことができますが、残念ながら何も見えません。
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バスで移動し、立山温泉跡の周辺へ。薬師堂跡の供養塔。江戸時代(安政)の災害で30余名の方々が生き埋めになった場所。
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立山砂防事業開始の地を示す石碑。
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吊り橋を渡ります。高度感があります。
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泥鰌池。安政の災害時に流れ出た土砂が川をせき止めてできた池。池にはモリアオガエルや放流された池の名前となっているどうじょうやニジマスが生息しているとのことです。
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立山温泉跡周辺の散策路は整備されており、歩きやすくなっています。しかし熊の出没があり注意が必要です。
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立山温泉跡。1969年(昭和44年)の豪雨で登山道が流失、1973年(昭和48年)に温泉施設は閉鎖、1979年(昭和54年)に建物は焼却。現在は浴場跡のみが残っています。
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夏場には500人もの客で賑わったという温泉宿がここにありました。
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バスで移動、「天涯の水」へ。地下42メートルから湧き出す名水。砂防工事で働く人々の水場にもなっています。冷たくてとても美味しい水です。
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バスの車窓より跡津川断層露頭を見学。1858年の飛越地震の震源となったと推定されている活断層。花崗岩とれき層が接している断層は珍しいとのことです。国指定天然記念物。
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バスは立山カルデラの制限区域を折立ゲートより出ました。ゲート通過でヘルメットを外すことが許されました。有峰林道を下ります。有峰林道には冬期、作業員が歩くための覆道があります。
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有峰林道を下りきり、成願寺川を渡ります。昭和12年に完成した本宮砂防堰堤が見えます。
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16時少し過ぎに立山カルデラ砂防博物館に戻ってきました。アンケートを提出して学習会は解散です。ガイドさんの説明はとても詳しく、立山カルデラと砂防事業について詳しく知ることができました。
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立山駅を16時17分に出発する富山地鉄電車に乗って電鉄富山駅に向かいます。
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車内は昭和の雰囲気が漂っています。個人的には最近の固めのシートよりふかふかのシートの方が好きです。
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成願寺川を渡ります。今回の学習会を通じて、川と流域の人々の共生を考える気づきを得たことは大きな収穫でした。
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立山駅から1時間10分、17時27分に電鉄富山駅に到着。
電鉄富山駅 駅
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ホームには特急のヘッドマークなどが並んでいます。
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富山駅ナカの「立山そば」で白えび天そばをいただきます。
立山そば JR富山駅構内店 グルメ・レストラン
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往きと同じく富山駅から金沢駅までは北陸新幹線、金沢駅から新大阪駅までは特急サンダーバードで帰途につきました。車内では金沢駅で買った弁当に地ビールを楽しみました。(おわり)
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この旅行記へのコメント (2)
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- batfishさん 2020/01/19 23:54:34
- 面白いですね
- Islanderさん こんばんは!
大人の社会科見学という感じのツアーですね。
以前、関電主催の黒部ルート見学会に参加したことがあるのですが
申し込みや抽選方法、ヘルメット着用などよく似ていますね。
立山カルデラは夏に折立~薬師岳~五色が原~室堂を歩いた際
荒々しい姿を上部から見たのですが、今回参加されたツアーは
下から仰ぎ見ると同時に砂防対策についての理解を深める
ことができるのですね。とっても面白そうです!!
その山行の帰りに立山駅で下車し、1泊したのですが
砂防博物館なんてまったく知りませんでした。
と先ほど夫に話したら、夫はその存在を知っていたと…
さらにIslanderさんが乗車されたトロッコも見たというのです。
このツアーについてもとても詳しくて以前より興味をもっていて
私にもその話をしたことがあるというのですが…(^^;
やはり百聞は一見に如かずですね。Islanderさんの旅行記で
拝見してようやく理解が追いつきました。
機会があったら参加してみたいです。ご紹介ありがとうございます!!
batfish
- Islanderさん からの返信 2020/01/22 20:25:22
- Re: 面白いですね
- batfishさん
いつもご覧くださり、また、コメントありがとうございます!!
関電黒部ルートの見学会に参加されたことがあるのですね。こちらも、なかなかの人気のようで、これまで何度も応募してきましたが当選したことはありません。今年もチャレンジしようと思っているところです。
今回は天気に恵まれず、展望台ではガスでカルデラ内部の全体像を見ることができませんでした。しかし、学習会の最初に博物館のジオラマや映像で詳しい説明があり、カルデラ内部での土砂崩壊や江戸時代の大災害について理解を深めることができました。
なんといっても砂防工事軌道の乗車はとても貴重な体験です。普通の鉄道にはない18段連続のスイッチバックやあり得ないぐらいの急勾配、急カーブは鉄道ファンの方でなくても驚くことでしょう。関電黒部ルートと比べると当選確率は高いのではないかと思いますので、是非参加をオススメします。
Islander
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