2019/11/01 - 2019/11/09
3916位(同エリア6773件中)
おはぎさん
ルネサンスを中心に、イタリアの歴史・諸芸術に触れる9日間の旅を敢行してきました。今回訪れたのはローマ、フィレンツェ、ラヴェンナの3都市。行き先は完全に史跡や美術館に絞ったため偏りマックスの旅程でしたが、個人的には大満足の旅でした。
【旅程】
1日目:成田空港~フィウミチーノ空港
2日目:ローマ観光(スペイン広場、ボルゲーゼ美術館)
3日目:ローマ観光(コロッセオ、パラティーノの丘、フォロ・ロマーノ、カピトリーニ美術館、ヴィットリアーノ、パンテオン)
4日目:バチカン観光(バチカン美術館、サン・ピエトロ大聖堂、サンタンジェロ城、トレヴィの泉、ナヴォーナ広場)
5日目:フィレンツェ観光(サン・マルコ修道院、メディチ家礼拝堂、サン・ロレンツォ教会、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会、アカデミア美術館)
6日目:フィレンツェ観光(バルジェロ国立博物館、ドゥオーモ、クーポラ、ヴェッキオ宮殿)
7日目:ラヴェンナ観光
8日目:フィレンツェ観光(ウフィツィ美術館、サンタ・マリア・デル・カルミネ教会、ピッティ宮殿)
9日目:帰国
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3日目。今日はローマを代表する観光地を片っ端から巡る予定です。当初のイメージはこんな感じ。
①コロッセオ
②パラティーノの丘
③フォロ・ロマーノ
④カピトリーニ美術館
⑤ヴィットリアーノ
⑥サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会
⑦パンテオン
⑧ナヴォーナ広場
完全に詰め込みすぎですがそれは承知なので、死ぬほど歩く覚悟で出かけました。まずはSpagna駅からColosseo駅に向かいます。ローマの地下鉄ってなんか暗くて結構怖いですね。あとColosseo駅は地下鉄B線なので、途中Termini駅で乗り換えましたが、それでも15分ほどあれば着けました。 -
Colosseo駅着!駅出たらドーン!すごい!
さて、本日なのですが実は今月の第一日曜日。イタリアで第一日曜日と言えばそう、あらゆる施設の入場料が無料になる日なのです!ということでコロッセオも例に漏れず、通常18€(パラティーノの丘、フォロ・ロマーノ共通券の場合)かかるところがなんと無料。だがしかしその代わりに予約ができず、しかも全世界の観光客が同じことを考えているので、チケットを買うのに死ぬほど並ぶのが難点とのことでした。 -
そこで、とりあえず開場の8:30より前には着いてないといけないということで、8:10くらいに駅に着くようにいきました。事前リサーチでは、コロッセオのチケット売り場だとめちゃくちゃ並ぶからフォロ・ロマーノで買うべきとの知恵を得ていたのですが、この時点でコロッセオ正面のチケット売り場の列がそこまで長くなかったので、ひとまず妹がここに待機。私が試しにフォロ・ロマーノのチケット売り場に向かってみましたが、同じく先人の叡智を得た人々がすでに大量に並んでいたので、大人しくコロッセオ正面に戻りました。写真はフォロ・ロマーノ方面からコロッセオに戻る途中。朝日が神々しかったです。
結局10分も並ばずにチケット交換できたので、あんまり色々往復した意味はありませんでした!なんやねん! -
改めて正面から。いやー月並みですがあんだけ写真やテレビで見ていたものが目の前にあると感動ですね。そしてすでに人の列がやばい。
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コロッセオすぐ横の、コンスタンティヌス帝の凱旋門。私たちが並んだチケット売り場は、写真右手のこんもりした木でちょうど隠れたところのあたりにありました。
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いよいよ入場。チケットを買うのに並ぶ人と、チケットを持った入場者で列が左右に分かれています。ちなみに私たちがチケットを買うのに並んだのはこっちではありません、ここのすぐ向かい側です。ここはガチで大行列だったので並ばないほうがよさげでした。なんでみんなこっちに並ぶんだろう???
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厳しいセキュリティチェックを抜けて、いざ中へ!テンション上がるぜ~~
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入って正面には十字架がありました。後世の人がつけたんだそう。
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どこからか入り込んできたネコちゃん。
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中は階層が2段に分かれていて、比較的ステージ目線の階とスタンド最上部くらいの階、両方から見ることができました。うわ~こっから猛獣出てきたんか~すげ~
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2階に上がると、周囲の回廊(?)みたいな部分はちょっとした博物館のようになっています。当時の出土品がたくさん展示されていました。
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上からの景色。全体がよく見渡せます。
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遺跡大好き人間なので、こういう時の流れを感じる建造物ほんとたまらんですな。
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下もよく見えます。
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この時点でおよそ10:00。すげー人。やっぱり観光は朝イチが正義。ということでコロッセオはこの辺にして、パラティーノの丘に向かうことにしました。この凱旋門の向こう側の道をずっと歩いていくと、通り沿いに入り口があります。
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入り口。左右でフォロ・ロマーノに行くか、パラティーノ方面に行くか選べます。我々はとりあえずパラティーノの丘へ。
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はー最高!見渡す限りの遺跡!
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最高!!
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100点!!
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パラティーノの丘は当時の貴族の居住地で、まあいわゆる豪邸が立ち並んでいたということなんでしょう。規模感がすごい。
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ここはなんか広場みたいな空間になっていて、周囲をぐるっとめぐることができます。
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広いです。
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この広場を上から見るとこんな感じ。
この調子で当時の遺構が延々と続きます。順路に従って黙々と歩いていくと… -
これはもしや…フォロ・ロマーノ…!!
ついにここまでやってきてしまった。 -
見てくださいこの装飾。1億点ですね。
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元老院、要は政治の中心地があったのがこのフォロ・ロマーノなわけですが、あんな人やこんな人もこの辺を歩いていたのかな~と思うと気が遠くなります。高校生の時にかの有名な塩野七生さんの『ローマ人の物語』を読んでなぜかどハマりし、受験勉強そっちのけでカエサルについて調べていた私からするともう聖地そのものです。
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いいね~
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よくこんなものが2000年も残っていたものです。
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これは敷地の隅にある「セプティミウス・セウェルスの凱旋門」。
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お分かりいただけただろうか…
この内側に限らず、全面がこれでもかと浮き彫りで飾られています。 -
本当はこの上に登りたかったんですけど道が分からなくて辿り着けませんでした。
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天気が心配でしたが、ここまではなんとかもってくれました。めでたし。
ここまでで一旦コロッセオ周辺とはお別れし、ちょっとずつ西に進んでいきます。 -
フォロ・ロマーノの出口から歩いて5分~10分ほどで、カンピドーリオ広場の後ろ側にたどり着きます。こんな感じの道を抜けていくと…
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カンピドーリオ広場に到着。ここはミケランジェロが設計したことでも有名です。ちなみにフォロ・ロマーノから来ると、マルクス・アウレリウスの銅像の奥、正面の建物の横っちょの道から出てくる感じになります。
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こちらが広場中央の銅像の左右に並ぶカピトリーニ美術館です。このまま入ろうかと思いましたが、天気が怪しかったため、先に屋外のヴィットリアーノに行ってしまうことにしました。また後で。
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カピトリーニ広場の入り口から出て下ると、大きなロータリーにぶち当たります。そのまま右手に歩いていくと…
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でかい!!大きすぎてだんだん見えてくるというより唐突に視界に現れるといった感じです。真下にいると遠近感がわからなくなります。
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人ちっさ。
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登っても登ってもあまり近づいてこない感じがします。
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サイドから登って…
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でかすぎですね。人が小さいのか?
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しかし見晴らしは最高。やはり高いところはいいですね。
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ヴィットーリオさんはこうしてずっとローマの人々を見守り続けてきたんですね~。
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人が写っていないともはやサイズ感が不明でした。
さて、天気も怪しくなってきたところでこの辺りは退散して、カピトリーニ美術館へ舞い戻ります。 -
正面から入るとこんな感じ。結構な登りです。
カピトリーニ美術館は別に予約なしでも入れますが、この日は日曜だったからかかなりチケット売り場に並んでいました。勝手がわからなかったのでとりあえずネットでチケットを買って行きましたが、正解だったと思います。特に引き換えも要らず、プリントアウトしたバウチャーを入り口のチケットもぎりのおばちゃんに渡したらそのまま入れてくれました。実際並んでもたいした時間じゃなかったかもしれませんが、精神的にはこっちの方がいいと思います。
さて、無事スムーズに入場したら荷物をロッカーに預けて、鑑賞開始。 -
有名な『カピトリーニの雌狼』。この像は狼と子供で作られた年代が実は違うようです。知らなかった。
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さて広場にもいらっしゃったマルクス・アウレリウスさんの本物。ここだけ急にやたら現代美術館みたいな内装になって戸惑いましたが、とてもかっこよかったです。
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コンスタンティヌス帝の頭部。実際の人間の頭はこの人の目ん玉の大きさほどもありません。
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中庭。
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そこにある石頭。
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なんとなんと、カピトリーニ美術館からフォロ・ロマーノが見えるんですね。確かに下からもこっちが見えていましたが、まさかその部分が美術館だとは思いませんでした。もうフォロ・ロマーノも閉まった時間帯だったので人っ子一人いなくて、なんだか当時にタイムスリップしたような風景でした。
さて、色々素晴らしい作品を見させていただきましたが正直言って体力の限界もやってまいりました。あとはさすがにタイムリミットということで、この後予定していたサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会は泣く泣く諦めることに。天気も私と同じく限界だったようでこの辺からだいぶ降ってきたので、今日は残りパンテオンを見て、帰ることにしました。 -
もう日も暮れてきたタイミングでパンテオンに到着。並ぶことも全くなく、スムーズに入れました。
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空の色が不思議でした。そして見事にここから雨が土砂降っていましたね。いつか晴れた日中にも行ってみたいものです。
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偉人のお墓などが並ぶ厳かな空間。最後にいいものを見れました。
この日はこのまま徒歩でホテルに戻りました。明日はいよいよヴァチカンへ。ワクワクする間も無く、あまりの疲れに赤ちゃんみたいな時間に寝てしまいました。おやすみなさい。
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