天平への回帰　興福寺

2019/12/17 - 2019/12/17

301年ぶりに再建され2018年10月に落慶法要が行われた中金堂（ちゅうこんどう）を見てみたくて奈良の興福寺へ行って来ました。

エリア 奈良市(奈良)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日のスタートはJR大阪駅です。環状線で鶴橋駅へ行きます。

大阪駅 駅

編み目模様の阪神百貨店はリニューアル工事中です。

JR大阪環状線 乗り物

雨が降っています。大阪から鶴橋まで約16分、もうすぐ鶴橋駅です。

JR大阪環状線 乗り物

近鉄電車のりかえ専用改札

鶴橋駅 駅

東花園　大和西大寺　奈良方面

鶴橋駅 駅

特急、快速急行、急行、準急、区間準急、普通があります。
奈良へ行くには、急行と快速急行が良さそうです。

鶴橋駅 駅

生駒山の麓まで住宅地が広がっています。

近鉄奈良線 乗り物

新生駒トンネルに向かって坂を上ります。

近鉄奈良線 乗り物

近鉄は、大阪、奈良、京都、三重、愛知を結んでいます。

営業キロ数1位は近畿日本鉄道、2位は東武鉄道、3位は名古屋鉄道

近鉄奈良線 乗り物

鶴橋から約35分で近鉄奈良に着きました。

近鉄奈良駅 駅

東出口から徒歩で興福寺へ行きます。

近鉄奈良駅 駅

Welcome to Nara 　ようこそ奈良へ！

近鉄奈良駅 駅

記念写真の撮影スポットです。

奈良 薬師寺　国宝 東塔　大修理落慶法要　令和2年4月22日～26日

近鉄奈良駅 駅

地上に出ました。

近鉄奈良駅 駅

行基菩薩像

興福寺は近鉄奈良駅から徒歩で5分です。

奈良と言えば鹿

世界遺産　古都奈良の文化財

興福寺、東大寺、春日大社、春日山原始林、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城宮跡の8資産が1998年、世界遺産に登録されました。

興福寺 寺・神社・教会

中金堂再建工事等は平成21年(2009)から行われています。

興福寺 中金堂 寺・神社・教会

中金堂平成再建工事　これは平成25年(2013)5月の写真です。

興福寺 中金堂 寺・神社・教会

中金堂の拝観料は大人500円

興福寺 中金堂 寺・神社・教会

中金堂の落慶法要が2018年10月に行われました。

興福寺 中金堂 寺・神社・教会

金色に輝く一対の鴟尾(しび)は、高さ2.03m、重さ1.1tあるそうです。

興福寺 中金堂 寺・神社・教会

仏像の撮影は禁止です。

興福寺 中金堂 寺・神社・教会

これは拝観料を納めた時にいただいた説明書の写真です。

手前が薬上(やくじょう)菩薩、中央が釈迦如来(しゃかにょらい)坐像、奥が薬王(やくおう)菩薩です。右端に法相柱(ほうそうちゅう)が見えます。

興福寺 中金堂 寺・神社・教会

中金堂は南向きで、正面に中門があったそうです。

興福寺 中金堂 寺・神社・教会

左側(東)には、東金堂(とうこんどう)と五重塔が建っています。

興福寺 中金堂 寺・神社・教会

右側(西)には、南円堂(なんえんどう)が建っています。

興福寺 中金堂 寺・神社・教会

東面回廊の礎石が並んでいます。

興福寺 中金堂 寺・神社・教会

中門・回廊復元平面図

中金堂と中門は、回廊で結ばれていました。

興福寺 中金堂 寺・神社・教会

経蔵(きょうぞう)跡　礎石が残っています。

大きな屋根の建物は講堂です。

興福寺 中金堂 寺・神社・教会

鐘楼(しょうろう)跡　礎石が残っています。

興福寺 中金堂 寺・神社・教会

南大門跡　南大門は再建計画中とのこと。

興福寺 寺・神社・教会

南大門跡から見た中金堂

興福寺 寺・神社・教会

興福寺 境内案内図　中金堂を中心に建物が配置されています。

興福寺は、天智8年(669年)に藤原鎌足が重い病気に患った際、夫人の鏡女王(かがみのおおきみ)が夫の回復を祈願し、釈迦三尊を安置するために造営した山階寺(やましなでら)を起源とするそうです。

興福寺 寺・神社・教会

国宝　興福寺五重塔　室町時代　高さ50.1m

壬申の乱(672)の後に飛鳥に移り、地名をとって厩坂寺(うまやさかでら)となり、平城遷都の際、和銅3年(710)藤原不比等によって移されるとともに、「興福寺」と名付けられました。

興福寺五重塔 寺・神社・教会

天平2年(730)に光明皇后が創建。現在の塔は応永33年(1426)に再建。

興福寺五重塔 寺・神社・教会

初層の須弥壇(しゅみだん)に、薬師三尊像(東)、釈迦三尊像(南)、阿弥陀三尊像(西)、弥勒三尊像(北)が安置されています。

興福寺五重塔 寺・神社・教会

国宝　東金堂(とうこんどう)

興福寺東金堂 寺・神社・教会

東金堂の券売所、阿修羅像は国宝館にあります。

興福寺東金堂 寺・神社・教会

拝観料は、東金堂が300円、国宝館が700円、共通券は900円です。

興福寺東金堂 寺・神社・教会

東金堂　ここも堂内は撮影禁止です。

興福寺東金堂 寺・神社・教会

拝観券に堂内の写真があります。

本尊は薬師如来坐像、向かって右が文殊菩薩坐像、左は維摩居士坐像

興福寺東金堂 寺・神社・教会

国宝館の前にある大きな看板

興福寺国宝館 美術館・博物館

国宝館

興福寺国宝館 美術館・博物館

左が入口、右が出口になっています。

興福寺国宝館 美術館・博物館

国宝館の八部衆立像　中央が阿修羅像です。

興福寺国宝館 美術館・博物館

三条通へ出ました。

興福寺 寺・神社・教会

52段の階段を降りると猿沢池です。

猿沢池 名所・史跡

池の周りに露店が並んでいます。

猿沢池 名所・史跡

五重塔が猿沢池に映っています。

猿沢池 名所・史跡

猿沢池から階段を上がると

興福寺 寺・神社・教会

重要文化財 南円堂(なんえんどう)　10月17日(大般若経転読会)のみ開扉

興福寺 南円堂 寺・神社・教会

国宝　三重塔　　7月7日(弁財天供)のみ開扉

興福寺三重塔 寺・神社・教会

興福寺境内整備計画　第１期整備事業

平成10年～38年、28年間という長期計画です。

興福寺 寺・神社・教会

興福寺境内整備計画

中金堂の回廊や中門が基壇整備中、南大門が再建計画中、北円堂の回廊再建計画中になっています。

興福寺 寺・神社・教会

駅に戻ります。行基菩薩像の後ろに「リニア時代は、奈良時代」

「リニア中央新幹線　早期全線開業へ」

大阪までの全線開業は2045年が予定されていますが、財政投融資を活用して最大8年の前倒しを目指しているそうです。

地下にある近鉄奈良駅へ行きます。

近鉄奈良駅 駅

平成21年(2009)から阪神なんば線で神戸三宮へ行けるようになりました。

鶴橋駅から環状線でJR大阪駅へ行って帰りました。

近鉄奈良駅 駅