二度目のセントマーチンその３

2019/12/02 - 2019/12/09

2015年3月に初めてセントマーチンを訪れ、感動して再訪を誓ったものの2016年にKLMのジャンボ撤退に続き、2017年のハリケーンによる壊滅的被害と訪問出来ませんでした。

2014年にセントマーチンに行く為に、アメックス・デルタゴールドカードを作成し、デルタのゴールドメダリオン会員資格を得ましたが、資格維持ルールの改定でゴールド資格も2019年12月までなった事もあり、保有マイルを使っての再訪となりました。

ただ、成田発の日程では特典航空券の必要マイル数がばか高だったことからICN発で手配し、ICNまではANAの特典航空券を使うことで旅することになりました。

よって今回の行程は
12/2 羽田-ANA-福岡
12/3　福岡-OZ-ソウル-DL-ミネアポリス
12/4　ミネアポリス-DL-ニューヨーク（JFK）
12/5　ニューヨーク（JFK）-DL-セントマーチン
12/7　セントマーチン-DL-ニューヨーク
12/8　ニューヨーク-CI
12/9　-台北-CI-ソウル-OZ-成田
となりました。

その３はニューヨークのTWAホテルをご紹介します。

エリア ニューヨーク(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

時差ぼけで2時半に起きてしまいその後寝たり起きたりを繰り返しているうちにチェックインの時に依頼していた4時半のモーニングコールが鳴り、ベットから起きて身支度をします。

今日は6時55分発のDL2032便でJFKに向かうので、ロビーに降りてサービスのコーヒーを飲みながらホテルを5時発のシャトルバスに乗り込みます。

空港には10分程で到着して昨晩チェックしておいたデルタのSKY PRIORITYカウンターでチェックインを済ましてセキュリティチェックを受けます。
X線検査の前では犬による違反物の持ち込みが無いかのチェックの為、2人づつゆっくり歩くと言う検査がありました。
爆発物を嗅覚で見つけるのでしょうかね。

ミネアポリス セントポール国際空港 (MSP) 空港

さて今日はアップグレードになるかなと期待していましたが、デルタアプリで確認するとファーストクラスの空席は2席。それに対してアップグレードの序列順位は4位です。
うーん、これは厳しそうです。

72時間前からコンフォートプラスからも座席を選べたのですが、Exit-Rowを確保していたので変更しませんでした。

今日は国内線移動だけなのでラウンジも使え無いので、C4ゲート前で売店で買ったサンドイッチで朝食にします。
うーん、パンがパサパサで美味しく無いなぁ～。

DL2032便はB717型機(N977AT)で昔で言うMD95です。MD95も乗る機会は殆どないですから個人的には嬉しい機体です。

搭乗開始となりましたが残念ながらアップグレードされる無く、搭乗となりました。
でも、ファーストクラスは満席でガタイの大きい人ばかりでしたから、居心地は良くなかったかも知れません。

今日も前席な無い非常口シートですからゆったり感が違います。定刻より早くドアクローズしてプッシュバックが始まり、RWY30Rから6:59に離陸しました。

この機体はレジからも判るように、元AirTran Airwaysの機体です。
だからかと言うわけでは無いのですが、かなりくたびれ感のあるキャビンで、まさしくアメリカの「バス」です。

国内線ですがフライト距離が900マイル以上なのでドリンクとスナックのサービスがあります。
Cheezitと言うチーズの乾燥スナックでしたが、結構美味しかったので、日本に帰る時に買って帰ろうっと

日本の国内線でも昔は茶菓子のサービスがあったのですが、競争が激しくなるとコスト削減で無くなったのに、アメリカの国内線ではスナックのサービスがあるのです。
うーん、日本の航空会社も見習って欲しいな(笑)

今日は天気が良くないようでニューヨーク上空は雲で覆われていました。
今日のRWYはどっちだと下界を眺めていると北東側からアプローチし、RWY22Lに10:11に着陸しました。

DL2032は定刻よりも早くターミナル2のC61スポットに到着します。
ターンテーブルで待っているとスマホのアプリに荷物がターミナルに着いたこを知らせるメッセージが来ました。
荷物がいつ出てくるか待っているときにはこれは便利な機能です。
少しすると荷物が出てきて無事に回収して、AirTrainの駅に向かいます。

デルタスカイクラブ (JFK空港ターミナル2) 空港ラウンジ

ターミナル5駅で下車するとTWA HOTELへの案内が出ておりその標識に従いエレベーターで地上に降りてホテルに向かいます。

チェックインはセルフサービスのキオスクで行います。タッチパネルの表示に従って手続きをしますが、判らなければスタッフが手伝ってくれます。

ホテルのHPによれはチェックインは15時ですが、ミネアポリスから到着したのが11時でしたがアーリーチェックイン出来たのは良かったですが、結構TWAホテルは良いお値段です。
Runway Viewルームを予約しましたが、事前支払いでも税サ込で302.42ドルです。
ただ価格変動制なので予約後に調べたら、一時的に50ドル位安くなった事もあり、宿泊時には予約のタイミングを考える必要がありそうです。
今回は特典航空券利用でしたから、ココに泊まれましたが、次回はこの値段だと厳しいかな。

今回アサインされたのは756号室で、チェックインのときに貰った案内図を見ながら部屋に向かいます。
ロビにはパタパタ式の案内があり、1960年代を感じさせる表示で、JAL2便東京行があります。
2便ということはもしかしてJALの世界一周便かな？

でもカタールとウェストジェットは年代が違うような（笑）

案内係も当時のコスプレで雰囲気をだしています。
さて早く部屋にと向かいますが、

そして、ロビーからは中庭に鎮座するコンステレーションが見え、テンションが上がります。

お上りさん状態で部屋へ向かうエレーベーターを探します。
エレベーターは赤い絨毯の近未来的？な通路の途中にありました。

エレベーターに乗ると足元には金色のTWAのロゴが輝いていました。こういうニクイ演出が良いです。

7階でエレベーターを降りて756号室に入ります。

おお、なかなか良い部屋じゃないですか！部屋にはTWA時代のポスターが飾られています。
うん、変な絵が飾ってあるより全然いいです。個人的には・・・

部屋のインテリアの1960年代を模倣しています。こういう黒電話も懐かしいなぁ
それもちゃんと使えるようになっていて、ホテルからの通話は無料になっています。
まあ今どき、固定電話から電話することも殆どないですけどね。

ていうか今の子供達はこのダイヤル式の電話を使えるのだろうか？

机の上にはスナックが置かれていますが、どうもサービスでは無く有料の様で価格はホームページを見ろと書かれてます。
うーん面倒な。なので手を付けないようにします。

そして部屋の目の前はジェットブルーが使うターミナル5です。

そして部屋からはRWY22-04が見えます。

もうテンション爆発です。うぉーすごいぞと奮発した甲斐があったぞ～
早速、カメラを取り出して撮影です(笑)
ただ、部屋は騒音防止の為、ぶ厚いガラス(3cm以上あるかな)の2重構造になっていてガラスとレンズが離れると偏光して写真がボケてしまいますので部屋からの撮影は結構難しそうです。

さて、今朝はサンドイッチだけだったのでお腹も空いたので、まずはお昼にしてそれから撮影にしようと、再びロビーに戻り中2階のレストランの「Paris Caf?・」へ。

ロビー屋根がドーム状になっていて曲線美とロビーカフェの赤いシート絨毯が映えます。

オープン直後は予約なしで入れなかったり、サービスが悪いだのと言う口コミが多かったですが、流石に半年もたって落ち着き予約なしでも入れました。

ただメニューの品数は少なく、もう少し選択肢が欲しいところです。迷った末に選んだのは、エビバーガー（26ドル）です。

カウンター席からキッチンが見えるのでなんとなく開放感があります。
さてエビバーガーの方はちょっと食べづらい・・・ええいガブッといっちゃえ～

朝はサンドイッチだけだったので直ぐに完食。ポテトでお腹が膨れました。

部屋に戻る前にちょっとギフトコーナーを覗いてみたりと散策します。
TWAの乗務員の歴代制服コーナーを見たりとホテルの中も見どころがあり、泊まらなくても一見の価値はあります。

こんなビンテージカーも飾られていました。

中に出てコンステレーションとご対面。
中はバーになっているので夜にでも行ってみようかな

昔は4発プロペラ機で飛んでいたんですよね。それが1970年代に入ってジャンボジェットの時代にになって今があるわけです。
ちなみに背後のビルが宿泊棟です。

あれ、離陸機は31から上がったぞ。これはランウェイチェンジ？
急いで部屋に戻って撮影だ！

部屋に戻りカメラを準備して屋上のプールバーに向かいました。
屋上に温水プールがあり冬でも泳げるのです。さらにプールサイドは展望デッキにもなっていて空港が眺められるようになっています。
JFKでスポッティング出来る唯一の場所と言っても良いでしょう。

撮影レポートはこちらから。
http://blog.travair.jp/?p=17099

2時間程、屋上で撮影して結構冷えてきました。
露出もだんだん悪くなってきますので、切り上げて部屋に戻り、夕食と鉄分補給の為に外出します。
冬のニューヨークは16時をすぎるとかなり暗くなります。

ターミナル5駅からAirTrainのハワードビーチ行に乗ります。前回はジャマイカまで乗車したので、今回でAirTrainは完乗となりました。

エアトレインJFK 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

ハワードビーチ駅でMetoroCardを購入し地下鉄A線のRockaway Park行に乗ります。

地下鉄A線はFar Rockaway駅に向かうのですが、日に5本だけRockaway Park行があり、Googleで検索した時間通りに直通列車はやって来ました。
ダイヤ通りに来るとは素晴らしい。

ハワード ビーチ駅 駅

終点のRockaway Park駅までは空港の対岸を走り、滑走路越しにターミナルの明かりを見ながら運河を渡り、行き止まり式の終着駅の雰囲気が漂う、Rockaway Park Station Beach 116 Street駅に到着です。
乗ってきた編成は留置線に転線して明朝のダウンタウン直通列車になります。

17時半前ですがすっかり夜になった街に出て何箇所かピックアップしていた評判の良さげなレストランを見て周り、その中から地元の老夫婦らしきお客が入っていたイタリア料理の「Tiberio Di Mare」に入ってみました。

現金のみと書かれたドアを開けて、案内された席に座りメニューを見てどうしようかなと選んだのがボロネーゼのパスタにしました。
結構ボリュームもありソースが美味しく、パンにソースを絡めて食べてみたらこれまだ美味しく、満足する夕食になりました。

Rockaway beach周辺は大西洋に面した街で夏にはとても賑わうビーチらしいので明るい時間に街を歩いてみたいものですが、冬の日が短い時期ではどうしようも無いので夕食後はおとなしくホテルに戻ります。

帰りは直通が無いのでブロード・チャンネル行のこの区間を行き来する4両編成のS列車に乗って、終点で乗換となります。
あと一駅走ってくれればハワードビーチ駅でAirTrainに乗換え出来きるのですが、殆どが都心へ向かう乗客でしょうからね。

AirTrainを降りてジェットブルーのターミナル5をちょっと見物してからホテルに戻ってきました。

そうだコンステレーションのバーに行ってみようと機体の階段を上がってみると結構賑わっていました。
空いてる席もありましたが、機内の様子を見るだけにしました。

昔の飛行機はエンジニアが居てエンジンや機器のモニタリングや操作をしていましたが今では2人乗務が基本になりましたからね。

夜景が綺麗に見えると言うので再び屋上のプールへ。
驚いたことにこの寒さでプールで泳いでいる人が居ました。プールは温水なので温かいので湯気が出てる程です。うーん寒くは無いのかな？

屋上は三脚の使用が出来ませんので流し撮りするか手すりに上手くカメラを固定して短めのバルブ撮影しか出来ませんがそれなりに楽しめました。
これで寒くなければ長時間撮影したのですが、流石に寒くて30分ほどで撤収しました。

すっかり体が冷えてしまったのでシャワーを温かいシャワーを浴びます。
ちなみにバスタブは無くシャワーだけですが、結構広く使い勝手は良さそうでしたが、使ってみると排水が良くなかったです。

熱めのシャワーを浴びて体も温まったのでホテルのバスルーブを着てベットに横になると眠くなって来ました。
昨晩は時差ボケで良く寝れなかったからなぁ～

いよいよ明日はセント・マーチンです。